[竹下雅敏氏]金融崩壊は確実のようです。今度のものはリーマンショックどころではないと考えられ、相当な覚悟が必要だと思います。 〜ロンドンの金融街での自殺が多発!〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 この記事の状況を見ても、金融崩壊は確実のようです。今度のものはリーマンショックどころではないと考えられ、相当な覚悟が必要だと思います。金融崩壊に備えて毎日少しずつ預金を引き出し、現金を手元に置いておくことを勧めます。時事ブログをご覧になっている方の数はあまり多くないので、取り付け騒ぎになることはないでしょう。元世界銀行の法律部門の上級顧問を務めていたカレン・ヒューズ女史も、万一の保険のために金を購入しているとのことでした。ただ今さら金を購入しても最悪のケース、預金封鎖から財産税という形で持って行かれる可能性があります。今では金の購入者は政府に完全に把握されているからです。財産を没収されないために、賢明な人たちは金貨を購入していました。これなら美術品であるということとオークションで手に入れるので、誰が購入したかがわからないのです。しかしこうした事は金融崩壊を予測して10年前から準備していた資産家のみが取り得る対応です。
 庶民の場合は水と食料の確保が必要で、出来れば田舎に避難できる別荘を持っていることが望ましいとこれまで何度もお伝えして来ました。金融崩壊が来れば保険、年金などがすべて消えてしまう可能性があるので、こうした土地・建物といった現物資産が重要になって来るのです。ドイツが経験したハイパーインフレでは、卵を産む1羽の鶏が家1軒以上の価値があったと言われています。すなわち最後の最後には、土地を持っていてそこで野菜などが作れる者が勝利者なのです。こんな世界が来て欲しくはありませんが、最悪のケースを想定すべきなのです。またお酒、たばこ、塩、砂糖というような腐らない物、長期保存が可能な物は、物々交換(闇市場)では通貨として扱われるので重要です。私は確実に金融崩壊が来た時には、ウイスキー、ブランデーなどのお酒をたくさん買い込んでおきます。万一不用になったとしても酒好きな私としては将来の楽しみが残るだけなので、リスクはほとんどありません。様々な方面から警告されている事柄なので、準備を怠らないようにしてください。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ロンドンの金融街での自殺が多発!
転載元より抜粋)
http://theeconomiccollapseblog.com/archives/why-are-banking-executives-in-london-killing-themselves

(概要)
1月28日付け:
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今まで勤めてきた銀行の屋根から飛び降り自殺をする銀行家のニュースを聞くと、1929年の世界大恐慌が頭に浮かびます。

火曜日、ロンドンにあるJPモルガン欧州本社の副社長が自社ビルの33階(高さ約150m)から飛び降り自殺をしました。

目撃者によると、遺体からは多くの血が流れていたとのことです。日曜日には、ドイツ銀行の元幹部がロンドンのサウスケンジントンの自宅で首を吊って死亡していました。なぜこんなことが起きているのでしょうか?

最近、金融市場が少し落ち込み気味ですが、まだ金融崩壊が起きているわけではありません。

何か深いワケがあるのでしょうか。非常に不可解です。以下に記述する通り、最近、世界中で非常に不可解なことが立て続けに起きています。
高層ビルから飛び降り自殺をしたJPモルガンの幹部は39歳のアメリカ人、ガブリエル・マギー氏
です。彼は2004年にJPモルガンの投資銀行テクノロジー部門に加わり、2007年にアメリカからロンドンにやってきました。
彼の自殺はロンドン金融街を震撼させています。
彼はこれまでJPモルガンで巨額の富みを得ていたのに。。。なぜ自殺をしなければならなかったのでしょうか。
日曜日に首つり自殺をしたドイツ銀行の元専務のウィリアム・ブロエクスミット氏(58才)についても謎が多すぎます。
彼の死について、警察は他殺ではなく自殺と断定したそうです。彼は、先週金曜日に銀行を退職しましたが、共同CEOのアンシュマン・ジェイン氏と深い繋がりがありました。
さらに、先週、ロンドンの別の銀行(スイス・レインシューランス社)のコミュニケーション・ディレクターが死亡しているのが分かりました。死因は公表されていません。
冬の間、ロンドンは暗くて物憂いげな雰囲気が漂っています。そのため、何日も続く憂鬱な天気に慣れていない人たちは鬱状態になってしまうものです。


ただ、株式市場がすでに崩壊しているなら、彼らが自殺した理由は推測できます。世界は1929年に何が起きたかを覚えていますから。

歴史的に、銀行家は自殺する確率が最も多いと言われています。1929年の世界大恐慌時には1616行の銀行が破たんし、2万社以上の企業が倒産しました。その直後に20人の銀行家が自殺しており、さらに、100人の金融関係者が自殺をしています。
しかし金融市場はまだ崩壊していません。今のところ何とか安定を保っています。ではなぜ銀行家たちは自殺をしたのでしょうか。
さらに不可解な事件が起きています。
マット・ドラッジ氏は先日ツイッターで、エグジット・プラン(出口戦略)がある、とメッセージを流していました。
出口戦略とは一体何のことでしょうか。
火曜日に、ロシアの大手銀行が来週末まで預金者の現金引き出しを禁止しました。
最近、ルーブルの価値が急落していますが、ロシアでも銀行取付騒ぎが起きるのではないかとも言われています。
現在、複数の国々で、預金者が銀行からお金を引き出せないようになってしまっています。しかしロシアもそのような状況であるとは。。。驚くばかりです。

さらに、ドイツ中央銀行は、ユーロ圏で緊急支援が必要な破たん寸前の国々に対し、1度限りの富裕税を課すことを提案しています。これは何年も前からドイツ中央銀行が提案してきたことですが未だに受け入れられてきませんでした。なぜユーロ圏の経済が回復基調にあると報道されていながら、そのような提案を再度持ち出してきたのでしょうか。そして、なんと、IMFも同じような事を提案しているそうです。富裕層に対する10%の課税で、ユーロ圏の15か国の経済が2007年以前に戻ると言っています。
このような動きは、特に新興国の金融市場が混乱している中で、決して良い兆候ではないと感じています。

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