第4回 脾臓のチャクラと経脈

 仏像を見ると、指をいろいろな形に組んでいます。この組み方のことを手印(ムドラー)といいます。
 手印(ムドラー)の目的は、微細な身体エネルギーの操作です。これまで太陽と月の十二経脈の説明をしてきましたが、今回はこれらの経脈に関係の深い脾臓のチャクラのムドラーを紹介します。



1.チャクラ

 チャクラは人間の高次の身体の神経中枢に相当します。その中で、身体の脊柱に沿って位置する7つのチャクラはよく知られています。チャクラには【チャクラの根と花】のように、脊髄のチャクラ、神経叢のチャクラがあり、そして体表にチャクラからの気の出入り口であるツボがあります。



2.脾臓のチャクラ

 身体には7つのチャクラの他にも無数のチャクラが存在しますが、経脈との関連で非常に重要なチャクラは「脾臓のチャクラ(スプリーン・チャクラ)」です。脾臓のチャクラは、太陽からくるプラーナを身体に分散する働きをしており、太陽の十二系脈と月の十二経脈の運行を支配しています。脾臓のチャクラの位置と色は、【脾臓のチャクラの位置と色】のようになっています。



3.脾臓のチャクラのムドラー

  手印(ムドラー)を用いることによって、脾臓のチャクラからの気(プラーナ)の放出と吸収を誘導することができます。
 脊髄のチャクラと神経叢のチャクラの覚醒が起こると、それらのチャクラからたくさんのプラーナが放出、もしくは吸収されるようになりますが、そのためには、脊髄のチャクラから体表のツボまでのプラーナのルートを浄化して、プラーナの流れが滞らないようにしておく必要があります。
 脾臓のチャクラのムドラーのうち、体表のツボのムドラー(放出、吸収)は脾臓のチャクラの浄化に効果があります。従って、神経叢のチャクラと脊髄のチャクラのムドラーを行う前に、必ず体表のツボの浄化のムドラーをしなければなりません。

 以下に、脾臓のチャクラに対応する
  1)体表のツボのムドラー
  2)神経叢のチャクラのムドラー
  3)脊髄のチャクラのムドラー
を示します。



4.体表のツボのムドラー

指先が指のまたに軽く触れるように左右の手を組む。

[男性の場合]
 左手の指が下になるのが放出、右手の指が下になるのが吸収。

[女性の場合]
 左手の指が下になるのが吸収、右手の指が下になるのが放出。


男性:体表(放出)
左手の指が下
男性:体表(吸収)
右手の指が下
女性:体表(吸収)
左手の指が下
女性:体表(放出)
右手の指が下


5.神経叢のチャクラのムドラー

左右の指先が一つずれるように全ての指先を合わせる。

[男性の場合]
 左手の小指と右手の親指が接するのが放出、
 右手の小指と左手の親指が接するのが吸収。

[女性の場合]
 左手の小指と右手の親指が接するのが吸収、
 右手の小指と左手の親指が接するのが放出。


男性:神経叢(放出)
左手の小指と右手の親指が接する。
左半身の太陽の十二経脈の活性。
交感神経系の緊張
男性:神経叢(吸収)
右手の小指と左手の親指が接する。
右半身の太陽の十二経脈の活性。
交感神経系の弛緩
女性:神経叢(吸収)
左手の小指と左手の親指が接する。
左半身の太陽の十二経脈の活性。
交感神経系の緊張
女性:神経叢(放出)
右手の小指と左手の親指が接する。
右半身の太陽の十二経脈の活性。
交感神経系の弛緩


6.脊髄のチャクラのムドラー

手の指を広げ、左右の指を互い違いに組む。

[男性の場合]
 左手の指が下になるのが放出、右手の指が下になるのが吸収。

[女性の場合]
 左手の指が下になるのが吸収、右手の指が下になるのが放出。


男性:脊髄(放出)
左手の指が下になるように組む
左半身の月の十二経脈の活性。
副交感神経系の緊張
男性:脊髄(吸収)
右手の指が下になるように組む
右半身の月の十二経脈の活性。
副交感神経系の弛緩
女性:脊髄(吸収)
左手の指が下になるように組む
左半身の月の十二経脈の活性。
副交感神経系の緊張
女性:脊髄(放出)
右手の指が下になるように組む
右半身の月の十二経脈の活性。
副交感神経系の弛緩