宗教学講座 初級コース 第202回 プロティノス(魂、自然、宇宙)

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  • 1. テーマ:プロティノスの"魂"、"自然"、"宇宙"とは
  • 2. プロティノスの矛盾した死生観
  • 3. プロティノスの自然観
  • 4. プロティノスの宇宙観

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概要

プロティノスは、一者、ヌース、魂、自然、そして素材という一本の系列が、一者から次々と生まれてくるという形で哲学を構築しており、前回大まかな部分は魂の所まで説明した。今回はもう少し詳しく魂の部分に焦点を当て、自然、そして宇宙というものをどう捉えているかを読み解いていく。

目次

1.プロティノスを読み解いていく際の注意点 (00:00:00)

プロティノスの哲学を読み解いていく中で、丁寧に読み込まなければいけない部分を指摘し、解説で用いている「プロティノスの宇宙論」という図の中で、本来プロティノスの記述にはないが、私が独自に手を加えた部分についての理由を述べる。そして哲学の真の理解とはどういうものなのか、又、この後に取り上げる神智学の理解が本当に難しい理由を説明する。

2.魂についての世界観 その1.全霊、宇宙霊、個霊 (00:17:53)

全霊、宇宙霊、個霊についての概念を、狭い意味で言っているのか広い意味で言っているのか、またそれぞれの注釈によって異なる意味で使われている言葉を正確に押さえながら、詳しく読み解いていく。その中でプロティノス、或はプラトンの思想の矛盾している部分を検証し、また私の見解も交えながら、人々を支配、コントロールすることを正当化する流れの最大の根源となっている思想を考察していく。

3.魂についての世界観 その2.理性魂、動物魂、植物魂 (01:18:18)

プロティノスの死生観を見てみると、別の所で、自然が動物とか植物を造ったとする見解とは明らかに矛盾しているのがわかる。その矛盾点を詳しく検証し、人間は理性魂、動物魂、植物魂全部を持ち、動物は動物魂だけ、植物は植物魂しか持っていないという論説がいかに浅薄な人間の優位性を説くものであるかを考察する。又、彼らが霊的なものを正しく理解出来ていないことから生じている誤った部分を、霊的科学に基づいた事実によって正していく。

4.自然についての世界観 (01:57:13)

プロティノスの思想では、一者からの流出、知性からの流出、魂からの流出、そして自然界への流出と上から下へ常時流出しており、それは今でも、そして永遠に続いていくとする。だからイデア界が永遠であるように宇宙も永遠であると説く。しかしその思想には下から上への流れが欠落しており、その欠けている部分が示す重要な概念を解説する。

終わり(02:06:57)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

  • 「エネアデス(抄)Ⅰ.Ⅱ」 プロティノス著 中公クラシックス
16才、20世紀最大の天才物理学者、20才、27才、4種、AKB、AかAでないか、NSA、「エロスについて」、「ティマイオス」、「パイドロス」、「ミュータントメッセージ」、「国家」、「話しを聞かない男、地図を読めない女」、お天気の井田さん、お金、アインシュタイン、アトランティス、アナウンサー、アニメ、アマゾンのインディオ、アーティスト、イグアナ、イチロー、イニシエーション、イニシエート、インド、ウクライナ、ウラノス、エゴ、カトリック、カルマ、カルマの法則、ガラクタ、ギリシャの哲学、クロノス、コンクール、コンプレックス、サナカ、シークレット・ドクトリン、ジュワル・クール覚者、スキャンダル、スタンザ、ストア派の哲学、セット、ゼウス、ソクラテス、ダイモン、ダム、ダンサー、チベット密教、テニスの選手、トカゲ、ニスユニバース、ニューワールドオーダー的、ネオ神智学、ノーベル賞級、ハイアラーキーの覚者、バレエ、ピュシス、ファッションショー、フットボール、フリーメーソン的、ブラバッキー、プネウマ、プラトンの思想、プログラム、プロレスラー、ヘルメスポイマンドレース、ベンジャミン・クレーム、ボディービル、マハット、ミトラ、ミトラ教、ミトラ教の思想、ミトラ教の神官マギ、ミニスカート、モデル、モーツァルト、ヤモリ、ヤン・リーピン、ラグビー、リード・ビーター、レプティリアン的、ロゴス、ロシア、ロリコン、上から目線、上位の者、下位の者、不定愁訴、不浄、世界卵、世界霊魂、中西征子さん、仁、位置関係、位階制、体型、健常者、傾向性、僧院、儒家、優勝、元服、光、前世、前世の大詩人、卒業、口述、合成体、合気道、国家観、圧倒的な精神性、地球の霊体、声楽、売春婦、変体、変態的な男性、大乗仏教、大年増、大泥棒、大物理学者、天上のアフロディーテ、太極拳、太陽、女性を共有、女性観、奴隷、妻ヘラ、孔子、存在のかなたにあるもの、存在の影、学者、宗教学功罪、家庭、家柄、容姿、導師、少年愛、左官、巨乳、巨大な石、差別、年増、弱肉強食、彫刻家、御神体、徳、思慮的部分(中間の部分)、性、性格、恒星天、息子、情念、惑星天、意識体、感性界、感性的部分(下の部分)、技術、指導的部分、文明人、日本人、星の魂、月天、朝日ちゃん、木こり、木の精、未開人、植物の精、欲望、歌、武術、母なる神、母ソフィア、気、水泳選手、江戸時代、漁師、潜在意識、火星、無執着、無意識、焦点、父ズルワーン、理性魂、生命体、生殖器官、白鳥、直知作用(ノエーシス)、直観、相撲、真の魂、真実在、知性界、知性的部分(上の部分)、石的、破壊、神、神智学協会、神話、神霊、童話的な世界、童顔、筋力、精霊、純粋霊魂、結婚観、統計学、絵画、美しい身体、美少年、美術、老化、老子、老荘思想、聖なる器、聖地、自己の上部、舞踊団、英知界、荘子、西洋の女性、見目形、解脱、認識主体(ヌース)、認識対象(ノエトン)、調和、論理的思考能力、負の遺産、財産、贍部洲、趣味、踊り、車いす、進化、達人、適齢期、野口晴哉、野球選手、金星、鉱物、雀、霊的な感性、音楽、2次元趣味、40代、9種的
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9件のコメント

  1. 参考になった(2)

    非常に内容の濃い講義でした。
    プラトンに向けられたメッセージを自分のこととして受け止め精進していきます。
    ありがとうございました。

    解脱への道は遠い・・・

  2. 参考になった(2)
    わらうりうまうみ on

    エネルギーの循環。
    滞らせないのが祈りだったんですね。!!!

  3. 参考になった(3)

    自分にはもうそんなに闇や悪はないと驕っていました。
    驕っていることすら、見えていませんでした。
    宗教学講座を丁寧にやる意味もようやくわかってきました。観ないと、隅々まで漏らさず観ないと、わたしは気づけませんでした。

  4. 参考になった(2)
    ぴょんぴょん on

    皆が平等に助け合って暮らす、完璧で調和のとれた美しい地球。
    そのありのままで幸せな地球を変えてしまった人間の浅知恵。
    その浅知恵の源がここにあったとは。

    「ものすごい狭い物差しを持っていて」落ち込んだり、いい気になったり・・って私だね。
    「上の人ほど差別感を持っていない」本当にそうだろうと思いました。

  5. 参考になった(2)

    8月6日ですね。広島の原爆投下のときの感動した話があります。防空壕の中で産気づいた妊婦さんを、その場にいた、お産婆さんが命からがら助け、赤ちゃんが生まれたと同時に力尽きて亡くなってしまったというものでした。命のバトンとは、こういうものなのだと、思いました。

    私が間違っていたのは、バトンが移ったら、自分はコメント欄から消えていいのだと思っていたことです。でもそれでは、調和もなにもないですよね・・・。

    私には、どうしても乗り越えられない課題があり、そのために転生に入っているのだと思います。ある意味で、私も障碍のようなものを持っているようなものです。

    自然のなかの美しい完成された調和と秩序に学びたいです。

  6. 参考になった(3)

    プラトンやプロティノスの負と思われる部分の解説が考えさせられました。私はどちらかというと老荘思想が好きな考えですが、現代に馴染まない思想と思われ、社会的には理想論として片付けられてしまうとも感じています。それだけ現代が人間中心、物、金中心の世界だとも言えます。そういった国家や企業中心の考え、今の日本が進みそうな方向性であり、くい止められるようにしたいです。

  7. 参考になった(4)

    あるものを失うから、あるものが成長するというのは、その通りだと思います。私の人生は、努力が報われなかったり、善意を仇で返されたりなどの繰り返しで、世間的には理不尽な人生に見えますが、その分、霊的には大きく成長できたし、現在も成長していますから。

  8. 参考になった(3)

    上から下へと流出するのは、自然の当たり前の姿だと思い込んでいました。

    下から上への流れとは・・・まるで天啓のようです。

    ありがとうございます。

  9. 参考になった(3)

    プロティノスの文章のところで、頭の芯から眠くなり
    竹下先生の解説のところで、また意識が戻ってくる・・・
    という感じでした^^;
    真実を観念で捉える人と、真実を生きる人の波動の差かな?とも思いました。

    一番最後の、竹下先生の祈りについての解説、
    まるで詩のようでした。
    心に深く響きました。