宗教学講座 中級コース 第6回 シークレット・ドクトリン(スタンザⅢ―1〜4:後半)

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  • 1. シークレット・ドクトリンと流出説
  • 2. 植物を抽象化した概念
  • 3. シークレット・ドクトリンを正す意図

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60分
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概要

前半で読み解いたスタンザIII-1〜4を、後半では植物の胚珠や鶏卵の構造を概念化し、流出論も総合して解釈する。また、マヌ法典が引用されているⅥ-1、III-8のブラヴァッキーの解説文を読み解く。インドの神話やヒンドゥー教の宇宙論を理解した上で見直すと、スタンザの支離滅裂さが浮き彫りになる。

映像編集者のオススメポイント

  • 世界の混乱は何が元になっているのか?チャネリング、新興宗教の実態などの鋭い解説はツッコミどころ満載で、久々(^_^;)に先生のお話に聞き入ってしまいました。秘教を変換すると、卑怯、悲況…。いまの政治屋さんとダブってしまう。 (ミルキーユ)

  • 難解なスタンザを徹底解説する意図を再確認。地球上の混乱の原因とも言える本当に厄介な代物だと思います。シークレット・ドクトリンが正当に評価されるためには、中級講座を多くの方に見ていただくのが一番だと思います。 (はっち)

  • 若かりし頃、ある新興宗教に片足を踏み入れたことがありました。今回指摘されていること、そのものスバリの実態で、今更ながら驚きました。無知でした。 (はちコ)

目次

1.復習:カルデアンオラクル、新プラトン主義の哲学思想 (00:00:00)

スタンザIII-3の中の「一条の光線となって…」の部分は、以前解説をしたカルデアンオラクルの一節と合致する概念である。またこのスタンザは、完全なる『一者』と不完全な物質界との関係性を説いた新プラトン主義の流出説のことを言っていることがわかる。

2.具体的なイメージで読み解くスタンザIII-1〜4の意味 (00:04:49)

胚種とは植物の胚珠をイメージしたと考えられる。実際に、植物とその種や鶏卵の構造、受精のプロセスをシークレット・ドクトリンに合わせて抽象化し、流出論も含め総合的に考え、スタンザIII-1〜4の意味を捉える。

3.スタンザⅥ-1とⅢ-8のブラヴァッキーの解説文 (00:23:33)

ブラフマーとはどういう存在なのか。インドの神話やサーンキヤ哲学から、神としての位置付けや概念を読み解く。インド的な宇宙論と神智学の宇宙論を対比すると、解説文は支離滅裂で、シークレット・ドクトリンの大元であるサナカ、サナット・クマーラの哲学が根本的に間違っていることがわかる。

4.地球上の宗教の現実 (00:47:11)

新興宗教は大元にチャネリングがある。チャネラーは自分とチャネリングソースとの関係を知らない。チャネリングによって小児性愛や儀式殺人が行われ、その大元の思想が秘教である。そこに私(竹下氏)がこの講義を行う意味がある。ピュアな団体か、闇の団体なのかを見極める2つの基準とは何か。

終わり(00:59:28)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

  • 「シークレット・ドクトリンを読む」H・P・ブラヴァッキー著、出帆新社
CIA、アシュター、アートマ、アーラヤ、イエズス会、エドガー・ケーシー、カルト、キリスト・ロゴス、キリスト教、サットヴァ、サルガ、スターシード、スヴァーヤムブヴァ、ゾラ、タマス、デミウルゴス、ナーラーヤン、パラブラフマン、ブッディ、プラジャーバティ、ヘカテ、マインド、マナス、マハット、ミトラ、ライトワーカー、ラジャス、ラーマリンガ・スワーミハル、レア、ローマ法王、ワンダラー、ヴァーチ、ヴィサルガ、ヴィラージ、光の存在、原初の水、宇宙意志、宇宙意識、悪魔崇拝、生贄、目に見えない衣、第二の創造者、聖霊、胚、胚のう、霊的トリアッド
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5件のコメント

  1. 参考になった(3)

    私も若かりし頃、友達に誘われてある新興宗教に入信いたしました。
    私はさほど熱心ではなかったのですが、友達家族は全員入信しており、今でも活動しています。
    今、思えば、神とか光とかそういう類いの言葉を羅列しており、壊れたテープレコーダーの様でした。
    政治的には関与していない様ですが、全国各地に進出し、建物がどんどん立派になっています。

    福島の震災後から私自身、思うところがあり、一度も足を運んでいませんが、恥ずかしながら、年会費は収めていました。
    今回のお話を聞き、脱会する決心をいたしました。

    こういう小さな事からやっていかないと、人類の目覚めと勝利はないのですね。

  2. 参考になった(3)

    とてもわかりやすかったです。

    19:00頃の宇宙空間に浮かんでいる卵の絵を使った父−子−母の解説で使用している
    ドットを粗くしてある図は、量子的な一かけを表現しているのではないかと勝手に感動しています。
    また、コブラの神智学体系の図表とヒンドゥー教の神話の両方が完全に合致したときは感動しました。
    ますます、意識原理の正しい展開を早く知りたいと思いました。

    以前「第45回ギーターの年代」や「第52回ヒンドゥー教の成立と特徴」で解説された
    前332年の天界のクーデター後の、ヒンドゥーの神々と、サナカやサナト・クマーラの役職(地位)を考えると、
    ひょっとしたら、神智学よりもヒンドゥー神話の方が、哲学的レベルがまだ高いのではないかとも思いました。

    続きの講座が楽しみです。ありがとうございました。

  3. 参考になった(2)

    個人レベルのモナドから宇宙レベルの宇宙心素とか宇宙理知とか宇宙意思は生まれないとのこと。個人の中に宇宙がないなら、そうだと思います。

  4. 参考になった(1)

    竹下先生 ありがとうございました。

    この講座を3回視聴させていただきましたが、神智学もブラヴァッキー夫人も、
    宗教学講座で初めて知った私には、シークレット・ドクトリンも知る由もなく、
    三位一体の図と竹下先生のスタンザの詳しい解説がなかったら、分かりにくくて
    お手上げです。
    ただ、宇宙を産み出す大元を表現した、一者・無極聖母はわかります。
    産むのは母なんですから。父の働きもあってのことですが。
    宇宙に存在する生命体というのは、どんなにミクロなものでも、宇宙の成り立ちの相似形
    と考えても良いのでしょうか?

  5. 参考になった(3)

    すべての新興宗教の大本はシークレットドクトリン・秘教のチャネリングにある。新興宗教のうさん臭さはここで学ばせていただく前に感じてはいました。新興宗教の家庭に生まれた身として複雑な立場ではありますが心を見つめ、周りとの調和に努めガヤトリーマントラ・愛のマントラを日々唱え精進あるのみと思っています。そのうちに情報の開示が進んで宗教そのものがありかたが見直されますように・・と思っています。今回も学ばせていただいてありがとうございました。しかし・・様々な宗教がさまざまな言葉を使って同じ概念を説明しているためチンプンカンプンなのに比べサンキャ哲学のスッキリ感がたまらなくいいですね!