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中国の「ウクライナ和平案」を潰し、ウクライナでの戦争を何としても継続させようとしているイギリスとアメリカ 〜 ウクライナで勝利することを諦めて東アジアへの「転進」を図っているバイデン政権が、中国を破壊するための手先として考えているのは日本

竹下雅敏氏からの情報です。
 中国の「ウクライナ和平案」についてアントニー・ブリンケン米国務長官は、「世界は中国などの支援を受けたロシアが、思い通りに停戦するための巧妙な動きに惑わされてはならない」「国連憲章に従ってウクライナの主権と領土保全を確保するものでなければならない」と強調しました。また、ジョン・カービー報道官は、「会談で(ロシア・ウクライナ紛争の)停戦を呼びかけるようなことがあってもそれは受け入れられません」「プーチンに時間を与えれば、再攻撃を計画しようとする」と言っています。
 停戦をウクライナが決めることは出来ないわけです。この件に関してプーチン大統領は、“習国家主席がウクライナ問題について、中国の和平プランを見せてくれました。そしたら、その日に西側がウクライナに100万発の砲弾供与の話が出たんだ。そして次の日、我々の記者会見の直前に、イギリスの劣化ウラン弾供与の話が出た。まるで、西側が和平協議を潰したいのか、何かの影響を考慮したのか、まるで西側が和平プランを潰すようにわざとやっている印象でしたね”と言っています。
 プーチン大統領の話とこれまでの経緯から、ウクライナでの戦争を何としても継続させようとしているのはイギリスとアメリカだということのようです。
 イギリスのアナベル・ゴールディ国防閣外相は、「ウクライナに戦車『チャレンジャー2』を供与するとともに、劣化ウランを含む徹甲弾などの弾薬を供給します。こうした弾薬は現代戦車や装甲車を破壊するのにとても効果的です」と発言しました。
 プーチン大統領は、“装甲を貫通するために使われるもので、いわゆる放射性の粉塵が発生する。そうなるとこの兵器は当然最も危険な部類に入ります。ユーゴスラビアとイラクでこれが使われた後、専門家は地元住民に腫瘍性疾患の増加を認めました”と言っています。
 ところが、世に倦む日日さんのツイートによれば、「報ステの劣化ウラン弾の報道、驚いたな。世界中でどこでも使っている通常兵器だと言い、使用して何の問題もないと言っていた。」とあります。
 日本の報道は終わっていますね。こうした愚かさがどういう結果になるのかは、“続きはこちらから”の櫻井ジャーナルを見ればより明らかになります。
 “ネオコンの計画に巻き込まれると日本の滅亡は不可避だ…おそらく、ジョー・バイデン政権はウクライナで勝利することを諦めて東アジアへの「転進」を図っている。中国を破壊するための手先としてアメリカが考えているのは日本だろうが、そうした展開になったならば、日本は破滅する”のです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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SNS時代のプロパガンダ 〜 Botを駆使した情報操作の例としてインドのモディ首相 / 防衛省も大量のインフルエンサーを利用している可能性

読者の方からの情報です。
インドのモディ首相のこと、「えええっ」と。
情報量が少なかったので驚きました。
(DFR)
 SNS時代のプロパガンダについて解説されています。Botを駆使して大量の情報を流し、大衆に意図的な「人気」や「思考」が生み出されることを想像しながら読みました。具体的な実例として挙げられたのが、インドのモディ首相の手法でした。
 ナレンドラ・モディ首相は、インド首相に就任する以前の2002年、「グジャラート州のポグロム」として知られるイスラム教徒への大量虐殺を指揮し、イスラム教徒の所有財産を侵害しましたが罪に問われていません。DFR様が「情報量が少なかった」とコメントされていますが、面白いことにWikipediaにはモディ首相がこの大事件に関わったことは書かれておらず、グジャラート州首相時代は「清廉潔白であることも知られている」とありました。モディ首相の世論操作は基本的にボランティアだそうです。熱狂的なモディ支持者達が一人で数十、数百台のスマホを持ち、モディ首相への批判に対する反論を、登録されたグループに一斉に送りつけ拡散を図るようです。
 問題はインドではなく、日本の防衛省もすでに、こうした手法を取り入れているだろうということを懸念されていました。以前に「防衛省、芸能人らインフルエンサー100人に接触計画」という報道がありましたが「公表してもしなくても、実行することは可能です。」勝手に防衛予算の増額、使途を決めてしまう現在の岸田政権のモラルハザードは底なしの様相です。国民に対して何が仕掛けられているか、目的は何かを見極めることがますます必要です。
(まのじ)
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インドから愛と光と不条理を受け取って🇮🇳 6

 皆様、お久しぶりです。インドではもう皆マスクもせず、中流層の暮らしが日々豊かになっている光景を目の当たりにしています。*スピード感があります。ウクライナ情勢について周りの人に聞いても「アメリカが背後にいるから」と冷静に世界情勢を見ているようです。

 最近はインドの競争社会に疑問を抱く若者たちに、原点回帰でリトリートファームの様な場所を作ったりする流れも目立つようになっています。

 そんなある日「アリヤ ヴィハル アシュラム」というガンジス川源流ヒマラヤ中国国境付近にあるアシュラムを訪ねることができました。インドにはたくさんのアシュラムがあり、精神性を高めるため日々努力されている人たちが大勢います。
(王蘇麗)
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インドのアシュラムにてサーダナ(精神修行)を経験した12日間



Q.アシュラムとはなんですか?

A.サンスクリット語の語源はsrama=解脱のために努力する、です。
古代よりグルー(サンスクリット語で特定の知識や分野でのエキスパート・メンター)の下、自然の多い山の中に庵を構え、世俗的な事柄から離れ、シンプルな暮らしによって心身の健康を増し、瞑想によって完全な静寂を得て真の自己に目覚め、内なる自由を得るための場所、と言われています。ヨガ(アーサナ・呼吸・瞑想)はアシュラムに欠かせません。


Q.なぜこのアシュラムに行ったのですか?

A.私はインドの優良(波動の高い)商品をご紹介する仕事をしているのですが、ある時デリーのお祭りの頃に年に1度だけヒマラヤ方面から下りて来て、手作りの石鹸を販売する人々に出会いまして。背の高いブロンド髪のヨーロッパ人達が多く、全員白のクルタとパジャマ(インドの民族衣装)を着ているので、めちゃくちゃ目立つ訳です。
毎回インド人客に囲まれ大盛況で、もみくちゃにされながら購入して使ってみるととても良い。そこで、そのグループの石鹸リーダーのスウェ-デン人に「売らせて欲しいの」と声を掛けまして、お付き合いが始まったわけです。10年前くらいになりますでしょうか。

通常、仕入れ先の現場には真っ先に出向く主義ですが、ここのアシュラムは最低2週間は滞在しなくてはいけない等の制約も多く、現場に行く事が何故か叶わないままになっておりました。
今回、まとまった時間を確保し、ついに訪れることができました。


Q.どのような人がどのように暮らしているのですか?

A.アシュラムの住人は、「グル・シシャ・パランパラ」と言われる古代から面々と続くインド徒弟制に基づき、師匠と暮らしを共にして学んでいます。こちらのアシュラムでも、20人ほどの弟子たちがインフラも整っていないガンジス川の水流の聞こえる川辺の土地で、規律ある暮らしをされていました。千年以上インドで脈々と続いてきたアシュラムの現代版だと感じました。

500ml一気に飲んで覚醒しそうになった人から、気を付けて少しづつ飲むように言われたガンジス川

グルーのギリダール・アディティヤ氏は若い頃はインド海軍に所属し世界中を回っていたそうですが、20代半ばには、ガンジス川源流の中国とインドの国境付近のヒマラヤの麓に自分の庵を構えたそうです。40年近く師を知る地元の村人は、師が裸足でヒマラヤのジャングルの中に入ったまま何日も食べずに瞑想をして帰って来る事、真冬の極寒のガンジス川で一日に3回沐浴する事、等の数々の逸話を話して聞かせてくれました。

アシュラムでの1日は、朝4時半の起床で始まります。離れにあるシャワーを浴びに、暗闇の中を数分歩きます。(シャワールームも、宿舎も、ホールも全てがセルフビルドです。)自分達で山から拾ってきた薪でお湯を沸かしますので、シャワーのお湯も熱々でまろやかで、石鹸は極上の手作り石鹸です。その後は、ヨガと瞑想で、日の出と共に太陽に向かって感謝を捧げ、太陽のエネルギーを頭頂からいただきます。朝食は朝9時、食事への感謝の祈りの後、自家菜園で採れたお野菜などのべジフード。

カルマヨガと呼ばれる労働の時間は11時から16時の約5時間。持ち回りで、毎日異なる労働を行います。今回、私は薪拾いにガンジス川周辺や森を歩き、石鹸を大判手製のチーズカッタ―の様なものでひたすら切り、落ち葉拾いや、庭掃除、図書室の掃除もしました。

石鹸バーを丁寧に1個づつ切ります。
鉄線ワイヤーがすぐ切れるので取り換え道具も近くに置いています

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タイ王女が3回目のワクチン接種後に3週間以上昏睡状態。タイはファイザーの契約を破棄し、賠償要求の可能性 ~「この契約の破棄を宣言する世界で最初の国になるよう努力します」

竹下雅敏氏からの情報です。
 タイ王室庁の発表では、昨年の12月14日にワチラロンコン国王の長女、パッチャラキッティヤパー王女(44)が心臓の疾患で意識を失ったとのことです。
 2023年1月7日(現地時間)、王室はパッチャラキッティヤパー王女が「マイコプラズマ感染後の炎症による重度の不整脈のため、2022年12月15日(現地時間)に意識を失って以降、3週間以上にわたって意識が戻らないまま」であると発表しています。このニュースを伝えた記事には、王女がワクチンを接種していたことに触れていません。
 しかし、スチャリット・バクディ博士は、“(タイの)現国王の娘が倒れ、昏睡状態になっています。たしか、(コロナワクチン)3回目の接種から23日後だったと思います。…44歳で大病を患ったことはありません。…昏睡状態にある。「細菌感染だと思われる」と当局も大学も馬鹿げた診断を下しました。ありえない。彼女は何に苦しんでいるのか。…この3年間で初めて、どこかの国の政府の最高顧問と話す機会を得たのです。…私は彼らに、このコロナのアジェンダはすべてフェイクだと説明しました。…コロナワクチンが詐欺である証拠を示せました。そして、私がこのことをタイに伝えたとき、彼らは部屋の中で飛び上がって驚いた。そして私にこう言いました。この契約の破棄を宣言する世界で最初の国になるよう努力します。つまり、ファイザーはタイに何十億も返済しなければならず、タイは生活を失った人々に補償することになるのです”と言っています。
 冒頭の記事では「王室はファイザー社の人道に対する罪の責任を追及する方向に動いている」とあり、及川幸久氏は「タイ王女がブースター投与後3週間昏睡状態、タイはファイザーの契約破棄、賠償要求の可能性」とツイートしています。
 しかし、サーシャ・ラティポワ氏によれば、“ワクチンの大量接種は米国防総省(DOD)の作戦であり、機密解除された内部文書から、実は米国防省(DOD)が「ワープスピード作戦の CEO」であることが分かっている”ということでした。また、“製薬会社は単なる供給者です。製薬会社は注文を実行するだけです。しかし、設計、開発、製造の監督官庁は国防総省です…国防総省は、臨床試験を行う必要もありません。国防総省は、安全性と有効性を実証する必要もありません”ということでした。
 こうした状況では、タイ王室がファイザー社の人道に対する罪の責任をどこまで追及できるのかは不透明です。クリフ・ハイ氏のニュースレターには、“聞いてはいけない噂は、格闘技界の非常に深い穴から「暗殺者」が「募集」されている”とあります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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タイが世界で初めてファイザー社との契約を無効とすることを宣言へ
引用元)
(前略)
タイ政府の報道官は今週、スチャリット・バクディ教授に、同国はまもなく製薬大手ファイザーとの契約を無効とする世界初の国となる可能性があると語った。
(中略)
タイの王室は、ファイザーのコビット注射によって直接影響を受けたと聞いており、国王の娘であるバジュラキティヤバ王女に害を与えたと伝えられている。
このため、タイ当局はファイザー社との関係を終わらせる方向で動いている。
(中略)
タイ、コビド注射の不正でファイザー社に数十億円の報復を求める

タイ政府は、ファイザー社との契約を打ち切るだけでなく、同社に対して数十億ドル規模の報復を求める計画だ。そのお金は、ファイザー社のコビットジャブ展開の結果、「存在を失った」タイ人全員への補償に充てられることになる。
(中略)
王室はファイザー社の人道に対する罪の責任を追及する方向に動いている。
 
「もし、タイ国民を洗脳された眠りから覚まし、自分たちがいかにひどく騙されてきたか、怒りと怒りを引き起こすものがあるとすれば、それはおそらくこのことだろう」と、クリードは言う。これまでタイ国民は、集団心理と「ニューノーマル思想への画一的な崇拝」に騙されていたのだと。
 
「この悪夢から目を覚ましたい。」
(以下略)
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配信元)
 

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[遠藤誉氏] 台湾の人々は台湾有事の茶番を見抜き、中国と良好な関係こそが台湾に有利だと冷静に認識している / 日本人はアメリカに利用されていることに気づけるか

読者の方からの情報です。
 読者の方から、遠藤誉教授による台湾情勢の記事が2つ届きました。
1つは、1/9に公表されたCSISによる台湾有事のシミュレーションに対する台湾人の反応を伝えるもの、もう1つは、台湾の世論調査の結果を伝えるもので、いずれも日本人の頭を冷やす内容でした。
 シミュレーションの24のシナリオでは「日本は多くのケースで戦争に巻き込まれ、甚大な被害をこうむると予測」され、「台湾や同盟国である日本の軍備増強が抑止力になる」などの結論が出ていました。
 これに対して台湾メディアは「結論ありきのシミュレーションで、その結論に誘導するようにしている」など、13項目にわたって検証しています。24回のシナリオのうち19回は「米台日」側が負けているのに、なぜか「米台日」側が勝ったことになっている。そもそも日米ともに参戦するには議会の承認が必要なので即時参戦は不可能。中国が軍事攻撃をする場合、可能性が最も高いのは、中国人民解放軍による台湾封鎖なのに、これを想定していない。なぜロシアや北朝鮮の介入を全く考えないのか?など、シミュレーションの杜撰さを冷静に見ています。遠藤誉氏は、CSISのシミュレーションは米軍兵器を日本に購入させることが狙いだと指摘し「戦争に引き込まれることを前提としたアメリカの誘導には警戒すべきではないだろうか? 失うのは日本国民の命であることに注目したい。」と警告されています。
 2つ目の記事では、「台湾民意調査」(世論調査)がまとめられています。対中問題について「一つの中国」を堅持する考えの人は46.7%、中台の衝突対立は台湾にとって不利になると答えた人は58.4%でした。「中国に対抗してこそ台湾を防衛できる(抗中保台)」という考えを支持する人は35.7%、支持しない人が50.8%、「中国と良好な関係を保っていてこそ台湾を防衛できる(和中保台)」という考えを支持する人が48.2%、支持しない人は37.9%とあります。さらにアメリカとの関係では、「アメリカは台湾を利用して中国をけん制している」と考える人が57.4%、「アメリカを信頼し、親米になってこそ台湾を防衛できる」という考えに賛成の人は29.0%に対し、反対の人は62.1%、「アメリカを完全に信用せず、アメリカと距離を取ってこそ台湾は米中対立による衝突に巻き込まれないようにすることができる」と考える人は53.0%でした。多くの台湾の人々が「米中の覇権争いのために、アメリカが台湾を駒として利用している」また「中国大陸と対立し続けるのは台湾に不利」と現状を認識していることがわかります。日本人に、このような冷静な認識があるでしょうか。
 遠藤氏は、「戦争を起こして得をするのは誰か? 唯一、アメリカだ。アメリカの軍事産業が潤い、さらに中国に制裁をかけることができるので、中国の経済発展を阻止させ、アメリカがいつまでも世界一でいられる。この事実を見極め、『命を失うのは日本人なのだ』ということを直視してほしい。第二のウクライナはごめんだ。」と直言されています。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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米シンクタンク「中国が台湾武力攻撃したら中国が負ける」に潜む罠
引用元)
(前略)
 シミュレーションはさらに「(中略)台湾は必要なものをすべて予め保持して戦争を始めなければならない」としており、加えて「米国は、日本国内の基地を戦闘行為に使用できるようにしなければならない。勝敗は日本が要(かなめ)となる。在日米軍基地の使用なしには、米国の戦闘機・攻撃機は効果的に戦争に参加することはできない」としている。
 要は「台湾は米国から武器を沢山購入なさいね」と言っているのであり、日本にも「米国の戦闘機・攻撃機を大量に購入すべし」と言っていることが分かる
(中略)
◆台湾の反応
(中略)
 1.シミュレーションは24回行っており、そのうち19回は「米日台」側が負けているのに、なぜか平均して「米日台」側が勝ったことになっている

 2.私の2人の友達がウォーゲームに参加したが、彼らがこれは「結論ありきのシミュレーションで、その結論に誘導するようにしている」と言った。それが嫌になってチームから抜けた。

 3. そもそもシミュレーションの前提条件が間違っている。第一の前提条件は日米の軍隊が戦争勃発後すぐ介入するように設定しているが、日米ともに参戦するには国会・米議会の承認が必要で、即時参戦は不可能だ

 4. さらに、日米介入の理由を作る目的で、中国が台湾攻撃のために先ず沖縄やグアムの米軍基地へ先制攻撃をするように設定しているが、中国は日米参戦の口実を与えないことを大前提に動くので、この前提条件も現実的でない

 5.そもそも中国が軍事攻撃をする場合、実際に発生する可能性が最も高いのは、中国人民解放軍による台湾封鎖だ。それなのにシミュレーションは、この実現可能性が最も高い「台湾封鎖」を想定していないので、非現実的だ
(以下略)
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台湾民意調査「アメリカの対中対抗のために利用されたくない」
引用元)
 1月12日に発表された台湾の民意調査では「大陸への駒としてアメリカに利用されたくない」や「大陸と対立するのは台湾に不利」といった回答が多かった。日米が盛んに台湾有事を叫ぶ現状と乖離している
(中略)
 以上から、台湾人の多くは以下のように思っていることがわかる。

 ●多くの台湾人は、米中の覇権争いのために、アメリカが台湾を駒として利用していると認識している

 ●アメリカが中国大陸を牽制するために、台湾人が戦争に巻き込まれることを台湾人は嫌がっている。だからアメリカに近づかない方がいいと思っている人が多い

 ●中国大陸と対立し続けるのは台湾に不利なので、「抗中保台」より「和中保台」を望む人が多い

◆日米が言うところの「台湾有事」のための備えは誰のためのものか?
(中略)
 日本が独立国家として軍事力を強化するのは悪いことではない。
 しかし、その口実に「台湾有事」を持ってきて、わざわざ戦争に巻き込まれるようなことをするのは賢明ではない。その意味では台湾人の方がずっと賢明で、事態を良く分かっている。
 日本も同様の民意調査をすると、日本の認識の甘さが浮き彫りになってくるかもしれない。
 戦争を起こして得をするのは誰か?
 唯一、アメリカだ。
 アメリカの軍事産業が潤い、さらに中国に制裁をかけることができるので、中国の経済発展を阻止させ、アメリカがいつまでも世界一でいられる。
 この事実を見極め、「命を失うのは日本人なのだ」ということを直視してほしい。第二のウクライナはごめんだ

(以下略)
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