GPIFがまた大損失を出したみたいだね。
そうだね。
GPIFの発表によると,平成28年度第1四半期(3月~6月)はマイナス5兆2,342億円だったそうだよ。
http://www.gpif.go.jp/operation/state/pdf/h28_q1.pdf
ひどいねぇ。
平成27年度の運用損だって5兆円超えたんでしょ。それと合わせたら10兆円以上損してるじゃん。
ところで,そもそもGPIFって何?
国民が払った年金保険料のうち,余って積み立てている分を管理・運用している機関だよ。
年金はね,働いている現役世代から取った年金保険料を,老後世代に支払うという仕組みになっている。これを賦課(ふか)方式というんだ。
今払っている年金保険料は,他人のために払っているということか。
そう。老後世代を現役世代で支えているということだ。そして,現役世代が多いうちは,年金を支払っても余りが出る。
それを,将来のために積み立てておく。この積み立てたお金を管理・運用しているのがGPIFだ。単に積み立てておいても資産が増えないから,債権や株式に投資して増やそうとしているんだ。
そして,
運用は,被保険者の利益のために,長期的な観点から、
安全かつ効率的に行うことにより,将来にわたって年金事業の安定に資することが求められている(厚生年金保険法第79条の2,国民年金保険法75条)。
要するに短期的な利益を追いかけてリスクを取るようなことは法律に反するということだね。
そのとおり。ここで,
投資先の組み合わせのことをポートフォリオと言うんだけど,このポートフォリオも,「安全かつ効率的」な観点から決める必要がある。
GPIFの場合,ポートフォリオは,大きく分けて,国内債券,海外債権,海外株式,国内株式の4つで構成されている。
そうやって
分散して投資することでリスクを下げているのかな。
そのとおり。
1つのものにだけ投資しているとそれが失敗した場合に負うダメージが大きいからね。
そして,
当初このポートフォリオ作成の基本となった考えが,「全額国内債券で運用した場合と同じリスクを取って利益を得る」ということだった。
国内債券というのは国債が中心となる。国債は日本の借金のことだ。日本相手に金を貸すということだから,
リスクは非常に少ない。国は基本的に破産しないからね。
その代わり,利益も少ない。お金を貸した利子で儲けるだけだからね。
例えば株だったら値段が上がった時に売ればボロ儲けできるけど,国債は基本的にそういうことが無いということだな。
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驚愕の売国ぶりで、ツイートを見ても、“正気ですか? ”とか、“明らかな売国的行為”という言葉が並んでいます。だれもがそう思うのではないでしょうか。結論は一番下のツイートになると思います。