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飲食料品が4月から一斉値上げ 〜 政府が各業界団体へ「値上げ」の指針を出し協力依頼、安倍首相が欧州を引き合いに値上げを推奨

 4月から飲食料品をはじめ、保険料など一斉に値上がりをします。
麺類、缶詰、調味料など、また国民健康保険料に至っては年間上限を3万円引き上げ、生活を直撃するものばかりです。物価上昇とともに賃金も上昇すれば結構なことですが、実質賃金はこれまで見てきたように下落していますから、国民の実感はかなり厳しい上に、10月からはこれに消費税率10%への引き上げが待ち構えています。
 呆れたことに、これらの値上げは安倍首相が経済界に推奨していることを国会で認めました。それと言うのも、増税前の駆け込み需要と増税後の消費の反動減を防ぐため、欧州にならって事前に商品価格を引き上げ、消費が10月からの増税の影響を受けないように工夫するためだと答弁しました。
ネット上では「今以上の値上げに応じるゆとりはない」という国民の切実な声が上がっています。
 しかも「しんぶん赤旗」の記事によると、現在値上げが発表されている商品は「消費税増税後も税率8%に据え置かれる可能性の高いものばかり」だそうです。であれば値上げは「政府指針による便乗値上げ」とも言えます。むろん値上げは4月だけでなく、5月以降も各社続々と値上げの予定を発表しています
結果的に、食料品などの大幅値上げに加えて、消費税アップという二重の負担増となります。
 ちなみに、得々と語られた「欧州での工夫」ですが、欧州諸国では、税率引き上げに対して、どのように価格設定をするかは事業者が自由に判断するため、一斉に価格引き上げなどはされず、増税に伴う駆け込み需要やその反動減も発生しないとあります。
 ましてや政府が一斉値上げを推奨するなど愚かなこと、あるわけなかろう。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【注意】4月から値上げ相次ぐ!コーラや麺類、乳製品などの食品多数、保険料や年金もアップ!国民からは悲鳴も
転載元)
4月からは食品や保険料などの値上げが一斉に実施されます。コカ・コーラは27年ぶりに大型ペットボトルを対象にして20円値上げ、森永乳業や雪印メグミルクも乳製品全般を値上げ。

更には小麦粉の価格上昇を受けて日清食品チルドが冷蔵麺製品の価格アップを発表し、最近は人気が高いサバ缶も需要増や漁獲量減少で値上げするとしています。他にも塩やコンソメのような調味料も値上げするメーカーが多く、食品は全般的に値段が上昇傾向だと言えるでしょう。

また、国民健康保険も年間上限を3万円ほど引き上げる方針で、国民年金も月額70円ほどアップします。しかも、今年は消費増税10%の導入が控えていることもあって、秋からは追加で値上げとなる可能性が高いです。

相次ぐ値上げラッシュに国民からは「生活がキツイ」「もうゆとりがない」などと悲鳴のようなコメントが相次ぎ、政府に減税のような経済政策を求める声も増えています。
(中略)

(中略)

(中略)

(中略)

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内閣府ですら「好景気」とは言えない「景気は後退局面」、しかし菅官房長官はあくまでも「景気は回復基調」

 不景気、貧困に関するニュースが揃って出てきました。
「BUZZAP!」では内閣府、NHK、金融機関の発表をまとめておられますが、さすがの内閣府も景気絶好調とは言えなかったようで、「景気動向指数」により今年1月からの景気は後退局面と認めました。これに対して菅官房長官はあくまでも「景気は回復基調」との認識です。景気動向指数は景気変動に敏感ないくつかの指数を3ヶ月前の水準と比較して出しますが、政府はその他の状況も加えて総合的に判断する「月例経済報告」で好景気を演出するつもりなのでしょう。その布石のように、NHKでは中国の景気減速が原因と伝えています。
 一方、三井住友銀行(SMBC)子会社の調べでは、30〜40代の貯蓄額ゼロの割合が増加し、全体の2割以上になるようです。また40代の平均貯蓄額の落ち込みが激しく、120万円も減少しています。子育て、働き盛り世代の生活が突出して厳しいことになります。ちょうどNHKの番組が、2002年から2017年の「年収700万円の手取り額の推移」を紹介していますが、それによると、社会保障や税制が手取り額をどんどん削っている様子が分かります。国にネコババされているようです。
 しかも番組が年収700万円を取り上げるということは、それが日本の平均年収なのかと思いきや。
日本のサラリーマンの平均年収は現在約415万円、ツイートで示された2017年の円グラフでは年収700万円以上に該当する人はほんの2割程度ですが、それが2019年ではさらに1割程度に減っています。その年収700万円の層ですら生活に豊かさを感じていない現実を、NHK「あさイチ」は「中間層の解体」と表現し、まさに超富裕層と貧困層の2極化を指摘しました。
 政府がどんなに好景気と言い張っても、ウソですから。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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消費増税直前に景気判断が下方に、30~40代の貯金ゼロは2割を超える
引用元)
(前略)
◆「戦後最長の景気拡大」のはずが既に後退局面に
内閣府が3月7日、景気動向指数の1月の基調判断について、従来の「足踏み」から「下方への局面変化」に引き下げました
(中略)
しかし内閣府は「景気の現状の基調判断は、あくまでも指数から機械的に示されるもので、政府としての景気判断は月例経済報告で総合的に示したい」としている他、菅官房長官も「景気の回復基調は変わらない」と発言しています

NHKや朝日新聞ではこの下方修正の原因を中国の景気の減速に伴う日本国内の輸出や生産を押し下げたとしていますが、それだけでは説明できそうにありません。

◆働き盛り世代の貧困化が進む
SMBCコンシューマーファイナンスは3月6日に30~40代の金銭感覚に関する調査結果を発表しました。それによると「現在の貯蓄額がゼロ」と答えた人が前年比6ポイント増の23.1%になり、平均貯蓄額も同52万円減の195万円に低下しています

その中でも、貯蓄額の平均は30代が前年比4万円減の194万円なのに対し、40代は同120万円減の196万円と著しい落ち込みを見せています(中略)
(以下略)


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立憲民主党の小西洋之議員の予算委員会での質疑の様子が面白い!

竹下雅敏氏からの情報です。
 立憲民主党の小西洋之議員の予算委員会の質疑の様子が、面白い。見どころがいくつかあって、項目ごとに見出しをつけました。
 質疑の冒頭から統計不正問題を追及していますが、要点は17分10秒~22分7秒の所です。時間の無い方は、別班マンさんの編集動画をご覧ください。
 次は、中立であるべき横畠内閣法制局長官が、完全にサギゾーの番犬となっている様子です。最後には、謝罪に追い込まれました。
 “続きはこちらから”以降は、「法の支配」と「恫喝」です。小西議員から、「法の支配」の対義語は何かと聞いて答えられなかったサギゾー。恥をかかされたサギゾーは、“まだ、若い、議員であられますから、将来を思えばですね、そういう事は、控えられた方がいい”と、思う次第なんだそうです。
 まぁ、確かに、安倍政権下では何人もの人が不可解な死に方をしていますからね…。少なくともサギゾーの性格から見て、小西議員の将来を思っての親切な助言ではない、と思われます。
(竹下雅敏)
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安倍晋三vs小西洋之【全77分】「統計不正・憲法解釈」3/6参院・予算委
配信元)
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配信元)
統計不正
17分10秒~22分7秒

横畠内閣法制局長官が答弁を謝罪・撤回】
49分30秒~50分50秒、52分30秒~53分33秒、54分50秒~55分50秒
 
 
 

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やっぱり捏造は「国技」か、今度は「修正エンゲル係数」というナゾ統計が登場 〜 参考人の出席拒否文書も捏造した総務省の作

 毎日のようにフレッシュな捏造が登場し、飽きさせない政権です。
総務省統計局に「修正エンゲル係数」という、前代未聞の指標が発表されているとネット上で話題になっています。普通、エンゲル係数と言えば中学生でも知っている「家計の総支出額における食費の割合」で、数字が高いほど生活水準が低い、生活が苦しいと学びました。
家計調査では2013年以降、つまり第二次安倍政権下でエンゲル係数の急上昇を見せ、直近2年間は高止まりのままです。言い換えると、ここ数年の国民生活は本当に苦しいものだと言えます。
 ところが不思議なことに「修正エンゲル係数」を用いると、安倍政権下での数字の急上昇がうまくカバーできるのです。図9では赤線が修正エンゲル係数です。
 修正エンゲル係数の分母は、実際に消費した金額ではなく、「可処分所得額」つまり手取り収入全体とし、貯蓄や金融資産、住宅ローンまで含めて大きくしたために、従来のエンゲル係数よりもはるかに小さな数字が出てきます。「いわゆる富裕層の影響が大きく反映され」るために一般の庶民の生活水準を測ることができなくなってしまいました。
BUZZAP!では、「修正エンゲル係数と本来のエンゲル係数の差は、そのまま富裕層とそれ以外の間にある格差の大きさを示すもの」と解されています。なるほど。
 リテラでは、この修正エンゲル係数の登場時期に注目しています。1年前の国会で野党議員にエンゲル係数の急上昇を追求されたされた安倍首相は、ごまかしの答弁しかできず、エンゲル係数の意味すら知らないのではと散々揶揄されました。ところがその後、安倍様の答弁に見合うようなWikipediaの改ざんが発覚し、程なくこの「修正エンゲル係数」が総務省HPにアップされました。
 厚労省の「毎月勤労統計」と同様に、官邸からの圧力があったのでしょうか。すでに総務省は国会参考人の出席拒否文書を捏造した「前科」もあります。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【何だこれ】統計局HPに「修正エンゲル係数」なる統計が登場!「アベノミクス効果」を偽装するために都合のいい統計を開発か!
転載元)
どんなにゅーす?

総務省統計局のウェブサイトに「修正エンゲル係数」なる謎の統計が発表されていることが判明、
ネット上で大きな話題になっている。

・従来のエンゲル係数は、家計の総支出額における食費の割合を計算したものである一方で、「修正エンゲル係数」は、可処分所得における食費の割合が計算されており、ここ数年におけるエンゲル係数の大幅な上昇を隠したい安倍政権が、自身に都合が良い新たな統計を編み出すことで、好景気を偽装しようとしている疑いが浮上している


(中略)

図9エンゲル係数と修正エンゲル係数【総務省統計局】


(中略)

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モノシリン先生こと明石順平弁護士が衆院予算委員会の公述人として出席、一切の忖度なく「端的に言って嘘の数字である」

読者からの情報です。
一刀両断の文言がすっきり感をもたらします。

後ろに控える長髪の女性三浦瑠麗氏(ノキモチワルサ)
(DFR)
 時事ブログ上では「モノシリン先生」として、アベノミクスの嘘を早くから指摘されていた明石順平弁護士ですが、26日の衆院予算委員会では公述人として実に説得力のある意見陳述をされました。アベノミクスについては何年もかけて検討され、著書も出され、今回の問題にはこの上ない適役だったと思います。「端的に言って嘘の数字です。(中略)統計法60条2号違反になるのではないか」と明快です。
 動画は、わずか13分。専門用語もサラリと解説を加え、とても聴きやすいです。
2018年1月から毎月勤労統計の算出方法が変わり、賃金が大きくかさ上げされるようになった要因が3つ。
1、サンプルの一部入れ替え 2、ベンチマーク(賃金を算出する際の係数のようなもの) 3、復元処理(全抽出すべき事業所の3分の1しか抽出しなかったため、3倍にして復元してしまった)
これらは例えるならば、
1、ちょっと背の高い別人に入れ替えた 2、シークレットブーツを履かせた 3、頭にシリコンを入れた
こうして身長を伸ばして見せたのがアベノミクスの正体だったわけです。
「3は残念ながらバレたので、遡って修正したのだが、1と2については修正せず、そのまま2017年と比較している」現状から、背の高い別人がシークレットブーツを履いたまま「賃金が異常に伸びる結果となった」と問題点をまとめて始まりました。
 世に出回るアベノミクス擁護の言説は理由を上げて「デマです」とバッサリ。これほど必死でかさ上げしても悲惨な数字になる実質賃金、さらに実質賃金の伸び率を頑なに公表しない厚労省に代わって、明石弁護士は「簡単に算出」してしまい、伸び率がマイナスであることを指摘。極め付けに、実質賃金の下落が何を招いたかについては「戦後最悪の消費停滞を引き起こしてる」「国民生活が全然向上していないことを意味する」と本質を突きます。
 アベノミクス偽造の本丸は、GDP改定の「どさくさに紛れて行われた」「その他」のかさ上げだという追求(7:15〜)は、資料(P9〜)とともに聞くとよく分かります。
 ・・・ところで明石弁護士はブラック企業対策など労働事件で活躍されていて、これまでも数々の有意義かつ捨て身の動画で人々の注意を喚起されていました。
 2つ目の動画「バニ夫」も超名作!
(まのじ)
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明石順平「カサアゲ幅はアベノミクス以降うなぎ上り」2/26衆院・予算委
配信元)


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K・I・R・O・K・U・S・H・I・R・O(記録しろっっ・・・!)
配信元)

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