アーカイブ: サウジアラビア情勢

[ラジオイラン]サウジアラビアの反政府デモの継続

竹下雅敏氏からの情報です。

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
サウジアラビアの反政府デモの継続
転載元)
エマーディー解説員

サウジアラビアの反体制デモと、それに対するサウード政権の非人道的な暴力行為が続いています。

サウジアラビア東部で数万人の人々が11日金曜と12日土曜に、これまでになく大規模なデモを開催し、政治犯の釈放を要求しました。デモ参加者は逮捕された政治犯や忘れ去られてしまった収監者との連帯を示し、2人の高名な聖職者と、政治活動家やそのほかの逮捕者を支持するスローガンを掲げました。

抗議者は10日木曜にもサウジアラビア各地の街頭デモに参加し、最近の反体制デモ活動で逮捕された女性や子どもの釈放を要求しました。

人権擁護団体の報告によると、サウジアラビアではおよそ3万人が様々な政治的な容疑により収監され、そのうちのほとんどの人は裁判を受けていません。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルやエジプトのNGO「人権情報のためのアラブネットワーク」などがサウード政権による抗議者の逮捕を国際法規への違反であるとし、彼らの速やかな解放を要求しているように、サウジアラビアは世界における人権侵害国の筆頭として挙げられています。


また、情報筋が表明しているように、サウジアラビアの教職員もサウジアラビア教育省の不当な決定に抗議する中で、抗議集会を呼びかけました。

サウード政権は今なお、人々の抗議や活動家および人権団体による批判を無視し、非人道的な行為を継続しています。

このような非人道的な行為を継続する中で、サウジアラビアの治安部隊は同国東部で開催された祝典で看護師100人を逮捕しました。サウジアラビアのスンナ派最高指導者は先月、あらゆる祝祭の開催のキャンセルを呼びかけました。サウジアラビアのアブドッラー・ビン・アブドルアジーズ国王は表面的なパフォーマンスの中で、同国の諮問評議会への女性の参加を許可しました。この法令によると、諮問評議会の20%以下の議席が女性に割り当てられることになりますが、これらの議席は何の権限もないものなのです。

[ラジオイラン]サウジアラビアの貧困拡大

竹下雅敏氏からの情報です。
サウード家が滅びるのも時間の問題だという気がします。
(竹下 雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
サウジアラビアの貧困拡大
転載元)

ラジャビー解説員

アメリカの新聞ワシントンポストは、「サウジアラビアを統治するサウード一族が、石油収入によって、年間数十億ドルを蓄えている一方で、この国の各地では貧困や失業が広がっている」と報じました。

ワシントンポストは最近、報告の中で、サウジアラビアで、失業と貧困が急速に拡大しているとしました。この新聞は、「サウジアラビアでは、400万人が貧困ライン以下の生活を送っている」と報じています。サウジアラビア政府は、このような懸念すべき統計を気にかけることもなく、私腹を肥やすことだけに神経を集中させています。サウジアラビア発行の新聞、アルリヤドは、サウード家の石油収入が増加していることを明らかにしました。

シリアのテレビチャンネル、アルアフバリヤも、「民主主義の擁護を訴えながら、シリアのテロとテロリストを支援しているサウジアラビア王家は、市民の貧困と苦しみを見て見ぬふりをしている」と報じました。さらに、政府は、国民を貧困から救うための計画に取り組んでいないとしています。サウード家の人々は、自分たちの利益のみを考えています。

サウジアラビアのメディアは、国内の貧困について伝えることを禁じられており、国民はますます貧しくなり、政府の腐敗に対する怒りを増大させています。メディアの報道によれば、サウジアラビアの200万人から400万人が、毎月、35ドル以下で生活している中で、サウード家の人々は、蓄財ばかりを考え、貧しい人たちの土地を差し押さえています。サウジアラビア国王の個人資産は、およそ180億ドルと言われ、世界で三番目に裕福な国王だということです。

一方で、サウジアラビアの首都リヤドやその他の地域には、低所得層が住む住宅地の他、スラム街もあり、住民たちは、様々な病気にかかっている他、人間としての最低限の生活すら営むことができていません。サウジアラビアは、世界最大の産油国であり、政治、軍事、経済の点で、中東最大のアメリカの同盟国です。2年前からのイスラムの目覚めにより、中東・北アフリカの独裁政権が次々に打倒されていきました。サウジアラビアの人々も、反政府運動に立ち上がっています。この国の各地では、1年前から、民主政府の樹立、社会的な差別の停止、自由を求めるデモが実施されてきました。しかし政府は、抗議者を弾圧しており、これまでに多数の死傷者が出ています。

[ラジオイラン]サウジアラビア国王の健康状態が不良

竹下雅敏氏からの情報です。
2012年7月4日の記事で"アブドラ国王がすでに死亡していることも考慮に入れて、今後の中東情勢を見ていかなければならない"とコメントしたのですが、この記事にあるように、アブドラ国王は長期間の昏睡状態にあるとのこと。
やはり、この時のコメントに記したようにアブドラ国王は少なくとも7月4日の時点ですでに失脚していたのだとわかります。
国王の生命反応が、この7月4日の記事を紹介した時から、おかしくなっていたからです。ただ私にも今だに少々 難しいのは、現在 死亡しているのか、それとも昏睡状態あるいは植物状態なのかの区別です。
(竹下 雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
サウジアラビア国王の健康状態が不良
転載元)
一部の非公式筋が、サウジアラビア国王の健康状態が思わしくないことを伝えました。


アルアーラムチャンネルのインターネットサイトによりますと、サウジアラビアのアブドッラー国王は現在89歳で、数日前手術を受け、現在は病院の集中治療室で治療を受けています。

担当医は、アブドッラー国王が長期間の昏睡状態にあることから、生命の維持のために人工呼吸器を使用している、と語っています。

現在、手術後のアブドッラー国王の映像は公開されていません。

サウジアラビアの政府関係者はアブドッラー国王の手術が成功したと伝えていますが、活動家らは回復の見込みはきわめて低い、と考えています。

アブドッラー国王が重態となってから、その皇位継承をめぐり、サウード家の王子たちの間で継承権争いが激化しています。

サウジアラビアは中東における最も重要なアメリカの同盟国で、世界最大の石油産出国です。

サウジアラビアの数多くの国内ニュースを伝える情報筋ムスタアール・ムジュタヒドは、「アブドッラー国王は重い心不全、腎不全、肺の病気に罹患しており、数日後、彼の運命は確実にはっきりするだろう」と表明しています。

また、この情報筋は「サウジアラビアの元内務大臣の故ナーイフ皇太子は、自分の勢力下の軍隊を非常事態に備えて待機させていたが、実際には自分のライバルとなるものに対して優位に立つために自分の軍隊を待機させた。このことは、国王の死とともにサウジアラビア王家の間での対立が表面化することを示している」と強調しました。
さらに、「アブドッラー国王が入院した時から、後継者問題を検討するためサウード一族内での協議が依然として続けられている、としています。

[ラジオイラン]サウジアラビアの反政府デモの継続

竹下雅敏氏からの情報です。

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
サウジアラビアの反政府デモの継続
転載元)
ナジャフィー解説員
各報道は、サウジアラビアの反政府デモが続いており、首都リヤドにまで広がっていることを伝えています。


サウジアラビアの首都リヤドで、17日水曜、反政府デモが行われました。このデモに参加した人々は、リヤドの街頭に繰り出し、サウジアラビアの政府による大規模な人権侵害を非難しました。

抗議者は特に、政府による大規模な女性の権利の侵害を非難しています。このリヤドのデモでは、治安部隊による政治・社会活動家の逮捕に対しても抗議が行われました。サウジアラビア各地での反政府デモの拡大は、この国の独裁政権の基盤がますます揺らいでいることを物語っています。リヤド以外の都市でも抗議デモが続けられています。

しかし、このような国民の平和的なデモは、政府軍の暴力的な対応にあっており、それが、世論の間に懸念を生じさせています。最近、刑務所に拘束されている政治活動家の家族が、声明を発表し、「政府の関係者は、収監者の人権を侵害し、人道に反した対応を取っている」と非難しました。

人権活動家によれば、現在、サウジアラビアの刑務所には、およそ3万人の政治犯が、法的手続きを取らず、容疑も確定されないままに収監されています。

こうした中、西側政府は、サウジアラビア政府の暴力に対して沈黙を守っています。サウジアラビアのこの1年の情勢は、実際、中東・北アフリカ地域のイスラムの目覚めの波が、この国にまで波及していることを示しています。ここ数ヶ月の反政府デモの拡大は、サウジアラビアの政府だけでなく、この政府を支持する西側政府にも不安や懸念を抱かせています。国民の政府に対する抗議は、政府による全面的な独裁の継続、宗教的、個人的な自由の剥奪、国民の権利の侵害が招いた結果です。

サウジアラビアには、選挙、様々な政党、メディアの自由といった、民主主義の象徴とされる要素は、どれ一つとして存在しません。経済面でも、サウジアラビア政府は、矛盾した行動を取っており、多数の国民が貧困や失業に直面していることは、この政府の経済政策の欠陥を物語っています。

サウジアラビアの国民は、政府による資源の強奪や覇権主義大国の政策への追従に強く抗議し、社会的な不公正を終わらせるための政治・経済改革の実施を求めています。

このような状況の中で、政治アナリストは、「サウジアラビアの危機は、新たな政治体制の樹立、民主的な機関の拡張、将来の決定への国民の参加など、根本的な変化によってのみ、解決される」としています。

[北の国から猫と二人で]バンダル王子暗殺される? サウジアラビア

竹下雅敏氏からの情報です。
先日 バンダル王子がサウジ情報部のトップに任命されたというニュースを取り上げたばかりなのですが、バンダル王子はすでに殺されている可能性が高いことがわかりました。
中東は激変の可能性が高くなってきました。
(竹下 雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
バンダル王子暗殺される? サウジアラビア
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。