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【成田悠輔 vs 泉 前明石市長】「こんな冷たい社会で死に終えたくない。自分が世の中を優しくしてから死のう」無私の誓いから50年

パータさんからの情報です。
 明石市前市長の泉房穂氏と成田悠輔氏のとても面白い対談でした。2023年3月11日の対談当時はまだ泉市長は現役で、ご本人に言わせると、これでも発言は遠慮して「奥歯にものが挟まるようにしゃべってます」とのこと。成田氏の斜に構えたような質問にも喜んで正面から答えておられるので、結果的にナイスパスを上げてもらった泉氏は、これまで広く知られていなかったような事情も語っておられました。
 明石市で成し遂げられた政策のお話以上に印象的だったのは、「権限がないためにできなかったこと」のお話でした。教育と医療の権限は都道府県知事にあるため、学校現場や医療現場で市長の方針が活かせないことがあったらしい。市立小学校や市立中学校の不祥事の責任は市長が負うのに、現場の調査権も人事権もない。コロナ禍にあってベッドは空いているのに使えない。金儲けのためにベッドを使うか、命を守るために使うか、権限があればそれが変更できたと語っておられました。
 成田氏が泉氏を称して「ひと言で言うと、ちょっとおかしいですよね。普通のテンションじゃないですよね。」と言うと、楽しそうに笑って "政治家になるということは周りから叩かれる覚悟が必要だが、それを超えて何のエネルギーに変えるか。名誉欲、権力欲、金銭欲の人もいるし、使命感でやる人もいるだろう。自分はアブナイ子だったので、こんな冷たい社会で死に終えたくない、自分が世の中を優しくしてから死のう、そのために自分の一生をかけて生きようと10歳くらいで誓った。その時の誓いを50年かけて少し形にした"と述べておられました。
重ねて成田氏が「ナゾの使命感が、天命として降りてきたのか」と言うと、"理不尽な目に遭っても、だからといって友達や先生や近所のおっちゃんおばちゃんが悪いわけじゃない。人が悪いわけじゃないのにおかしいということは何かが間違っていると思った。その間違いを自分がまず発見したかった。なぜこんなに理不尽な思いをさせられなきゃあかんのか、その原因は何なんだろう"と、少年時代の無私の思いを語っておられました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【成田悠輔vs泉 前明石市長】172億はどこから?退任直前…赤裸々告白【市町村のやるべき事】
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【要約】
2023年3月11日「パワハラ市長と炎上男の対談」〜 収録当時はまだ市長

3:50〜「残りの任期でやりたいこと」
最後の明石市議会で「蹴れるもんなら蹴ってみろー」って感じで、バンバン条例を出してバンバン新しい予算を出している。
明石市民への置き土産、最後のプレゼントとして図書館を3つ新しく予算を組んだ。

あと選挙がある。次の明石市長と、市長と一緒に頑張る市議会議員の候補も立てる。

あと50日で一番やりたい大きな目玉は選挙、民主主義だ。
選挙に行っても入れたい人がいないと選べない。
だから市民が選べる人を出す。明石市発の新しい選挙の姿を示すつもりだ


5:35〜「新しい市長を作り、院政的なものを敷く?」
院政など全然興味がない。自分の美学がある。駅伝の中間走者がばーっと最後まで走り切ってタスキをつないでバタッと倒れ込んで、あとはガンバレーのイメージだ。
院政を敷くくらいなら自分でやる。

市長の10年でエネルギーを使い切って、やりたいことをやり切って、明石でできることを形にする。それを次の人につなぐのが自分の役割と思っていたので、ぶっちゃけ予定通りだ。

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“子育て支援や生活保護などの社会保障の話になるとなぜか「財源」の話になる不思議、オリンピック開催や防衛費増額の話に「財源」の話はあったっけ?” / 財務省も厚労省も国民の方など見ていない

 子育て支援だ、少子化対策だと政府の掛け声は立派ですが、いつも「財源」を理由にうやむやになります。加藤勝信厚労大臣が「年金や医療に使う金を子どもに持っていく余地はない」と述べたと報道されていました。幾重にも国民をだます論法で、つまりは少子化対策などする気がないと表明したものです。こうした政府の姿勢に鮮やかに反論をした方がありました。「子ども・若者とお金」というテーマで大学院生の方が述べておられました。「これまでどこから新しく(財源を)取ってくるか、という話があったが、何にお金を振り向けるかという優先順位を考えるべき。少子化対策のみならず生活保護など社会保障の話になった途端、いつも財源の話から入るな、と思う。財源がないから難しいとか、やるならどこかから財源を取らなければ無理、とか。そうやっていつも社会保障の話は封じ込められていく。ただ、その一方でオリンピック開催しますよとか、防衛費増額しますよとなった時には財源の話って最初にあったっけ?と思う。開催ありき、増額ありきだった。結局、社会保障の優先順位が低く見積もられているのではないか。」本当にその通り!
 岸田政権の「財源論」が言い訳にすぎないことは、明石市が見事に子育て支援をやって見せてくれたからこそ確信が持てます。「子供がちゃんとご飯食べるようにするのが政治家の仕事であって、『子供が貧困です』と叫ぶのが政治家の仕事じゃない。ちゃんと解決するなり、笑顔まで持っていくのが政治だと思っていた。」と泉房穂氏。
 最後の動画の12:00あたりから、戦後の財務省と厚労省の話になります。財務省は税金を上げたい。厚労省は医療保険や介護保険などの保険料を上げたい。双方相手のスキャンダル合戦をしながら自分達のお金を多く取ろうとしている中で、国民は置き去りにされ、お金を吸い上げられるばかりになっています。その結果、30年間所得は増えていないのに「消費税は上がり、保険料は上がり、(国民は)生活やっていけない。なのにいまだに官僚は国民のことなど考えていない。」その官僚たちの言いなりになっている政治家では、国民を救うことはできません。
 それにしても泉市長の前に立ち塞がった「お上意識・横並び主義、前例主義」という3つの厚い抵抗は、耳の痛い話でした。公務員でなくとも責任回避をしながら穏便にやり過ごそうとする時、誰しもこの3つに囚われそうです。その中で本当に実現すべきことのために風穴を開けてこられた泉房穂氏に続いて、それぞれの場所で風穴を開ける勇気を持ちたいと思いました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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加藤厚労相 “社会保険料 子どもに持っていく余地はない”
引用元)
少子化対策の財源をめぐり、自民党の茂木幹事長が、既存の保険料収入の活用などでできるかぎり確保したいという考えを示していることについて、加藤厚生労働大臣は「年金や医療に使う金を子どもに持っていく余地はない」と述べ、否定的な考えを示しました
(中略)
これについて加藤厚生労働大臣は、フジテレビの番組「日曜報道 THE PRIME」で「今いただいている社会保険料は、医療は医療に使う、年金は年金に使うという、それぞれ目的と負担の関係でつくっている。年金や医療に使う金を子どもに持っていくのは、正直言って余地はない」と述べました。

そのうえで財源のあり方について「社会保険料方式という形なのか税で負担していくのか、やるべき施策などを含めてよく議論させていただきたい」と述べました

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ドキュメンタリー『泉房穂を生んだ海の町〜明石を心から憎しみ、そして愛した』誰一人見捨てない政治の原点に迫る〜情熱的な暴言市長の闘いは全国へ〜『政治はケンカだ!』自民立憲の二大政党政治を地方から突き崩せ
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「困りごとから政治を考える」鳥取県の書店「汽水空港」のモリテツヤ氏の試み 〜 いろんな人が集まって語られた困り事をカタログにまとめて立候補者にも送ってみる

 政治の世界は特殊で「普通の」人々には関係ない、できれば関わりになりたくないものです。友人と政治の話をしますか?という質問に対して、日本人は47カ国の中で39位だそうです。政治に興味があっても話題にするのが難しいと感じる人がとても多いことがわかります。
 鳥取県の湯梨浜町に「汽水空港」という本屋さんがあります。そのご店主モリテツヤ氏がおもしろいことを書いておられました。「選挙行く時間あるならもっとバイトする。じゃなきゃ生活できない」「そんな時間あるなら寝たい。じゃなきゃ死ぬ」「挨拶回り、近所付き合い、地縁、所属政党。これらだけが投票の基準になった時代。その集合が『民意』と判断され、それが『民主主義』と呼ばれる。はっきり言って最悪だ。」まのじ的には「そうだなあ。」で終わるところ、モリさんは、身近な人と政治を語り合おうという試みを始めました。「困っていることを解決するために集めるお金」が税金で、「どの困りごとにエネルギーとお金を注ぐかを決めること」が政治だと考えると、政治家だけに任せる仕事ではない、まずはあらゆる人々の困りごとを共有するカタログを作ってみようと思い立ったそうです。「困りごとを話す会」に自由に参加してもらい、いろんな人の困りごとを気軽に語りあい、真剣に耳を傾けるだけの集まりを何度か開催するうちに、相談し助け合う空間が生まれ、自分達で解決が難しい場合は政治に訴えてみようと希望につながったそうです。「本が欲しいけど高くて買えない」「フリーターだけど税金が高い」「保育園の保護者会に参加する人が少ない」など集まった困りごとはその時の選挙の候補者に送り、リアクションを参加者に報告したそうです。これはおもしろい。困りごとを送られた候補者の政治への覚悟が見えそうです。
 モリテツヤ氏のように中心でまとめ上げる方がいて下さることが決め手になりそうですが、本当は政治はこのように参加していくものだろうなと、初心に返る気がしました。
(まのじ)
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大石あきこ議員による大阪IR事業者の不適格の追求をバッサリ打ち切った大西英男委員長 / 言論弾圧の委員長は東京16区の統一教会関連議員だった

 4月28日衆議院内閣委員会では、大石あきこ議員が大阪IR計画が国によって認定されたことの異常さを引き続き追求をしました。これまでの質疑ですでに認定のプロセス、審査内容ともに「不適合」であることが明らかで、無理やりの政治判断で認定をしたことが判明しています。その上、認定の直後には、
有名アーティストの作品が利用許諾も得ずに大阪府の認定審査資料に盗用されていたことが発覚しました。この盗用したIR事業者は2年前にも同じ著作権法違反の指摘を受け、許可を得たとのウソの回答をしていました。さらに悪質なことに吉村大阪府知事が謝罪の場で、アーティスト以外の人との交渉があったかのような言い訳をしましたが、未だにその事実は確認されていません。この事業者はIRに求められるコンプライアンス基準違反、運営事業の募集要項資格にも外れた無資格者となり、即刻取り消しとなる問題でした。しかも国は認定のプロセスも公開しようとしません。この一連の質問がよほど都合が悪かったのでしょうか。
 大石あきこ議員への、衆議院内閣委員会の大西英男委員長の暴挙を見て下さい。あからさまな言論封じをしています。国民の代弁者の権利を奪いました。委員長はタイムキーパーではない。充実した議論になるよう導くもの。国会の場で気に入らぬ者を黙らせるとは一体どういう議員なんだ?というまのじの疑問にネット上で早速ナゾ解きがされていました。「2022年UPFのイベントにリモート出席した壺議員」、東京16区の統一教会関係議員だそうです。しかも統一教会との関係調査では口を拭って知らぬ顔のウソをついています。東京の方々よ、次の総選挙では、この言論弾圧議員を覚えておいてくだされ。
(まのじ)
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【令和5年4月28日】衆議院 内閣委員会 れいわ新選組・大石あきこ
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4月23日統一地方選挙で見えた新たな時代 〜 明石市、東京杉並区、鹿児島県阿久根市など政党の枠を超えた信頼関係

 4月23日に行われた統一地方選挙は、表面的には「自民党が支持された」結果でした。しかし至る所で新たな時代を感じる選挙結果がありました。これまでの見慣れた政党選挙では括れない変化をいくつか取り上げてみました。
 最初は、全国的にも注目されていた明石市です。泉房穂市長が後継指名した丸谷さとこ候補と「明石市民の会」の5人の市議候補者全員が当選という快挙でした。5人の市議だけで全体の得票の3分の1を占め、また自民党支持者でさえも丸谷候補に投票したと分析されていました。泉市長の市民本意の政策が、市民と政治家との信頼を築きました。明石の人々だけでなく全国の有権者にも政治への希望を与えてくれました。
 東京都杉並区の岸本聡子区長の活躍も目覚ましく感じました。自身の選挙ではないのに労を厭わず一人で街頭に立ち、区民に向かって投票を呼びかけました。また党派を超えた候補者たちと投票を呼びかける面白いシーンも作りました。画期的だと思ったのは、全候補をネット上で比較検討できるサイトを設けたことでした。市議選、区議選は候補者が多い上に、メディアも各候補者の背景や主張を出さないので、ほとんど当て推量の投票になります。杉並区の候補者リストはプロフィールや政策の比較ができる優れものでした。
 もう一つ目を引いたのは、鹿児島県阿久根市議選でした。竹原信一氏が市議に当選しました。過去、原発の闇に切り込み、日米合同委員会を糾弾し、近いところでは新型コロナワクチンに反対を表明し、そのためかwikiでは毀誉褒貶の激しい記載がありますが、真実を伝えようとする政治家を阿久根市民は信頼しました。
(まのじ)
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