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れいわ新選組共同代表のくしぶち万里議員が懲罰の対象に 〜 国民の立場で戦う議員と排除しようとする議員を鮮やかに分けた採決のシーン

 18日の衆議院本会議での、れいわ新選組のくしぶち万里共同代表の言動が「院の品位を落とす行為」との理由で懲罰動議が提出されました。25日には衆院本会議で16年ぶりという懲罰動議が可決され、除名の次に重い「登院停止」を検討するようです。可決の瞬間の映像は全体主義を思わせるゾワッと気持ち悪いものでした(一番下の動画26:28〜)。くしぶち代表が掲げたプラカード「与党も野党も茶番!」という主張が「院の品位を落とす」ものだと感じる上品な方々がこんなに大勢いたとは。
 そもそもこの動議の提出者筆頭の高木毅議員は「パンツ泥棒」、衆院議長の細田博之議員は「添い寝」発言のセクハラ疑惑、動議の説明をした森山正仁議員は旧統一教会の会合出席議員とあります。こんなに著しく「上品な」方々が懲罰動議にかかることは絶対に有り得ず、くしぶち議員に「猛省を促し国会議員としての自覚を求め」排除しようとするのは、ある意味納得です。
 25日には衆院本会議で、くしぶち議員の弁明もありました。懲罰動議のおかげで、今、国会でどのような法案が通され、通されようとしているか、それをれいわ新選組がどうやっても止めたいと願っているかをしっかり表明できる機会となりました。最初は静かに謝罪の言葉で始まりましたが、次第に力がこもった訴えとなり、最後には懲罰を与えようとする者が惨めに思える正論で弁明を終えました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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れいわ新選組の櫛渕氏への懲罰動議可決 衆院本会議
引用元)
衆院は25日の本会議でれいわ新選組の櫛渕万里共同代表への懲罰動議を与野党の賛成多数で可決した。これを受けた懲罰委員会の理事懇談会で自民党が処分として「登院停止10日間が相当」と主張し、各党は持ち帰った。

櫛渕氏は18日の本会議で「与党も野党も茶番」と書かれた紙を壇上で広げた。れいわの大石晃子共同代表も同様の行為で厳重注意を受けた。動議は自民、公明、立憲民主、日本維新の会、国民民主の各党が共同提出した
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配信元)

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[泉大津市] 今、あらためてワクチン接種の判断に役立ててほしい重要な事実 / 南出市長「泉大津市は泣き寝入りをつくらない」独自の新型コロナワクチン健康被害支援制度も

 泉大津市の南出賢一市長は、新型コロナワクチン接種にずっと警鐘を鳴らし、積極的に市民を守る方針を取ってこられました。この度、新型コロナが2類から5類になったことを受けて、ワクチン接種の意義も変わってきました。新型コロナワクチンについて分かってきた事実を丁寧に伝え、あらためて接種する際の判断に役立ててほしいというメッセージの動画を発信されました。日本では表に出にくい、多岐にわたる重要な情報を10分程度で総覧できる貴重な動画です。泉大津市では、国の努力義務とされた65歳以上の対象者には接種券を送付しますが、よくよく市のHPの情報や、この動画を参考にして慎重に判断してほしいと訴えておられます。
 これまで期待されていた新型コロナワクチンの実際の効果はどうだったのか、発表されたデータの実態、オミクロン対応ワクチンはろくに安全性試験を行っておらず、海外ではほとんど打っていないこと、追加接種をしているのは日本だけで6回目の安全性は厚労省も「わかりません」と回答したこと、日本の過去のワクチンと比較しても被害件数が異常に多いこと、新型コロナワクチンはすでに1200種類もの副反応が認定され世界中で問題になっているのに、日本では議論になっていないこと、多くの市民が自分の副反応に気づいていないことなどを解説されていました。ここから見えてくる結論に市民自身が気づいてほしいという思いが伝わります。一方で、接種するクリニックの医師に対しては「インフォームドコンセントで、こうしたことを勉強してしっかりと市民に話していただきたい」と要望されています。
 そして最後に「泉大津市は泣き寝入りをつくらない」と決め、独自に創設した新型コロナワクチン健康被害支援制度を説明されました。金銭面だけでなく、相談窓口や医師と協力して後遺症の改善をサポートするプログラムも実施し、暖かくサポートしたいという方針を形にされています。他の市からの問い合わせも多いそうです。
 行政のトップが市民に対して誠実であれば、市民が途方に暮れることも放置されることもありません。逆に、ろくに勉強もせずに接種推進をしてきた首長は、現在、市民にどのような対応をしているでしょうか。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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新型コロナウイルスに関する市長メッセージ(R5.5.12)
配信元)

【要点を箇条書きにしました】

(0:30〜)
事実を伝える
接種に伴って、副反応疑い報告がうなぎ登りに上がってきている
健康な子がなくなっているなどの事実を知っておいてほしい


オミクロン対応ワクチンの安全性の試験
BA1株では、55歳以上301人対象の試験しかしていない
BA4株では、マウス8匹でしか抗体の検査をやっていない
BA4株は、人の安全性試験は一切やっていないことはぜひ、知っておいてほしい
海外ではほとんど打っていない

追加接種した人の世界比較をしたグラフでは、追加で打っているのは日本だけ 
6回目の安全性について泉大津市から厚労省に問い合わせると「わかりません」という回答

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【成田悠輔 vs 泉 前明石市長】「こんな冷たい社会で死に終えたくない。自分が世の中を優しくしてから死のう」無私の誓いから50年

パータさんからの情報です。
 明石市前市長の泉房穂氏と成田悠輔氏のとても面白い対談でした。2023年3月11日の対談当時はまだ泉市長は現役で、ご本人に言わせると、これでも発言は遠慮して「奥歯にものが挟まるようにしゃべってます」とのこと。成田氏の斜に構えたような質問にも喜んで正面から答えておられるので、結果的にナイスパスを上げてもらった泉氏は、これまで広く知られていなかったような事情も語っておられました。
 明石市で成し遂げられた政策のお話以上に印象的だったのは、「権限がないためにできなかったこと」のお話でした。教育と医療の権限は都道府県知事にあるため、学校現場や医療現場で市長の方針が活かせないことがあったらしい。市立小学校や市立中学校の不祥事の責任は市長が負うのに、現場の調査権も人事権もない。コロナ禍にあってベッドは空いているのに使えない。金儲けのためにベッドを使うか、命を守るために使うか、権限があればそれが変更できたと語っておられました。
 成田氏が泉氏を称して「ひと言で言うと、ちょっとおかしいですよね。普通のテンションじゃないですよね。」と言うと、楽しそうに笑って "政治家になるということは周りから叩かれる覚悟が必要だが、それを超えて何のエネルギーに変えるか。名誉欲、権力欲、金銭欲の人もいるし、使命感でやる人もいるだろう。自分はアブナイ子だったので、こんな冷たい社会で死に終えたくない、自分が世の中を優しくしてから死のう、そのために自分の一生をかけて生きようと10歳くらいで誓った。その時の誓いを50年かけて少し形にした"と述べておられました。
重ねて成田氏が「ナゾの使命感が、天命として降りてきたのか」と言うと、"理不尽な目に遭っても、だからといって友達や先生や近所のおっちゃんおばちゃんが悪いわけじゃない。人が悪いわけじゃないのにおかしいということは何かが間違っていると思った。その間違いを自分がまず発見したかった。なぜこんなに理不尽な思いをさせられなきゃあかんのか、その原因は何なんだろう"と、少年時代の無私の思いを語っておられました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【成田悠輔vs泉 前明石市長】172億はどこから?退任直前…赤裸々告白【市町村のやるべき事】
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【要約】
2023年3月11日「パワハラ市長と炎上男の対談」〜 収録当時はまだ市長

3:50〜「残りの任期でやりたいこと」
最後の明石市議会で「蹴れるもんなら蹴ってみろー」って感じで、バンバン条例を出してバンバン新しい予算を出している。
明石市民への置き土産、最後のプレゼントとして図書館を3つ新しく予算を組んだ。

あと選挙がある。次の明石市長と、市長と一緒に頑張る市議会議員の候補も立てる。

あと50日で一番やりたい大きな目玉は選挙、民主主義だ。
選挙に行っても入れたい人がいないと選べない。
だから市民が選べる人を出す。明石市発の新しい選挙の姿を示すつもりだ


5:35〜「新しい市長を作り、院政的なものを敷く?」
院政など全然興味がない。自分の美学がある。駅伝の中間走者がばーっと最後まで走り切ってタスキをつないでバタッと倒れ込んで、あとはガンバレーのイメージだ。
院政を敷くくらいなら自分でやる。

市長の10年でエネルギーを使い切って、やりたいことをやり切って、明石でできることを形にする。それを次の人につなぐのが自分の役割と思っていたので、ぶっちゃけ予定通りだ。

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“子育て支援や生活保護などの社会保障の話になるとなぜか「財源」の話になる不思議、オリンピック開催や防衛費増額の話に「財源」の話はあったっけ?” / 財務省も厚労省も国民の方など見ていない

 子育て支援だ、少子化対策だと政府の掛け声は立派ですが、いつも「財源」を理由にうやむやになります。加藤勝信厚労大臣が「年金や医療に使う金を子どもに持っていく余地はない」と述べたと報道されていました。幾重にも国民をだます論法で、つまりは少子化対策などする気がないと表明したものです。こうした政府の姿勢に鮮やかに反論をした方がありました。「子ども・若者とお金」というテーマで大学院生の方が述べておられました。「これまでどこから新しく(財源を)取ってくるか、という話があったが、何にお金を振り向けるかという優先順位を考えるべき。少子化対策のみならず生活保護など社会保障の話になった途端、いつも財源の話から入るな、と思う。財源がないから難しいとか、やるならどこかから財源を取らなければ無理、とか。そうやっていつも社会保障の話は封じ込められていく。ただ、その一方でオリンピック開催しますよとか、防衛費増額しますよとなった時には財源の話って最初にあったっけ?と思う。開催ありき、増額ありきだった。結局、社会保障の優先順位が低く見積もられているのではないか。」本当にその通り!
 岸田政権の「財源論」が言い訳にすぎないことは、明石市が見事に子育て支援をやって見せてくれたからこそ確信が持てます。「子供がちゃんとご飯食べるようにするのが政治家の仕事であって、『子供が貧困です』と叫ぶのが政治家の仕事じゃない。ちゃんと解決するなり、笑顔まで持っていくのが政治だと思っていた。」と泉房穂氏。
 最後の動画の12:00あたりから、戦後の財務省と厚労省の話になります。財務省は税金を上げたい。厚労省は医療保険や介護保険などの保険料を上げたい。双方相手のスキャンダル合戦をしながら自分達のお金を多く取ろうとしている中で、国民は置き去りにされ、お金を吸い上げられるばかりになっています。その結果、30年間所得は増えていないのに「消費税は上がり、保険料は上がり、(国民は)生活やっていけない。なのにいまだに官僚は国民のことなど考えていない。」その官僚たちの言いなりになっている政治家では、国民を救うことはできません。
 それにしても泉市長の前に立ち塞がった「お上意識・横並び主義、前例主義」という3つの厚い抵抗は、耳の痛い話でした。公務員でなくとも責任回避をしながら穏便にやり過ごそうとする時、誰しもこの3つに囚われそうです。その中で本当に実現すべきことのために風穴を開けてこられた泉房穂氏に続いて、それぞれの場所で風穴を開ける勇気を持ちたいと思いました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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加藤厚労相 “社会保険料 子どもに持っていく余地はない”
引用元)
少子化対策の財源をめぐり、自民党の茂木幹事長が、既存の保険料収入の活用などでできるかぎり確保したいという考えを示していることについて、加藤厚生労働大臣は「年金や医療に使う金を子どもに持っていく余地はない」と述べ、否定的な考えを示しました
(中略)
これについて加藤厚生労働大臣は、フジテレビの番組「日曜報道 THE PRIME」で「今いただいている社会保険料は、医療は医療に使う、年金は年金に使うという、それぞれ目的と負担の関係でつくっている。年金や医療に使う金を子どもに持っていくのは、正直言って余地はない」と述べました。

そのうえで財源のあり方について「社会保険料方式という形なのか税で負担していくのか、やるべき施策などを含めてよく議論させていただきたい」と述べました

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ドキュメンタリー『泉房穂を生んだ海の町〜明石を心から憎しみ、そして愛した』誰一人見捨てない政治の原点に迫る〜情熱的な暴言市長の闘いは全国へ〜『政治はケンカだ!』自民立憲の二大政党政治を地方から突き崩せ
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「困りごとから政治を考える」鳥取県の書店「汽水空港」のモリテツヤ氏の試み 〜 いろんな人が集まって語られた困り事をカタログにまとめて立候補者にも送ってみる

 政治の世界は特殊で「普通の」人々には関係ない、できれば関わりになりたくないものです。友人と政治の話をしますか?という質問に対して、日本人は47カ国の中で39位だそうです。政治に興味があっても話題にするのが難しいと感じる人がとても多いことがわかります。
 鳥取県の湯梨浜町に「汽水空港」という本屋さんがあります。そのご店主モリテツヤ氏がおもしろいことを書いておられました。「選挙行く時間あるならもっとバイトする。じゃなきゃ生活できない」「そんな時間あるなら寝たい。じゃなきゃ死ぬ」「挨拶回り、近所付き合い、地縁、所属政党。これらだけが投票の基準になった時代。その集合が『民意』と判断され、それが『民主主義』と呼ばれる。はっきり言って最悪だ。」まのじ的には「そうだなあ。」で終わるところ、モリさんは、身近な人と政治を語り合おうという試みを始めました。「困っていることを解決するために集めるお金」が税金で、「どの困りごとにエネルギーとお金を注ぐかを決めること」が政治だと考えると、政治家だけに任せる仕事ではない、まずはあらゆる人々の困りごとを共有するカタログを作ってみようと思い立ったそうです。「困りごとを話す会」に自由に参加してもらい、いろんな人の困りごとを気軽に語りあい、真剣に耳を傾けるだけの集まりを何度か開催するうちに、相談し助け合う空間が生まれ、自分達で解決が難しい場合は政治に訴えてみようと希望につながったそうです。「本が欲しいけど高くて買えない」「フリーターだけど税金が高い」「保育園の保護者会に参加する人が少ない」など集まった困りごとはその時の選挙の候補者に送り、リアクションを参加者に報告したそうです。これはおもしろい。困りごとを送られた候補者の政治への覚悟が見えそうです。
 モリテツヤ氏のように中心でまとめ上げる方がいて下さることが決め手になりそうですが、本当は政治はこのように参加していくものだろうなと、初心に返る気がしました。
(まのじ)
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