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[NHKニュース 他]国立大学協会 総会で国の方針に懸念相次ぐ / 文系学部/大学院の廃止や見直しを打ち出した文科省は体制に批判的な学生や学者の拠点を破壊へ

竹下雅敏氏からの情報です。
 文部科学省が新たに打ち出した大学の組織再編などの方針について、関係者からは懸念の声が上がっているようです。文部科学省の立場からは、優秀な大学だと認定されて予算が取って来れる人物が必要となるので、官僚の利権と天下り先が増えるということになるのでしょう。
 それだけではなく、国民に対する思想統制としての意味があるということを、櫻井ジャーナルは解説しています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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国立大学協会 総会で国の方針に懸念相次ぐ
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文系学部/大学院の廃止や見直しを打ち出した文科省は体制に批判的な学生や学者の拠点を破壊へ
転載元より抜粋)
 文部科学省が6月8日に国立大学へ出した通知は、教員養成系と人文社会科学系の学部や大学院のほか、司法試験合格率が低い法科大学院の廃止や見直しに取り組むように求めている。高等教育の破壊をさらに進めるということだろう。

 支配層は文系を嫌い、理工系を好む。生産に直結しているからというだけでなく、政治から引き離し、社会を批判的に見ないように育って欲しいからだ。高校や中高一貫校で理科や数学を重点的に教える「スーパーサイエンスハイスクール」なる制度を作ったのも同じ理由から。

 大学だけでなく、高校でも1970年代に官僚たちは学生/生徒の統制を強めている。

 生徒の監視役、教師の立場を不安定化させるのも洗脳の手段。本、音楽、絵画の好みなどから性格をコンピュータで分析、子どもの頃から「潜在的危険人物」をリストアップする研究も進んでいる。

 支配層に刃向かう教師もいるが、そうした人びとへの攻撃として「君が代」の起立斉唱や「日の丸」掲揚の強制が使われている。思想信条に反することを行わせてプライドを砕き、服従させる、つまり奴隷化、あるいは家畜化のための重要な儀式と言えるだろう。それでも抵抗する教師は排除する。

 アメリカでも教育の現場は1980年代、ロナルド・レーガン政権の時代から急速に崩壊していった。強欲を善とする考え方を子どもにインプットし、無教養の人間を育てはじめたのだ。

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[らばQ]「ADHD(注意欠陥・多動性障害)の子供は、学習するときに体を動かす必要がある」新たな研究結果…海外の反応

竹下雅敏氏からの情報です。
 なんと、ADHD(多動性障害)の人は、身体を動かしていた方が、学習効果が高まるとのこと。彼らは、意味なく教室の中を歩き回っていたのではなかったのです。よく言えば、学習意欲の表れ!
 だから、彼らを自由に教室の中で歩き回らせた方が彼らにとっては良いわけです。静かに勉強できるタイプの子供との共存さえ図られれば、万事解決。
 そのうち、足をブラブラさせながら、左手で携帯を操り、右手でペン回しをしながら、しょっちゅうよそ見をしつつ、先生の授業を聞いているような子供が出て来るかも知れません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「ADHD(注意欠陥・多動性障害)の子供は、学習するときに体を動かす必要がある」新たな研究結果…海外の反応
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[北海道新聞 他]アイヌ民族に「土地あたえた」 中学教科書検定に疑問の声 / 今度は古代史まで日本が歪曲をしはじめたぞ!!!⇒「任那日本府説」を全教科書に記載

竹下雅敏氏からの情報です。
 安倍政権が歴史を歪曲し始めたようです。この政権はどう見ても異常で、放っておくと大変なことになると思います。
 いずれ、生活出来ない若者が自衛隊に入隊せざるを得なくなるだろうし、政府もそれを意図して、現在のような格差を生む政策を行なっていると思います。要するに、戦争へ向けた方策なのです。後は言論を弾圧し、日本が攻撃されている様を装い、外に敵を作れば、戦争になります。
 その前に憲法を改正しておかなければなりません。安倍政権が現在行っていることは、明らかなのではないでしょうか。思うように兵士が集まらなければ、最終的には徴兵になるでしょう。
 ここまで明らかなはっきりとした流れが出来ているのに、危機感を持っている人がごく僅かで、あとの者は保身のために声を上げません。まったくもって異常な社会だと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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アイヌ民族に「土地あたえた」 中学教科書検定に疑問の声 歴史、正しく伝わるか
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今度は古代史まで日本が歪曲をしはじめたぞ!!!⇒馬鹿話BEST1位の「任那日本府説」を全教科書に記載してる… by 韓国の反応
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[日刊ゲンダイ]塾・予備校業界との癒着…下村文科相がむさぼる「教育利権」

竹下雅敏氏からの情報です。
 文中に“『公設民営』学校”とありますが、これは、公立学校の運営を民間に委託する制度のようです。記事にあるように、少子化でジリ貧の塾や予備校にとって、自治体所有の校舎が利用できるのはメリットがあります。下村文科相と塾・予備校関係者が癒着する理由です。
 ただ、この記事では全体像が見えにくいので、週刊文春のこちらの記事をご覧ください。大変わかりやすく問題点を指摘しています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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塾・予備校業界との癒着…下村文科相がむさぼる「教育利権」
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[櫻井ジャーナル]経済問題を民族問題にすり替え、貧困の深刻化で支配/被支配階級を作り上げたいらしい曽野綾子

竹下雅敏氏からの情報です。
 道徳が義務付けられるようになるようで、この曽野綾子なる人物は、なんでも道徳の教科書で取り上げられ、どうも模範的人物として扱われるという冗談のような話があります。あべぴょんの関係者なのだから、同じタイプの人間だということは明らかで、この記事の内容は実に納得出来ます。
 驚いたのは、文末の彼女の夫である三浦朱門氏の言葉です。これを読むと、ゆとり教育は失敗ではなくて、完全に成功したのだとわかります。ゆとり教育の目的は学力の低下だったわけです。要するに、庶民に対しては“余計なことを考える力をつけさせたくない”ということだったようです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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経済問題を民族問題にすり替え、貧困の深刻化で支配/被支配階級を作り上げたいらしい曽野綾子
転載元より抜粋)
 曽野綾子なる人物が産経新聞に書いたコラムの内容が問題になっているようだ。

「若い世代の人口比率が減るばかりの日本では、労働力の補充のためにも、労働移民を認めなければならない」ということだ。違法にしろ合法にしろ、移民が増えている欧米では賃金水準の引き下げや労働環境の悪化が問題になっている。支配層にとって労働移民は労働者の力を削ぐ手段のひとつで、だからこそEUでは移民を規制すべきだという政党への支持が増えているのだ。

 介護の現場で問題になっているのは労働力の不足ではなく、低賃金で劣悪な環境で働く若者を集められないことにあり、適切な対価を事業者や労働者へ支払えば解決される。この問題の根は非正規雇用の増大や残業代ゼロ法案と一緒だ。

 非正規雇用の問題でも支配層は働き方の多様化というようなことを宣伝していたが、ならば、賃金だけでなく保険や年金についても同一条件にしなければならない。勿論、実際は違うわけで、本音は賃金の引き下げと労働環境の劣悪化を推進したいということにほかならない。

 曽野のコラムを読むと、「高齢者の面倒を見るのに、ある程度の日本語ができなければならないとか、衛生上の知識がなければならないとかいうことは全くないのだ」と主張している。「優しければそれでいいのだ」という。

 介護のためには専門的な知識が必要なのであり、「孫」が面倒を見るにしても、知識を得るために専門家からアドバイスを受ける必要がある。運動能力を維持させるだけでも専門家と施設が必要だ。こうした知識がなく、経済的な余裕もないことから悲劇が起こってきた。

 コミュニケーション能力を無視しているということは、介護者だけでなく、介護を受ける必要のある高齢者の人格を考慮していないということでもある。「姥捨て」の発想だ。

 曽野が想定している労働移民は、賃金の引き下げと労働環境の劣悪化を意味している。
当然、貧困問題が深刻化し、犯罪も増えるだろう。これは「他民族の心情や文化」の問題ではなく、経済の問題だ。

 貧富の差が拡大していけば、アメリカのように居住地域は所得/経済力によって色分けされてくる。経済力による棲み分けが起こるのが先だ。「高級住宅地」に低所得者は住めない。曽野綾子は原因と結果を取り違えている。アメリカでは歴史的な背景から人種と経済力に相関関係があり、人種の問題のように見えるが、実際は経済問題。

 南アフリカでも同じことが言える。ヨーロッパ系の人びとが先住の人びとを支配するアパルトヘイトと戦ったネルソン・マンデラは1993年にノーベル平和賞を受賞したが、批判の声はある。彼は政治的な平等を実現するために努力したものの、経済の仕組みが温存されたため、貧富の格差は解消されず、そうした格差に基づく社会不安は解決されなかったからだ。南アフリカの問題も「他民族の心情や文化」ではなく、経済に根ざしている。

 アメリカでは貧困を犯罪にしようという動きもあるが、アパルトヘイトは特定の地域を収容所にするという制度であり、問題を力で封じ込めるという政策だ。現在、イスラエルで導入されている。「他民族の心情や文化」を強調するのは、被支配者を分断したいからにほかならない。

 本来、居住をともにするために理解し合う努力をしなければならないのであり、交流すれば、自然と理解は進む。そうした理解が進むことを恐れるのは支配層だ。フランス国王ルイ11世は「分割して支配せよ」と言ったそうだが、互いに反目させ、争わせ、統一的な反対勢力を形成させないようにするのは支配者たちの常套手段である。

 ところで、曽野の結婚相手で教育課程審議会の会長を務めたことのある三浦朱門は「ゆとり教育」について次のように語っている:

 「平均学力が下がらないようでは、これからの日本はどうにもならんということです。できん者はできんままで結構。戦後五十年、落ちこぼれの底辺を上げることにばかり注いできた労力を、できる者を限りなく伸ばすことに振り向ける。百人に一人でいい、やがて彼らが国を引っ張っていきます。限りなくできない非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいいんです。」(斎藤貴男著『機会不平等』文藝春秋、2004年)

 被支配階級である庶民には「実直な精神だけを養っておいてもらえばいいんです」ということだ。余計なことを考える力をつけさせたくないということだろう。介護者は「優しければそれでいいのだ」という曽野の主張と共鳴し合っている。
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