注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
インドがロシアの石油を購入、バイデンの制裁戦争を頓挫させる
— タマホイ🎶🍃🗻 (@Tamama0306) March 21, 2022
ワシントンが世界を統一してロシアに対抗しようとする国際的な聖戦は、中国だけでなく、世界で最も人口の多い民主主義国であるインドからも積極的に挑戦されている https://t.co/v6374KKa5f
金曜日に、インド政府はロシアの石油の輸入量を増やし、ロシアからエネルギー供給を追加購入することを発表した-特別割引料金で
— タマホイ🎶🍃🗻 (@Tamama0306) March 21, 2022
当初の購入量は、少なくとも300万バレルと言われている
本日の取引価格1バレル106ドルを基準にすると、ニューデリーにとってのモスクワ割引価格は1バレル85ドルに過ぎない
この話が爆発的なのは、この二国間貿易が「ルピー・ルーブル」交換方式で行われることで、西側の対ロ制裁に対抗するために考案されたものだからだ
— タマホイ🎶🍃🗻 (@Tamama0306) March 21, 2022
この仕組みは、間違いなく米国とその同盟国から激しい反発を受けるだろう
世界の通貨市場も揺るがす可能性がある
(中略)...
米国とその属国である日本、韓国、EUはペトロダラーの圏内にとどまるだろう。インドは、中国と同様、そうではないかもしれない。
“ユーラシア経済連合(EAEU)と中国は…米ドルをバイパスする新しい通貨・金融システムの設計に着手している。…インドは、ロシアから石油をルーブル・ルピーのメカニズムで大幅値引きして購入するメガ契約を結ぼうとしている”とあります。
「ルピー・ルーブル」交換方式で行われる二国間貿易は、“西側の対ロ制裁に対抗するために考案されたもの…この仕組みは、間違いなく米国とその同盟国から激しい反発を受けるだろう。世界の通貨市場も揺るがす可能性がある”ということです。
クレディ・スイスのZoltan Pozsar氏は、ロシア制裁はドルの地位を脅かすとして、“最も必要な時期に奪い去られる危険を考えると、運用担当者にとって安全のためドルを保有する合理性がますます薄れる。こうした認識が各国中銀にドル以外の通貨への外貨準備の分散を促す”と警告、ゴールドや他のコモディティが裏付けとなる「ブレトンウッズ3」になると言っているようです。
岸田文雄首相はインドのナレンドラ・モディ首相との3月19日の共同記者会見で、「ロシアのウクライナ侵攻は、国際秩序の本質そのものを揺るがす重大な事件です。毅然とした態度で対応していかなければなりません。」と述べたのですが、会談後に発表された共同声明は、“ロシアを非難することなく「暴力の即時停止」を促した”ということです。
「ルピー・ルーブル」交換方式で行われる二国間貿易を思い止まるようにインドに派遣されたものの、岸田首相は見事に失敗したということでしょう。