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[Sputnik ほか]ドル制度を拒否のBRICSが迎えうる地政学的な激変 / ソロス財団がハッキングされNWO戦略が世界中に公開・パナマ文書はプーチンを陥れる罠

竹下雅敏氏からの情報です。
 BRICS諸国がAIIBを設立し、新金融システムへ向けての確実な歩みを始めています。問題は、スプートニクにある通り、ドル以外の“別の主導的通貨を作り出すこと”です。おそらく、いくつかの主要通貨の通貨バスケットになるはずです。
 記事にある通り、米国はこれまで、サダム・フセインやカダフィ大佐の例にある通り、ドル以外での決済を行なおうとした者に対して“手段を択ばないやり方”をして、ドル・システムを維持して来ました。しかし、世界の流れはもはや止めようもなく、ドル覇権は歴史の必然として終わります。
 ただ、悪人どもが素直にこの権力を手放すはずが無く、仮に新金融システムに世界が移行するにしても、その時に自分たちが権力の中枢に残るための様々な努力をしていると考えられます。
 下にあるジョージ・ソロスの役割は、そうした部分が大きいと思います。パナマ文書の暴露は、プーチン大統領を攻撃するためだとウィキリークスは主張しており、これはこれで正しいと思いますが、要は、新金融システムをBRICS側の思うようにさせないという思惑だと思います。
 しかし、どうも私が見る限り、パナマ文書の暴露の背後に居たロスチャイルド家は、一族として話し合いに応じるつもりになっていると思えます。彼らが最終的に全面降伏するとなると、今後の展開はかなり早くなると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ドル制度を拒否のBRICSが迎えうる地政学的な激変
転載元)
金融分野を専門とするジャーナリスト、エルンスト・ヴォルフ氏はいわゆる移行経済期にある諸国の経済ポテンシャルはまだ使い果たされていないとの見方を示している。BRICS諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)は世界経済の国際舞台でプレーヤーとしての確固とした地位を築いている。これによってドルは圧力を感じ始めており、これによって地政学的な激変が起きるかもしれない。

ヴォルフ氏「その通りです。この新開発銀行は徐々に発展しており、米国はすでにこれに懐疑的な目を向け始めています。

問題なのは新開発銀行はドルのシステム内で作業をしているためにドルシステムを尊重せざるをえない。

我々が忘れてはならないのは、国際金融システムはドルのシステムだということです。そして世界で唯一ドルを印刷する権利を有している機関が米国の連邦準備銀行です。米国はここ数年で実際に、全世界が米国を尊重せねばならない仕組みを作り上げることに成功しています。」

スプートニク「米国の金融経済からのしがらみを断ち切り、別の主導的通貨を作り出すことは可能ですか?

ロスチャイルド卿「人類を対象にしたグローバルな金融実験が行われている」 

ヴォルフ氏「これを米国人は全力で阻止しようと必死です。このシステムから抜け出そうという試みは今までもありましたが、これは血塗られた結末を迎えました。たとえばサダム・フセイン氏は自国の石油をドルではなくユーロで売ろうとしましたが。カダフィ大佐も金で兌換できる通貨を開始しようとしました。その結果がどうなったでしょう。今この2人ともがこの世に存在していません。表現を変えれば、米国は自国システムを維持するためならあらゆる手段を択ばないのです。」

スプートニク「ロシアもまたトルコと組んで独自の経済回廊を作る試みを開始していますが。」

ヴォルフ氏「そうですね。トルコとの発展プロセスは関心を呼んでいます。プーチン、エルドアン両大統領は先の会談で両国の取引をルーブル、リラ建てで決済することを合意しました。これは米国に対する宣戦布告であり、サダム・フセイン、カダフィ大佐が行おうとしたことに類似しています。これがどうなっていくか、私には興味がありますね。

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ソロス財団がハッキングされNWO戦略が世界中に公開・パナマ文書はプーチンを陥れる罠
転載元)
ジョージ・ソロスのOSFがハッキングされ、数千のファイルがネット上で公開される
Soros hacked, thousands of Open Society Foundations files released online

8月14日【RT】 https://www.rt.com/usa/355919-soros-hacked-files-released/ より翻訳


億万長者ジョージ・ソロスが運営するオープンソサエティ財団などの機関がハッキングされ、2,500件以上のファイルが盗まれて暴露された。

DC leaksというハッカー組織が土曜日に漏えい・公開した資料にはソロス・グループの複数の部署から数百の内部文章が含まれていたが、中でもオープンソサエティ財団からの漏えいが目立っていた。

漏えいされた文書は地理的地域や世界銀行、あるいは大統領執務室など各セクションにグループ分けされ、2008年から2016年までのものが含まれており(The Daily Caller)、ソロスによる事業計画や戦略、優先事項やその他の活動などが明かにされており、ヨーロッパの選挙や移民、亡命に関する報告書が含まれている。

(中略) 

ソロスのオープンソサエティ財団は、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)に資金を提供しているが、同団体は今年、パナマ文書の公開の際に世界中からの注目を集めていた。モサック・フォンセカ法律事務所(パナマ)に保管されていた同文書には、富裕層がタックスヘイブンをどのように利用しているのかを明らかにする数百万の記録が含まれている。

パナマ文書が公開された当時には、この一連の漏えい作戦はロシアおよびウラジミール・プーチン大統領を攻撃するためにアメリカ政府およびソロスによって資金提供されたものだとウィキリークス側は主張していた。

(以下略)

ワシントンのBRICS攻撃:ブラジルのルセフ大統領は汚職の嫌疑で職務停止に、代行となったテメルの米国諜報機関との関わりをウィキリークスが暴露

竹下雅敏氏からの情報です。
 ブラジルのルセフ大統領の弾劾で、大統領は半年間の職務停止となってしまいました。しかし、ウィキリークスの暴露でも明らかなように、この弾劾はアメリカの陰謀です。
 ポール・クレイグ・ロバーツ氏は、ルセフ大統領の汚職を、サダム・フセインの大量破壊兵器、アサドの化学兵器使用と同様のただの言いがかりであるとしています。どうやら、これは本当のことのようで、より詳しい解説がマスコミに載らない海外記事にあります。これによると、エコノミスト誌でさえ、“有罪の証拠なしでは弾劾は正当性を欠いて”いると主張しているようです。594人の議員の内、“318人が取り調べを受けているか、嫌疑をかけられている”ようですが、当のルセフ大統領は“何の財政上の不正の疑惑も受けていない”とのことです。
 しかも、こうした弾劾の手続きを主導した下院議長エドゥアルド・クーニャは、スイス銀行の秘密口座に何百万ドルもの不正資金を蓄えていることが判明している最も腐敗した政治家だというのだから、目も当てられない状況です。
 ブラジルの国民が自分たちのために選んだ大統領が気に入らないということで、例によってワシントンがクーデターを仕掛けて来たわけです。現在、ブラジル大統領代行として権力を握ったミシェル・テメルの役割は、ルセフ大統領を永久に排除し、ブラジル国民に汚職に対する浄化はなされたという偽りのカタルシス感を与えることで、真に腐敗した政治家への更なる捜査を防ぐことだということです。しかし、こうした悪人どもの思惑は徐々に多くの人の知るところとなり、“国際世論が、ブラジル野党による弾劾運動反対に変わったことに疑問の余地はない”としています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ウィキリークス、ブラジル大統領代行と米国諜報機関の関わりを暴露
転載元)
ポータルウィキリークスは、ミシェル・テメルブラジル大統領代行が過去に米国の軍と諜報機関に協力していたことを示す文書を公開した

ウィキリークスに公開された最初の電子メールは、同氏がサンパウロからマイアミに送ったもの。マイアミには中南米地域における米軍の指揮本部があった。
この中でテメル氏は、ルーラ・ダ・シルヴァ氏が大統領だった2006年時点のブラジルの政治情勢を説明している。


第二の手紙は2006年6月21日付。ブラジル首都の米国大使館で開催されたまたひとつの同氏と米国外交官の会談について触れられている。トピックは今度も国の政治情勢。同氏は新たな国際貿易協定の締結によりブラジルの経済成長を担保する方法を提案している。
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ウィキリークス、「ブラジル大統領代行は米諜報機関に協力」
引用元)
内部告発サイト・ウィキリークスが、ブラジルのテメル大統領代行とアメリカの諜報機関が関わりを持っていたことを暴露しました。

ロシアのスプートニク通信が14日土曜、報じたところによりますと、ウィキリークスは2006年1月11日と6月21日付けの文書を公開しており、これらの文書はテメル大統領代行がアメリカの諜報機関に協力していたことを示しています。

これらの文書の1つはまた、テメル大統領代行がルラ前大統領時代のブラジルの政治情勢に関する情報を、中南米地域のアメリカ軍の指揮本部に送付したことを示しています。

ブラジル上院は12日木曜、賛成55、反対22で同国のルセフ大統領の職務停止を可決しました。

これにより、ルセフ大統領は半年間の職務停止処分となり、テメル副大統領が大統領代行を務めています。

ルセフ大統領は、2013年のブラジル大統領選挙における汚職の疑いが持たれています。

ルセフ大統領は、このような汚職疑惑を、反対派によるクーデターに向けた陰謀であると見なしています
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ワシントン、BRICS攻撃を開始
Paul Craig Roberts
2016年4月22日

アルゼンチンの改革派大統領クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネルの排除がすんだので、ワシントンは今やブラジルの改革派大統領ジルマ・ルセフを排除しつつある

(中略)

ブラジルでは、下院でルセフ大統領を弾劾させるために、ワシントンは汚職のほのめかしを利用した。証拠は不要で、主張だけでよいのだ。“イランの核兵器”、サダム・フセインの“大量破壊兵器”、アサドの“化学兵器使用”と同じ、というか、ルセフの場合は、ただのほのめかしだけだ。 (中略) アメリカが支援するエリート連中は、選挙では打ち負かすことができない大統領を排除するのに、弾劾を利用しているのにすぎない。

要するにこれは、ワシントンのBRICS攻撃だ。ワシントンは、中国とロシアとの関係強化を終わらせるため、ブラジルで、ワシントンが支配している右翼政党を権力の座につけようとして動いているのだ。

(中略)

中南米国民が、自分たちを代表する政府を選出すると、ワシントンは必ず、政権を打倒するか、大統領を暗殺する。

ワシントンが、ベネズエラを、ワシントンと組んでいるスペイン系エリートによる支配に戻すのも間近だ。

(中略)

売国奴エリートを追放し、アメリカ大使館を閉鎖し、全てのアメリカ企業を追い出せるような政権を圧倒的多数で選出するまでは、中南米の人々はアメリカの農奴のままだろう。アメリカが跋扈している全ての中南米諸国には、農奴以外の未来はない。

記事原文のurl: http://www.paulcraigroberts.org/2016/04/22/washington-launches-its-attack-against-brics-paul-craig-roberts/

[日本や世界や宇宙の動向]ブラジルではブラジルの春(色の革命)が進行中! 〜典型的なCIAによる色の革命作戦 宇宙から降り注がれる高次元の光の影響で、悪人は波動の上昇と共に精神が破綻する運命に〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 BRICSを解体するために、ブラジルを不安定化させる工作が大規模に行われているようです。現在ブラジルでは、前大統領の汚職事件が追及されているようですが、これは“典型的なCIAによる色の革命作戦”とのこと。
 日本でも民主党政権の時に、まったく何の犯罪性も無い小沢一郎氏が集中砲火を浴び、現在どう考えても有罪である甘利のあっせん収賄疑惑に関しては完全沈黙です。要するに、アメリカにとって都合がいいか悪いかだけで、検察、メディアの態度が変わるのです。下手をすると、無実の者が犯罪者に仕立て上げられてしまいます。
 このような腐った社会を根本から浄化しなければならないのですが、それに懸命に取り組んでいるわずかな人々は、大概は陰謀論者のレッテルを貼られます。
 しかし現在は、これまでとは違い、宇宙から降り注がれる高次元の光の影響で、闇の人間、そして闇に加担する人間どもは、いずれ波動の上昇と共に精神が破綻するように運命づけられています。悪は必然的に消滅する運命なのです。いずれ近い将来に、多くの人々がこれを確信する日が来ることでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ブラジルではブラジルの春(色の革命)が進行中!
転載元より抜粋)
http://beforeitsnews.com/alternative/2016/03/lada-ray-futurist-trendcast-3-15-16-brazil-color-revolution-attempt-corruption-dilma-lula-zika-and-2016-olympics-lada-ray-report-and-predictions-or-here-we-go-again-with-a-3321244.html
(一部)
3月16日付け

Lada Rayの記事:ブラジルで色の革命が進行中です。

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いつものことですが、○○革命と呼ばれるものは全てアメリカやNATOそしてロスチャイルドらによる他国の内政干渉によるものです。

ブラジルでは2016年のリオ・オリンピックとオリンピック施設の建設に反対する人々による自発的な抗議デモが毎日のように行われています。
それだけではありません。公共交通機関の料金の高騰、電力使用量の高騰などに抗議するデモも頻発しています。

「ブラジルの現在の経済状況や社会情勢はジカウイルスの恐怖やリオ・オリンピックと関連しています。
ブラジルを不安定化させBRICSを解体させようとしている勢力がいるからです。
地政学及び不安定要因を世界中に拡大させている勢力について何も知らない人たちは、抗議デモは素晴らしいと考えており、熱心にツイートしています。

ブラジルの経済が低迷しているのは現大統領或いはPT党のせいではありません。通常の経済循環によって
界中の経済が低迷期を迎えている
のです。現在、アメリカの消費者も買い物を控えています。世界の経済成長をけん引してきた中国の経済も低迷し不況に突入しました。そのため資源大国の経済に勢いをもたらした天然資源の需要も減り続けています。

PT党は貧困層に対してこれまで通りの支援をすることができなくなっています。シルヴァ前大統領のスキャンダル=彼の汚職容疑を一斉に報道していますが、これもまた典型的なCIAによる色の革命作戦なのです。

2014年にオバマは中国とロシアの間にクサビを打とうとしました。一方、インドに対してはBRICSから離脱するように説得しました。しかし結果は何も起こりませんでした。
ブラジルが次の標的です。

ブラジルの春が進行中です。

ジカ・ウイルスもリオ・オリンピックもBRICSの不安定化も全てが水面下で繋がっています。ジカ・ウイルスは現政権を倒すための口実に使われます。

brazzil-color-revolution-in-fulls-swing

2016年3月13日にブラジルで、史上最大の反ルセフ大統領の抗議デモが行われました。

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[Sputnikほか]米議会承認のIMF改革後、ロシアはそのメンバーのトップ10に入る 〜 BRICSの発言力が強化、ドル崩壊への一歩

竹下雅敏氏からの情報です。
 ようやくIMFの改革が一歩前進したようです。改革後はBRICS諸国の発言力が強まることになります。ドル崩壊に向けての重要な一歩です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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米国議会承認のIMF改革後、ロシアはそのメンバーのトップ10に入る
転載元より抜粋)
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ロシアは米国議会の承認を受けたIMF改革後、ブラジル、インド、中国とともに、そのメンバーのトップ10に入る。IMFのラガルド専務理事が金曜述べた。

「形成過程の市場を持つ4カ国(ブラジル、インド、中国、ロシア)はIMFの最大のメンバー10カ国の中に入る。ほかにトップ10には米国、日本、および欧州の4大国(フランス、ドイツ、イタリア、イギリス)が入る」とのこと。

「欧州諸国は理事会の代表部総数を2つ削減する義務を負った」という
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中国、IMFへの出資3位に 米議会承認へ、日本に肉薄
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。

[Sputnik]ワシントンはロシアのユーラシアプロジェクトを死ぬほど恐れている 〜 BRICSは金融システム崩壊の手はずを整えている

竹下雅敏氏からの情報です。
 BRICSは、着々と自分たちのサークルの中だけで経済が成立する手はずを整えています。準備が整った段階で、世界中の全ての銀行が予め仕組まれたウイルスによって、一時的にシャットダウンするようです。こうなると欧米の金融システムは完全に崩壊します。しかし金に裏付けられた新しい通貨が出現すると同時に銀行システムが再起動すれば、BRICS諸国はほとんど影響を受けません。甚大な影響を受けるのは、カジノ経済で無から通貨を作り出している連中です。現在準備は整っているように感じます。いつ来てもおかしくないという気がします。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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The Nation:ワシントンはロシアのユーラシアプロジェクトを死ぬほど恐れている
転載元より抜粋)
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上海協力機構およびBRICSのウファサミットで地政学的爆発が置き、ロシア、中国、イランのユーラシアプロジェクトは、世界政治の未来の地殻変動のプロセニアム(舞台の縁取り)として確証された。ブラジルのペペ・エスコバー氏が米誌The Nationに寄稿した。

以下、その概要を紹介する。

両サミットの同時開催はプーチン大統領の輝かしい外交手腕だ。ウファでロシアはワシントンの帝国主義的論理に対し、中露戦略パートナーシップがどれほど深く革命を起こしたかを強調する自らのソフトパワーを対置した。

上海協力機構、BRICSの全リーダーを一堂に会させ、モスクワは、ユーラシア統合に根ざすダイナミックな地政学構造のビジョンを提示した。この構造においては、見事に多年にわたる西側の制裁から自らを解放してみせたイランも、大きな役割を担う。テヘランは自らの地政学的境遇から、ユーラシアの重要な結び目になる。

ウファサミットではアフガニスタンにも大きな注目が集まった。もしアフガンの野党が武装解除し、テロ組織とのつながりを断ち切ったなら、地域情勢は政治的方法で安定化し得る。そうなれば、安定化したアフガンは、中国、ロシア、インド、イランの投資に対しより開かれた国となり、長らく待たれたプロジェクト、トルクメニスタン、アフガニスタン、パキスタン、インドを通るガスパイプライン実現へ道が開ける。

数年前、プーチン大統領は、リスボンからウラジオストクにいたる「大きな欧州の家」創設が可能である、と提案した。しかし、ワシントンの庇の下のEUは、この理念を無視した。

米国の国家軍事戦略において、ペンタゴンはロシア、中国、イランを「修正主義国家」と規定し、これら国々を米国の安全保障に対する主要な脅威と見なしている。

しかし、米国の反応はことごとく、恐怖心のあらわれになる。経済ベルト「シルクロード」、台頭するBRICSおよび上海協力機構、中国の銀行。これらが、ウファでプーチン大統領と習近平国家主席が述べたところの「共同の努力」であり、ユーラシア統合の未来を決めるものである。このような状況では、米国は鷲のように飛翔することはできそうもない。ワシントンは死ぬほどおののいている。

ペペ・エスコバー氏は以上のように述べている。