アーカイブ: 食糧危機・備蓄

地上の混乱とそれに伴う食料価格の上昇は、グレートリセットのアジェンダに奉仕する意図的な政策の一部である

竹下雅敏氏からの情報です。
 冒頭のグローバルリサーチの記事にあるように、「この戦争は起こる必要はなく、ウクライナの中立性に関する単純な合意によって防ぐことができた…地上の混乱とそれに伴う食料価格の上昇は、グレートリセットのアジェンダに奉仕する意図的な政策の一部である」と考えるのが自然です。「西側諸国とその同盟国は石油コストを下げる努力をほとんどしていない。…石油のコストを高く保つことは意図的な政策決定であり、生活費の危機、そして その結果として起こる食糧不足が意図的に操作されている」のです。
 現在、「サル痘」をメディアで報じているのですが、世界経済フォーラム(WEF)は次のパンデミックを作りだそうとしており、これにエネルギー危機と食糧危機が重なると、中間層は完全に破壊され社会は現在のウクライナのように、一部の超富裕層と貧しい庶民に二極化されます。それが彼らの意図であり、必要最低限の生活を世界政府がユニバーサル・ベーシックインカムで保証する代わりに、デジタル認証と財産放棄を受け入れさせるのでしょう。
 現在の社会システムを、ロシアをきっかけにして意図的に混乱させ、混乱を引き起こした彼らが解決策として用意していた「グレートリセット」を受け入れさせるのです。これが彼らのいつものやり方です。
 人々がデジタル認証と財産放棄を受け入れるには、「前例のない社会的危機に発展しかねない危険なレベルの市民の動揺」が計画されていると考えて良いと思います。例えば、テロなどは意図的に引き起こされるのではないでしょうか。
 “不安定さが増すことは、これまで考えられなかったような選択肢を模索する新たな機会”となるのですが、それがネガティブな方向だと「グレートリセット」となり、ポジティブな方向だとロシアが呼びかけている「多極化の世界」になるのです。 
 主要メディアしか見ていなければ、ウクライナの状況と同じでロシアが負けているように思うのでしょうが、現実はロシアが負ける状況には全くありません。今後の世界もこれと同じことが起こります。ただ、ウクライナの状況を未だに見誤っている人たちは、今後かなり苦しい思いをしなければ、現実が受け入れられないところまで追い詰められるのだろうと予測します。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
食糧危機を引き起こす5つの兆候
転載元)
(前略)
食糧供給が純粋に攻撃されようとしていることを示すいくつかの兆候がある。
 
1. ウクライナ戦争と欧米の制裁
 
ロシアのウクライナにおける「特別作戦」が、石油、ガス、小麦の価格を高騰させたことはよく知られている。一部は現地の混乱によるものだが、大部分は欧米の制裁によるものだ。
(中略)
この戦争は起こる必要がなかった。ウクライナの中立に関する単純な合意によって防ぐことができたはずだ(そして今も止めることができる)。最近の歴史上類を見ない反ロシア制裁の広範囲な性質と組み合わせれば、地上の混乱とそれに伴う食料価格の上昇は、グレートリセットのアジェンダに奉仕する意図的な政策の一部であると推論できるだろう。
 
2.石油価格の上昇
 
石油価格の上昇は、あらゆる産業部門、特に輸送、物流、農業に自然かつ明白な打撃効果をもたらす。生活費危機の懸念、食糧不足の警告、ロシアが世界最大の石油・ガス輸出国であるにもかかわらず、西側諸国とその同盟国は石油コストを下げる努力をほとんどしていない。
 
石油価格の高騰で、すでにロシアのルーブルは戦前の強さまで跳ね返っているが、サウジアラビアは2014/15年のように価格を暴落させるために市場に殺到するのではなく、価格を上げている。
 
石油のコストを高く保つことは意図的な政策決定であり、生活費の危機、そしてその結果として起こる食糧不足が意図的に操作されていることを示すものである。
 
3. 鳥インフルエンザ
 
マスコミは鳥インフルエンザの大流行が起こっていると言っている。先週お伝えしたように、「鳥インフルエンザ」の動きは「コビット」と同じようである。鳥はPCR検査でウイルスの有無を調べられ、「陽性」であれば淘汰され、これらの淘汰は「鳥インフルエンザによる死亡」とされる。
 
この過程で、鶏肉と卵の世界最大の輸出国であるアメリカだけで、すでに少なくとも2700万羽の家禽が処分されている。フランス、カナダ、イギリスでも数百万羽が殺処分された。
 
鳥インフルエンザは、すでに鶏肉と卵の価格を高騰させた(と言われている)。
 
(重要な余談だが、豚が「スーパーバグ」を人間に感染させるという新しい報告もあり、豚も近いうちに殺処分されるかもしれない)
 
4. イギリスとアメリカは農家に金を払って農業を止めさせる
 
昨年5月、バイデン政権は農家に対して、環境保全を目的とした連邦政府の資金提供プログラムである「保全準備プログラム」に農地を追加するよう働きかけを開始した。このプログラムは、実質的に農家が農業をしないようにお金を払うというものだ。広く予測されている食糧不足を考えると、非常に奇妙な政策決定である。
 
カリフォルニア州の州レベルの計画では、今度は節水という名目で、農家にお金を払って栽培を減らしてもらおうとしている。
 
興味深いことに、イギリスでも同じようなプログラムが、(これまた言われてみれば)まったく異なる理由で進行している。この2月から、イギリス政府は農業を引退したい農家に対して、最高10万ポンドの一時金を支払うことにしている。地政学的な不安が食糧供給に影響を及ぼしているこの時期に、またしても奇妙な政策である。
 
5. 製造肥料の不足
 
ロシアとベラルーシは、肥料と肥料関連製品の世界最大の輸出国であり、手作業で約100億ドル相当の貿易を占めている。そのため、ウクライナ戦争(と制裁)はすでに肥料市場に大きな打撃を与えており、3月には価格が史上最高値を更新している。
 
世界第3位の肥料輸出国である中国は、国内の食料価格を低く抑えるためと言われ、昨年の夏から肥料を自主的に輸出禁止にしている。
 
そう考えると、アメリカのユニオン・パシフィック鉄道が突然、肥料の配送数に制限を設け、肥料大手のCFインダストリーズに列車の車両使用量を20%も削減する必要があると通告したのは非常に奇妙なことである。
 
CFインダストリーズ社は、公開の回答で次のように述べている。
 
ユニオン・パシフィック社によるこの措置は、農家にとってこれ以上悪いタイミングはない。この出荷制限によって肥料が遅れるだけでなく、春の施肥に必要な追加の肥料が農家にまったく届かなくなる可能性がある。この恣意的な制限をほんの一握りの荷主に課すことで、ユニオンパシフィック社は農家の収穫を危うくし、消費者の食費を増やしているのだ。"
 
ボーナス:食品加工工場で火災が発生
 
この事件は未解明な点が多いため、公式のスポットではなく、ボーナス枠として取り上げることにしました。
 
このリストの中で最も奇妙で儚い話ですが、この半年間に全米の食品加工工場で火災が多発しているようです。2021年8月以降、全米の食品加工工場で少なくとも16件の大火災が発生している。
(中略)
何年も前から食糧不足が近づいていると言ってきたが、ついに実際に食糧不足を引き起こそうとしているようである。
(中略)
読者の皆様へ 読者の皆様へ:上または下のシェアボタンをクリックしてください。Instagram、Twitter、Facebookでフォローしてください。また、グローバルリサーチの記事を自由に再投稿・共有してください。
(以下略)

» 続きはこちらから

これまで日本の商社が保持していた食糧調達力が一気に失われる / 鈴木宣弘教授「食糧危機クワトロ・ショックの只中にある日本」「今なお食糧生産力を減らそうとする異常な日本政府」

 最初の動画は読者の方から送っていただきました。日本が食糧危機に向かっているという情報は出始めていますが、それでも高度成長期を生きてきた多くの人は漠然と「日本は大丈夫かも」と思っているかもしれません。この動画を見るとゾッとします。
 これまで日本はお金もあるし貿易も強い国でした。大手商社「丸紅」の穀物部門は穀物メジャー第2位、全世界の10%およそ8億人分くらいの食糧を管理していました。日本に当てはめると7年分くらいに相当するので、いざという時は融通をつけてなんとかなるはずでした。ところが、2022年2月、この穀物部門の米ガビロン社を他社に売却することが明らかになっています。日本が持っていたはずの食糧調達能力がごっそり奪われたわけですが、ほとんど騒ぎになっていないことを危惧されています。国が自給率を上げる対策に本腰を入れるべき局面ですが、日本の現状はさらに悲愴です。
 この事態を受けるように、参政党による鈴木宣弘教授へのタイムリーなインタビューがありました。20分間ノンストップのシビアなメッセージで、さらに儀式化し硬直する国会を打破するための提言などがあり重要です。内容を要約しました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
【食料危機】もうパンは届かない日本が失った8億人分の輸入ルート
配信元)

————————————————————————
【LIVE】5/5配信!毎週木曜日21:00~参政党YouTubeチャンネル生配信!
配信元)


日本の農業を襲うクワトロ・ショック 
現在、日本はアメリカの余剰農産物の最終処分場、危険な食物の最終処分場にされている。そしてその最終段階に来ている。
そのような時に、食糧の「クワトロショック」が起きたコロナショックが日本を襲い、異常気象、中国による食糧爆買いで対応を迫られている時にウクライナ紛争がとどめを刺した今はもう食糧危機が迫っているのではなく、食糧危機の真っ只中にある

もはや日本には化学肥料は入ってこない。今年はなんとかなるが来年は無い。普通の農業はできない。
野菜の種の9割は外国で種取りをしており、物流が止まれば実質自給率は8%だ。
物流が止まれば多くの日本人は飢える。食べるものを自給できなければ国の真の独立は無い

戦後のアメリカの占領政策で、日本はアメリカの危険な余剰食糧を食べる国にさせられた。貿易自由化を迫り、自動車の利益の代わりに農業が犠牲にさせられて来た。

しかし、お金を出しても食糧が入ってこない今の状況で、お金を出して買う前提の「経済安全保障」は何の役にも立たない。今は国内の食糧生産力を高める必要があるが、日本は国会の場でも全く議論されていない異常な状況にある

» 続きはこちらから

各国が国民に向けて備蓄を呼びかけている / 日本政府も1〜2週間分の備蓄を促しているが、、

読者の方からの情報です。
日本政府が4月25日に備蓄を呼びかけていたようですが、皆さんはご存知でしたか?
今、アメリカでは粉ミルク不足で、買物の購入制限が始まっているようです。ドイツも備蓄を呼びかけたようですね。
(Sakura)
 世界は続々と国民に向けて食料や日用品の備蓄を呼びかけているようです。ヨーロッパやアメリカではいくつかの日常品にすでに購入制限がかかっていて、とりわけアメリカでの、赤ちゃんの粉ミルク不足が今後の懸念だそうです。それというのも、2022年5月に全米最大手のアボット社の粉ミルクに細菌感染の恐れがあったとして、今後FDAの承認が下りるまで製造工場の再開ができないため深刻な品不足になっているそうです。
中国は昨年末に各家庭に対して食糧や日用品の備蓄を呼びかけ、タジキスタン共和国では今年に入って2年分の食糧備蓄を推奨、フィンランド、ポーランド、フランスも同様の備蓄の呼びかけをし、2022年5月3日にはドイツも10日間の食料と必需品を備蓄するよう国民に訴えました。ドイツは戦争に備えた爆弾シェルターを再建しているとも。
 さて日本政府はと言うと、4月25日、100年に一度の太陽フレアによる災害に備え、1〜2週間分の備蓄を呼びかけていました。日本の場合、太陽フレアによらなくても自然災害、戦争、経済危機、燃料不足、サイバー攻撃などが原因で大規模停電になる可能性もあり、当面電気がなくても慌てないような備えが必要と訴えています。動画では、まだまだ日本はのんびりしていると心配されていますが、大事な標語が2つありました。
「命に直結するものは、早めに買う、多めに買う!」
「いつだって政府は大事なことは最後に国民に知らせる、ということを忘れるな!」
(まのじ)
————————————————————————
これだけは備えて!ドイツも備蓄の推奨を始めたよ。
配信元)
————————————————————————
配信元)


世界経済フォーラムのグレートリセット計画では、計算外のことが起きている! ~ウクライナ戦争でプーチン大統領は倒れ、世界は統一通貨で支配されるはずだった

竹下雅敏氏からの情報です。
 4月5日の記事で、“ロシアのドミトリー・メドベージェフ氏は、ロシアが間もなく西側諸国を食品輸出から切り離す可能性がある”と脅迫したこと、米政府はウクライナ紛争が、“中東、アフリカ、極東で飢饉を起こす可能性がある”と注意喚起をしたことをお伝えしました。
 “続きはこちらから”の記事でIn Deepさんは、対ロシア制裁による「西側へのブーメラン」を見れば、「誰に対しての戦争なんだ?」と言う疑問が湧くと言っています。
 先の記事で見たように、「対ロシア制裁はルーブルの価値を崩壊させるように設計されたが、失敗した」として、西側がロシアに対して課した抜本的な制裁措置は石油の価格を押し上げ、潜在的なエネルギーと食糧不足を生み出していると指摘、結果、“食料価格の上昇、化石燃料の使用減少、生活水準の低下、そして、公的資金が「再生可能エネルギー」に注ぎ込まれる。”としています。
 そして、「なぜこれらはグレートリセットの内容と完璧に一致するのか?」という疑問から、すべてが仕組まれたことではないかと見ているのかも知れません。
 あるレベルではそうだと言えますが、少なくとも世界経済フォーラムのグレートリセット計画では、計算外のことが起きていると言って良いでしょう。彼らの計画では、ウクライナ戦争でプーチン大統領は倒れるはずだったのです。また、彼らが支配する世界では、各国に主権はなく、世界は統一通貨で支配されるはずだったと思います。
 しかし、4月27日の記事で紹介しましたが、「BRICSが関与するデジタル決済通貨」は、 “参加国の通貨を指標とした新しい合成貿易通貨”であり、「参加国は、自国の通貨で信用を創出し…国境を越えた資本収支の流れは、引き続き各国の通貨規制によって管理される」のです。
 ウクライナでロシアが勝利すれば、世界経済フォーラムのグレートリセット計画は破綻するのです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
IMFは現在、食糧供給不足が世界中に社会不安の波を生み出すと警告している
引用元)
(前略)
InstagramTwitterFacebookにアクセスしてフォローしてください。グローバルリサーチの記事を自由に再投稿して共有してください。
 
***
国際通貨基金(IMF)は、厳しい見通しの将来について警告を発しました。
物事が現在のように続けば、そしておそらくそうなるでしょうが、世界的な食糧不足は続くでしょう。その結果、供給問題と市民の不安が生じ、おそらく第三世界で始まり、そこから広がるでしょう。
 
容赦ないインフレのためにペルーではすでに抗議行動が起こっており、これはおそらく問題が広がるにつれて何が起こるかを味わうに過ぎないでしょう。
 
特に貧しい国々では、食料価格が非常に高いため、多くの家族が収入を得るのは手ごろな価格ではありません。これは抗議と暴動につながります-そしてドミノが世界中で落ち続けるにつれて、地球上の地獄が続きます。
 
 「世界経済がパンデミックから完全に回復していないにもかかわらず、この危機は進展しています」と、IMFの研究開発ディレクターであるピエールオリビエグリンチャスは述べています。

彼が書いた投稿の中で、グリンチャスは、世界が目撃している災害の進展について、高インフレと供給の問題が混在していると非難しました。彼は、最も脆弱な国々が最初にフォールアウトを経験し、次に世界の他の国々を経験するだろうと付け加えた。
 
 「戦前でさえ、パンデミックの間の需給の不均衡と政策支援のために多くの国でインフレが上昇し、金融政策の引き締めを促した」とグリンチャスは付け加えた。
 
「この文脈では、その差し迫った悲劇的な人道的影響を超えて、戦争は経済成長を遅らせ、インフレを増加させるでしょう。」

全世界が空腹になりますか?

グリンチャスはさらに、貧しい国々を皮切りに、食料と燃料の両方の価格の上昇が社会不安をさらに助長する可能性があることについて話しました。中央銀行は、中長期的なインフレ期待を固定するために、何らかの形で政策を調整する必要があると彼は言います。
 
彼らがこれに失敗した場合、そして最終的にはそうなるでしょう。中央銀行はポンジースキームであり、最終的には自重で崩壊することなく永遠に存続することはできないため、状況はさらに制御不能になります。
 
中央銀行がどういうわけかインフレを抑えることができたとしても、食糧不足は今後数年間続く可能性が高い、とGourinchasはさらに示唆している。中国のような国々は現在食糧を蓄えていますが、ウクライナのような「穀倉地帯」の国々はもはや輸出を行っておらず、戦争のために通常ほど多くのエーカーを植えていません。
 
すでに世界経済を席巻しているように見える、最悪の状況です。完全なフォールアウトはまだ完全には現れていません。
 
明確にするために、以前のレポートで地獄という言葉を使用して、地獄に何が来るのかを説明したのはIMFでした。

 「今年、数十億ドルの追加資金を提供できなかったということは、飢饉、不安定化、大量移住が発生することを意味します」と、現在世界食糧計画の責任者を務める元共和党のデイビッド・ビーズリー知事は述べています。
 
「私たちが今地球上に地獄を持っていると思うなら、あなたはただ準備をします。北アフリカを無視すれば、北アフリカはヨーロッパにやってくる。中東を無視すれば、中東はヨーロッパにやってくるのです。」

これはほとんど脅威のように読めます、それはおそらくそれが何であるかです。私たちにもっとお金をください、ビーズリーは基本的に言っています、さもなければ。
 
ちなみに、西洋の世界はこれに影響されないでしょう。私たちがすでに見ているインフレに加えて、肥料危機だけで作物の収穫量が減少し、理論的には食料供給が通常の半分まで減少します。
 
アイルランドでは、当局はすでに、この圧搾を見越して、来年中に追加の穀物を植えるように農民に奨励しています。しかしスコットランドでは、状況の深刻さについて多くの否定が見られます。
————————————————————————
配信元)
 

» 続きはこちらから

見ておいた方が良い!「農家目線で、ご家庭で行える食料備蓄について」の動画 / ロックフェラー財団の会長がアメリカの公共放送で「6ヵ月以内に食料危機が来る」と述べる

竹下雅敏氏からの情報です。
 冒頭の動画はとても参考になります。「農家目線で、ご家庭で行える食料備蓄について」の話です。保存に適したものを、出来れば半年から一年くらい備蓄していく。保存性に着目して、米(モミ付き>玄米>精白米)、漬物(古漬け)、味噌、穀類・乾物について説明をしています。備蓄に際して、この動画は見ておいた方が良いと思います。
 時事ブログではこれまでに何度も食料備蓄を呼びかけてきたのですが、In Deepさんの記事にあるように、“ロックフェラー財団の会長がアメリカの公共放送で、「6ヵ月以内に食料危機が来る」と述べたということは、「来る」”と思った方が賢明なのです。彼らは預言者ではなく、“自分たちが「計画」していることを、「予告」するのが好き”なのです。
 ロックフェラー財団は世界経済フォーラム(WEF)と緊密に意見を一致させていて、“世界経済フォーラムのウェブサイトに「サプライチェーンを再設計する」必要性を概説している”とあります。世界経済フォーラムは、“人間の食生活に「昆虫」を導入するための世界的な食糧供給の必要性を提唱。計画を実行する絶好の機会として、来たるべき食料危機を使用する”という事のようです。
 “デジタル認証と引き換えに「昆虫」を配給してもらって生き延びればいい”という人は、備蓄は要らないかも知れませんが、「昆虫」を食べたくない人は、備蓄をしておいた方が良いでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
食糧危機に備えて
配信元)
————————————————————————
アメリカ食品関連施設の謎の連続火災の後、FBIが、米農業協同組合にサイバー攻撃が行われる可能性を文書で警告 : 「穀物生産が混乱に陥る可能性がある」と
転載元)
(前略)
前回の以下の記事で、アメリカで「不可解な連続の食品加工施設等の火災や爆破事件が起きている」ことを取り上げました。
 
(中略)  
今朝、アメリカのゼロヘッジを見ていましたら、「 FBI が、アメリカの農業協同組合にサイバー攻撃の可能性を警告した」という記事がありました。
(中略)  
FBI のこの文書の冒頭は以下のようにあります。

FBI 「重要な季節に合わせる可能性のある農業協同組合へのランサムウェア攻撃」より
概要
連邦捜査局(FBI)は、ランサムウエアの攻撃者が、重要な植栽と収穫のシーズンに農業協同組合を攻撃し、農作事業を混乱させ、経済的損失を引き起こし、また、食糧サプライチェーンに影響を与える可能性があることをアメリカ食品農業組合(FA)のパートナーに連絡しました。
FBI は、2021年の秋の収穫期の 6つの穀物共同組合に対するこれらのシーズンのランサムウエア攻撃と、2022年初頭の 2つの攻撃に注目し、種子と肥料の供給を妨害することで、植栽シーズンに影響を与える可能性があります。
…農業協同組合関係へは、農場から流通まで、その全体に対してランサムウェア攻撃が定期的に発生しますが、主要なシーズンにおける農業協同組合に対するサイバー攻撃の発生件数は注目に値します。 (FBI
 
文書には「対策」として推奨事項が記されています。ありふれたものですが、以下のようなことの他、数多く書かれています。
 ・定期的にデータをバックアップして、そのコピーをオフラインで保管する。
・機密データは、一般的なオンラインとは分離されたところに保存する。
・システムダウンした際の、手動での操作を含めた復旧運用計画を作成する。
(中略)  
一般的には、多くのビジネスでは、データをオフライン(印刷などを含めて)で保存するということは日本も含めてあまり行われていないと思われます。かなり多くの企業や、病院、施設などは、「パソコン内に保存されたデータが最も危険」という認識が意外とあまりないような気もしないでもないです。
(中略)  
昨日の記事でも書きましたけれど、「現在、アメリカで肥料が生産者に生き届いていない」ということがあります。
 
そこに加えて、サイバー攻撃が行われれば、現在の農業とその営業管理は、ほぼすべてオンライン上でなされているでしょうから、それをシャットダウンさせられれば、今季のアメリカの農作が「大規模に止まる」可能性さえあります。

これはもちろん、「そうなったら、アメリカは大変だ」という話ではないです。
日本は小麦の半分をアメリカから輸入しているのですから。


日清製粉
(中略)  

» 続きはこちらから
1 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 37