アーカイブ: かんなまま

ままぴよ日記 67 「空気を読めないわけではないけれど、会議で発言する私」

子どもの虐待相談件数が2019年度は19万3780件(厚生労働省)で過去最高でした。しかし、コロナ禍で3倍に。
子どものいじめ相談件数は2019年度、61万2496件で、これも過去最高。コロナ禍でこれも3倍(厚生労働省)。
不登校も2019年度18万1272人(文部科学省)で過去最高だったが、4割の養護教諭が明らかに増えていると報告。子ども、特に女子高生の自殺も増えています。

新型コロナ感染対策による日常生活の変化、親のストレス、生活苦が直接子どもに影響を与えていると思いますが、大人社会が作り出した嵐に、子どもや若者の尊厳が木の葉のように、なす術もなく吹き飛ばされているように感じます。
(かんなまま)
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自己肯定感が低い日本の若者


日本の若者(13歳~29歳)は諸外国に比べて自己肯定感が低いと言われています。



同じ調査で、若者の政策決定過程への関与を問うたら、「子どもや若者が対象となる政策や制度については子どもや若者の意見を聞くようにすべき」と思う若者が圧倒的に多いのに「私個人の力では政府の決定に影響を与えられない」とあきらめているのが読み取れます。


20%が親から愛されていないと感じている。48%が自分は役に立たないと感じているのには驚きました。そして、早く「仕事をして稼ぎたい」という回答が多いのは経済的不安や仕事がないという事かもしれません。

今の日本の社会が、若者の自立心や、働きたい、社会に貢献したい、という意欲を削いでしまっているのです。いったい、どのくらいの子どもや若者が自分は自分らしく生きていると実感しているのでしょうか?

まさにコロナ禍の大学生が「私たちの叫び 2021」という動画を作ってくれました。


私たちの叫び 2021

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ままぴよ日記 66 「ママ退院。私は右手に大根、左手に鍋をもって出動です」

 2回目の緊急事態宣言が延長されました。

 巣籠りを強いられる日々です。
 でも、赤ちゃんがいる家庭は昔から巣ごもり状態でした。それは家族からも社会からも守られていたからできたことです。今でも、各家庭が食べ物を得て、子育てや家事を助け合える状態なら、緊急事態でも何ら変わることなく赤ちゃんを育てる事ができたでしょう。
 でも、現実は悲惨です。
 経済中心の合理主義の社会。自分の生活の術を何も学習していない、お金も支援もない弱い立場の親子が追い詰められています。
 そんな家庭への経済補償は叫ばれても子育て補償は後回し。
 支援者として、そんな子育て状況が気になります。
 でも、できない事を世間に向かって嘆くより、今、私にできる事をするしかありません。

 そんな私の胸をガシッと鷲づかみにして、私にできる事を与えてくれた孫達とお嫁ちゃん。気が付いたら手にお鍋を握っていました。ありがたいことに自然は変わらず営みを続けてくれているので、安全な食材が手に入ります。イソイソとお料理を作る日々です。
(かんなまま)
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ママが産婦人科から退院してきました!


子ども達は学校に行っています。私も午前中に子育てセミナーがあったのですぐには行けませんでした。セミナーが終わって一目散に息子の家に向かいました。

トッポンチーノの日本版の赤ちゃん布団にくるまれた赤ちゃん!小さな手、大きなあくび、歯が生えていないお口…なあんてかわいいのでしょう!!手をしっかり洗って抱かせてもらいました。「初めまして!私がばあばですよ。どうぞよろしく。あなたに会えるのをずっと待っていましたよ」と話しかけました。

ママも元気そうです。「家事は私がするから寝てなさい」というのですが、自分の家に帰ればなかなか寝てばかりもいられません。お昼ご飯を食べたら、あっという間に小さいお兄ちゃんが帰ってくる時間になりました。バス停までお迎えに行くと、すぐに「ママは?」と聞いてきます。「おうちにいるよ!赤ちゃんも!」と言うと駆け出しました。


それなのに、玄関でママの靴を発見すると、脱いだ靴をゆっくり揃え、手を洗い、カバンを所定の場所に置いて(日頃はしない)…手を広げて待っていたママのお胸にもじもじしながら飛び込みました。恥ずかしいやら、もったいぶるやら、嬉しいやら…、ママから留守中の我慢をねぎらわれて大満足のお顔。そして、赤ちゃんをちらっと見てチョンと指でつついただけで、お気に入りのおもちゃで遊び始めました。動物のフィギアが大好きで、1人何役もこなしてブツブツつぶやきながら自分の世界に浸っています。

お姉ちゃんが帰ってきました。ずっと頑張って学校に行っていたのでママの顔を見たら涙が出てきました。しっかり抱きしめられてホッとした様子です。そしてすぐに「赤ちゃんを抱っこしたい!」と言いました。まだ首も座っていない赤ちゃんですが、これはお姉ちゃんのためにもいい経験です。

「さあ、ここに座って、クッションを周りに置いて、抱く準備をしようね」と、抱き方を教えました。「赤ちゃんはまだ首がぐらぐらだからしっかり支えて抱かないと危ないのよ。できる?大丈夫?」と聞くと大きく頷きました。

「わあ!うまくできたね。上手だよ。きつくなったら交代するからね」と言いました。8種体癖のねじれちゃんなので、にこりともしないで抱いていますが、赤ちゃんのほっぺや小さな手を触りながら満足そうでした。

こういう場合は「ダメダメ、赤ちゃんがもう少し大きくなってからね」と、やる気にブレーキをかけるよりも、配慮することをきちんと伝え、その環境を整えてあげて、お姉ちゃんになりたい意欲を後押ししてあげる事が大事だと思います。

次はお兄ちゃんが帰ってきました。妹や弟が伝書鳩のように玄関に走っていき、「ママが帰ってきているよ!赤ちゃんも!」と、自分が先に会った事を嬉しそうに話しました。お兄ちゃんは、さすがに「ママ、抱っこ!」とは言いません。むしろママをチラッと見て、赤ちゃんに駆け寄り「ちっちゃあああ~」と叫びながら顔を見たり手を見たり・・・。


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ままぴよ日記 65 「赤ちゃんがやって来た!ばあばの出番です。」

1ヶ月お休みを頂きました。

12月の初めに4番目の子どもを産んだお嫁ちゃん。上の子の学校があるので産後に実家に帰って体を休める事ができませんでした。それどころか、ママが入院していたことで不安になっているジェラシーの塊の3人の子ども達が容赦なくママへ愛を乞います。

でも、命がけで赤ちゃんを産んで、自分の体の回復と同時に昼夜問わずの赤ちゃんのお世話で手一杯のお嫁ちゃんにとって子ども達の要求は荷が重すぎます。体のホルモンも赤ちゃんのお世話仕様に特化しています。

ところが、子ども達の立場に立てば、甘えたい気持ちも当たり前なのです。本来は息子が産休を取って夫婦で支え合ってもらいたいのですが、残念ながら日本はその土壌ができていません。

私は、今まで子育て支援をしてきて、産直後から始まる体の疲れと余裕のなさが、その後の家族のありようにどれだけ影響を与えるかを見てきたので、今回のお嫁ちゃんのお産はまさに私の出番だと思いました。

必要なのはママや赤ちゃんの支援はもちろん、上の子どもや新米パパを含めた家族丸ごとの支援です。特に複数の子どもがいる場合は大変です。でも、そこに1人も取りこぼさない適切な支援があったら、新たな絆が生まれ、お互いを支え合う家族として更なる成長が始まるのではないかと思っています。

これは行政などの支援以前の問題です。パパや祖父母や身近な者が良き理解者になり支援が出来たら、ママの幸せが溢れだし、結果的に家族関係が変わり、社会にも伝播していくのです。

私は4人産んだお嫁ちゃんの幸せそうな顔が見たくて本気で取り組むことにしました。

ただ、お互いの信頼関係がなくて支援を押し付けるのは、また別の大きな問題を生むことも見てきました。一夜にしてその関係は築けません。幸いお嫁ちゃんは私を頼りにしてくれました。それも嬉しい事でした。
(かんなまま)
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赤ちゃんが生まれて1ヶ月が経ちました


新学期が始まる朝、窓を開けたら、真っ白な雪景色!

3人の孫たちは楽しい冬休みが終わってがっかりです。でも、年末に家族も増えたし、令和3年の新しい年が明けたので何だかいつもの朝と違う気がします。そして、これからずーっと「家に帰ったらママと赤ちゃんがいる!」のです。そう思ったら、ずんずん雪の中を歩いて行く元気が出てきました。


早いもので赤ちゃんが生まれて1ヶ月が経ちました。

「今から入院する」という連絡が来て、私は息子のマンションに向かいました。入院中に3人の孫のお世話をするためです。途中でお嫁ちゃんが入院している病院の前を通りました。息子の車が停まっています。きっと、今、分娩中。「頑張れ!」私は出産の無事を祈りながら通り過ぎました。

幼稚園に通っている小さいお兄ちゃんが1時50分に帰ってきます。その前にマンションに着いていなければいけません。どんなお顔で帰ってくるかなあ? 全てを受け入れてあげるために、夕ご飯の用意は家で済ませてきました。事前に子ども達が好きな食べ物を聞いています。ママがいない寂しさが少しでも和らぐように作ってあげようと思っています。

孫達には、ママは赤ちゃんを産むためにしばらく入院する事を伝えています。みんな神妙な顔をして「わかった。ママ、頑張ってね!」と言ったものの、いよいよママが入院すると聞いた時に、いつも気丈な小学1年生のお姉ちゃんが大泣きをしたらしいのです。お姉ちゃんは担任の先生が怖くて学校に行きたくありません。だからママがいないと頑張れないのです。

それを見た5歳の小さいお兄ちゃんまで泣き出して、4年生のお兄ちゃんまで涙ぐんでいたとの事。ばあばではママの代わりになれないけれど、気持ちはわかってあげられるから胸のハートを満タンにして臨みます。

お鍋と、おかずがいっぱい詰まったタッパーを抱えて部屋に入りました。飾りかけのクリスマスツリーがありました。さあ、これも子ども達と一緒に飾ろう!と思いながら部屋を整理していたら、幼稚園バスが来ました。


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マイナンバーカードに小学生の成績などをひも付け、オンライン管理しようとする菅政権

ライターからの情報です。
 赤ちゃんに癒されつつ…、こんなニュースを聞いて黙っておられなくなりました。

「政府は、小中学生の学習履歴や試験の成績を、マイナンバーカードにひも付け、オンラインで管理する仕組み作りに着手した」との事。
「児童・生徒の個人の学習意欲の変化や理解度をデータとして記録するのは、1人ひとりに合った効果的な学びの実現が目的」という意味も分からない。
そんなデータを見なければ教えられない教師は、そもそも失格!
「新しい教え子を担当する場合、これまでの学習記録が確認しやすくなる」なんて、教師の怠慢もいいところ。人には相性があり、特に子どもは成長の時期に個人差があり、出会いによってやる気が生まれ、奇跡的な成長を遂げる事だってあるのに。
こんな事をメリットにすること自体が子どもを知らなすぎるし、可能性のある子どもの芽を摘みかねない。

そもそも、遊びながら、失敗しながら学び成長するのが子どもです。
先生もデータがなければ子どもを感じ取れなくなってしまったのか?そんなはずはない。先生をもっと自由にしてあげればいいのに。

そして「デメリットは個人情報の漏洩」だけ?・・・いえいえ、そんなもんじゃない。
早くから評価され、自己肯定感が低下して、育ちを阻害するデメリットがあります。
子どもの多様性を認める教育を推進すると言いながら、そのことを一番理解していないのが文科省?

要するに、子どもの頃から管理選別して、AIに教育を任せる準備?
ところで、学校に行かない子はどうなるの?むしろ、行かない方がいいかも。
もう少し、詳しい情報が出るかもしれませんが、もっと議論してほしいところです。
(かんなまま)
 あの忌まわしいマイナンバーカードに子ども達の成績や学びの過程をひも付けようとしている菅政権。子ども達をモノのように扱う異常さに多くの方々が異議を述べておられますが、かんなまま様もいち早く、この取り組みが子ども達の育ちを阻害する懸念を届けて下さいました。
安倍政権から連なる菅政権のこと、ベネッセ、リクルート、パソナの絡んだ利権を指摘する鋭いツイートもありました。今や、マイナンバーと聞いただけで「あかん」と脊髄反射です。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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マイナカードに学校の「成績」 対象小中学生 2023年度にも
引用元)
(前略)
政府は、小中学生の学習履歴や試験の成績を、マイナンバーカードにひも付け、オンラインで管理する仕組み作りに着手した

そもそも文科省は、教育データの利活用を進めていて、児童・生徒の個人の学習意欲の変化や理解度をデータとして記録するのは、1人ひとりに合った効果的な学びの実現が目的。
蓄積された記録データをもとに、教員が、1人ひとりに合った指導を行うことができるとしている。
また政府は、こうした個人の学習データのマイナンバーカードへのひも付けを検討していて、2023年度以降の実現を目指している

(中略)「メリットとしては、成績そのものが一元管理できること、進学・転校先でも共有できること」と話す。
(中略)
さらに、今までは、書類ベースだった転校や転入の手続きが、データで簡単にやり取りできるようになり、教師の仕事の軽減につながるという。

一方で、デメリットについて、(中略)「個人情報漏えいの危険があり、取り扱いについては、慎重かつ慎重というくらいのものが必要になってくると思います」と話す。
(以下略)
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配信元)

ままぴよ日記 64 「アメリカで学ぶ楽しさを知った孫達」

 ボストンに住む孫のクラスメイトが新型コロナウイルスに感染して、孫も2週間の自宅待機になりました。ボストンも感染の第3波が猛威を振るっていますが、教育委員会は今のままのハイブリッド授業を続けるという方針を出したようです。
 やっと、学校生活が軌道に乗り、友達と遊び、学ぶ楽しさを満喫している孫達。
 できる事なら、友達とたわいもないおしゃべりをしながら学校生活を送る楽しみを奪わないでほしいと願っています。
(かんなまま)
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授業形態を大きく変えたミドルスクール



お姉ちゃんが通うミドルスクールは、3月から閉鎖になっていた学校を再開するにあたり、授業形態を大きく変えました。2日間対面と4日間リモートのハイブリッド方式の授業にしたのです。本来、ミドルスクールになると生徒は、大学のように自分が受ける授業のたびに移動するのでクラスルームを持ちません。

でも不特定多数の生徒が交わり続ける形式は、感染をコントロールできないので固定のクラスを作ることにしました。そこに先生が異動する方式です。孫は母国語を英語としないクラスに入りました。様々な国から来た9人のクラスメイトができました。みんな英語が得意ではないので、お互いに気負うことなく喋れていいようです。特別な英語のフォロー授業はあるものの、全て普通の教科を勉強しています。


今回は、そのクラスだけが閉鎖です。孫も2週間待機して、熱や症状が出たら検査を受けなければいけないそうです。

ちなみに先生は色々なクラスを回るので感染のリスクが高くなります。アメリカのUS Newsでは、校長先生、職員を代表する労働組織と業界団体の連合が、アメリカではじめて認可される新型コロナウイルスのワクチン配布に向け、アメリカの公立学校の教職員500万人が優先的に接種できるようにCDCに求めたそうです。

教育者の3分の2が55歳以上。そのうち25%が心臓疾患や糖尿病などの基礎疾患があり、重篤化しやすいハイリスクグループに入るとの事。感染を防ぎたい気持ちはわかるけれど、まだ臨床実験段階で長期的な効果やリスクがわかっていないワクチンです。心配だなあ~。

話は変わりますが次女が住んでいるオーストラリアは感染者0を37日間更新し続けています。少しずつ生活の規制がなくなって喜んでいますが、カンタス航空はワクチン接種歴を記録した電子ワクチン・パスポートの導入を検討しており、ワクチンを接種している人しか利用できない方針を打ち出したようです。なんとまあ・・・孫に会うこともできないじゃないですか!


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