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ぴょんぴょんの「ねらわれたセルビア」 ~リオ・ティントという「不徳」の企業

 コソボとセルビアについては、「挑発するコソボ」を書くためにいろいろと調べてきましたが、セルビアでリチウム騒動があったことは、最近知りました。
 コソボでセルビア製ナンバープレートが禁止されて、コソボとセルビアが険悪になった2022年の7月から1年ちょっと前の話です。
 セルビアのリチウム採掘を巡って、純粋に環境破壊に反対する人々、セルビア政府の汚職に怒る人々がセルビア国内を席巻し、2022年4月に控えたセルビア総選挙を前に、ヴチッチ政権は苦渋の選択を迫られました。
 結果的に、ヴチッチ政権は選挙で勝利を収めましたが、セルビアの未来をかけたリチウム発掘は一旦お流れになりました。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「ねらわれたセルビア」 ~リオ・ティントという「不徳」の企業

セルビアの大地にたくさん眠っているリチウム


ここのところ、「挑発するコソボ」はどうなったの?

すまん、あまり動きがないんでサボってた。

動きがないのは良い知らせ?

まあな、あそこらへんが動くということは、即、戦争を意味するからな。それでも、コソボのことは時々のぞいているのよ。たとえば、北コソボのセルビア人居住区に張り付いてたコソボ警察が縮小されたとか、コソボ・セルビア人が相変わらず逮捕されているとか。

ぼくはね、最近、テレビでセルビアの国旗を見かけてね、うれしくて「お久しぶり〜!」って叫んじゃったよ。


へえ、テレビにセルビアが出てくるのはテニスのジョコビッチか、国技の水球くらいだが?

それがね、「BS世界のドキュメンタリー」の「リチウムを獲得せよ! 欧州エネルギー安全保障と新秩序」という、まじめな番組だったんだよ。

セルビアとリチウム?

そう、今、世界で争奪戦になっている、あのリチウムがね、セルビアの大地にたくさん眠っているんだって。

すげえ! これで、東ヨーロッパの小国セルビアも、欧米と肩を並べるくらいの金持ち国になれるじゃねえか!


〈ジャダライト〉を発見した悪徳グローバル企業リオ・ティント


ところで、世界第2位の金属・鉱業会社「リオ・ティント」って、知ってる?

聞いたこともねえ。

「リオ・ティントはイギリスの鉱業会社。主にオーストラリア、北米、南米、アジア、欧州、アフリカにおいて鉱物資源を発掘・製錬する。主要製品には鉄鉱石、アルミニウム、銅、ダイアモンド、石炭、ウラン、金、そして工業用鉱産物の滑石、ホウ砂、二酸化チタン、食塩などがある。本社はロンドン。」(YAHOO!ファイナンス

Wikipedia[Public Domain]

リオ・ティントって言うから、南米の会社かと思ったが、イギリスの会社?となると東インド会社つながり?

そのとおり。リオ・ティントの名は、ローマ帝国に銅を供給した南スペインの鉱山に由来してて、1873年の設立時からロスチャイルド一族が絡んでいるんだよ。世界中の鉱山を買収しながら、どんどん肥え太っていったけど、その歴史はどす黒く、環境汚染、土地収奪、貴重な文化遺産の破壊など、さまざまな悪事を成してきた。でも今じゃ、日本にも支店があるくらいのグローバル企業になってて、年間100億ドル以上の収入を得ているって。(MONGABAY

で、その悪徳グローバル企業がどうしたって?

ことの始まりは2004年、リオ・ティントは、西セルビアのジャダール渓谷で、肥料や建材に使われる〈ホウ酸塩〉を探していた。そしたら〈ホウ酸塩〉と〈リチウム〉の両方を含む、まったく新しいタイプの鉱物を発見して、ジャダール渓谷にちなんで〈ジャダライト〉と名付けた。Wired

セルビア・スヴィライナツの自然史センターに展示されているジャダライト
Author:Dungodung[CC BY-SA]

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ぴょんぴょんの「ウサギの罠」 ~BRICSは世界を良い方に変えられるか?

 ロシアと中国が中心になって結成されたBRICSは、今や人気沸騰中で、加盟希望する国が殺到しています。
 置いてけぼりの日本も、その流れに加わったほうがいいのでは? でないと、ドルが崩壊して、アメリカと心中するばかりでは?そう思いながら、過去の時事ブログを遡っていたら、BRICSとは、世界経済フォーラム(WEF)推進のNWOから逃れる、ウサギを追い込む「罠」であったと!?
 暑さの中、頭の中がごちゃごちゃになりながら書きました (フウ〜)。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「ウサギの罠」 ~BRICSは世界を良い方に変えられるか?

加盟を希望する国は40カ国を超える人気のBRICS


世界がBRICSを中心とする『新しい多極世界秩序』に向かうことは間違いないでしょう。習近平は「ここ100年で起こらなかった変化が起こっています。我々が変化を先導していく」と語っているように、『新しい多極世界秩序』の中核は中国とロシアになると思われます。

ねえねえ、8月22日〜24日、BRICS(ブリックス)のサミットがあったの知ってる?

BRICS? 興味ねえなあ。

そんなこと言わないで、BRICSは今や世界のトレンドだよ。BRICSに注目せずして、世界の流れは読めないよ。

エラそうなこと言ってやがる。じゃ、BRICSを構成する国を言ってみろ。

う! Bはブラジル、Rはロシア、Iはインド。C、C、Cってのは、Chinaだから中国。最後のSは? そうだ! South Africa、今回のBRICSサミットの開催国、南アフリカだよ。

Author:Michel Temer[CC BY]

100点満点!

じゃあ、お返しするよ。
今回のサミットで、新たにBRICS加盟が決まった6カ国はど〜こだ?

サウジアラビアとイラン、あとは知らねえ。

アルゼンチン、エジプト、エチオピア、UAEだよ。これら6カ国は、2024年1月1日付けで正式にBRICSの一員として認められ、11ヶ国で構成されるBRICSとして新たにスタートするんだ。

なんか、どんどん成長してるな。

だよねえ、日本だけ置いてけぼりって感じ。
だって、5カ国だった時点で、BRICSの人口はすでに総人口の40%を超えてたんだよ。BRICSの領土面積だって、世界の国土の4分の1を超えている。それだけじゃない、GDPだって、今年3月時点でBRICSが占めるGDPは31.5%、G7の30.7%を上回ってるんだよ。(E-wave Tokyo)

へえ!

それに、今なお、BRICSに加盟を希望する国は40カ国を超え、うち20カ国以上が正式に加盟を申請している。(CRI Online)

BRICSと各国の関係
Author:Dmitry Averin[CC BY-SA]

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ぴょんぴょんの「カオスな盆休み」 ~帰りの飛行機が欠航しちゃったよ!

 台風7号の影響で、盆休みの新幹線のダイヤは大幅に乱れ、帰省客も外国人旅行者も大きな影響を受けました。深夜に出発、早朝に到着という「夜行新幹線」まで出現したようです。
 こういう混乱の風景を見るたびに、「こんな人出の多い時に外に出るからだよ、ば〜か!」と思ったものでしたが、そんな嵐の中に、まさか自分もノコノコ出ていくことになろうとは・・。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「カオスな盆休み」 ~帰りの飛行機が欠航しちゃったよ!

帰りの飛行機が欠航に


くろちゃん、来たよ〜! どうだった、関東のイベントは?

おう! すまんな、わざわざ来させちまって。おれの方から、みやげ持って行こうと思ってたんだが。

いいよ、いいよ・・って、くろちゃん、顔色?

これでも、ましになったのよ。ちょっと前まで、カーキ色だったからな。自分でも鏡を見てビックリしたわ。

カーキ色?! そう言えば行く前、体調悪いって言ってたよね。

食ったもんが、古かったらしい。

夏だから、気をつけてよね。しかも、お盆休みは混んでて大変だったでしょ。

たしかに行く前は体調が良くなかった。だが、行けば、アドレナリンが出て元気になるって思ったのよ。それに、盆休みと言っても東京は空いてるって聞いてたし。順調に行けば、スムーズに帰れる・・はずだったんだが。

何かあったの?

あと一歩というときに、帰りの飛行機が欠航になっちまってさ!

やっぱり〜、台風のせいだねえ。あの時は新幹線もボロボロだったし。

いやいや、台風のせいじゃねえ。話すと長くなるが、いいか?

うん、聞かせてよ。

最終日、11時20分のハネダ発オオイタ行きに乗る予定だった。1時間以上前に空港に到着して、大混雑の保安検査場を通過、本館ターミナルからバスに乗って、ボーディングブリッジの着いたサテライトという建物に到着。さあ、ここまで来たら、あとは飛行機に乗るだけと思ったら、なんやらアナウンスが頻繁に流れている。一生懸命聞くが、音が響きすぎてよく聞こえねえ。どうも、「11時10分に何かが決定する」らしい。


なにが、決定するんだろう?

決定があったのは11時30分で、オオイタ行きが、なんといきなり「欠航」になってしまったのよ!

「欠航」って、よっぽどの悪天候とか? でも、故障した飛行機に乗って落ちるよりはいいよね。

おれもそう思った。盆休みで、取り替える飛行機も足りないのかと思った。が、真相はもっと深刻だった。

なんだって?

ふたたび、聞こえにくいアナウンスで「フクオカ」という一言が聞こえたとたん、ほぼ全員が一斉に立ち上がり、1列に並び始めた。これは、フクオカ便のチケットを差し替える手続きのためらしい。おれも、あわてて並んだが長く立っていられず、あきらめて席に座った。席に座っているのは母親と子どもたちだけ。見れば、終わりが見えないくらいの長蛇の列になっている。

ほぼ満席だったんだねえ。

次のアナウンスで、フクオカではなく、オオイタ空港への着陸を希望する列が設けられた。おれは以前、強風のためにオオイタ空港に下りられず、フクオカで降ろされたことがあったが、めちゃくちゃ疲れたのでオオイタの列に並んだ。が、5人しか並んでなかった。

なんで、そんな少ないの?

おれも思った。なんでだ? 後ろに並んでいた上品な老婦人に聞いて、初めて事情が見えてきた。オオイタ空港は現在、着陸不能だったのだ。再開の見通しは立っていないとのこと。

あ! 思い出した! ニュースでやってたよ!


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ぴょんぴょんの「日本に核は必要か?」 ~非核保有国がNATOに加盟するのは「核共有(ニュークリア・シェアリング)」のため

 うちのあたりは毎年8月6日と9日、広島、長崎の原爆投下時刻に合わせて、原爆犠牲者のために黙祷のカネが鳴ります。
 どこか悲痛なカネの音は、たったの1分間でも耐えがたいものです。
 地球上で二度とこういう悲劇を起こさないために、世界を諌めるのが日本の役割だと思うのですが、日本も核武装すべきだ、核を持てば戦争を回避できるという人々がいるのは、どういうことでしょう。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「日本に核は必要か?」 ~非核保有国がNATOに加盟するのは「核共有(ニュークリア・シェアリング)」のため

国際政治アナリスト伊藤貫氏の引っかかるところ


2023/07/20 時事ブログで紹介された、「国際政治アナリスト、伊藤貫氏の語る世界情勢が面白いので、2倍速でご覧ください」という動画を見たか?


【アメリカを中心に見る世界情勢③】大手メディアでは報道されない崩壊するアメリカの現状|伊藤貫



見たよ〜、いいねえ伊藤貫氏、わかりやすくて、おもしろくて、歯切れよくて!
特に、「however! (しかしながら)」って、言うとこが好き!

最後の締めも効いているだろ?「日本の保守マスコミと左翼マスコミと自民党と野党と外務省と防衛省と自衛隊は、アメリカはすごい! 正義の味方だ! 世界中に民主主義を広げよう、今こそアメリカにもっと協力して、心を一つにしてロシアを叩きのめして、ロシアを叩きのめしたあとは、中国を叩きのめしてもらおうとか、そういう小学生みたいなことを言っている。日本の保守は。それが日本の窮状であります」。(時事ブログ)

わかるわかる! アメリカに住んでるらしいけど、帰って来て日本の政治をひっくり返してほしいよ。

おれも、そんな期待を抱きながら、伊藤氏の別の動画「日本を滅ぼす3つの巨大な嘘」を見た。そしたら、世界情勢の分析はいい線行っているのに、ひとつ引っかかることがあった。

なに?

77年間、日本は3つの巨大なウソにだまされてきた。日米同盟のウソ、日本はアメリカの核の傘に守られているというウソ、そして憲法9条のウソだと。

へえ? 日米同盟も、アメリカの核の傘に守られているのもウソだと思う。でも、憲法9条はウソじゃないよ。

だが、伊藤氏は「憲法9条は占領軍が7日か8日で書いたものですから、GHQが日本に押し付けてきた時から、無効であった」「国防政策を持たずにやってきたのは、まちがいだ」と言っている。(YouTube)

押し付けじゃないよ。9条は時の首相、幣原喜重郎が、マッカーサーと掛け合ってできたものだよ。

幣原喜重郎首相
Wikimedia_Commons[Public Domain]

よくわかっとるじゃねえか。さらにもう1点、伊藤氏と藤井聡氏の対談でも、あれ?と思うところがあったのよ。
たとえ台湾有事になって、中国が日本に核ミサイルを打ち込んで、日本人が1千万人死のうとも、アメリカは核で報復しない。アメリカ国民が死ぬようなことは、アメリカ大統領はしないから。つまり、「日本がアメリカの核の傘に守られている」というのはウソっぱち。

そこまでは、わかる。

このまま、アメリカの核の傘を信じ続けると日本はどうなるか?「運が悪ければ、日本は来年おしまい。運がよくても、あと15年位しかもたない。」さらに、日本が核抑止力を持たなかったら「滅びます」「持つしかないです」「核を持たないことが不道徳だ」と伊藤氏は言う。(YouTube 23:50)

核を持つほうが不道徳だと思うけどね、非暴力に反するし。

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ぴょんぴょんの「水まわり職人」 ~キッチン水栓の取り外しに2時間かかった話

 劇場型水道屋YouTuber 「すいどうわーかー」氏は言う。「形あるものは、いつか壊れる。あなたの家は大丈夫ですか?
 うちをリフォームした大工さんも引退して、家のことを頼める人がいなくなった。特に水まわりの専門家を探さなきゃと思っていた矢先、台所の水栓から水が漏れ、いつの間にかシンク下が水びだしになっていた。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「水まわり職人」 ~キッチン水栓の取り外しに2時間かかった話


シャワーヘッドの付け根から水が漏れていた


はあ〜はあ~ 疲れた〜!!

どうしたの?

ノミを打ち続ける音に、疲れた〜!!


家の中で、ノミを打つって? 何があったの?

ある夜、例のごとくゴキと追っかけっこしていた。そうそう、この頃、いい方法を見つけてな、古くなった鍋つかみでヒョイとつかまえて外に出す。ちょうどいい運動神経の訓練にもなる。

まだ、ゴキがいるんだ。

それで、シンクの下をのぞいたら、水たまりができているのに気づいた。あれ? そんなとこに水をこぼしたっけ? もしかして、ネコのオシッコ? だが、ネコにしちゃ無色透明、無味無臭、それに量が多すぎる、オシッコじゃねえ。

ネコのオシッコは臭いからねえ。

だが、拭けばおしまいだろ? そんな簡単な話じゃなかったんよ。きれいに拭き取ったはずなのに、数日してまた同じところに水が貯まっていた。

・・となると、怪談だねえ?

うちは、「ナディー・チャート 風水キット」で守られてるから、そうゆう話はないの。

ほっ。

それから数日して今度は、水を出すと、シャワーヘッドの付け根から水が漏れるのに気づいた。


ここが原因か?

とりあえず、製造メーカーに電話してみたら、業者を手配してくれることに。だが、場合によっては、1週間くらいかかることもあると言う。

1週間も?

まあ、すぐにどうってワケじゃねえから、待ってみようと思ったら・・翌日、シンク下の水びだしがひどくなって、フローリングの床までしみ込んでいた。まずい!1週間は待てない! 急がねば床下浸水になっちまう。

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