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ロシア・アフリカ会議の成功から見えてくるもの「対等なパートナシップ」「アフリカ諸国の利益を擁護する信頼関係」〜 日本は世界の信頼を得ているか?

 7月27日、28日にロシアのサンクトペテルブルクで「ロシア・アフリカサミット」「ロシア・アフリカ経済人道フォーラム」が開催されました。西側メディアは、例によってロシアを貶めるような意地悪な報道をしていますが、アメリアの激しい妨害にも関わらず54カ国中49カ国の代表が参加しました。迎えるプーチン大統領の演説もアフリカ諸国を対等なパートナーとして尊重し、アフリカ諸国の利益を擁護しながら、未来のために力を合わせると表明しました。欧米の露骨な嫌がらせを受けながらも「アフリカ首脳がわざわざロシアに来る理由、メディアは報道しないけど理解はしておきたい。」と、スライトさんがツイートされていますが、その答えは恐らくカイロ大学のNourhan El-Sheikh教授のコメントにあると思いました。「エジプトだけでなくアフリカ諸国はロシアを信頼している。言葉だけでなく、国民の為行動を取ってくれる。エジプトを植民地から解放してくれた。アフリカ諸国は経済植民地化されており、窮状を打開してくれるのはロシアだ。」会場ではプーチンの顔写真入りのTシャツまで登場し、暖かな雰囲気です。ロシアとアフリカは、経済的な協力関係だけでなく、留学生や技術支援など人的な交流も培ってきたようです。
 これまで日本は経済力にものを言わせて世界の人々を見下すような支援をしてこなかったか、大いに反省すべき時だと感じます。アフリカの人々は金銭的な支援ではなく、対等なパートナーシップと互恵的な投資を望んでいます。
(まのじ)
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プーチン大統領は、2月21日の年次教書演説で、「ロシアは、新戦略兵器削減条約への参加を停止する」と発言 ~「(グローバリストについて)彼らはまた、常に歴史的事実を歪曲する」

竹下雅敏氏からの情報です。
 プーチン大統領は、2月21日の年次教書演説で、「ロシアは、新戦略兵器削減条約への参加を停止する」と発言しました。
 新戦略兵器削減条約(新START)は2011年2月5日にアメリカとロシアの間で発効した核兵器の軍縮条約で、“両国とも、戦略核弾頭の配備数を1550発以下に、ミサイルや爆撃機などの運搬手段の総数を800以下(うち配備数は700以下)に削減する”というものです。
 スプートニクの記事には、「ロシアの参加は条約に基づく監査について米国と合意できなかった2022年時点で事実上停止している」とありますが、これは2022年8月の記事『ロシア、米の核査察受け入れ停止「制裁で不可能」と説明』に次のように書かれています。
 「ロシア外務省は8日、米国との新戦略兵器削減条約(新START)に基づく米側の査察受け入れを一時的に停止すると発表した。ウクライナ侵攻を受け欧米が科した制裁で欧米向けのロシアの航空便が止まっており、ロシア側による米国での査察作業が事実上不可能になっていることなどを理由にしている。」
 スプートニクの記事で、ゲボルグ・ミルゾヤン准教授(政治学)は、「ロシアは…最後まで国益を守る道を選ぶことになる」と言っています。ロシアはウクライナ紛争で西側と戦っているのですが、それはグローバリズムとの戦いでもあります。 
 “続きはこちらから”をご覧ください。プーチン大統領はグローバリストについて、「彼らはまた、常に歴史的事実を歪曲する、我が国の文化、ロシア正教会、その他の伝統的宗教組織への攻撃を止めない。彼らが自国民に何をしているか見てほしい。家族の文化的・国際的アイデンティティの破壊、児童虐待の曲解…小児性愛ですら彼らの生活の規範と宣言されている。彼らの問題であると申し上げましたが、私たちは子供たちを守らなければなりません」と言っています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【視点】ロシアが新STARTへの参加停止 この先何が起こるのか
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© Sputnik / Ramili Sitdikov/ メディアバンクへ移行

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は21日に行った議会への年次教書演説のなかで、新戦略兵器削減条約(新START)への参加を一時的に停止すると表明した。このことは世界全体にどのような影響をもたらすのか、国際安全保障の形を変えるものとなるのか、スプートニクは国際情勢に詳しい専門家に話を聞いた。

ロシア政府付属財政大学のゲボルグ・ミルゾヤン准教授(政治学)は、スプートニクの取材に対し、ロシアの参加は条約に基づく監査について米国と合意できなかった2022年時点で事実上停止していると話す。これは監査の実施条件が米国にとって一方的に有利で、ロシアによる米国領空での監査権を認めないものとなっていたからだという。

「今回のプーチン大統領のこの表明は、演説冒頭で述べた『西側は信頼できないため、当面はいかなる協議の展望もない』という文脈でも理解すべきだ。少なくとも、現在西側がロシアに提起している条件ではありえない。
 
 この視点でみれば、ロシアの事実上の新START拒否は非常に重要だ。米国が行き過ぎた行動をとったため、ロシアは核のエスカレーションの準備ができている。ロシアはもはや自らを抑えず、最後まで国益を守る道を選ぶことになる」



その一方でミルゾヤン准教授は、ロシアが西側を破壊しようとしているわけでないということも重要だと指摘。それでも、ロシアは西側がロシアを破壊しようとしていることを黙認するわけにはいかないと強調する。

「新STARTの拒否はロシアと西側の対立の危険性を大きく高める。米国も西側諸国がこの先もウクライナへの兵器供給を続ければ、ロシアが国際情勢のエスカレートにつながる措置を取ると明らかにしている。西側はこれまでも危険性についてシグナルを送っていた。
 
 だが、米国はそれに疑問を持ち、ロシアは厳しい対抗措置は取らないと高をくくった。西側が紛争を長引かせ、ウクライナを積極的に武装させる間、ロシアは受動的に動くと思っていたのだ。ロシアがウクライナ側の条件で西側と何らかの協定を結ぶという観測さえあった」

だが、プーチン大統領は年次教書演説で、ロシアは厳しい対抗措置を取るとはっきりさせた。それには核実験の可能性など核の分野も含まれている。

「これはエスカレーションに向かうには十分に深刻なステップとはいえない。バイデン大統領は西側が思い切ってウクライナに兵器を供給できるよう、ロシアは『紙のクマ』だと説明して欧州を納得させた。一方、プーチン大統領は新STARTを拒否することで、ロシアがエスカレーションと長期的な消耗戦の準備ができているとみせつけたのだ」

また、これに対して米国やその同盟国からどういった対抗措置が返ってくるかは、現段階では推測することしかできないとミルゾヤン准教授は話す。だが、西側の最初の反応の場は、ポーランド訪問中の米国のジョー・バイデン大統領の演説となるだろうとしている。

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ウクライナ大橋破壊の報復として、ロシア軍がウクライナのエネルギー施設、軍事指揮施設、通信施設に対して、大規模な報復攻撃を実施 〜 アメリカにとってウクライナは捨て石、ロシアの弱体化とヨーロッパ経済の破壊を目論むアメリカ

竹下雅敏氏からの情報です。
 ウクライナ大橋破壊の報復として、ロシア軍が83発のミサイルを発射、ウクライナのエネルギー施設、軍事指揮施設、通信施設に対して、大規模な攻撃を実施しました。
 プーチン大統領は、“ウクライナ大橋破壊工作…を命じ、企て、実行したのがウクライナの特殊部隊であることは、あきらかです。ウクライナ政府は…テロ的手段を用いて…公人やジャーナリスト、学者が、ウクライナで、そしてロシアで殺害され、ドンバス諸都市は8年にもわたり砲撃に曝されています。またザポロジエ原発では、ミサイル砲撃による核テロリズムが行われているのです。…ウクライナ政権はこうした行動を取ることによって、国際テロ組織、それももっとも悪質な集団と同レベルに、自ら身を置くことになったのです。もはやこのような犯罪を報復なく放置しておくことはできません。”と言っています。
 Jano66さんの「カディロフの言葉を翻訳」は見事ですね。チェチェン共和国のカディロフ首長が、“8年間民間人を爆撃し、ドネツク・ルガンスクの街とインフラを破壊し、原発に砲弾を浴びせ…それでなに? ミサイルが自分の頭上の来ると、あり得ないとかいう? 俺らは警告したよ、ゼレンスキー。ロシアはまだ始めてないって。”と言っているように、ロシアはまだウクライナに宣戦布告をしていません。
 ウクライナの防空システムはまるで役に立たないことが分かりました。しかし、ウクライナ大統領府顧問のアレストビッチは、「彼ら(露)にはもう多くの巡航ミサイルは残っていません。最後のストックで攻撃してるのです。(今日の攻撃で)80発が無駄になった」と言っていますから、今後もロシアへの挑発を続けるのでしょう。
 元ウクライナ議員イリヤ・キバ氏は、「ウクライナ国民は、ゼレンスキーの立場と行動が、そもそもウクライナに大きな損害を与えることを目的としているのを理解する必要がある。終始ロシア指導部に強硬な対応を迫り、挑発し、予防攻撃と称してロシア連邦の領土に核攻撃を呼びかけることさえしているのだ。」と言っています。
 アメリカにとってウクライナは捨て石に過ぎず、ウクライナ紛争でロシアの弱体化をはかり、ヨーロッパを経済的に破壊できれば良いのです。いわゆるホワイトハットは、こうした苦しみを通して人々が目覚めるのを待っているわけですが、自分達が犯罪者であるという自覚はないようです。
 また、一部に紛争を拡大してハルマゲドンを自らの手で呼び寄せたい者たちがいるのも確かです。
(竹下雅敏)
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ウクライナ全土で大規模攻撃100人近く死傷 プーチン氏が報復攻撃と表明|TBS NEWS DIG
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9月7日の東方経済フォーラムでのプーチン大統領の演説 ~プーチン大統領が指摘する「現在のインフレの原因」

竹下雅敏氏からの情報です。
 9月7日の東方経済フォーラムでのプーチン大統領の演説です。RTに演説の要点がまとめてありました。
 世界は深刻な経済的課題に直面しているが、混乱の原因は西側諸国にあり、西側諸国はCovid-19パンデミックではなく、「制裁熱」にかかったのだと言っています。経済的課題ではありませんが、ワクチン問題で似たような事をアメリカの看護士が言っていました。世界はCovid-19パンデミックではなく、「臆病風」にかかったのだと言っていました。
 米国とその同盟国の指導者が採用した政策は、彼らが守るべき国民の利益に反した「ロシア制裁」であり、結果としてロシア市場へのアクセスを拒否したことによるエネルギー価格の高騰を招きました。
 西側エリートは、自分たちだけが得をする古い世界秩序を維持するために、抵抗する他国や自国民に対して、“世界の安全保障、政治、経済に影響を与える近視眼的な軽率な決定をしている”とプーチン大統領は批判しています。
 西側諸国の経済政策の失敗に関しては、“続きはこちらから”のタマホイさんの動画をご覧ください。今年の6月17日のサンクトペテルブルク国際経済フォーラムでのプーチン大統領の演説です。
 6月18日の記事で、クレムリンが「極めて重要」とするこのときの演説を取り上げました。プーチン大統領は「新しい権力の中心が出現し、自国のシステム、経済モデル、主権を守る権利を持つようになった。」と述べたのです。この時のコメントで、“ウクライナ戦争のロシア勝利の結果は、私の直観では早くも7月1日に現れます。まさにこの「新しい権力の中心」が7月1日に正式に発足するからです。”と指摘しました。詳しくは、こちらの映像配信をご覧ください。
 実際に、7月に入ってから各国の大統領・首相が次々と失脚し、今日は「エリザベス英女王が8日死去」のニュースが流れました。次に大きな変化が起きるのは来年1月からです。
 タマホイさんの動画に戻ります。プーチン大統領は、“欧米の主要経済国の政府は、他の解決策を見出すことができず、また見出す気もなく、ただただ紙幣の印刷を加速させた。そして、この無知な方法で、前代未聞の財政赤字を補填したのである。数字を挙げると、過去2年間でアメリカの通貨供給量は38%以上増加した、これは5兆9千億ドルにのぼる。欧州の通貨供給量もこの間に劇的に増えている。欧州の通貨供給量は約20%、2兆5千億ユーロも増えているのです。今日のインフレの加速、食料・燃料不足、エネルギー問題などは現米国政権と欧州官僚の経済政策の失敗の結果である。では、大量にお金を刷って、どれでどうするつもりだったのか? そのお金はどこに行ったのだろうか? 明らかに、欧米以外の商品やサービスを購入するために使われている。文字通り、世界市場を空虚にし、一掃し始めたのである。最貧国を含む他国には法外な値段でスクラップだけ残された。彼らの利益は無視されたのです。2019年末、米国は約2,500億ドルの輸入をしていました。1カ月あたり約2,500億ドルの輸入に対して、今は3,500億ドルです。注目すべきは、その伸び率が40%であること。近年印刷された通過量とほぼ比例している。印刷したお金をばら撒き、第三国の市場から商品を一掃したのである。十分な供給なしに、このような需要の急増を起こしたことは、明らかに世界的な品不足とインフレの波を引き起こしたのである。この世界的なインフレの原点はここにある。”と指摘しています。
 どんな経済学者の論説よりも、現在のインフレの原因が良く分かります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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東方経済フォーラムでのプーチンの演説 9月7日
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東方経済フォーラムでのプーチン大統領の演説のハイライト。
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ロシア大統領は、西側諸国の指導者たちが無能であるために自国民を傷つけていると非難した。
 

©Kremlin
 
プーチン大統領は、ロシア極東のウラジオストクで開催された「東方経済フォーラム」で、長い演説を行った。
 
その中で、世界経済の危機的状況について、「西側エリートの近視眼が原因だ」と指摘した。プーチンによれば、彼らはグローバルな権力にしがみつこうとしているが、それは彼らの手から滑り落ちている。
 
以下は、プーチンの演説の要点である。
 
1 欧米の優位は失われつつある
 
世界は深刻な経済的課題に直面しているが、Covid-19パンデミックの影響とは異なり、現在の混乱は西側諸国が意識的に行った決定の結果であるとプーチンは述べた。西側諸国は、自分たちの意思を他国に押し付けようとする「制裁熱」にかかったのだ。
 
大統領によれば、これは今に始まったことではないが、現在の状況は特殊な状況にある。米国は世界経済と政治における支配力を失いつつあり、欧米のエリートはこの「地殻変動」を認めようとしないのである。
 
2 エリートは「暴発」している
 
「西側諸国は、自分たちだけが得をする古い世界秩序を維持し、自分たち自身が考案し、自分たちの利益のために定期的に破ったり変えたりしている『ルール』にすべての人を従わせたいと考えている」とプーチン氏は述べた。
 
他国からの抵抗は、「西側エリートを『暴発』させ、世界の安全保障、政治、経済に影響を与える近視眼的な軽率な決定をさせる」とも付け加えた。
 
3 西側諸国の指導者は国民から「遊離」している
 
米国とその同盟国の指導者が採用した政策は、彼らが守るべき国民の利益に反している。このことは、西側エリートが「自国民から切り離されている」ことを示していると、プーチンは言う。
 
EU政府はその良い例で、ロシアから経済を切り離すことを決定し、安価なエネルギーとロシア市場へのアクセスを拒否し、その結果、競争することができなくなった、と彼は言う。
 
プーチンは、その結果、アメリカ企業がEUに拠点を置く企業の市場シェアを獲得するために主導権を握ることになるだろうと予測した。「アメリカ人は、自分たちの利益を追求するとき、自らを制限したり、何事にも尻込みしたりしない。」
 
4 貧しい国々を欺く欧米
 
大統領によれば、世界的な経済危機は、弱い立場の国々を最も苦しめる。多くの人々にとって、貧困国は重要な製品を買うことができないので、生死にかかわる状況である。
 
一方、欧米諸国は助けるふりをしながら、自国の利益しか考えない。プーチンによれば、ウクライナの穀物輸出取引に代表されるように、である。ロシアは7月、トルコと国連の仲介で、穀物を積んだ船がウクライナの港から出るのを助けることに合意した。しかし、ほとんどの船は、苦労している国ではなく、EU諸国に向かったと大統領は述べた。
 
「困窮国への支援に取り組む国連食糧計画の下で(ウクライナで)積み込まれたのは87隻中わずか2隻だけです。途上国へ送られたのはわずか3%だ」
 
プーチンによれば、西側諸国は何十年、何百年にもわたって植民地を略奪してきた経験があり、今日も同じ手法を使っている。人道的災害を防ぐために、ロシアはウクライナの穀物の行き先を限定して、状況を変えることを提案している。
 
5 ロシアは制裁を乗り越えている
 
ロシアは、欧米の「経済・金融・技術侵略」によるダメージに比較的うまく対処しているとプーチン氏は指摘する。プーチン大統領は、ロシアの金融システムは安定化し、インフレ率は低下し、失業率は過去最低水準になったと指摘した。
 
特に、ヨーロッパに何らかの形で依存している企業は、確かにダメージを受けたという。ロシア政府には、それらを支援するためのメカニズムがある。

 
6 アジア諸国は協力を求めている
 
アジア太平洋地域(APAC)のほとんどの国は、「制裁の破壊的論理」を拒否し、国民の利益のためにビジネス関係と経済成長を促進しようとしている、とプーチンは言った。ロシアは、国家主権に対する姿勢を共有するプレーヤーを高く評価する。このような国がAPACにたくさんあることは、「大きな競争力」であり、長期的な発展の源である。
 
7 ウクライナの紛争はロシアが始めたものではない
 
司会者から、ウクライナ危機がロシアに与えた影響についてコメントを求められると、「紛争は強制されたものだ」というモスクワの立場を繰り返した。
 
「軍事行動という点では、われわれは何も始めていない。私たちはそれを終わらせようとしているのです。軍事行動は、正常な発展を望まず、自国民を服従させようとする者たちによるウクライナの武装クーデターを受け、次々と軍事行動を行い、ドンバス市民を8年間大量虐殺の対象とした2014年に開始されました。」
 
ロシアが軍事力の行使を決断したのは、その8年後である。平和的手段では保護できないドンバスの人々に対する道徳的義務であるとプーチンは言った。最終的に、ロシアはこの紛争から国内的にも国際的にも強くなる、と彼は付け加えた。
 
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プーチン大統領のメンターであるアレクサンドル・ドゥーギン氏の暗殺未遂事件で、その娘ダリヤ・ドゥーギナ氏が殺害された ~犯人は、ウクライナ特殊部隊のNatalya Pavlovna Vov(ナタリヤ・パブロブナ・ヴォヴク)という女性でアゾフ連隊のメンバーだとロシア側は主張

竹下雅敏氏からの情報です。
 駐日ロシア連邦大使館のテレグラムによると、ロシア人ジャーナリスト、ダリヤ・ドゥーギナ氏が殺害された。ウクライナ諜報機関により計画、実行されたもので、実行犯はドゥーギナ氏が運転する車を遠隔爆破した後、娘と共にエストニアに出国しているということです。
 驚いたのは、この事件に対してプーチン大統領が遺族に「お悔やみの言葉」を送っていたこと。不思議な事件だと思いましたが、及川幸久氏の動画を見て納得。殺されたダリヤ・ドゥーギナ氏は、プーチン大統領のメンターであるアレクサンドル・ドゥーギン氏の娘だということでした。
 動画の冒頭で、“先週の土曜日、ロシアで悲惨な事件がありました。…この方、アレクサンドル・ドゥーギン(モスクワ大学元教授、政治思想家、プーチンの頭脳)の殺害を狙った暗殺未遂事件が起きた。ドゥーギンの代わりに亡くなってしまったのが、ドゥーギンの娘さん、ダリヤ・ドゥーギナ(ジャーナリスト、哲学者)。…本来ならドゥーギンが乗っているはずの車が爆弾で狙われた。その車にはドゥーギンは乗っておらず、娘のダリヤさんが乗っていた。その後、ロシア連邦保安省がダリヤ・ドゥーギナを殺害した人物を公表。犯人は、ウクライナ特殊部隊の人間で、Natalya Pavlovna Vov(ナタリヤ・パブロブナ・ヴォヴク)という女性。アゾフ連隊のメンバーだとロシア側は主張している。”と言っています。
 9分25秒で、“100年前の第一次世界大戦というのは、当時ヨーロッパでオーストリア・ハンガリー帝国があって、この帝国の皇太子夫妻がセルビアに行って、セルビアの民族主義者に暗殺されたわけですね。この事件を引き金に第一次世界大戦が勃発したと言われています。…今のヨーロッパも同じなんじゃないかとよく言われます。…今回のドゥーギンの娘の死が、次のフェルディナンド大公の瞬間になる可能性(注、この事件が第二の「サラエボ事件」になるということ)というのが、今囁かれています。”と言っています。
 ウクライナ戦争では、アメリカ、イギリス、ドイツ、ポーランドなどの国が大量の武器をウクライナに供与しています。武器の多くは闇市場で売買されていると言われています。要するにヨーロッパは火薬庫の状態になっているわけです。マッチが1本あれば爆発します。第一次世界大戦の時と同じ状況です。
 ウクライナによる執拗なザポロージャ原発への攻撃と、今回の暗殺事件を見ると、何としても第3次世界大戦を引き起こしたい連中がいるということが分かります。プーチン大統領が忍耐強い人で良かったと思います。
(竹下雅敏)
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2022.8.24【ロシア】プーチンの頭脳、アレクサンドル・ドゥーギン【及川幸久−BREAKING−】
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