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スタンザⅣというのは、これから始まる宇宙の創造に重ね合わせて、ハイアラーキーがどういった構造でできているのかということを簡単に記述している章である。したがって、フトマニ図というものを理解していないとまず説明ができない。また、スタンザⅤは宇宙の創造の第一歩が語られている。フトマニ図で表されるハイアラーキーの役職の者たちが、高次の界層から下位の界層に降下していく様子と、それぞれの界層の創造の様子である。
今回から3回に渡ってまとまった一連の講義をする。今回と次回は、3回目に「通貨発行益」について話すための準備。今回は、日銀が引き受けた国債は、政府の負担とはならない点について説明する。
前回までで中論の基本を一通り押さえたので、漸く梶山氏の名著「中論と空Ⅰ」をテキストとして本格的な内容に入ることができる。ただ今回は、ナーガルジュナの論法を明確に理解するために、彼が批判した説一切有部の主張とその誤りについてもう一度復習しておく。
前回あらすじを見た『パルチヴァール』とその元になったクレティアン・ド・トロワの未完の聖杯伝説『ペルスヴァル』、更にその大本であるウェールズの聖杯伝説『エヴラウクの息子ペレドゥルの物語』を比較しながらあらすじを押さえる。3つの物語に存在する錬金術の要素について解説するとともに、聖杯伝説の全体像を捉える。
中論は、大乗思想の基礎を確定した重要なものであり、しばらく中論の解説を続ける。今回は、ナーガルジュナの詭弁論法と呼ばれる論理的整合性を欠いた議論の具体例を、大まかに見ていく。
前回、小乗仏教において時間的な強意の因果関係と理解されていた縁起の思想を、ナーガルジュナが相互依存関係に拡大解釈して論理を展開したことを話した。今回はこの部分を突き詰め、丁寧に解説する。
ナーガルジュナは説一切有部を論破したつもりになっているが、実際には自性の定義を誤っていること、さらに「自性でない」と「自性がない」を混同したため議論が全くかみ合っていないことなどを前回説明した。今回は、この事をもう少し具体的に見ていく。(注:なお、前回に続きホームページ「 空の思想 --- ナーガルジュナの思想 ---」から文章を拾って説明していくので、一読しておくことをお勧めする。)
前回まで如来蔵思想を説明した。今回はその発展形であり日本で花開いた最大の思想、本覚思想を紹介する。「日本仏教史(末木文美士著)」から文章を拾い、本覚思想発展の経緯や通常の解釈を見ていくと同時に、「成仏」などの言葉を明確に定義した上での私(以下竹下氏)独自の解釈も説明していく。
前回から「マグダラとヨハネのミステリー」という本に沿ってテンプル騎士団について解説をしている。今回はテンプル騎士団が手にしていた秘密、そして彼らが何を伝えようとしたのかという全体像を見ていく。本質的な部分に関しては次回からの講義で、詳細に追求して行く。
前回は仏教の4種類の認識論を解説した。今回は、大乗仏教を事実上大成したシャーンタラクシタの理論と、これに対立するラトナーカラの理論を認識論の立場から見ていく。ここを理解し、大乗仏教の全体像を把握することで、後に扱う唯識論を明晰に理解することができ、さらに仏教の誤りや認識論の限界も明確になる。
シャンティ・フーラ 映像配信
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