宗教学講座 初級コース 第185回 ヘルメス文書:ポイマンドレース(人間の救済)

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  • 1. テーマ:人間の救済と占星学~神智学への布石~
  • 2. 人類誕生に関する革命的思想
  • 3. 人間の二つの生き方と救済
  • 4. 魂の救済論と宇宙論

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概要

前回、ヘルメス文書ポイマンドレースにおける人間の誕生まで説明してきた。今回は更にその先、最終的に人間がどのように救済されていくか、占星学、星の作用とどう関係してくるかという所を、「グノーシスと古代宇宙論」という本から引き続き解説していく。非常に短い文献なので今回で全体のストーリーをほぼ網羅することができる。そして結果的にグノーシスに流れ込んでいった、そういった流れの理解にも繋がる。

目次

1.導入 (00:00:00)

なぜヘルメス文書や次回に取り上げるカルデアンオラクルといった古典を無視することができないのか?神智学だけを勉強していても思想的な意味が読み解けないのはなぜなのか?について言及する。

2.ヘルメス文書と神智学との繋がり(1)ヘルメス文書の奥義 (00:03:19)

人類の出現に関する発想の部分をヘルメス文書では奥義として解説している。この部分はシークレットドクトリンが引き継いでいる部分でもあり、現代の学者にとっても革命的な発想で、非常に優れているものである。

3.ヘルメス文書と神智学との繋がり(2)両性具有から両性への分離 (00:09:10)

2000年以上も前に書かれたヘルメス文書の、両性具有から両性への分離に関する記述は、最近書かれたシークレットドクトリンに同じことが書かれてある。また、シークレットドクトリンに書かれてある両性への分離の時期を考察すると、神智学では「神の意志」をどう解釈しているかが明確に理解できる。

4.人間の救済:救済される者、されない者 (00:12:32)

男女(おめ)が両性に分かれた後、交接によって人間が誕生、そして種族が増し広がっていく。そしてその人間の生き方には2つの道が生じる。一方は救済され一方は彷徨いながら、闇に留まるとされるのだが、ほとんどの者は後者である。それぞれの生き方はどういうものであるかを深く掘り下げ、現代人の危機、そこから抜け出す方法を説く。

5.人間の救済:死からプレーローマへの帰昇の過程 (00:54:55)

まず物質的な身体が月下天の元素に分解したあと、魂は人間神話で描かれたことの逆へ向かう。界面を突き抜け、月天以降の7つの遊星天を突き抜け、第8天の恒星天へ、そしてプレーローマに帰って行くという過程を詳しく見て行く。その過程の中で星の作用として出てくる占星学についても解説を加える。

6.人間の救済:まとめ (01:21:20)

ポイマンドレースの世界観の終着点はどこなのか、目的は何なのかということをきちんと理解すると、ここで言われる「神化」の意味が、一般的な用例の「神化」と違うことがわかる。この理解から、ポイマンドレースが古代の伝統から外れた新しさを有し、レベルが高いことがわかる。そしてこの宇宙論の理解を以てシークレットドクトリンを顧みると自ずとわかってくることがある。

終わり(01:31:55)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

  • 「グノーシスと古代宇宙論」 柴田 有著 勁草書房
1850万年前、7つの光線、「西洋占星術のレベル」、かご猫しろ、アダムスキー、アルコーン、アントローポス、アーバン博士、インド、ウェツチウス・ウァレンス、ウクライナ、エゴ、エチオピア、エーテル体、カレッツァ、ゲーム、サナット・クマーラ、サプリメント、サルコジ、シリウス、ゼウス、ダイモーン、テレビ、ヌース、ハードアスペクト、バラモン、ブラバッキー夫人、プーレー、ホロスコープ、マイトレーヤ、マナス、マニ、マリアの福音書、マルクス・アウレリウス、ミトラ、ヨーガ、リング、ルーシー、レムリア人種、ロゴスのマイナスの半身、ロシア、ローマの皇帝、不幸の星、中西さん、修行者、光、光線構造、兜率天、出目金、制感、動物の動画、勝利の王冠、卵生、原人、口を閉じて味わう、味覚、命、品種、唯物論、地球のサオトメ様、大祭司、天文学、天球層、太陽、太陽のタマコちゃん、太陽系、夫婦の講座、妖精、富の徴、審判の星、幸福の星、座禅、御用学者、性交渉、悪徳、悪魔、悪魔視、愛欲、感受性、感性、感覚意識、星、星辰の神々、映画、最中(もなか)、月、月桂冠、東電、水星、渡辺徹、満腹中枢、火、火星、目を瞑って味わう、禅坊主、第一根幹人種、第三根幹人種、第二根幹人種、紋章、自然、裁きの星、進化、配置、酒、金、金星、隠れ潜んだ虚偽、霊気、魂、麻薬
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7件のコメント

  1. 参考になった(4)
    ぴょんぴょん on

    魂のない子が多く生まれているというお話で、なんで魂がないのに肉体に生まれ変われるんだろうと思いました。転生するものが魂かな、と思っていましたので。
    わからな~い!

  2. 参考になった(7)

    ぴょんぴょん 様

    いただきましたコメントにつきまして、
    竹下氏からのコメントがありましたので掲載いたします。
    今後とも宜しくお願いを申し上げます。
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    転生するのは、魂なので、魂をなくした個人の場合、生まれ変わりはありません。精子と卵子の受精によって肉体が形成されますが、中に入ってくるはずの魂が入らないで、肉体のみが成長出産されるのです。
    従ってクローン人間と同様の魂のない人間で、肉体のみの存在なので、人間ではありません。
    いずれ適切な時期がくれば、妖精から進化し、新たに人間となった者たちが、肉体の中に転生に入るようになるかも知れません。

    (竹下 雅敏)

  3. 参考になった(4)

    ヨガの第5段階プラティアハーラ(制感)の解説がわかりやすいです。これなら日常生活で実践できますね。

  4. 参考になった(4)

    プラティアハーラ(制感)で喜びを得られれば、環境への負荷が減り、食費も節約できるので、いいことだと思います。教育にも取り入れてほしいです。

  5. 参考になった(5)
    牛サマディー on

    プラティアハーラのお話、とても大切でためになるお話でした。
    これから日常生活の中で実践していこうと思います。

  6. 参考になった(4)

    蒸しますが、プラティアハーラで涼んでます♪
    ハエさんの頭がチカチカと光るとは、人間でいえば救済の最中なのでしょうか・・・制感の達人ですね!

  7. 参考になった(1)

    >いずれ適切な時期がくれば、妖精から進化し、新たに人間となった者たちが、肉体の中に転生に入るようになるかも知れません。

    これは、ウオーク・インと考えていいのでしょうか。