宗教学講座 初級コース 第199回 プロティノス(プロティノスの生涯)

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  • 1. テーマ:プロティノスの人物像
  • 2. 神智学を理解する上で避けて通れないプロティノス
  • 3. 人物像を知るエピソード:神社詣を断った背景 
  • 4. プラトン、プロティノスへのメッセージ

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概要

古代哲学史の最後にプロティノスを取り上げる。プロティノスの哲学は、プラトン哲学を真直ぐ理解して哲学を展開したものである。これまで解説してきたミトラ教やヘルメス主義、カルデア神学等とは思想の形態が異なるが、この流れの中にプロティノスを位置づけて説明をする。また、現代の哲学者には、こうした流れのバックボーンであるミトラ教の知識がないため、不完全な理解となっている部分を補って解説する。今回と次回で根幹の一番骨太の部分を解説するが、今回はまずプロティノスの人物像を中心に説明する。

目次

1.プロティノスの哲学を取り上げる意義 (00:00:00)

プロティノスの論文の中でも特に難解な「エロスについて」という論文をプロティノスの講義の最後で解説をする予定である。この中でのプロティノスによるプラトンの解説は、プラトンの意図を逸脱しており明らかに間違っている。その間違いを説明しながらの講義となるので難しいが非常に重要な部分である。この講義によって専門家の方も、統一的な深い洞察が出来るようになると思われる。そして聴講される方たち自身の、世界観の構築の材料にしていただければと考える。

2.新プラトン主義とプロティノス (00:09:39)

新プラトン主義は2、3世紀のアレキサンドリアの神智学者アンモニア・サッカスに始まったとされ、現代神智学の源流といえる。しかし新プラトン主義を代表するプロティノスはプラトン的な観照と抽象的な思考を重視した純粋な哲学者で、高等魔術を重視していた他の弟子たちの中では例外であった。この点でプロティノスは神智学の直系ではないが、神智学がプロティノスの「流出論」を取り込んでいるという点では、極めて重要であると言える。

3.プロティノスの人物像 (00:25:44)

「プロティノス伝」から、その人物像を見ていく。プロティノスも含め当時の哲学者は自分の中の霊的体験を基に哲学を展開しており、その生涯はほとんど宗教であると言える。エジプトの神官の言葉からは、プロティノスは人々を正しい方向に導き、地球上に哲学を構築する大目的のため高い世界から降臨してきた人物だとわかる。またポルピュリオスの逸話で語られるプロティノスの霊的な能力からは、普通の人にはない拡大した意識を持っていたことがわかる。

4.アポロン神の託宣によるプロティノス死後の事実 (01:01:32)

「アポロン神の託宣」の話をもとに、プロティノスが到達した意識のレベル、死後到達した場所を見る。また、サーンキヤ哲学を基にした独自の展開図を用いて、神智学の用語の定義の誤りやプロティノスの間違いを検証し正していく。そしてシャンティ・フーラのブログで公開した天界の秩序のシステムの表を用いて緻密な解説を加える。最後に、今回登場した神々の現在について説明し、地球人の目覚めのためにも、プラトンやプロティノスという人格的にも優れた大哲学者に対して渾身のメッセージを送る。

終わり(01:51:23)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

2007年以降、2009年3月16日、300年、4分の1、5月17日、66年、9つのもの、「カルデア人の神託」、「我思う、ゆえに我あり。」、「秘教占星学」、まろやかにうねる道、より神的なる神霊の分限にまで到達した者よ。というのは、アイギーナ、アテナイ、アハンカーラ、アバター、アフガニスタン、アメリオス、アリストテレス、アリス・ベイリー、アレキサンドリア学派、アンモニオスの弟子、アートマ、アートマの創造神の1システム、イアンブリコス、イエス、イコちゃん、イシス神社、イスラム世界、インド、インドの神々、インドネシア軍、ウイルス、ウリエル、エウローペ、エクソシスト、エジプト神学、エステル、オリンポスの12神、カトリックの司祭、カルデア神学、ガブリエル、ガヤトリー・マントラ、ガヤトリー女神、ギリシャ、ギリシャの神々、クラウディウス帝、コメント、ゴータマ・シッダルダ、シチリア、シャンティ・フーラの時事ブログ、シリア、シリウスレベル、ジッドゥ・クリシュナムルティ、ジーヴァ、ストア主義、ストア派、スワミ・ムクタナンダ、ズルワン主義、セネカ、ゼウスの黄金の血統、タンマートラ、ダイモーン、チッタ、チャクラ、チャネラー、チャネリング、チャベス、デイモン、デカルト、デミウルゴス、トルコ軍、ネオ神智学、バングラデシュ軍、ビザンティン、フィリピン軍、フラクタル、ブッディ、ブラバッキー、ブルーパール、プラズマ兵器、プロクロス、ヘルメス主義、ベンジャミン・クレーム、ホツマの神、ポリピュリオス、マイトレーヤ、マスター、マナス、マントラ、ミカエル、ミューズ、ミーボート、メロン熊、ライトワーカー、ラファエル、リラックマ、リードビーター、レッテル、レートー、ローマ、一番浅いレベル、一者、上流階級、下級レベルでの霊、不死なる愛の唱舞団、不浄、中西征子さん、五唯、五大、体外体表神経叢脊椎、個我、催眠術、光の側の天使、内省、分神霊、動物システム、十根、半神半人、占星術家、原子爆弾、古典、合いの子、合一、吉兆の響きを発する琴、君は人間を束縛する必然性の絆から君自身を解き放ち、善のイデア、四大天使、国津神、国津神第5レベル、執持、墓標、夕張市、大乗仏教、大天使、大学の教授、天体運行、天文学的、天津神、天界の統治のシステム、太陽系ハイアラーキーの第3レベルの第2天帝、太陽系ハイアラーキー第3レベル、太陽系第1レベル、宇宙人、宇宙霊、完全消滅、宗教家、宝石光線療法、密教、幽体離脱、御用学者、心、悪霊、悪魔払い、意、愛の創造神の1から5システム、憑依、我執、戯言、才能、政治家、教育プログラム、数学的、日月星辰、旧約聖書エステル記、星座のエネルギー、木星人、東條真人さん、東洋医学セミナー、柔和なる友の妙なる讃歌を、植物システム、権威、欲界、死の練習、気鬱病、波動、流れ豊かなる海浜に、海王星人、清らかな魂の歩む、潜在意識、無意識、無色界、瞑想、知恵の探求者、社会的責任、神々、神々に対する祈り、神階、神霊、神霊的な魂の幕屋、私は奏でめる、科学的な信仰、秘密結社、秘技の伝授、税金泥棒、第1亜界、第2亜界、第3亜界、第5本質マナス、第7亜界、精神の力強い抜手をきって、紀元後205年か206年、罪人たちの群からは遠く離れて、義人、耶麻天、肉体の騒がしいざわめきから脱出して、自己顕示欲、自性プラクリティ、自殺、至高神、舞踏会、色界、蜜のごとく甘き調、西欧世界、覚者、解脱者、評論家、詩を嗜む教養、贍部洲、近代哲学の祖、速かに泳ぎ着き、造物主、遠征軍、遺伝子操作、金星人、阿頼耶識、降神術、除霊と浄化の祈り、電磁波、霊体、非人格神の領域、顕在意識、高名な哲学者、高貴なピタゴラス、鬼神、魂、魔術、黄金の撥の下に織り成しつつ
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11件のコメント

  1. 参考になった(1)

    誰であろうと、悪い事は悪いと言う。
    当たり前のようにされてきた悪事の影で涙を流して来た数えきれない女性の苦しみが、
    やっと報われた様な気がしました。
    そしてやっと正しい世の中、天界になったこと、その時に巡り合わせていただいている奇跡に胸が熱震え、涙が込み上げてきました。
    プラトン、プロティノスのお二方への、竹下さんの気持ちが痛いほど伝わってきました。
    恐縮ですが、同じ地球人として、心を込めて、ありがとうございます。

  2. 参考になった(1)

    クリシュナムルティのお話が出てきて、興味深かったです。
    確かに、クリシュナムルティと竹下先生の世界観の枠を比べると、先生の枠は、本当にどこまで広がっていくのでしょう!というくらい果てしない感じがします。(もし霊的に存在しているなら)クリシュナムルティにもこの講義を聴いてほしいです!!!そして、霊的世界の事実をちゃんと踏まえた哲学や思想を聞いてみたいと思いました。

  3. 参考になった(0)
    マロンのグランパ on

    今回の「プロティノス」の講義、興味深くいつものように広くそして実践的な形で学ばせて頂きました。初めてのコメントですが、今まで全てのネット配信を視聴させて頂いています。

    20年以上前、図書館で偶然手にした「万物の歴史」(ケン・ウィルバー著・アメリカのインテグラル思想の提唱者。他に『死を超えて生きるもの』『進化の構造』など多数。1949年生まれ。)という分厚い本の内容を、あっさりと一定のレベルに収めて下さいました。「一者」、「モナド」の解説は非常に明快で、はっきりと位置付けが理解できました。ここの所を宗教家、信者、ニューエイジや、ケン・ウィバーのようにニューエイジとは一線を画する思想家でも、まったく判っていないことも納得できました。

    ケン・ウィバーをたまたま思い出して例に引いていますが、YouTubeに本人の映像があり、少しだけ引用してみます。

    「あなた自身が外にある宇宙そのもなのです。あなたは一瞬一瞬表れてくるすべてのものとひとつなのです。・・・最高に真の自分、深いところの自分、無限の境界のない、制限のない、どこからどこまでもエロス、愛に動かされる自身となるのです。・・・この愛は、あなたの進化の最先端においてあなたの本質、本当のあなたなのです。・・あなたは、太陽や星々を動かす力今に至るあらゆる創造とひとつなのです。」

    私の説明は不正確なのは免れません。しかし先生のお話。

    霊的科学もプラスにもマイナスにも使える。「教育プログラム」では才能は内面のレベルの一番浅いものとして殆ど評価していない。・・・霊的な能力の拡大などではなく、内側の心の浄化が重要。才能は悪事にも使える。才能によって自分を滅ぼすことにもなる。

    「教育プログラム」の重要性は度々強調されていられるように、何度も聞く必要がありそうです。私たち文明の病魔に冒されているものには、常に初心に帰り基本は何かを見失わないためにも、よろしくお願いします。

    メロン熊、私はアイデアには共感しています。少し色や顔つきを変えれば使ってみたいかな、と。

  4. 参考になった(3)

    コメントされている方々に恐縮ですが…。
    先生の前髪が、ちょっぴりピヨちゃんになってます!
    かわいい♡

  5. 参考になった(0)

    神智学の講義も興味深いですが、
    初期講演も随時アップしていただけると嬉しいです!
    先生の襟が二重になったオシャンティーな服は、
    コ〇サのやつではなかろうか。
    私も長年白を愛着しておりますよー

  6. 参考になった(1)

    講義のスケールの大きさに自分が聴いてもいいのかなという気がしてしまいました・・・
    自分の中の自己顕示欲を意識し、心を浄化したい。チャクラの感覚なども磨かないと
    いけないけど、4種体癖なのか自信が持てない日々を送っています。NHK100分de名著という番組の7月テーマがプラトンの饗宴となっています。私のように何も知らない人にはこの講義の予備知識としては、良いと思いました。ありがとうございました。

  7. 参考になった(2)
    ぴょんぴょん on

    自分がこれまで絶対と信じてきたものを捨てるのは勇気のいることです。
    しかもプラトン級の大哲学者であれば、プライドもあるでしょう。
    プラトンとプロティヌスは、先生のメッセージをちゃんと聞きとめてくれたでしょうか?
    せっかく合格しているのですから、大きな変革について行ってもらいたいです。
    特にプラトンは私が大切に思っている賢者の一人ですから。

  8. 参考になった(2)

    何となく「これはプラトンに向けてお話されているのかも?」と思っていました。
    プラトンとプロティニスに向けられたメッセージは私自身も自分のこととして受け止めました。天界の秩序に関してコメントさせていただいてから不思議と信頼感が増しました。これを逆の順序で聞いていたら余計に疑いが増したかもしれません(収録はこちらの方が先なんですよね)。
    プラトンとプロティニスのような賢者が変われば急速に世界の目覚めが起こる。そうなって欲しいものです。一番の壁は哲学者ではなく、宗教だと思いますが・・・。

    人類が目覚めた後の世界をずっと想像(妄想)してきました。意識が開かれこの世界の常識が一変する世界を。まさに今、その過渡期なのだと感じました。

    こりゃ早めに目覚めたほうが、時代の過渡期をより楽しめるなと思いました。
    「いつ目覚めるか、○でしょ!」

  9. 参考になった(3)

    現代の哲学者は情けない者ばかりだとのこと。哲学者や倫理学者だからといって、人格が優れているとは限りません。彼らのほとんどは、日常生活でさえ、人が困っていても、助けずに自己利益を優先させます。そんなインチキ学者よりも、知識はなくても、困っている人を助ける人の方がずっと立派です。

  10. 参考になった(3)

    心の浄化には、内省と祈りの両輪が必要とのこと。
    霊的な科学に感謝です。

    ぴよらかな地球が、ぴよらかな世界になりますように。

  11. 参考になった(2)

    大天使ミカエル、ガブリエルは、以前とても敬愛していたので
    せれなさんのイラストを見るのは、とても感慨深かったです。

    もしシャンティ・フーラの「天界の改革」の記事を読んでいなかったら、
    今でも、「消滅した神(神霊)」に祈っていたかもしれません。
    そう思うと、けっして他人事ではない内容でした。

    真実に出会えた奇跡に、あらためて感謝します。