宗教学講座 初級コース 第218回 秘密伝承(カタリ派の思想)

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  • 1. テーマ:カタリ派の思想
  • 2. 多種多様なカタリ派の根幹にある思想
  • 3. カタリ派とキリスト教の教義の違い
  • 4. 全財産を教会に寄付させたカタリ派

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概要

前回はカタリ派の概要とアルビジョア十字軍による弾圧ついて説明をした。今回はカタリ派の思想がどのようなものであったかを解説する。カタリ派の思想は、グノーシスの思想がそのまま宗教となったものである。グノーシスはこれまで詳しく解説してきたので今回の内容は理解しやすいと思われる。

目次

1.今回取り上げる論文について (00:00:00)

カタリ派のアルビジョア十字軍による弾圧があった頃は、ちょうどアッシジの聖フランシスが生きていた時代と重なる。今回取り上げる論文をもとに、聖フランシスのカタリ派に対する対処や、カトリックとカタリ派のものの考え方の違いを理解する。

2.カタリ派の創始と堕天の概念 (00:02:49)

カタリ派はマニ教由来のボゴミール派から生まれ、グノーシスの土壌があった南フランスで爆発的に広がったとされる。多種多様な分派があり、現実にその教えはよくわかっていないが、グノーシスの教えだったということは確実である。

3.カタリ派のキリストの概念と物質的世界を否定する厳格主義 (00:45:40)

正統派キリスト教とは著しく異なる、カタリ派の教義における「キリスト」についての概念を解説する。また、カタリ派の倫理の主眼は物質的世界からの解放であり、これに基づく厳格な禁欲生活を道徳的命令としていた。こうした教義について疑問点を挙げ、本来の自然な解脱の道についても解説する。

4.カタリ派の思想と聖フランシスの思想 (01:26:43)

同じ時代に生きていた聖フランシスの思想から、カトリックとカタリ派のものの考え方の違いを対比し考察する。彼の行動は本来の意味でのキリストの教えを体現したものであった。こうした事実に関連して、集団の善悪ではなく一人ひとりの人物を見ることの重要性にも触れる。

終わり(01:40:07)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

consolamentum、credentes、perfecti、「ベルリン天使の詩」、「異端カタリ派」、アシジ、アート、アーバン博士、カルト宗教団体、コブラ、シェア・インターナショナル、シリアのマイトレーヤ、スーパコンピューター、ダライ・ラマ、チャクラ、ニケタス、ネフィリム、バルカン、ビザンチン帝国、フェルナン・ニール、プレーローマの世界、プログラム、ベンジャミン・クレーム、マグダラのマリア、マケドニアの司祭ボゴミール、マヤヴィルーパ、ロボットスーツ、中西征子さんの絵、伝統、似姿、偏り派、光、内側の霊、北イタリア、十二縁起、原罪、受肉、嘘と偽善、天上世界、天使、子宮、密儀的団体、巨大な富、性欲、性的関係、悪魔、悪魔の国、悪魔崇拝者、情欲、托身、按手、救慰礼、文化、民衆宗教運動、汚れた心、汚れた思い、汚れた食品、波動、波長、物質否定の精神、白い天使、瞑想、神の働き、結婚、聖フランシスコ会、自罪、芸術、血筋、進化段階、過激派、遺伝子、邪教、邪気、錬金術、闇、霊導、霊能力、非物質的肉体、顕示体
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3件のコメント

  1. 参考になった(1)

    肉体に関する余談が、と~っても面白かったです!
    余談がメイン?!というくらいに(笑)
    肉体が宇宙服と考えると、
    まるで自分が探検家になったような気がして
    とってもワクワクしてきました(^^♪

    人の起源、神々の起源…謎は尽きませんね。
    チャネリング本などでは、様々なことが言われていますが
    「本当のところはどうだったのか」、ぜひ知りたいものです。

    聖フランシス、アッシジの聖フランチェスコは、
    以前から敬愛していた聖人なので、
    このような形でとりあげられて、とても嬉しかったです。

    また、ペシャワール会の中村哲さんについては
    この講義で初めて知りましたが、
    検索して、インタビュー記事を読んだら
    本当に素晴らしい方で、感激しました。

    団体や肩書ではなく、その人自身を見るということ、
    あらためて、本当に大切なことですね。

  2. 参考になった(2)
    牛サマディー on

    竹下先生の教えのエッセンスが詰まったような講義で、是非多くの人に見てほしいと思いました。
    これからも成長していくべき部分が沢山あるな~と感じました。

    あと、多分’より詳しい目次’の下から2番目の文中の、’と’は誤りだと思います。

    :ご指摘をありがとうございます。訂正いたしました。(シャンティ・フーラ)

  3. 参考になった(2)

    言葉に波動を乗せるのが内側の魂だとのこと。私は文章を読むと、表面的な意味の他に、書き手がどのような想念で書いたのかもわかります。まさに「文は人なり」ですね。