河野デジタル大臣は、紙の健康保険証を2024年秋に原則廃止し、今後マイナンバーカードに一本化する方針を明らかにしました。マイナンバーカードの取得の実質義務化となります。



(河野デジタル大臣 午前10時過ぎ)
「2024年度秋に現在の健康保険証の廃止を目指すこととします」

河野大臣はこのように述べました。今後はマイナンバーカードと健康保険証は一本化されるため、マイナンバーカードの取得が実質義務化されることになります。

(河野デジタル大臣 午前10時過ぎ)
「転職、就職、退職のたびに、今 保険証が切り替わらなければならない。そうしたことが必要なくなるので、利便性は上がっていくだろうと思う」


また、河野大臣は運転免許証との一本化についても2024年度末までという、現在の目標の前倒しを検討しているとしたほか、マイナンバーカードの電子証明書をアンドロイドのスマートフォンに搭載するサービスの提供を、来年5月11日から開始する方針を表明しました。



こうした動きに街のひとは・・・

(20代女性 マイナンバーカードを持っていない)
「子供の医療証とか、ばらけるものが多いから少しでもまとまった方がありがたい」

(70代男性 マイナンバーカードを持っている)
「デジタル化に向けては必須だと思う。むしろ遅すぎるのではないかと個人的には思う」



(20代女性 マイナンバーカードを持っていない)
「ちゃんと個人情報(の保護)ができるのかなとは思う」

政府は利便性の向上のアピールに躍起ですが、「カードを持ちたくない」という人の声にも耳を傾ける必要がありそうです。