BRICS首脳会議

米に対抗、色濃く 反保護主義宣言

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BRICS首脳会議の会場で記念写真に納まる5カ国の首脳ら=中国福建省アモイで2017年9月4日、ロイター
BRICS首脳会議の会場で記念写真に納まる5カ国の首脳ら=中国福建省アモイで2017年9月4日、ロイター

 【アモイ(中国福建省)河津啓介】中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会議は4日、中国福建省アモイで「アモイ宣言」を採択した。保護主義への反対を表明し、米トランプ政権に対抗する色合いの濃い内容となった。また、3日の北朝鮮による核実験を強く非難し、朝鮮半島情勢の「平和的な対話による解決」を訴えた。

 国営新華社通信によると、「宣言」は「あらゆる国、人々がグローバル化の利益を分かち合える開放的な世界経済の重要性を強調する」と、自由貿易体制の重要性を明記。地球温暖化問題の国際枠組み「パリ協定」の完全履行を各国に求めた。さらに、朝鮮半島情勢に「深い懸念」を表明しつつ、国際紛争を巡る「一方的な軍事介入や経済制裁」に反対して米国をけん制した。また、シリア問題など中東の平和安定やテロ対策にも言及。BRI…

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