花粉症のメカニズム、食事、手当の方法の解説 ~「花粉症は…アレルギーの身体と、首の緊張、つまり目や頭の疲労との重なり合い」

竹下雅敏氏からの情報です。
 動画の5分30秒で、“花粉症は簡単に言うとアレルギー反応なんですけれども、アレルギーの身体と、首の緊張、つまり目や頭の疲労との重なり合いと言ってもいい。ですから…上下的な頭を使う人と闘争的なガンバリズムのある腎臓にきやすい人たちの重なり合い見たいな、そんな現象なんですね。”と言っています。
 上下体癖(1・2)と捻じれ体癖(7・8)の重なり合いという事なのですが、私の体癖は2種・8種なので、完璧にこの通りです。
 食事に関しては、肝臓や腎臓に負担のかかるものを減らすこと、その筆頭になるのがサプリとか薬、そして甘い物で、これらを断って、出来たら1日1食か2食にすると、歴然と鼻水とか目のかゆみとかクシャミとかが減る(6分10秒)と言っています。
 7分50秒では、“花粉症という症状を通して、目が痒くなることによって目の機能を回復しようとしたり、クシャミをすることによって肝臓が収縮してゆく、また鼻水が出ることによって余分な栄養というものを外に出そうとしている。だから花粉症の症状自体を止めるという事を行ってしまうと、その背後にある左の肩甲骨のこわばりであるとか、左の仙腸関節であるとか、目の疲労や肝臓、腎臓の疲労がそのままになってしまう。”と言っています。
 9分30秒以降は愉気(気持ちを向けること)による「花粉症の手当て」の方法の説明です。12分7秒で、“腸の働きをよくするために、肝臓と心臓に愉気をする。そうすると結果として腸の働きが大変良くなる”と言っています。
 4月1日の記事で、井本邦昭著「整体法の学び方(三樹書房)」を紹介しました。“ふだん汗をかかないからだは、肋骨や肩甲骨が硬直して可動性が悪くなりがちです。…それでも時間が経つとともに胸椎3番4番へと移行し、その時期を過ぎると頸椎へと上がります。その際に、なんとかして障害物をおしのけて進んでいこうとするために、クシャミや涙が出るのです。”という説明でした。
 “腸の働きをよくするために、肝臓と心臓に愉気をする”という肝臓、心臓に対応しているのは胸椎4番です。確かに私の感覚でも、胸椎4番のあたりに違和感がある時にクシャミが出るという経験を何度もしています。
 この動画は、これまでに紹介した花粉症の全体像を示す優れたものだと思います。
(竹下雅敏)
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季節の手当て:花粉症 【氣道】 2021.3.18
配信元)


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【背骨と椎骨と神経との対応】
背骨 番号 対応部位、機能
頸椎 1,2 脳の血行
3
4
5,6 咽頭部
6.7
7 迷走神経張力増加
胸椎 1,2 気管粘膜血行、腕
2 胃、肝臓
3
4 食道、肝臓、肺、心臓
5 耳、汗、体温調節、胃の噴門部収縮
6 大内臓神経、胃の脈管運動
7 脾臓、消化管、リンパ系
8 すい臓、脾臓、肋膜、リンパ系
8~10 胃の拡張反射
9 肝臓、胆のう、大動脈拡張
10 腎臓、視力
11,12 小腸、卵巣、こう丸
腰椎 1 性器、頭
2 性器、大腸、盲腸
3 性器、血行、腎臓
4 卵巣、こう丸
5 膀胱
仙椎 2番目の穴 生殖器や妊娠早期発見と関係が深い
4番目の穴 肛門、膀胱、括約筋と関係が深い

出典)弱った体がよみがえる人体力学  井本邦昭著  高橋書店

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