イル・パロンバイオ ショートパスタ

パスタ製造者イル・パロンバイオより、パスタのご紹介

文章・写真：イル・パロンバイオ社

私たちについて 〜栽培からパスタ製造まで距離ゼロで行う〜

私たち農家自身で、貴重な「古代」デュラム小麦を有機栽培し、包装に至るまでの作業、処理、保管、輸送を可能な限り短くし、常に私たちの手で行うことで、非常に短いサプライチェーンを実現して、高品質の乾燥パスタを製造しています。

ペルージャの緑豊かで明るい丘陵地の真ん中で、ピエトロ・ペッチャとマッシミリアーノ・チェケッティは、農業に対する直感と情熱から、「イル・パロンバイオ」社を誕生させました。長年の試行錯誤を経て、2019年12月に操業を開始したウンブリア州の"農的"パスタ工場です。

2人の農家が持つ10年間の農業分野での経験によって、このプロジェクトの開発が可能になりました。アイデアは大地から始まり、最終的に消費者の食卓に直接届けられます。この"距離0㎞"の製品は、完全に自然を尊重し、完全にオーガニックな方法で、その同じ会社によって栽培された農地からのみで得られた原材料を使用して作られています。

イル・パロンバイオ社の事業活動の柱は、献身と努力です。献身と感情をこめて、健全さ、職人技、味を表現した古代デュラム小麦の乾燥パスタを製造しています。

すべての製造工程を、創業者自身が注意深く見守り、管理しています。すべての工程を見守ることによってのみ、我々自身が生み出すものに確信を持ち、その品質と味を保証することができるのです。

イル・パロンバイオのパスタは、すべてオーガニックです。優れた栄養価、混ざりもののない純粋さ、豊富な食物繊維とグルテン含有量の低さが大きな特徴のこれらの製品は、日々の食卓に載せるに最適な、健康的でバランスの取れた食品です。

私たちの仕事 〜高品質のパスタを作るための原材料確保〜

私たちは、有機栽培の古代デュラム小麦の貴重な品種を自分たちの畑で栽培しています。そして、その小麦を近くの古い製粉所で石臼挽きにします。

ピエトロとマッシミリアーノの農業への使命と、自社で栽培・加工した貴重なセモリナを使って優れた品質の製品を作りたいという願望が、"0km"「イル・パロンバイオ」の乾燥パスタ製品ラインの開発と創造の出発点となりました。

伝統的な製法を尊重した生産プロセスは、まず、有機的・化学的・物理的特性を考慮してセモリナの種類を選ぶことから始まります。使用されるデュラム小麦の最高品種が特別に選ばれ、自社の農場で何年もかけて残留化学物質のない有機栽培方法によって栽培されています。何年も自家生産されたものが特別に選ばれます。夏になり、小麦が自然に完熟したら、脱穀します。

多くの農家の仕事はここで終わってしまいますが、我々は職人技で仕上げた素晴らしい製品を皆様の食卓に届けられるよう、短いサプライチェーンを開発することにしました。農家自らが、収穫した小麦を管理し、有機小麦粉とセモリナ粉の生産で何世紀にもわたる経験を持つ地元の製粉所にふるい分けと製粉を委託します。小麦は全粒挽きによってデュラム粉になり、ペルージャ県フラッタ・トディーナにある小さな工房に運ばれます。そこでその後のすべての工程が行われます。

私たちのパスタ 〜小麦の貴重な栄養をまるごと残す〜

ふすま※から胚芽までのすべての部分を残すよう、小麦まるごと石臼で挽きます。デリケートで傷みやすい貴重な成分を損なわないよう丁寧にまるごと挽くことで、高品質な全粒粉セモリナにします。
※ ふすまは小麦の表皮の部分。胚芽とは、植物の種子の内部にある、最終的に芽になる部分

原材料を混練機で純水と混ぜ合わせて生地にします。

絞り段階では、円形のブロンズ型を使って様々な形のパスタに成形します。この技術により、望んだ形状のパスタが抽出され、パスタの表面はより粗く多孔質になり、ソースが完璧に絡むようになります。

その後、私たち自身が個別にパスタを包装し、ラベルを貼り、最終的な品質チェックも行います。

つまり、私たちのパスタは、職人的に手作りされた、地元産の持続可能な本物の製品であり、その実現においては、一切の妥協なく、最高の品質を実現するためにあらゆる注意を払った製造工程により生み出されたものなのです。

パスタの一袋一袋には、農家と職人による何時間にもわたる労働力、多大な時間とエネルギー、そして何よりも多くの情熱が込められています。その情熱は、我々が最高水準の品質の製品を作り提供しているのだという意識によって報われます。