カシミール州の高級手織りシルクカーペット

高級品として知られるペルシャ絨毯の技術が、カシミール州に伝わりました。

1400年頃のカシミール・スルターン朝の君主、ザイヌル・アービディーン（Zain-ul Abidin）が、ペルシャと中央アジアの織り職人を連れてきて、カシミールの人々に織らせたのが始まりと言われています。そのデザインも、起源であるペルシャ・中央アジアに、大きな影響を受けています。

100年以上使え、丈夫で長持ちする絨毯です。

現在高騰しているペルシャ絨毯と、同じかそれ以上の品質のものを、5分の１の金額で購入できます。

古い絨毯は価値が出るので、投資品として世界中の目利きが求めてきた品のひとつです。

手織り機に経糸（縦糸）を張り、そこに緯糸（横糸）を絡ませて結び、余分な糸を専用の道具でカットします。このようにして結び目を1つ1つ手作業でつくっていきます。

そのため、製作には信じられないほどの忍耐が必要です。

玄関マットサイズの絨毯でも、50万近い結び目を手で作ることになるので、製作期間は小さいカーペットで半年、大きくなると1〜3年もかかります。

低労賃のため、大変な仕事にもかかわらず工芸家は貧しいままです。工芸家の子どもたちは学校に行き、エンジニアやドクターといったより高収入の仕事を目指すため、伝統と技術が失われていく危機の中にあります。

ノットが多ければ、柄が細かく表現でき、美しい仕上がりになります。ノットが少ないものは、目が粗く、美しい文様がくっきりと浮かび上がらないのです。

カーペットの裏面

ノット数が多いということは、それだけたくさんの糸が使われているため、丈夫でへたりにくく、耐久性があります。

また、目が詰まっているのでカーペットの内側へゴミが入りにくく、お手入れが簡単です。

（注）こちらは参考動画です。織り方は異なる場合があります。

ノットが多いため、柄が細かく表現されています！

また、シャンティ・フーラの扱うシルクカーペットは、表の糸、真ん中の糸、裏の糸、すべてがシルクで織られています。

光の当たり方、見る角度によって、色合いや輝きが違ってみえます！
シルクの美しいツヤを楽しみながらご使用ください。

カシミールシルクカーペットの肌触りの良さは、格別です！

このシルクカーペットは、親子2世代、3世代で使っていただけるほど上質なものです。

踏めば踏むほど、柄がはっきりとしてくるとも言われています。

普段のお手入れは、床掃除の際に、掃除機をかけていただくだけで十分です。遊び毛、抜け毛が非常に少ないので、お掃除も楽々です。

シルクは静電気が起こりにくいため、チリやホコリを吸着しにくいのも特徴です。

シルクは吸湿性・放湿性に優れているため、夏はひんやりと涼しく感じます。反対に、冬は暖かく感じます。それは、糸の内部の細かい隙間にたくさんの空気を含むことができるからです。