子どもへの期待と気付きの訓練

〈るぱぱより〉
泰子さんから以下の文章をいただきました。

この文章を掲載しようと思った経緯ですが、もともと私が泰子さんから教えていただいたことをメモにとっていて、それを掲載して皆さまと共有したいと思っていました。しかし、聞き伝えというのは難しいものです。泰子さんに確認していただいたところ、ご自分の伝えたかったことを書き起こしてくださいました。

〈りママより〉
この文章を頂いて、自分たちの子育てを振り返り、見直すべきところを話し合いました。
美穂ちゃんに常に気が行っているように(ヨガや料理中なども)意識して過ごすようになりました。感情については、美穂ちゃんの前で、いつも平静に穏やかでいれるように努力を心がけています。

子どもが1歳を過ぎると、要求が複雑になり、また、言葉が喋れるようになると、言語での自己主張が起こるようになり、下手をすると、親と子の我の張り合いになりやすくなる。
本来は、親と子は同等であるべきだが、親の方が年長である分だけ大人としての振る舞いが必要になる。

子どもを育ててみてわかったことは、子供にとって親の存在ややってくれることって当たり前であり、親に感謝するっていうような感覚を持つのは、かなり大きくなった時か、自分が子育てをして初めてわかる事なんだろうと思う。
だから、親の方から絶対に子供に感謝を求めるような対応を取ってはいけず、親として自分はこんなにやっているんだというようなことを押し付ける態度を決して見せてはいけない。
自分がしてもらったことを次の世代(自分の子)にしていく、というのがいい循環で、親が子供から何か見返りを求めることのないように、接して行かないといけない。

子どもの目が覚めている時間中は、子供にいつも気が行っている状態が持続していることが最も望ましいのだろうと思う。
私たち夫婦は、家族全員がどこにいるかをいつも知覚しながら生活していた。ただ、家がとても狭かったので、お互いが見えないところに居ることもとても少なく、いつも同じ空気と時を共有していたように思う。
それは絶え間ない気づきの訓練であり、それが自分自身を見守り、気づき、是正し、正しい心の用い方を会得する修行になるのだろうと思う。
自分のしたいことがあって、子供の存在が邪魔になるという感覚を持つことは誰にでもあり得ると思うが、それを表現することのないよう、いつも配慮しなければならない。そして、また、どうして邪魔に思ってしまうかの心の探求も大切だろうと思う。
それによって、本当に大切な物、優先すべき順位をうまくつけれるようになれるのだろうと思う。
もし、子供が自分の存在を否定される感覚を持つと、自分を肯定することが難しくなる。
せめて、親からは自分の存在を丸ごと受け入れられたと思えて初めて、不安なく生きられる、心の安定した人間が育つのだろうと思う。

竹下泰子

〈るぱぱより〉

この文章を夫婦で読んで、今の私達の子育てについて話し合うことができました。より「子育てで私達が大切にしたいことはなにか。本当の接し方は何か。」ということに向き合えたと思います。

竹下家の子育てを、母親の立場で経験されてきた泰子さんの言葉はとても具体的でわかりやすかったです。
「大切な事はなにか」ということが、言葉のレベルでは今回の文章でかなり自分たちの中に入ってきて理解出来ました。あとはこれが本当に自分たちの行動になるように、日々自分自身の心や行動を意識して見ていきたいと思います。

はじめての子育てを夫婦で経験して1年…
先生の親子関係や子育ての話、野口晴哉をたくさん学んで知識を用意していても、現場では本当に役に立てることができなくて、大混乱の中に放り込まれます。具体的にどうしたらいいのかさっぱり分からない。できない。知識って、そんなものなんでしょうね。
教えは真摯な探求があって、はじめて知恵に変わるのだと知りました。
子育てにしても仕事にしても、最初から答えを手に入れて楽をするなどということは、決してできないのだなということを学んだのはとても大きかった気がします。

6 thoughts on “子どもへの期待と気付きの訓練

  1. 牛サマディー

    子育てって凄まじい修行なんですね(゚ω゚;)。。。
    特に自分は頭の中がいつもグルグル回っている(๑ω ๑)1種体壁なので’絶え間ない気づきの訓練’は慣れるまでは大変そう・・ でも子育てでもしない限り、気づき続けるなんてことは1人じゃすぐリタイアしてしまいそうだし(現にしょっちゅうリタイアしてます笑)いい機会なのかも・・・
    せっかくすごい成長ができるチャンスを自らの手で逃している夫婦が多いのは残念だなあ~と思います
    将来自分もやる身になるかもしれないので、覚悟しておこう・・・と思いました(笑)

    Reply
    1. るパパ Post author

      牛サマディー 様

      私も1種体癖ですので、よくトリップいたします。
      「気付く」「見る」対象があるのと、自分で気を付け続けないといけないのとでは、そういう修行はしやすいかもしれませんね。男の立場からすると、子どもはよく見れば見るほど本当に可愛くみえます。子どもを相手に気付く修行をすると、特に娘ですと後の利得(笑)は大きいかもしれません。

      るぱぱのぱ

      Reply
  2. hiropan

    泰子さんの経験に基づき語ってくださる言葉、るぱぱ、りままの真摯な気づき…
    すばらしい記事でした。
    ありがとうございました。

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    1. るパパ Post author

      hiropan 様

      本当の知恵は人を幸せにしてくれます。今、とてもありがたいと感じています。

      るぱぱのぱ

      Reply
  3. 匿名希望

    少しずつ、理解しようと丁寧に泰子様の文章拝読させていただきました。
    るパパ、りママにブログに掲載して頂き感謝します。
    気付き、自分を見守る事に注意していけば、子育ても、自分も、なんだかいい道に行けそうな気がします。
    かなりの、しんどさもありそうですが。
    でも、やるしかない(>_<)

    Reply
    1. るパパ Post author

      匿名希望様

      まだ1年なのに、子育てって本当にすごいと思っています。何で独身の時からちゃんとした生き方をしなかったのかと思うのですが、最初から気付いてやれたら苦労はしないわけで(笑)子育てを真剣に取り組む価値はそこにあるのだなと思います。

      るぱぱのぱ

      Reply

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