【第5回】 ぴょんぴょん式 ねじれの医学 ~私の体験したインフルエンザ~

「薬は瞑眩(めんげん)しなければ、病は治らない。」とは、明治時代の漢方医、和田啓十郎のことばです。瞑眩とは好転反応のことで、これがないと病気は治ったと言えない。逆にこれがあれば、病気は治ったも同然だということです。

私はホメオパシーをたくさん試してきました。ホメオパシーは同種療法といい、同種のレメディによって問題点を増幅させて、気づきを起こさせる治療法です。ホメオパシーも好転反応を歓迎します。 今回は、私の経験した中でもっとも激しかった好転反応のお話をします。

それは、めったに行かない大病院にお見舞いに行ったことがきっかけでした。たぶんそこでインフルエンザに感染したと思います。

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皆さんはインフルエンザを恐れますが、インフルエンザは、「感染性の高い風邪」のことです。つまり「風邪」です。それを恐ろしい病気のように宣伝しているのは、ワクチンや、抗インフルエンザ薬を販売している製薬会社です。

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栄養状態が良い人なら、十分な休息を取れば自然と治ります。しかも、自然に治れば、1年間免疫があるのでかかりません。

1年経つとウイルスは変異して新しい型になりますので、またかかる必要があります。インフルエンザのワクチンは、前年のウイルスから作っていますので、型違いで無効です。このことは、母里啓子著「インフルエンザワクチンは打たないで」に詳しく述べられています。

私の症状に話をもどします。初めはだるさ、寒気、熱っぽさというふつうの風邪の症状でしたが、そのうち疲れがひどくなり、高熱とふしぶしの痛みの症状は、まるでリウマチになったかのようでした。 次に、はげしい咳が出るようになりました。咳が出ると胸が痛い。骨が折れているんじゃないかと思いました。たぶん胸膜炎を起こしていたと思います。大量の汚い痰、洗面器いっぱいの鼻血、目が開かないほどの目やに・・・これはまさに排毒でした。

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日頃、患者さんには「好転反応だから、喜んで受け入れてください。」とか言っていたくせに、この苦しさを耐えろというのは、かなり酷だわ~と思いました。かと言って、自然治癒を推奨している立場ですので、病院にもかかりたくありません。回復するまでの経過見たさですべてを受け入れ、反応が終わるのを待つことにしました。

そうするうちに、ある日ぱったりと食欲が無くなり、3日間水分しか取れない日が続きました。かつて断食やダイエットに挑戦して、何度も失敗した経験があるので、これはちょうどいいやと思って何も口にしませんでした。

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絶食した後、3日目に便意を催しました。トイレに座ったら何も食べてないのに何かが出た、何が出たのか見たら、黒い炭みたいなカスカスが数個、水に浮かんでいました。「うわああ!これは宿便だあ!」と歓喜しました。かつてどんなに断食しても出なかった宿便!あこがれの宿便がついに出た!これはきっとよくなると思いました。

ご存知のように、中医学では肺と大腸は表裏です。大腸が良くなれば肺も良くなるわけです。まもなく咳は軽くなり、元気になりました。 しかも、長年悩みだった頑固な便秘が、その日からウソのように消えて、ほとんど毎日「快便」になったのです。大きな収穫でした!

(挿絵:あい∞ん)

Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

6件のコメント

  1. すっごい排毒の様子、特に鼻血!に、
    ここで私なら病院に駆け込むなと思いました。

    だけど、ぴょんぴょん先生の経過を読み、
    勇気がわいてきました。
    ありがとうございました!
    きっと、インフルエンザに罹っても大丈夫っ・・たぶん。

    そして最後のうさぎさんのイラスト、
    今日一日分の元気をもらいました!
    ありがとうございました!
    Happy〜♡

  2. 宿便って「黒い炭みたいなカスカス」みたいなものなんですね!?
    大腸が良くなれば肺も良くなる・・・思いもつかないことでした。
    しかし、大変な好転反応に耐えながら、ご自分の体を観察し
    続けられたこと、本当にスゴいな~と感心させられました。

    私も一度だけインフルにかかったことがありますが
    点滴を打った為か、そこまでの反応は出てきませんでした。
    出来れば感染したくないけれど、もし今度インフルになったら
    お医者さんに行かずに、自然の経過を見守ってみたいと思いました。

  3. 私なら洗面器いっぱいの鼻血っていうことろで失神しそうです。
    でも、今回のぴょんぴょん先生の経過を知って、少し勇気が出てきました。

    私もインフルエンザではないのですが、何年も治らなかったしつこいニキビが、排出によって
    数日で消えた経験があります。
    やっぱり、「出す」のが一番だいじなんだなあ。

  4. ぴょんぴょん先生。
    排毒のすごさを丁寧にお教えくださり、ありがとうございました。
    ついつい今までの習い性で、体の声を聞き逃し、何かほかのものに頼りそうになってしまいがちです。
    しかし、お医者様のぴょんぴょん先生のお言葉には勇気づけられます。
    来年も先生のためになるお話をお伺いすることを楽しみにしています。
    先生もよいお年をお迎えください。

  5. う~~~ん。インフルエンザには、実は大変な秘密があり危険だ、と宣伝したならば、
    私たちは、やっぱりそれを信じてしまうのかな、、?

    以前、なんとなくだるくて、そのまま普通に暮らしていたら、実はインフルエンザだったことが、あとで分かったってことが、ありました。

    だから、感染性の強い風邪ということは、よく、わかります。
    自分のこころにも、体にも、特に何もないと、反応がでることもなく、そのまま経過することは、あるのかな、、、

    いわゆるお医者さんに行かずに過ごしている人の中には、案外、インフルエンザと気づかずに過ごしているのかもしれませんね。

  6. 牛サマディー on

    今日は朝からとてつもなく体調が悪くてずっと寝ていたのですが、さっき嘔吐した瞬間に体が楽になりました。
    人体の排毒機能のすごさを、実感しました。

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