【第21回】 ぴょんぴょん式 ねじれの医学 ~水で治る ~

日本の水は、赤道を越えても腐らないことが、昔から船乗りの間で有名だったそうです。しかしながら、今ではすっかり腐る水になってしまいました。 私たちの体の60~70%は、水でできています。健康でいるために、水ほど重要なものはないのかもしれません。

母の足の甲が、いつの頃からかむくんでいて気になっていましたが、一日中座っているせいだと思っていました。ところが、ある日を境に、どんどん上方へ進み、ついには象の足のようになってしまいました。足が重たくて、トイレに行くのも難儀になり、トイレにも行きたがらなくなりました。

利尿作用のある漢方も、ホメオパシーも、あれこれ飲ませましたが全く変化なく、とうとうお腹までふくらんできました。

尿の回数はもともと多くなかったのが、ますます減り、ある朝まったく出なくなりました。「大変だ~、今日一日、尿が出なかったらホントにヤバい。」内心非常にあわてました。

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ふつうなら、とっくに病院に行ってるでしょう。でも、このタイプのむくみは、病院でも治りにくいのです。それに利尿剤を点滴されて、疲れた腎臓にさらにムチ打つようなことになるのは嫌だ、と思いました。

そのときふと、患者さんがくれた、健康飲料を思い出したのです。なんでも、その健康飲料は植物が元気になる水だそうで、人間の体も元気になるという触れ込みでした。私も一度飲んでみましたが、なんだか疲れが少ないように感じましたが、気のせいだと思っていました。

何でも試してみないとわかりません。その方がくれた健康飲料を、いちかばちか、母に飲ませてみることにしました。

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するとまもなく、「トイレ行きたい。」と言うではありませんか! トイレに連れて行くと、シャーッという気持ちの良い音が聞こえました。「よかった!おしっこ出た!」と二人で喜びました。トイレからもどって座る間もなく、また「トイレに行く。」と言います。足の悪い母にとって、トイレに行くことは拷問に等しい苦行でしたので、うれしいよりも泣きそうな表情をしましたが、再び、シャーッという気持ちの良い音がします。

それをいったい何回繰り返したでしょう。 母もへとへとに疲れ果てて、もう行けないと言います。でも、そのあとも尿は順調に出て、象の足にしわがより始めたのです。1週間くらいでほとんどむくみは消え、しわしわの細い足になりました。

これには母も私もびっくりでした。あの健康飲料を飲んだだけで入院しなくて済んだのです。

マンションの水は最悪なので、これまでもアルカリイオン水を使用していました。この際だからと、家全体の水があの健康飲料と同じ性質になるという、浄水器を取りつけることにしました。そうしたら、これまで白く濁っていた風呂の湯が、キラキラした透明の湯に変わったのです。植物も青々と長持ちするようになり、料理もお茶もおいしくなりました。

(挿絵:あい∞ん)

○ 次回は4月30日(木)『治らないんじゃなくて治せない』の予定です。

Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

1件のコメント

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  1. 拝読いたしまして、その健康飲料は私が使っているものと恐らく同じではないかと思いました。その健康飲料を販売しているスーパーがありますので、私はそこで購入しています。細胞の生命力が上がる感じがして、飲料や調理や発酵や植物育成に使っています。私はかなりの量の水で薄めて使うか、用途に応じて原液を使います。更に竹下先生が開発なさったナディー・チャート、調和の言葉のはがき、ピヨちゃんランチョンマットやコースターなどの上に載せて効果を最大限にしています。先生の体験を拝読いたしまして、水が病気治療にも未病改善にもつながっていたと思いました。体の大部分を構成する水の質の重要性を再認識できました。ありがとうございます。

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