竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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ミャンマーのロヒンギャ - サウジアラビア聖戦士が戦う英・中代理戦争の駒
引用元)
マスコミに載らない海外記事 17/9/8
Moon Of Alabama
(前略)
ラカイン州は[中国の一帯一路構想]OBORで重要な役割を占めている。インド洋への出口で(中略)… 雲南省の昆明市につながる石油と天然ガス・パイプラインがあるチャウピュ深水港がある。(中略)… マラッカ海峡や紛争の対象である南シナ海を避け、ペルシャ湾からの炭化水素輸入を中国に送ることが可能だ。
ミャンマーにおける中国によるプロジェクト妨害は"欧米の利益"になる。ラカイン州内で、聖戦をあおれば、それが実現するかも知れない。
(中略)
最近イスラム教徒-仏教徒紛争が猛威を振るったのは2012年だ。それ以来、地域でイスラム主義反政府部隊が構築された(中略)… パキスタン出身の聖戦戦士アタウッラー・アブ・アンマル・ジュンジュニの指揮下で活動している。
(中略)
ロイターは、2016年末、聖戦戦士集団は、パキスタンとサウジアラビアに訓練され、率いられ、資金提供されていると報じた。
(以下略)
(前略)
ラカイン州は[中国の一帯一路構想]OBORで重要な役割を占めている。インド洋への出口で(中略)… 雲南省の昆明市につながる石油と天然ガス・パイプラインがあるチャウピュ深水港がある。(中略)… マラッカ海峡や紛争の対象である南シナ海を避け、ペルシャ湾からの炭化水素輸入を中国に送ることが可能だ。
ミャンマーにおける中国によるプロジェクト妨害は"欧米の利益"になる。ラカイン州内で、聖戦をあおれば、それが実現するかも知れない。
(中略)
最近イスラム教徒-仏教徒紛争が猛威を振るったのは2012年だ。それ以来、地域でイスラム主義反政府部隊が構築された(中略)… パキスタン出身の聖戦戦士アタウッラー・アブ・アンマル・ジュンジュニの指揮下で活動している。
(中略)
ロイターは、2016年末、聖戦戦士集団は、パキスタンとサウジアラビアに訓練され、率いられ、資金提供されていると報じた。
(以下略)
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ミャンマー政府によって迫害を受けるロヒンギャの悲惨な現状
配信元)
Twitter 14/8/20
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事の経緯は、youtube動画の2014年に公開されたNHKの国際報道がよくわかります。非常にバランスの取れた、適切な報道だと思います。動画の4分15秒〜5分30秒の所は歴史的経緯の説明で、7分15秒〜8分10秒では、インドの国家捜査局の資料などから、ロヒンギャ族と国際テロ組織とのつながりを指摘しています。
事件の本質は、冒頭の記事にある、中国とミャンマーをつなぐ天然ガス・パイプラインにあるようです。アメリカとその属国である日本は、インドを抱き込んで中国包囲網を作り出したいのです。アメリカにとって、中国の一帯一路は出来れば邪魔をしたい政策なのです。一帯一路の海の起点とも言える南シナ海は、紛争地域です。なので、中国は、南シナ海で問題が起きた時のために、マラッカ海峡や南シナ海を通過せずに済むように、ミャンマーと中国を結ぶパイプラインを、記事の地図のように建設する計画を立てたのです。契約は、軍事政権時代の2005年に結んでいるようです。櫻井ジャーナルによるとミャンマーの軍事政権を倒すために、「サフラン革命」が2007年に始まっているとあります。
どうやら、中国の一帯一路構想を妨害するために、ミャンマーの仏教徒とイスラム教徒のロヒンギャ族の対立を利用して、ミャンマーに混乱を作り出したいようです。ロヒンギャ族には、“パキスタンとサウジアラビアに訓練され、率いられ、資金提供されている”聖戦戦士集団が活動しているとあります。
アウンサン・スーチー氏は、元々極右ファシストの民族主義者だと、冒頭の記事の引用元に書かれています。なので、彼女にしてみれば、政府軍と過激派仏教徒がロヒンギャ族を弾圧しミャンマーから追い出そうとすることを、歓迎しているはずです。しかし、それでは中国の政策を妨害しようとする欧米の諸国には都合が悪いわけです。ミャンマー政府に弾圧されるイスラム教徒のロヒンギャ族が大きく取り上げられ、そこに聖戦戦士集団が世界中から集まってくるという構図でなければなりません。このために、罪のないロヒンギャ族はダシに使われているのです。