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イギリス:法の上から統治しております
昨日のアメリカの銅像は物ですから最悪でも器物損壊程度で済みますが、こちらは殺人事件。
こちらの記事によると、ジミー・サヴィルやエリートの小児性愛サークルの存在を暴いたジャーナリストのリズ・マッキーン女史(52歳)が、表向きは「脳卒中による合併症」とやらで不審死を遂げました。
スコットランド・ヤードは捜査から手を引くように通達されたとの内部情報が出ています。どこの警察もお上には弱い。って、それで君たちの存在意義はあるのかっ。
マッキーン女史はBBCリポーターだったのですが、小児性愛問題についてBBCが隠蔽していると抗議して2013年に辞職しています。当時、BBCの彼女のボスも上からの圧力を受けて、この事件の報道を差し控えたのだとか。辞めた後は、彼女の評判を落とさんと数年に渡って嫌がらせしていたそう(誰がって、天下のBBC様が、です)。
1999年には同じく小児性愛サークルを暴露しようとしたBBCキャスター、ジル・ダンドー女史(37歳)も射殺されています。現在も犯人は捕まっていません。
やはりダイアナ妃も口封じされた某王室に繋がる話題だからでしょうか。ということは、実行犯の背後にいるのはレプちゃんですかね。
※このツイートは本文とは一切関係ありません……たぶん。Illuminati Leak:
— Gb🏴 Ⓕⓡⓔⓔ Ⓐⓝⓞⓝⓢ (@aka_Gb) 2017年8月8日
Current Membership Of ‘Committee Of 300’
SUPREME LEADER OF THE NWO: Queen Elizabeth IIhttps://t.co/uvS321VhrH pic.twitter.com/YuC4UPDIYI
ミャンマー:これでも民族浄化じゃありません?
このところ個人的に気になるのは、プレスTVがここ最近報じているロヒンギャ難民問題です。彼らはイスラム教徒なので、英語だと報道してくれる局が限られるんですよ。プレスTV以外では、アルジャジーラ辺りしか定期的に特集していないような気が。
国連から「世界で最も迫害されている少数民族」と呼ばれています。アウン・サン・スー・チーが果たして西洋の傀儡に過ぎないのか、前々から議論されてきました。どう彼女を擁護しようが、ミャンマーでのロヒンギャ族迫害は依然として続いています。しかもここ数箇月で急上昇。
平和を説く筈の仏教の坊さん連中が焚き付けています、彼ら自身がロヒンギャ憎しで、憎悪の塊です……西側に「民族浄化じゃありません」とか言ってる暇あったら止めろよ、おばさん。
軍部が暴走しているって見方も。どっちにせよ、これがアウン・サン・スー・チー解放後の現況:
ミャンマーの公的な見解としては、ロヒンギャはバングラデシュからの違法移民。市民権を与えるなんて以ての外。ロヒンギャ側は、イギリスの植民地が始まる前からミャンマーに住んでいたと反論しています。
そもそも昔からミャンマーとバングラデシュ両国にまたがって、国境の川周辺に存在していた上に、実際に植民地時代にインドから来た移民もいるわ、でもその移民も実は昔はこの地に住んでいたわで、完全なカオス状態。最早、争い自体が不毛。
今月発表された上の動画では、2012年のラカイン州の暴動で追い出されたロヒンギャ族が、州都近郊のキャンプに幽閉されていることを報じています。有刺鉄線で囲まれ、軍隊が外からの出入りを厳しく取り締まり、医薬品さえロクに供給されていません。
プレスTVによると、同じくラカイン州で7月末からロヒンギャの村の封じ込めが起こっています。要はパレスチナみたいな感じでして、仏教徒である周辺住民によって外へ出ることを禁止されているのだとか。働きに行くことも、基本物資の買い出しも難しい状態です。
それとは別に、兵士がロヒンギャの村々を焼き討ちし、女性を強姦する話も前から報道されています。先の動画でも、バングラデシュに追い立てられた難民女性たちがその蛮行の様を証言しております。
ミャンマー国内での差別意識は簡単に変わりそうになく、おまけに難民として逃げ込んだ周辺諸国にも嫌がられているので、彼らには逃げ場がありません。こちらの記事によると、只今インドが約4万人のロヒンギャに国外退去を求めることを計画中。国連難民機関に登録していようが関係ないと突っぱねています。
約40万人の難民を抱えているバングラデシュでもつい最近、ボートで逃げ出してきたロヒンギャ難民31人を追い返しました。
一方で、少し明るい兆しでしょうか。この7月になりアメリカでも、公共放送PBSの「ニューズアワー」という番組がきちんとした特番を作ってくれていました。内容はアルジャジーラの決死の潜入動画同様、めっちゃ暗いんですけどね。バングラデシュは自国内に逃げ込んだロヒンギャ難民を、劣悪な環境の孤島にごっそり押し込もうとしているそうです。
英語学習の良質教材として巷では有名な番組ですので、興味のある方は是非ご覧になってください。英語字幕付きです:
インドネシア:観光においでませ
辛い話題が続いたので、最後にお口直し。インドネシアの新たな観光地をご紹介しましょう。ポジティブなニュースを発信しているこちらで知ったのですが、「Kampung Pelangi」、虹の村です。
ジャワ島中部スマランの鬱屈としたスラム街では、住民が立ち退きを強いられていました。そこで地元高校の校長先生があるアイデアを思いつきます(お名前がスラメット・ウィドド、奇しくもインドネシアの大統領と同じ姓です)。地元民みんなで一箇月かけて、200棟もの建物を塗り変えました。
今では人気の観光地に:
屋根や壁だけでなく、傘に旗に橋に階段まで、色・色・色の素敵な洪水!
どうしよーもない人類ですが、それでも世界はちょっとずつ良い方向へと向かっています。
文・Yutika
イギリスではエリートの小児愛問題に関連して、どこぞの王室がしつこく暗躍していそうな気配です。暗殺部隊だけでなく、捜査機関も報道機関も牛耳っていらっしゃいますからやりたい放題ですもん。非っ常に諦めが悪いです。
ミャンマーは、アウン・サン・スー・チーが解放されてめでたしめでたし、となってしまい、以来あまりスポットライトが当たらない国。根底を探るとどっちもどっちな話になるのかもしれませんが(※私は植民地時代にイギリスが引っ掻き回したのが一番あかんと思います)、それでも最近の迫害度合いが異常なのです。皆さま、どうか意識を向けてあげてください。
終わりはインドネシアの虹の村から。100%完璧に貧困が解決された訣ではありません。でも確実に変化が起きています。しかも良い方向に。