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[長尾和宏医師×森田洋之医師] 点滴や胃ろうをしない終末期では人は自然に枯れていく / 高齢者に必要なのは医療や監獄型介護ではなく「放し飼い型、見守り型の介護」

読者の方からの情報です。
 「どう死ぬかを選べない日本で理想の最期を迎えるためには?」というタイトルで、長尾和宏先生と森田洋之先生が語っておられました。お二人はワクチン禍に対してブレずに戦った医師たちです。最初の動画では、高齢者医療の問題について語っています。
 終末期の点滴や胃ろう、人工呼吸器や人工透析などの「延命治療」は、多くの場合、本人以外の意思、力で行われてしまうのが日本の国民皆保険制度の帰結だと言っています。
抗がん剤治療も「できる限りのことをしたい」という家族の希望で行われることが多いそうです。その結果、寿命が延びるかもしれないけれども、それは苦しみの時間が延びるだけかもしれないと両医師は体験的に語っています。
 逆に、抗がん剤をしないで看取りに行く人は苦しむ時間が短いという印象だそうです。
また「寝たきりになってだんだん食は細くなった老衰のパターンでは、意外と本人はめっちゃ楽。食べていない状態が楽。自然に枯れていく。きれいに脱水になっていく。枯れるってことは素晴らしいということをぜひ知ってほしい。医学部ではそういうことを全く習わない。(長尾先生も森田先生も)在宅の現場で知った。『ああ、これが人間の正しい生き方なんだな。』(12:05〜)」
「終末期を病院で迎えると、「水分や栄養をたくさん点滴や胃ろうで与えるから(溺れた状態になって)、息が苦しい、酸素を吸わせる、酸素を外そうとするから手を縛る、大声を出すから鎮静と言って睡眠薬で眠らせる、そういうことを良かれと思ってやっている(15:00〜)。」
「結局、高齢者の終末期になると、医療で解決できることはほとんど無くなっていく。本当に自然に任せていく。それが自然死、平穏死に繋がっていく。周りはヤキモキするんだけれど勇気を持って見ておくのがいいんじゃないかなと思いますね(17:45〜)。」
 続く2つ目の動画では、「医療のない地域ではその人間にプログラムされた自然な死が自然に達成できる」と語っています。
人口あたりの病床数が世界で一番多いのは韓国で、2位が日本だそうです。日・韓は、アメリカ・イギリスの5倍の病床があり、それだけ日・韓の高齢者は終末期に病院に送り込まれる人が特に多いと言います。しかも本人の意思を尊重する法整備が日本には全く無いそうです。
 この話は、森田先生の夕張の話にもつながります。かつて時事ブログでも取り上げていましたが、「財政破綻によって、夕張の小さな町の病床数がいきなり10分の1になった。病院があった時と無くなった時のデータを比較すると、健康度も死亡率もほとんど変わらず、医療費は下がり、人々の笑顔がすごく増えた。過度な医療行為がなくなって、その代わり在宅医療が広がったので、笑顔で最期を迎えられる人が確実に増えていた。後で考えるとそれが『平穏死』だった(9:55〜)。」
「『夕張の奇跡』がなかなか理解されない。そもそも高齢者に医療はほとんどいらない。高齢者に必要なのはやっぱり介護。言葉は悪いけど『放し飼い』にして本人の自由を確保して、必要なところだけ助ける介護が良い。けれど実際は監獄に入れて閉じ込める、閉じ込め型介護が多い。『ビジネス型介護』がほとんど。高齢者に必要なのは、本当は見守りだったり安心して暮らせる街づくりの方だ(14:15〜)。」と高齢者医療の核心を突いていました。
(まのじ)
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【専門医が警告】延命治療の闇…点滴・胃ろうは"おぼれ◯ぬ”!?理想の最期の形とは?
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【警戒】延命・介護は金のなる木!?高齢者を食い物にする『延命治療ビジネス』の実態
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不動産評論家の牧野知弘氏が勧める「ハウスリセット」〜 50歳代になったら、80代までの30年をどこで暮らすか真剣に考えるべき

竹下雅敏氏からの情報です。
 面白い動画でした。不動産評論家の牧野知弘氏は、“50代からお金借りて、タワマン買うと人生終わると思います(1分33秒)。…要は、50歳代で普通の会社に勤めている人って、役員になるとか社長になるっていう人は別ですけれども、それ以外の人はだいたい会社人生終わりなんですよ(2分20秒)。…自分の給料もマックスになって、その後役職定年といってこれ以上、位がつかない。そうすると一兵卒に戻る。そうなった瞬間、僕が見ている限り多くの大企業のサラリーマンは全く働かなくなるわけ。…そういった人が、会社が給料をくれないから不動産や株で儲けてやろうと考えて投資をすると大抵失敗するんです(3分14秒)。…でも、逆に考え方を変えると50代から人生、次のステージに入っているんですよね(3分50秒)。…自分の今の状況をもう一回整理してみることを、僕は「ハウスリセット」と呼んでいるんです(5分58秒)。…今、自分の住んでいるマンションや一軒家を、「どういう理由で買ったり、借りたりしましたか?」って言うと、たいてい会社ファーストじゃないですか。つまり働くため。オフィスが近いとか、中にはお子さんの学校で選んでいる人もいますよね。会社と学校というのを考えてみましょうか。会社ではほぼ用済み、賞味期限切れになっちゃって、子供も大人になっちゃって、その学校に近いとか通いやすいは全然関係ないですよね。なんで住んでいるの?(6分13秒)”と問いかけています。
 これに対して深田萌絵氏は、“なんで私、東京都中央区に住んでいるんだろうと思うんですよ。もっとなんかこうね、気候のいいところ、景色の美しい、空気の美味しいところで、家庭菜園付きの安い中古の1戸建てとか、そこに可愛い男と一緒に暮らすっていいんじゃないかなとかね、妄想始めたところなんですよ。(6分55秒)”と答えています。
 「可愛い男と一緒に暮らす」がキモだと思いますが、彼女のこれまでの言動から推察するに、海外出張から帰ってきた自分を待っていてくれる「可愛い男」が必要なのだろうという気がします。なので、これまで何度かアドバイスしているように、深田萌絵さんにピッタリな男性のタイプはヒモだと言えるでしょう。
 それはともかく、牧野知弘氏は、“自分の好きなところ、これからの80代までの30年をどこで暮らすかっていうのを、真剣に考えた方がいいと思う。(12分36秒)”と言っています。
(竹下雅敏)
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【警告】50代からタワマン投資は自殺行為?金があったら畑を買おう! 牧野知弘氏 #523
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ままぴよ日記 136 「デジタル化していく社会の中でAIに頼る子育て」

 一気に秋になりました。
 中秋の名月の日、お月様がきれいだったので「今からお月見プレーパークするよ~」とママ達に連絡しました。平日の夜です。みんな来てくれるかなあと思いながら海の見える公園に行ったら暗闇の中で子ども達の歓声が響いていました。
 月明かりの公園は格別です。築山のてっぺんで寝ながらお月見をする子、満潮の海でカニと遊ぶ子、海風が心地よくてじっと座っている子。作っていったお団子も平らげて嬉しそう。
 何も語らなくていい。自然の中で遊ぶ心地よさを感じる機会を作ってあげたいな。
 しずか様、幸せなひと時をありがとうございました。
(かんなまま)
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子どもの成長過程を狂わせている「メディア漬け」


1億総メディア漬けの時代、それが子どもの成長過程を狂わせているのを社会は気づいていません。これは人類存亡の危険をはらむ問題だと思っています。

「子どものからだと心白書2024」(子どものからだと心連絡会議出版)によれば、体力を運動能力ではなく身体的な生活力あるいは生存力とするならば、今の子ども達は
脳の前頭葉機能(やる気・意思・集中力・判断力・コミュニケーション力)の発達の問題と機能不全。
自律神経(交感神経・副交感神経のバランス、血圧)の発達の問題と機能不全。
体温調節機能、睡眠・覚醒機能のおかしさ
が明らかになったと報告されていました。

これを全てメディアのせいにするわけではありませんが、子どもの日常生活がメディア漬けになっていることは事実です。群れて遊ぶ環境が激減した代わりに家で1人で遊ぶツールが子どもの時間を奪っています。

平日のゲーム・ネット利用・テレビ時間を合計したスクリーンタイムの平均値は
小学1・2年生   男子3時間50分  女子3時間25分
小学3・4年生   男子4時間07分  女子3時間44分
小学5・6年生   男子4時間31分  女子4時間13分
中学生       男子7時間07分  女子6時間30分
高校生       男子6時間49分  女子6時間
平成30年度~令和元年度調査児童生徒の健康状態サーベランス事業報告より


それに関連して子どもの睡眠時間も短くなっています。我が町の小学生の平均就床時刻は22時以降40%。23時以降6%です。規範授業で直接子どもに聞くと、もっと遅いことを教えてくれます。12時以降に寝ている子がクラスに3人はいます。

子どものサーカディアンリズム(24時間周期で変動する生理現象)が狂い、生命維持機能である体温、血圧、ホルモンの分泌、細胞の生成などの機能が低下して様々な体調不良が起きています。

又、最近増えているESS(電子スクリーン症候群)の症状として
https://dot.asahi.com/aerakids/articles/-/253872
・感情爆発
・コミュニケーションが苦手
・疲労、不眠、鬱傾向
・理解、判断力の低下             
があげられています。近年急激に発達障害児が増えていると言われていますが症状が似ているのも気になります。

スマホ依存症の治療で有名な久里浜医療センターの樋口進先生は「対策は予防しかない」と言われています。

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ぴょんぴょんの「ほんのささやかなこと」 ~個人の幸福と共同体の正義が対立するとき、人はどのように振る舞えばいいのか?

あれ? ネット書店の買い物かごに、本が一冊、入ったままになってる。
ほんのささやかなこと」という本だけど、なんで、いつ、買い物かごに入れたか、思い出せない。
はて、買うべきか、削除すべきか?
そんなあいまいな気持ちでポチった本ですが、買って良かった。
何度も読み返して、自分の良心を呼び覚ましたくなる本でした。
後半はネタバレですので、ご注意ください。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「ほんのささやかなこと」 ~個人の幸福と共同体の正義が対立するとき、人はどのように振る舞えばいいのか?

ニューヨーク・タイムズの「21世紀の100冊」に選ばれた本著



この本、どうだった?

字が大きくて、漢字が少なくて、長すぎないのがいい。

そして、翻訳だけど読みやすいね。

しかし、中身は濃い。「ほんのささやかなこと」なのに、胸にズシンと来たぞ。

実はこの本、ニューヨーク・タイムズの「21世紀の100冊」に選ばれていて、英国の「オーウェル政治小説賞」も受賞してるんだよ。(HAYAKAWA BOOKS)

政治小説? いや、それ以上かも?


マグダレン洗濯所とマグダラのマリア


この本の中心軸は、「マグダレン洗濯所」だね。

アイルランドのマグダレン洗濯所は、主にローマ・カトリック教会の修道会によって運営された施設であり、18世紀から20世紀後半にかけて活動した。表向きは「堕落した女性」を収容する目的で運営され、アイルランドでは推定3万人がこれらの施設に閉じ込められた。

Wikimedia_Commons[Public Domain]

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野草の優れた効能 〜 セイタカアワダチソウが鳥インフルエンザに著効 / タデ科のイタドリは「抗炎症作用、抗酸化作用のみならず、抗老化作用、抗癌作用まである」

読者の方からの情報です。
 読者の方から、野草の効能に関する情報をいただきました。一つは「セイタカアワダチソウ」、もう一つは「イタドリ」です。セイタカアワダチソウについては、ぴょんぴょん先生の過去記事ですでに目覚ましい効能が紹介されていました。アトピー性皮膚炎、抗癌作用、デトックス効果など "セイタカアワダチソウが美しく見えてくる"記事でした。
 今回届いた情報は、リチャード・コシミズ氏による「セイタカアワダチソウで鳥インフルH5N1を予防・治療する」というものです。中国の研究者の論文に「鳥インフルH5N1に感染した鶏、584羽を本剤で治癒したところ、95%が回復した。同じく予防投与した242羽の健康な鶏の感染予防率は100%だった」とあり、A型インフルエンザの治療や予防に有効なだけでなく、鳥インフルへの治療、予防が期待できるそうです。セイタカアワダチソウがよく効くのであれば、養鶏場での鶏の大量虐殺も防ぐことができます。
ぴょんぴょん先生の記事にもありましたが、セイタカアワダチソウの効果が高いのは、花が咲く前の蕾の状態です。つまり今、今が採取のベストシーズンだそうです。
 もう一つの「イタドリ」は、ナカムラクリニックの中村篤史医師の情報です。抗生剤以上の抗菌性を示すと評価されているハーブの中で「圧倒的に優れた効果を示したのは、キニーネとイタドリ」だったそうです。キニーネは、西アフリカ原産の低木ですが、イタドリの方は日本のあちこちに自生するタデ科の"雑草"です。イタドリは「レスベラトロール、ケルセチン、カテキン、エモジン、ポリジンなど、様々な抗炎症物質」が豊富に含まれているそうです。「抗炎症作用、抗酸化作用のみならず、抗老化作用、抗癌作用まである」らしく、中村医師ご自身の不調にも「イタドリの各種成分が、僕の体内の細菌類をしっかり駆逐してくれたということだろう。」と著効を示したそうです。元記事では「50年間全身性のリウマチで、骨の変形と腫れのため、激痛に苦しむ女性」がイタドリに救われたケースも紹介されていました。
 この2つの野草の効果について、竹下雅敏氏から「どちらも優れた情報です。」とのコメントが届きました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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抗ウィルス治療・予防用薬物調製におけるセイタカアワダチソウの応用
引用元)
Abstract

【課題】エイズ(AIDS)ウィルスを効果的に治療・予防できる薬物を研究開発する
【解決手段】 抗ウィルス治療・予防用薬物調製におけるセイタカアワダチソウの応用において、薬物は次の重量パーセンテージの原料によって作られ、セイタカアワダチソウの含有量50〜100%であり、セイタカアワダチソウはH5N1鳥インフルエンザ又はインフルエンザウィルス治療・予防用薬物の調製中に応用され、セイタカアワダチソウはエイズ(AIDS)ウィルスの治療・予防用薬物の調製に応用されている。
(以下略)
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イタドリの効用
(前略)
イタドリは、英語でJapanese knotweedと言われているぐらいですから、日本のあちこちに自生していて、多分みなさん見かけたことがあるはずです。雑草として厄介者扱いされていますが、「知は力なり」で、知識のある人にとっては薬草です。
ポリフェノール(レスベラトロール)を高濃度に含み、ある研究によると、抗癌作用、抗炎症作用、心臓保護作用が認められています
両植物の抽出物は、ごく微量(0.03~0.5%)でも細菌のコロニーを死滅させ、微生物の分裂を阻害しました。
1%のキニーネを7日間単回投与するだけで、細菌は完全に根絶されました。薬剤不在下でも、一度根絶されれば、最適な条件下に戻しても細菌は再増殖しなかった。
これは何を意味するか?
研究者「たとえばライム病は体内で休眠型になり、こうなると抗生剤はまったくの無効になりますが、今回の研究で検証したハーブは、休眠型の細菌に対しても強力な活性を持ちました。これを証明したエビデンスは初めてのことです
(中略)
なぜイタドリが効くのか。
核心はポリフェノールにある
。イタドリには、レスベラトロール、ケルセチン、カテキン、エモジン、ポリジンなど、様々な抗炎症物質が含まれている。レスベラトロールといえば、ブドウの皮が有名だけど、イタドリのほうが遥かに含有量が多い。抗炎症作用、抗酸化作用のみならず、抗老化作用、抗癌作用まであるというのだから、毎日イタドリ茶を飲めば、日々病気知らずで過ごせるだろう
(以下略)
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