無所属連合・大西つねき氏「選挙は政策で選ぶな」、日本の支配構造に多くの人々が危機感を感じ始めた今、そこを問う政治家が必要

 無所属連合の大西つねき氏の動画「選挙は政策で選ぶな」というタイトルが目を引きました。
そんな、、、消費税や憲法改正などの争点に対して、各政党がどのような政策を掲げるのかが有権者の大事な判断の根拠になると思っていましたので、政策でなければ何を根拠に選べば良いんだ?とあっけに取られました。
 良い社会への手段であるはずの政策は、そもそも実現しない、守られないと言い切られてしまうと、これまでは確かにその通りでした。有権者は「次こそ、次こそ」と切ない期待をかけて投票しています。
けれど一方で国民は知っていました。「この国が独立していないこと、主権者の知らない政策がどこから来て勝手に決まっているのか」大西つねき氏は昭和34年砂川裁判の最高裁判決を例に挙げ、米国の介入によって「司法は高度に政治的なことは判断しない」と逃げて、三権分立すら機能していないことを指摘しました。大事な憲法にしても、憲法より上の権力が存在することを国民は知っています。
 大西つねき氏は「本当に日本は今、根本治療が必要。全ての大きな構造がおかしくなっているので、そこを問わない限り何も変わらない。」と述べ、「今、この参院選はこれまでの歴史の流れの大きな転換点にある」「小手先の政策ではなく、もっと大きな議論が必要だ」と訴えています。
これまでの資本主義、経済システム、さらには数千年続いてきた世界的な支配と依存のピラミッド構造を問い直す俯瞰した政治が必要で、その変化を先取りして人々を導く役目が新しい「政治家」の仕事だと語っています。
何度も否定されても「政治家」の看板をおろすことなく、後に続く人々のために「国と個人の自主独立」「自由を侵害するあらゆる強制の排除」「自然の摂理に基づく本質的な社会の構築」の3つの理念を掲げて立ち続けると決意を述べました。3つ目の「自然の摂理」のところでは、日本人があまりにも不自然に偏っているものとして医療、ワクチン、種子も語られていました(1:10:30〜)。
1:25:10からの、大西つねき氏の語る政治家論にはグッとくるものがあります。利権とは無縁の清々しい達観がありました。無所属連合から大きな使命感をもつ候補者が立てるよう、寄付を募っておられます。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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選挙は政策で選ぶな
配信元)



【要点の書き起こし】

15:40
「選挙は政策で選ぶな」
いつの頃からかマニフェスト選挙への違和感があった。
野党が政策を公約に掲げても、そもそも守られていない。実現できない
政策というのは個別の細かい目的で、争点というには小さすぎて話にならない。
例えば今回の選挙の消費税は様々な減税案がある。いずれにしてもそれを選んだところで実現しない。野党が何言おうが実現しない

それよりもっと大きな問題があるだろう。
例えば、この国が独立していないこと、これは皆、薄々と分かっているはずだ。
いろんな政策がどこから来ているか


例えば、1985年プラザ合意は大きな日本の転換点だったが、この政策を決めたのは、国民の要望でもないし、国会で決めたわけでもない、勝手にいつの間にか決まっていた。
つまりこの国の主権者が知らないところで決まって、その後日本の経済も大きくひっくり返った。
みんなわかっている、この国を統治しているのは米軍ですよねって
そもそもそこを問わない限りは変わらない。
我々の民意をまず自分たちが明らかにして、それを問う政治選挙をやって、それを選んでいくという形にしなければ

消費税の細かい議論や夫婦別姓の議論、憲法改正、、
確かに憲法改正問題は大事なことではある。しかし、憲法の上の存在がある。
かつて砂川裁判があった。米軍は憲法違反ではないかが争われた。
ところが司法は高度に政治的なことは判断しないと逃げた。三権分立が機能していない。
残念ながら憲法に書かれているような権力構造になっていない、憲法より上の存在があると分かっているのにそれをずーっとスルーし続けて、いくら政策論争をやったところで根本的に何も変わらない

23:00
本当に日本は今、根本治療が必要。全ての大きな構造がおかしくなっているので、そこを問わない限り何も変わらない
政策はあくまでも手段であって、それは状況によって変わる。
大事なことはその人の哲学、思想、根本的なあり方で選ばない限り、状況が変わった時には政策も変わる。下手をすると日和見的な口先だけの人間を選んでしまう可能性もある。政策で選ぶと裏切られる。
今大事なことは大きな流れを見ること。
大きな流れに沿った、大きな構造的な変革を起こすこと。

戦後80年、日本がずっと隷属し続けてきたことは皆分かっている。そろそろ、ここを何とかしないとと国民がわかり始めてきたところで、そこを問わない政治家や政党にやるべき仕事はできない
物質的に豊かになるための金融政策、経済政策だけを追って、それすら実現できていない。
今のシステムが明らかに格差を拡大させているだけなので、戦後の復興のあり方、構造そのものをなんとかしないといけない。


「みんながどういう社会を望んでいるのか」
「資本主義がこのままでいいのか」「所有権を持った資本家が決定権を持つ」「資本家が儲かるために経営者が頑張らなければいけない」
みんなが物質的に豊かになりたかった戦後の復興期は機能したシステムだが、
今もそれで思考停止したままでいいのか。
根本的におかしくないですか。

でも資本主義がおかしいと言い出すような政治家はいない。
共産党ですらそんなこと言わなくなっている。
今こそ大きな社会構造を問わなければいけない時なのに、いない。
だから作る必要がある


30:00
このような考えを持った国会議員が生まれると、そこから広がる可能性がる。
あくまでも皆が同じ考えをしなければいけないといいうことではない。

100年レベルの経済体制の変化より、もっと大きな流れの変化が起きている。
数千年規模の支配と依存のピラミッド構造が世界的に続いてきた。
そこを根本的に問い直すような政治をしないと、おそらく本当に皆さんが生きたいような社会になるはずがない。
みんなの違和感、苦しさ、幸せを感じきれない部分というのは、ただお金だけの話ではないし、経済だけの話ではないし、政策だけの話ではない
もっと深いところに原因があると思っている。
それは自分の意のままに自分を動かせているかどうか、自分の自由意志で生きられているかどうか。
それがやり辛い社会になっていることが閉塞感になっているのが少なくない。
そこを根本から是正するような政治をしなければ多分、本当の意味で皆が生きててよかったなと思える社会にならない


お金が一番阻害する要素で、金融のシステムがおかしいということもよく知っていた。

それには小手先の政策ではなく、もっと大きな議論が必要だ。
地球規模で何が起こっているか、
長い歴史の中でどういった変化が起きつつあるか、
その変化を先取りしていくのが本来の政治だ。

皆が感じていることをたまたま何人かが言い出して、これまでの仕組みをひっくり返すような言葉を語る人があちこちに出てくる。僕はその中の一人だと思っている。
全体がつながって言葉が出てくるのは歴史の必然。

38:30
今回の参院選はそのようなタイミング、そのような場になる。

例えば「消費税撤廃」は考えとしては持っているが、無所属連合が1議席取ったとしても、
それだけでは撤廃できる状況になるまでは道のりが長い。
そこに至るまでの最短距離は何かと言えば「消費税撤廃」を訴えることではなくて
みんなが望んでいることを言語化する。それが自分たちの望みだと自覚したら、多くの人が集まってくる。
小さな政策ではなくて大局を見ることが必要になる。
それは選挙だけではなくて、人生や会社の経営も同じだ。
個人の家庭や会社の経営には目先のお金は大事だが、経済的な苦しさを長い人生、広い宇宙から俯瞰して見ることができると、目先の苦しさが重要なことではなく、本当に自分が何をすべきかが見えてくる。
俯瞰できると、最終的には「良い」も「悪い」も無くなる。

44:50
最終的には避けられない「死」というものがある
守るべき肉体的な命は潰えるわけなので、そんなに必死になって守り続けてもしょうがない。
それよりも俯瞰してみた時に、肉体を完全に失った時に意識が完全に無くなるかというとそうじゃない。
意識は残るかもしれない。そうすると自分は形態が変わるだけ、肉体を失うだけで「自分」というものは残るかもしれない
し、「自我」の境界も肉体を失った瞬間に無いかもしれなくて、狭いエゴ的なものは一切なくなる、と思った時に、狭いエゴを楽しめば良いという考えもあるしね。「痛い」「辛い」というのも体験として考えた時、「楽しい」という体験と大して変わらないと思えば、日々の判断も小さなエゴや三次元的な利益のためでなく、もっと本質の自分は自我がないような全体意識と思った時に、全体意識が喜ぶことって何なのかと考えたら、多分物理的次元とは違う判断をすると思う。
多くの人の意識が変わり始めていると思っている

歴史の変わり目がこの時に集中していると考えている。

自分にとってこの参院選は、新しい時代の新しい動き、空気、ムーブメントを言語化する役割だと思っている。その言葉が腑に落ちる人が多ければ、その人はその考えに従って自分を動かし始める。そのような人たちが時代の空気を作っていく。空気が変わっていくと、その流れが選挙の結果として現れる。

僕のやろうとしている選挙もそこで、無所属連合も「良いとか悪いとか、右とか左とか」からちょっと外れて、「それぞれみんな自分の考えで当たり前だよね」というところに立った政治をやろうとしている。
だから初めはちょっとわかりにくいが共感する人は増えてくると思う。

でもそもそも無所属連合が知られていない。
ほんとお願い、知らせて!

変化を起こす候補者が立てるくらいの寄付がほしい

1:10:30
無所属連合は、政策よりも「今、どうあるか」を大事だと考える
それが「どうするか」よりもはるかに大事だ。
頭で考えた政策よりもみなさんが心で感じることが全て、そこに全ての答えが詰まっている。

無所属連合の3つの大きな理念は、
・国と個人の自主独立
・自由を侵害するあらゆる強制の排除
・自然の摂理に基づく本質的な社会の構築


1:18:10
今年の参院選は大きなターニングポイントで絶対に逃していけないチャンスだと思っている。
これだけ皆がおかしいと思うことが起きていて、皆がその原因を探っている

ある意味、僕はその答えを持っていて、それを知らせることによって実現したいと思う人が集まってくる。
ここで突破しないでいつ突破するのか、3年後では遅い。
このタイミング感を皆に共有してほしい。
ここですよ、人生の全てを投げ打って助けるところではないかと本気で思っている。
このままだと人類滅びますよ。
この時代の日本に生まれてきて、日本人みんなで世界を変える時。
無所属連合を世に出せるかどうか


それが人類にとって次のステージに行けるかどうかの重要な関門になる
我々は正しい、正しくないの概念、お金の概念、所有の概念で争ってきた、こういうことから人類が脱却できるかどうかの瀬戸際だ。

政策とか理念とかあえて決めない、みんな自由で良いというのは本当に画期的だ。
こんなことを政治でやろうという人はいないと思っていたら、今回、うつみんとそこが一致したってことがデカイ。
こんなタッグは予想もしていなかった。
しかも二人とも個性強めなのに、この二人がなんでケンカしないのか。
「俺は俺」「あいつはあいつ」で違う人間だし、同じにしなければいけないと思っていないし、コントロールしようとしていないので併存できる。
これが世界の縮図になると思っている。


1:25:30
新しい時代の政治家とは。
皆に否定され続けても立ち続ける以外にない。
自分自身を辞めることはできない。
特に大きな変化が起きる時は誰かが立ち続けないと、旗がないと集まって来られない。
バッジを持っていなくても「政治家」として立ち続けてきた。
新しい時代の切込み隊長として、自分がどう思われようと関係ない。
自分が厚い壁を壊せなくても後から来て壁を壊す人の布石になる


「政治家」という看板を掲げようものなら、あらゆる活動がしにくくなる。お話し会や講演会をやるにも公民館的なところは政治ダメだと言われる。そこで政治の話をしないからこの国の政治がダメになっているのに。
でも「政治家」という看板を絶対おろさなかったのは、「政治家」の概念を変えないと大きく動かないと思ったからだ。政治が汚いもの、皆が寄りつきたくないものである限りは残念ながら優秀な人材は入ってこない。
「政治家」が本当に夢を作る仕事、皆の希望を集める仕事、皆に希望を見せる仕事なんだという概念に切り替わっていかないと、政治が本当に皆のために機能しない


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