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[山田正彦氏] いよいよ「正しい食品表示」を求める裁判を起こすことに 〜 残留農薬の不安のない国産小麦や国産菜種の表示を求めるため「一人でも多くの人に委任状を送ってほしい」

 時事ブログの読者さんにとっては、復習になる内容の動画です。
「食品表示法」では全ての食品に原料原産地の表示が義務付けられていますが、その法律の下にある施行規則では国会の審議も通さずに"マイナーチェンジ"して「国産」の表示ができないようにされました。消費者庁は「"非遺伝子組み換え大豆"と表示された商品に、一粒でも遺伝子組み換え大豆が混入していたら厳罰に処します。」という姿勢で、明らかな国産品でも「国内製造」とするよう企業に指導、というか強迫しているそうです。「消費者庁は、消費者のためではなく、大企業のために産地を不明にする、食品の内容を分からなくすることに加担している。」深田萌絵氏は「大企業と中小企業の違いというのは、大企業は大量生産して、コストを下げて、添加物を入れても安く均質なものを作れるというスケールメリットを取りに行く。でも中小企業は、お客様それぞれの嗜好に合ったものを細やかに作るビジネスをしている。その中小企業を潰そうとしている。」と指摘しています。
求める食品が輸入した原料で国内製造したものであった場合、残留農薬が不安です。今の残留農薬は「浸透性農薬」と言って「水に漬けて洗っても煮ても焼いても消えない」「全部体に入ってくる」そうです。
農薬の散布量の増加と発達障害児の増加が相関している実態があり、20年前は4000人しかいなかった発達障害児が今は20万人もいて、支援学級が不足する事態になっている現実から、国民は安全な国産の食品を強く求めています。
「食品表示問題をどうやって解決していきましょうか?」との問いに、山田正彦先生は、いよいよ「正しい食品表示を求める裁判」を起こそうと話されました。国民の知る権利を侵害し、小さな企業の営業の自由を不当に侵害し、生存権すら脅かしている今の行政に対して、「表示が適正でないため一般消費者の利益が害されているとして適正な措置を求める『申出』の手続きをとることになりました。現在申出人になっていただける方を募集しています。」とのことです。8名の弁護士団で、パンや食用菜種油の表示に小麦や菜種の原産地を表示することを求めています。動画最後のQRコードから、あるいはこちらのサイトダウンロードボタンで、お願い文書や委任状をプリントアウトすることもできます。「一人でも多い方がいい」そうです。「自分の名前と認印、そして捨印を押して送付」して応援しよう。
(まのじ)
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【衝撃】残留農薬は煮ても焼いても消えない!日本の食の安全崩壊の真実 山田正彦氏 #474
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木原誠二議員の妻の元夫の不審死事件いわゆる「木原事件」が再燃 〜 2025年9月、露木警察庁前長官ほか2名に対して告発状が出された

 「木原誠二議員の妻の元夫の不審死」事件、曰く「木原事件」は、現在のところ「塩漬け」状態が続いていました。もはや真相が明かされることはないのか。
 ところが、最近急に動きがあったようです。元刑事で、2018年にこの事件の再捜査に当たった佐藤誠氏によると「9月の終わりに、元検察の弁護士さんが露木警察庁前長官と他2名に対して告発をした」という新展開です。以前にも告発状が出た経緯はありましたが、その時は書類不備ということで受け付けられなかったそうです。しかし今回の告発状は「東京地検は受けるしかないだろう」というしっかりした内容だそうです。2つの動画から要点をまとめてみました。
 今回の告発状の特徴は、2018年当時、佐藤氏が現実の捜査で行っていた様々な再現実験が告発状の中に論証として盛り込まれ、"この事件は自殺ではなく殺人である"ということを前面に出した内容なのだそうです。大塚署が「事件性が無い」という虚偽の総括報告書(警察が検察官に事件を送致する際の事件の概要がまとめられた報告書)を検察に送った「虚偽公文書作成罪」、「職権濫用罪」、「国家公務員法違反」そして露木長官の「犯人隠避罪」の4つの罪で告発しているそうです。
 大塚署から検察に事件を送致してから約1年、これまでのところ何の動きも無いように見えます。これについて、元検事の村上康聡弁護士は、「もしも事件性がなければ検察はすぐに不起訴にする。ご遺族を呼んで説明をするはず。それが無いということは、結局、検察は事件性ありと、つまり警視庁の考えと違う形で判断をしていると思う。外部には見えない調査が行われていると期待している。」と述べています。
 そもそも2006年事件当時、当然行うはずの実況見分をしていなかった、覚醒剤が発見され本来であれば共同所持容疑でその場にいた人を逮捕すべきなのにやっていない、その場にいた人のうち尿検査すらしていない人があった、など当時の捜査の不自然さの裏に何があったのかと村上弁護士は疑問を呈しています。
 また佐藤氏は「『事件性が無い』と大塚署の捜査一課に書くよう指示があったはず。その指揮系統が非常に重要だと思った。」と述べています。
 現在、政局が動き、水面下の権力闘争も激しさを増していると思われます。木原事件の再燃はそれに連動しているのでしょうか。司法は独立して正しい判断をして欲しいものです。
(まのじ)
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【元刑事対談 小川泰平×佐藤誠】小川泰平氏に訊く! 新展開!?木原事件告発!
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【対談】元検事 村上康聡 弁護士 ① 木原事件 (安田種雄さん不審〇事件) 検察は独自に動いている?【小川泰平の事件考察室】# 2270
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[311子ども甲状腺がん裁判] 原発事故当時子どもだった原告達「気づくと、国や東電に都合のいい存在になっていました。胃がねじきれそうなほど、悔しいです。」日本国民の姿と重なる

 3年前の2022年1月27日、「311子ども甲状腺がん裁判」が東京地裁で始まりました。原告は、福島原発事故当時、福島県内で大量の被曝をした6歳から16歳の子どもたちで、後に甲状腺がんを罹患しました。2011年の原発事故から11年を経て、子ども達はこれから社会に羽ばたく時期に未来への希望や夢を奪われました。東京電力ホールディングスを被告に「お金はいらない、もとの体に戻りたい」と訴えました。
 2022年5月26日第1回口頭弁論の「手術しないと23歳までしか生きられないと宣告された」女性の苦痛に満ちた証言を初め、次々と辛い証言が続きました。そして2025年9月17日、第15回口頭弁論で陳述された女性の意見が注目されていました。
 高校2年生の時に甲状腺がんが見つかった女性は、医師に「原発事故と関係ない」と言われ、その言葉を素直に受け入れたそうです。すると 医師は「みんなあなたのようだったらいいのに」と言ったそうです。ところが後に、裁判のためにカルテを開示すると「1回目の検査の時は、がんどころか、結節もありませんでした。わずか2年で、1センチのがんができたのです。しかも、リンパ節転移や静脈侵襲がありました。」彼女は「事故前からがんがあった」という医師の発言が嘘だったことを知ります。
 彼女はそれまで「『甲状腺がんの子ども』を反原発運動で利用する人に怒っていました。私は、大人たちの都合のいい『かわいそうな子供』にはならない。なにがあっても幸せでいよう。」そのような思いで強く生きていました。「でも大人に利用されたくないと、強く願っていた私は、気づくと、国や東電に都合のいい存在になっていました。胃がねじきれそうなほど、悔しいです。」ここまで聞いただけで、圧倒されそうでした。
「私は、抵抗しようと思います。 命と人権を守る立場に立った、どうか独立した、正当な判決をお願いします。」と、真っ直ぐに訴えておられました。
 311は、終わるどころか、解決に向かってもいない。あの日の子ども達が救われずに「透明な存在」にされてはいけない。311の後、いくつもの災害や新型コロナワクチンの重大問題がこの国を襲いましたが、この国の政府はずっと国民を見捨て続けています。「311子ども甲状腺がん裁判」で立ち上がった方々は、そのまま私たち日本人の立場です。
(まのじ)
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原告8意見陳述〜第15回口頭弁論(2025年9月17日)【311子ども甲状腺がん裁判】
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[大川原化工機事件] 亡くなった相談役・相嶋静夫氏の長男による陳述書から判明した日本の刑事司法の非人道性 〜 「人質司法」によって引き起こされた「逮捕監禁致死事件」

 2025/8/20時事ブログで、大川原化工機事件が取り上げられました。警視庁公安部のねつ造によって強引に冤罪が作られ、「この国の産業基盤を支えてきた優秀な中小企業」大川原化工機の社長、常務、相談役が逮捕、勾留されました。相談役の相嶋静夫氏に至っては胃がんで勾留中に亡くなるという取り返しのつかない結果を招きました。ぴょんぴょん先生の記事では、その事件の本質的な原因を突いていました。
 亡くなられた相談役・相嶋静夫氏のご長男が裁判所に提出した陳述書が全文公開されていました。提出した裁判というのは、「KADOKAWA前会長の角川歴彦(つぐひこ)氏が、いわゆる五輪汚職事件をめぐって取り調べで否認を続けたために長期にわたって保釈が認められなかった『人質司法』告発訴訟」です。角川氏の受けた拘置所医療の実態と相嶋氏の受けた被害が通底しているとして共に戦っておられるそうです。長い書面ですが、同じ国民として恐怖と怒りを感じざるを得ない刑事司法の現場が明らかにされています。角川氏は拘置所医師から「角川さん、あなたは生きている間にはここから出られませんよ。死なないと出られないのです」と言われたそうです。
 「1 事実経過」では、警視庁公安部外事第一課警部宮園勇人により逮捕状が請求され、相嶋静夫氏が逮捕された過程が語られています。警察、検察、裁判官が一体となって無理やりな理由をこじつけ起訴勾留をしています。相嶋氏は「警察署の雑居房で床に置かれた冷たい食事をとり、多大なストレスにさらされながら約4カ月過ごしていた」そうです。逮捕前の検診では健康状態に問題なかった相嶋氏ですが、徐々に胃痛を訴え、医師による投薬が続きました。その後、心電図や血色素数、黒色便など異常が判明し、次いで胃カメラによる胃がんの疑いが本人に告知されます。弁護士が保釈請求をしますが、「証拠隠滅のおそれ」を理由に却下され続けます。さらに診察を依頼した外部の病院からは「被疑者・被告人である方は、事前連絡なく来院されても診療はできない、改めて事前連絡の上来院してほしい」と告げられ、検査、治療は受けられませんでした。結果的に手遅れとなり緩和ケア病棟で涙を流しながら息を引き取られたそうです。
 「3 本件において人質司法、恣意的拘禁と考えられるポイント」では、違法捜査と人質司法によって命を失った被害者家族として、裁判官および検察官、警察官に対して、これは「逮捕監禁致死事件」だと厳しく指摘されています。
「本件において身柄拘束判断に関与した裁判官を列挙します。  岡野清二、世森ユキコ、吉崎佳弥、井下田英樹、池田翔平、赤松亨太、柏戸夏子、遠藤圭一郎、蛭田円香、坂田正史、島尻大志、長野慶一郎、宮本誠、丹羽敏彦、長池健司、佐藤有紀、小林謙介、西山志帆、松村光泰、楡井英夫、竹田美波、佐藤みなと、本村理絵、牧野賢、三貫納隼、守下実、家入美香、一社紀行、佐伯恒治、室橋秀紀、名取桂 以上31名」
 よってたかって無実の人を虐待し、死に追いやったのが日本の司法でした。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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大川原化工機事件で逮捕された父・相嶋静夫が受けた仕打ち 相嶋静夫 長男
引用元)
(前略)
 逮捕当日、父が出勤の準備をしていた朝8時頃、警視庁公安部の捜査員5名が自宅に来て、家宅捜索が開始されました。捜査員らは同居している母には挨拶もせず、家中を物色しました。このとき、母は強い恐怖感を抱いたようです。3時間ほど経過し、父は任意同行を求められ、これに応ずる形で捜査員と共に家を出ました。母は、その後父が逮捕されたことを知る由もなく、夜中まで父の帰宅を待っていました。母は翌日の昼のニュースで父の逮捕を知りました
(中略)
 父は健康に気を遣っており、近隣のかかりつけの内科医院を毎月受診、2カ月に1回は定期的に血液検査を受けていました。逮捕される前日にもかかりつけ医を受診しており、診察の結果、特段の異常所見はありませんでした。
(中略)

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ぴょんぴょんの「大川原化工機事件」 ~事件のねつ造は捜査員の「欲」から生まれたものだった

 大川原化工機事件(おおかわら かこうきじけん)
 最近、警視総監が頭を下げたことで話題になった、冤罪事件です。
 事件の真相がわかるにつれて、司法と呼ばれる警察、検察、裁判所で働く人々の権力欲、支配欲、名誉欲といった「欲」があからさまになります。
 これなら、AI君の方がまともな仕事をしてくれそう。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「大川原化工機事件」 ~事件のねつ造は捜査員の「欲」から生まれたものだった

警視総監の異例の謝罪


警視総監が頭を下げていたが、何があったんだ?

警視総監が異例の謝罪 冤罪事件で大川原化工機が会見【スーパーJチャンネル】(2025年8月7日)

大川原化工機事件の冤罪で謝罪したんだよ。

大川原化工機って?

主に「噴霧乾燥機」を作っている会社だよ。

噴霧乾燥機って?

ほら、粉ミルクとか、インスタントラーメンの粉末スープとか、おからパウダーとか。液体に熱風を当てて、乾燥させて粉にする機械で、国内の噴霧乾燥機の70%が大川原製だって。

しかし、警視総監と言えば警察のトップ。そんなヤツが頭を下げるなんて、よっぽどのことがあったんだな。

ちがうよ、警察のトップは警察庁長官で、警視総監は警視庁のトップだからNo.2。それでも、警視総監が謝るのは異例だね。



公安部の暴走


警視庁は何をやらかしたんだ?

公安部の暴走で、冤罪を作っちゃったんだよ。

公安? 公安と言えば、共産主義者や反政府の連中を監視する、戦時中の特別高等警察、いわゆる「特高」を引き継いだ所だろ? と言うことは、大川原という会社は、思想的な犯罪を犯したんか?

いやいや、大川原化工機は技術で日本を支えてきた優秀な中小企業だよ。主力商品の噴霧乾燥機を中国や韓国に輸出したことで、容疑をかけられたんだ。

中国や韓国が、噴霧乾燥機を買って、インスタントラーメンの粉スープを作って、なぜ悪い?

実は2013年、経産省は、殺菌機能つき噴霧乾燥機を輸出禁止にした。そのワケは、生物兵器の生産に使われる危険性があるからなんだ。


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