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完全に米中関係が逆転して主導権はついに中国へ ~引き上げていたフェンタニル関税の引き下げ

竹下雅敏氏からの情報です。
 トランプは2月1日に、フェンタニルをはじめとする違法に製造された麻薬性鎮痛薬の米国への流入阻止を目的に、中国に対して10%の追加関税を発令し、3月3日には追加関税率を10%から20%に引き上げる大統領令を発表していました。
 トランプは10月30日に習近平と会談し、フェンタニルに関連して引き上げた関税を20%から10%に引き下げることになりました。また、中国産品に対して賦課している相互関税のうち、24%分の賦課を引き続き1年間暫定停止します。
 これに対し、「これは大規模なTACOだ!」との意見がありますが、10月13日の記事でお伝えしたように、これはトランプによる「意図的な株価操作」のステップ10だと言えるかもしれません。
 中国商務省は会談後、レアアース(希土類)の輸出規制強化を1年間延期すると発表しましたが、トランプが習近平に尻尾を振っていたのは明らかで、“完全に米中関係が逆転して、中国>アメリカが世界中に知れ渡った”のが印象的でした。
 キンバリー・ゴーグエンさんは10月25日のレポートで、“月曜日【10月20日】に決定的な権力の移行が起こりました。…月曜日に起こった権力の移行は、アメリカが支配権を握っていた状態、いわゆる偽の守護者トランプからの移行でした。…そして月曜日に権力の移行が、アメリカ合衆国から中国に起こりました。”と話していましたが、まさにこのことを裏付けるような出来事です。
 それにしても日本の情けなさは格別です。“続きはこちらから”をご覧ください。「いい国作ろう! キャバクラ幕府!」で、トランプのあきらめたような表情が印象的ですね。
(竹下雅敏)
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トランプ大統領 日本の金をむしり取りに来日 〜 首脳会談後に「レアアースなど重要鉱物の供給確保に関する文書」に署名

竹下雅敏氏からの情報です。
 日米首脳会談が行われました。トランプ大統領は、“貴国が軍事力を大幅に増強していることは承知しており、新しい軍事装備を大量にご注文いただいています。…そのご注文には感謝しており、貿易についても大いに感謝しています。”と述べています。
 ハワード・ラトニック商務長官はさっそく、“今夜、4900億ドル(約74兆円)の投資に署名することを誇りに思います。…これらの取引は日本の戦略的投資イニシアチブによって推進されます。”と発表しています。
 日本の金をむしり取りに来ると思っていたので予想通りですが、首脳会談後に「レアアースなど重要鉱物の供給確保に関する文書」に署名したということです。
 「日本で人類の730年分と言われる巨大埋蔵レアアースが見つかった」という報道は、2011年にはすでに出ていました。
 中国政府は4月4日に、7種類のレアアースを輸出規制の対象にすることを発表しました。輸出管理の対象となったのは、サマリウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ルテチウム、スカンジウム、イットリウムです。
 例えばテルビウムとジスプロシウムは「耐熱ネオジム磁石」として、米軍戦闘機のエンジン用に使われており、世界における中国のシェアは95%と99%です。これを輸出禁止にされたら米軍武器製造はお手上げです。
 日本は南鳥島で世界最高品位のレアアース泥を確保し、2026年の試掘、2028年の商業生産に向けて着々と準備を進めています。“日本が年産100万トンのレアアース生産体制を確立したとき、日本が一挙に中国の生産量を上回って断トツの世界一の座を掴める”ということです。
(竹下雅敏)
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トランプ大統領 約6年ぶり来日も…異例の総理主催夕食会“開催なし”の理由【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年10月28日)
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プーチン大統領との電話会談後に変化したトランプ大統領の発言 ~トランプの物分かりが良かったのは「不渡り」という状況を食い止めるため

竹下雅敏氏からの情報です。
 ドナルド・トランプ大統領は10月12日に、ウクライナに長距離巡航ミサイル「トマホーク」を送ることを検討していると言っていました。
 この件に関して、ニキータ氏は動画の中で、“トマホークには核弾頭搭載が可能なバージョンがある…トマホークが発射された際に、核弾頭が装着されているかどうかは分別が難しい…しかし、ゼレンスキー氏が米国へ飛び立った16日、彼が機中にいる間、なんとトランプ大統領はプーチン大統領と2時間にも及ぶ電話会談を行いました。その結果、次回の米露首脳会談を来週ハンガリーで実施することで合意したと報じられています。(1分1秒)”と解説しています。
 トランプ米大統領は17日に、ウクライナのゼレンスキー大統領とホワイトハウスで会談したわけですが、“トランプ大統領は、ウクライナがロシアとの戦闘で必要としている巡航ミサイル「トマホーク」供与の可能性を否定しなかったものの、ロシアのプーチン大統領との直接会談を控える中、供与に積極的な姿勢を示さなかった。”とロイターは報じています。
 プーチン大統領との電話会談後に、トランプ大統領の発言が変化したことについて、櫻井ジャーナルは「プーチンは多くの時間を割いてウクライナの戦況を説明した」ためだと指摘しています。
 ネオコンに囲まれているトランプは、「公開されている情報を分析するだけでもロシアが勝っていることは明確だが、そうした情報が伝わらない態勢になっている」ために、「ウクライナは勝っている」というネオコンの御伽話に影響を受けていたというのです。
 この期に及んで「ウクライナは勝っている」という妄想を信じるのはアホだけだと思いますが、日本も含めた西側の大統領、首相の中にまともなのは一人もいません。なので、2時間にも及ぶ説明が必要だったわけです。「プーチン大統領が忍耐強くて良かったな」と思います。
 今日のフルフォード情報日本語版(VOL819)の冒頭には、“アメリカ政府は9月30日の会計年度末に対外支払い(米国債の利払いや貿易上の支払い)を行えず、不渡りを出した模様だ。…そこで、この状況を食い止めるためトランプは「今月の末までに中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領と会談する」と発表。これによりアメリカの倒産は事実上11月1日まで凍結されることになった。”とありました。
 プーチン大統領との電話会談でトランプの物分かりが良かったのは、「不渡り」という状況を食い止めるために、今月末までに中国・ロシアの両首脳と会談する必要があった為かも知れません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【時事ネタ】ゼ氏訪米機中、米露電話会談実施!これぞトラップ(罠)~土曜版です!
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露大統領と電話会談した後、米大統領はウクライナへのトマホーク供与に消極的に
引用元)
トマホーク巡航ミサイルの供給を期待してウクライナのウォロディミル・ゼレンスキーはワシントンDCに乗り込み、10月17日にホワイトハウスでアメリカのドナルド・トランプ大統領と会談したが、トランプの回答はゼレンスキーを失望させたようだ。​アメリカが保有するトマホークの数は限られているとして、供給に慎重な姿勢を見せたのだ。
(中略)
ウクライナへトマホークを供給するという話をトランプが撤回する直前、彼はロシアのウラジミル・プーチンと約2時間にわたって電話で話したという。何が話し合われたのかは明確でないが、プーチンは多くの時間を割いてウクライナの戦況を説明したとも言われている。

ロシアを憎悪しているキース・ケロッグ特使のようなネオコンに囲まれているトランプは「ウクライナは勝っている」という彼らの御伽話に影響を受けているようで、現実を知らせたということ。公開されている情報を分析するだけでもロシアが勝っていることは明確だが、そうした情報が伝わらない態勢になっているとも言われている。
(中略)
ともかく、トランプはプーチンと電話した後、発言内容が大きく変化した。トマホークを供給すると言えばロシアは停戦に応じるとでも思っていたのかもしれないが、屈服する見込みがないことはわかったはず。戦争がエスカレートしてアメリカとロシアが直接戦う事態になり、核戦争に発展する可能性があることも理解したのだろう。
(以下略)

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トランプのTACO発言が招いた市場混乱と、末息子バロン・トランプのインサイダー疑惑

竹下雅敏氏からの情報です。
 中国商務省は10月9日にホルミウムなどレアアース(希土類)5種類を新たに輸出管理の対象にすると発表しました。これは、今月末に韓国で開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で、貿易交渉を有利に展開したいという思惑によるものと見られています。
 この発表にトランプ大統領は激怒、「2025年11月1日より(中国の今後の行動や変更によってはそれより早く)、米国は中国に対し、現在中国が支払っている関税に加えて、100%の関税を課す。」とトゥルース・ソーシャルに投稿しました。
 このトランプ発言によって10日のダウ平均株価は急落、逃避先資産である国債と金が買われました。
 10月13日には、トランプ大統領は「中国のことは心配いらない。全てうまくいく! 尊敬される習主席は一時的に判断を誤っただけだ。彼は自国が不況に陥ることを望んでいないし、私も望んでいない。米国は中国を助けたいのであって、傷つけたいわけではない!!!(1分10秒)」と投稿しています。
 こうした一連の経緯から、またしてもトランプはTACOだと揶揄されています。しかし、こうしたトランプ発言には明確なパターンがあり、意図的な株価操作の可能性が高いということが、一つ目のツイートから分かります。
 “続きはこちらから”をご覧ください。こうしたTACO発言によって、最も恩恵を受けているのは、トランプ大統領の末息子バロン・トランプのようです。Forbesによれば「19歳で保有資産228億円」だということです。
 今回のTACO発言(トランプの投稿)の1分前に、何者かが11億ドル相当のビットコインとイーサリアムを空売りしていました。バロン君がインサイダー取引を疑われるのは当然かもしれません。
(竹下雅敏)
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トランプ大統領、中国との取引にオープンな姿勢?明日の戦略について。株式テクニカルチャート分析
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※英文全文はツイッターをクリックしてご覧ください
過去10か月間、あらゆる関税動向を徹底分析してきました:

投資家のための完全攻略法はこちら。

1. トランプ大統領が特定国・業種への関税導入を示唆する曖昧な投稿を投稿 → 市場は下落基調に

2. トランプ大統領が高率関税(50%以上)を発表 → 市場は暴落し弱気ポジションが淘汰される

3. 底値買いが入り込むが、偽りの反発で新たな安値を形成 → ここで賢明な資金が買い始める

4. 金曜日の市場終了後、トランプ大統領が新たな関税で圧力を強化

5. 土曜日、新たな関税の対象国は通常、対応またはコメントを発表する。

6. 日曜日、先物市場が開く前に、トランプ大統領は解決策を検討中であることを発表する。

7. 日曜日の米国東部時間午後 6 時、先物市場は急騰して開くが、月曜日の開場に向けて勢いを失い始める。

8. 月曜日の開場後、ベッセント財務長官がテレビの生放送に出演し、投資家を安心させる。

9. その後 2~4 週間にわたり、トランプ政権のさまざまなメンバーが貿易協定についてほのめかす

10. トランプ大統領が新たな貿易協定を発表し、株式市場が過去最高値を更新

11. ステップ 1 から繰り返す

当社の年初来の好調なパフォーマンスの一部は、貿易摩擦の時期にこのプレイブックを忠実に実行したことに起因しています。

米国は現在、中国との交渉においてステップ 6 にあります。

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ステーブルコインの発行を今秋に開始するJPYC株式会社|米国におけるステーブルコインの規制枠組みを確立するとともに、連邦準備制度による金融支配を終わらせ、財務省がコントロールする暗号通貨に換えるための「GENIUS(ジーニアス)法」

竹下雅敏氏からの情報です。
 JPYC株式会社は、1JPYC=1円でレートが固定されているステーブルコインの発行を今秋に開始します。発行額と同額の日本円(預貯金・国債)をJPYC社が裏付けとして保有し、いつでも日本円との交換が保証されているので決済手段として有効です。
 JPYC代表取締役の岡部典孝氏は、“例えば国際送金、あるいは決済、これに関してはかなり低コストで、かつ簡単に送ることができるようになるんじゃないかなと思っております(3分40秒)。…例えばお店の手数料が下がるんですね。カード決済の手数料とか、そういった手数料がほぼ0に近づく(4分37秒)”と話しています。
 1000円チャージしたら1000円使えるPayPayなどのQRコード決済との違いは、“加盟店以外で使えるということで、不特定多数どこのお店でも使えるし、誰にでも送れる(5分20秒)”ということです。
 JPYC株式会社について、さらに詳しく知りたい方は『【金融システムの転換点】日本初のステーブルコインJPYCとは何なのか?』をご覧ください。
 『日本初の認可取得 JPYC・岡部氏に直撃…』で岡部典孝氏は、“(ステーブルコインは)まさに今、アメリカが独走していて、トランプさんはそれをさらに独走体制を築こうと思って頑張ってらっしゃる中で、危機感を持っているのがユーロだったり、中国だったり、日本なんですね。それぞれの国が今頑張ろうとしているんですが、その中で日本はいち早く法律を作ったことによって、第1号がこの秋にも出てくるということで、多分アメリカについでいい位置に今いると思います。”と言っています。
 岡部典孝氏の話から、非常に志の高い人物であることが分かりました。岡部典孝氏はステーブルコインの発行を、日本円・日本国債の価値を守るための戦い、通貨主権を守るための戦いとして位置付けています。
 さて、米国におけるステーブルコインの規制枠組みを確立する「GENIUS(ジーニアス)法」は、7月18日にドナルド・トランプ大統領が署名したことで法律として成立しました。
 “続きはこちらから”の動画は、ジーニアス法の秘密を暴露した決定的なものです。この動画は必見です。
 私は直感的に、ジーニアス法は連邦準備制度による金融支配を終わらせ、財務省がコントロールする暗号通貨に換えるもので、ドルと米国債の価値を安定させるためのものだと考えていましたが、動画はそれを裏付けていました。それだけでなく、最終的に財務省がコントロールするステーブルコインは、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の代わりになると主張しています。
(竹下雅敏)
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初の円連動ステーブルコイン 発行へ トップが語る 金融制度激変の可能性【NIKKEI NEWS NEXT】
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