ジェフリー・サックス教授「アメリカをイランとの戦争に引き込むことは、ネタニヤフの執念とも言えるものです」 ~イラン・イスラエル戦争の現状とアメリカ参戦の可能性

竹下雅敏氏からの情報です。
 冒頭の動画で、“イランへの奇襲攻撃は予想通りには進まず、現在イスラエルはアメリカに戦争への参加を求めており、トランプ氏はテヘランの避難を呼びかけることで、その対応を示したようです。アメリカはこの地域に軍事力を集結させています。これについてどうお考えですか? アメリカがイランとの戦争に直接関与すると思われますか? それとも、これはトランプ氏の交渉戦術の一環なのでしょうか?(27秒)”との問いに、ジェフリー・サックス教授は、“アメリカをイランとの戦争に引き込むことは、ネタニヤフの執念とも言えるものです(1分33秒)。…現在の米国、ヨーロッパ、イスラエルの政府は混乱状態にあると言えます。公に語られることは何らかの意味で必ず嘘です(2分53秒)。…私にはこの件についての答えが分かりません。ただ1つはっきり言えるのは、イスラエルがイランと戦争を始める計画は、非常に長い間進行してきたということです。(5分14秒)”と言っています。
 スプートニクのツイートをご覧ください。当初のイスラエルとアメリカの目論見とは異なる展開になっています。
 イスラエルの防空システム「アイアン・ドーム」が立て続けに不具合を起こしています。また、「アイアン・ドーム」のミサイルは、残り10日分から12日分しか残されていないということです。イランが12日間持ちこたえれば、イスラエルは敗北するわけです。
 “続きはこちらから”のRTの記事によれば、トランプがG7サミットを切り上げ、米国に帰国した理由は「中東情勢の悪化」だということですが、これはイスラエルが苦戦しているということに他なりません。
 “イスラエルの自慢の防空システムは圧倒されており…イスラエルは自ら始めた戦争に負けそうで、米国に救済を懇願している。”という意見があります。
 “トランプ大統領は、米国にはイランの最高指導者アリ・ハメネイ師を殺害する能力があることを示唆し、「我々は今やイラン上空の完全かつ全面的な制空権を握っている」と主張した”とのことですが、「5次元の馬鹿」の言うことをどこまで真面目に受け止めれば良いのかは疑問です。
 “イスラエルは自ら始めた戦争に敗れつつあるが、イランを滅ぼす歴史的機会を逃すつもりはない。そのため、米国の参戦は確実だ。”という意見は、今のところ最も説得力のある見解と言えるでしょう。米国の参戦を正当化するための偽旗作戦に警戒が必要です。
 「アメリカ海軍、2026年5月に退役予定の原子力空母ニミッツを南シナ海から中東へ移動。イランの沖合に6日後に到着見込み。」という情報に対して、J Sato氏は、“原子力空母ニミッツは、原子炉や放射性物質の取り扱いが複雑のため解体費用で~900百万ドル(約1300億円)と高額がかかる見込み。偽旗で沈めれば解体費用も浮いてひと粒で二度美味しい。”とツイートしています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ジェフリー・サックス:アメリカ、イラン戦争参戦の動き
配信元)
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配信元)

※全文はツイッターをクリックしてご覧ください


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トランプ大統領、ハメネイ師暗殺を示唆
転載元)
イランの最高指導者は「格好の標的」だと米大統領は述べた

イランの最高指導者、アヤトラ・アリ・ハメネイ、イラン、テヘラン、2025年5月20日。© khamenei.ir
画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え

ドナルド・トランプ米大統領は、米国にはイランの最高指導者アリ・ハメネイ師を殺害する能力があると示唆し、テヘランに無条件降伏を要求した。

中東における米国の主要同盟国であるイスラエルは先週、イランの核施設および軍事施設を爆撃し、これはテヘランの核兵器取得を阻止するための先制攻撃だと主張した。イランはイスラエルへのミサイルとドローン攻撃で報復し、両国間の紛争を激化させている。トランプ大統領はイスラエルの作戦を支持している。

「我々は今やイラン上空の完全かつ全面的な制空権を握っている」と、トランプ大統領は火曜日のTruth Socialで主張した。

「我々はいわゆる『最高指導者』がどこに隠れているかを正確に把握している。彼は容易な標的だが、そこにいれば安全だ。少なくとも今のところは、我々は彼を排除(殺害!)するつもりはない」とトランプ大統領は投稿した。

しかしながら、トランプ大統領は「忍耐は限界に達している」と警告し、短いフォローアップメッセージでテヘランに屈服するよう要求した。

無条件降伏!

ホワイトハウスは、トランプ大統領が月曜日にG7サミットへの訪問を切り上げてカナダから米国に帰国した理由について「中東情勢の悪化」を理由に挙げた。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相もハメネイ師殺害の可能性を否定せず、月曜日にABCニュースに対し、これは紛争をエスカレートさせるのではなく「終結させる」ものだと述べた。実際にそのような行動を検討するのかと問われると、ネタニヤフ首相はイスラエルによるイランの「トップクラスの核科学者」暗殺を例に挙げた。

イランは、自国の核開発計画は完全に平和的であると主張し、イスラエルが主張するような核爆弾の開発を断固として否定している。

イランのアッバス・アラグチ外相は月曜日、イスラエルによるイラン攻撃の目的は、イランと米国の間で締結される可能性のある核合意を「破棄」することだと述べた。「イランはこの戦争を始めたのではなく、流血を永続させることに全く関心がない」と述べ、イランは国と国民を守るために最後まで戦うと付け加えた。

アラグチ外相は、米国を「永遠の戦争の母」に陥らせることは、外交的解決のあらゆる可能性を断ち切るだろうと警告した。

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