アーカイブ: 地球に優しい方の微生物学者

「ウンチの量と幸福度は比例する」 〜腸内フローラは私達が考えている以上に重要〜

 なかなかセンセーショナルな記事のタイトルです。是非、全文を引用元よりお読み下さい。
 冒頭の「私たちの腸内にはなんと約1000兆個もの細菌が住んでいる」は恐らく100兆個の間違いだと思います。昔は100種類100兆個と言われていた腸内細菌も現在では遺伝子解析技術の発達により解明が進んでおり、数百種類〜1000種類と言われるようになって来ています。ですが私の理解では数は恐らく100兆個のままだと思います(多分)。
 大事なところをまとめるとこんな感じでしょうか。

    1.腸内細菌は人の精神にも影響を与えている。うんこの量と幸福感は比例し、量が多ければ多いほど自殺率は下がり、少なければ少ないほど自殺率が増加するという研究事例も。

    2.快便が大切。快便のためには食事が大切(肉食によって大腸がんやポリープが増えている可能性)。

    3.便秘等で腸管が傷つくとリーキーガット症候群(腸に小さな穴が開く)と呼ばれるものになり、腸内から高分子の化合物が体内に入ってくるので、アレルギー等の原因となる。

    4.一昔前の日本人は食物繊維を多く含む穀物や野菜を沢山食べてたからうんこをモリモリしていた。戦時中はうんこの量で敵の数を把握していたから米兵さんは「日本軍めちゃくちゃいる」と勘違いしたとか(嘘か本当かは不明)。

    5.昔、ドイツ人医師が、東京から日光までの約150キロをノンストップで駆け抜ける人力車夫は、玄米と野菜と少量のイモしか食べていないと知り、その人力車夫に牛肉を食べさせて同じように走ってもらうと、すぐにスタミナがなくなり、この車夫は3日で根を上げてしまった。

 要するに、腸内フローラは私達が考えている以上に重要だということ、それには食事内容が大きく影響することが書かれています。
 実際に難病の腸疾患の患者に腸内を洗浄した後、健康な人のうんこを入れてあげると疾病が改善する例が報告されており、日本でも臨床試験が開始されています。近い将来、自分の健康な時のうんこを凍結保存しておいて、病気になったら移植するなんてことが起こるかもしれません。その他、デブ菌、痩せ菌がいる可能性なども指摘されています。腸内細菌恐るべし。
(ちょっと妄想を働かせると私達人類は宿主である地球に物凄く影響を与えている可能性があります。このまま地球を破壊し続けてたら抗生物質で一網打尽に・・・されるかも)
(地球に優しい方の微生物学者)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ウンチの量と幸福度は比例する「便秘が増えれば増えるほど、自殺率やアレルギー発症率は高くなる」
引用元)
著者:高橋 将人 

(中略)…私たちの腸内にはなんと約1000兆個もの細菌が住んでいるのだそうで、腸がカラダに与える影響の大きさを想像することは難しいことではないでしょう。(1)

興味深いことに、カリフォルニア大学ロサンゼルス校が行った研究によると、幸せホルモンとして知られるセロトニンやドーパミンの約90パーセントは腸で作られているのだそうです。そのため、人の思考や行動パターンは腸内細菌によって決まることが分かっています。(2)

(中略) 

健康に生きる事ができるかどうかは、どれだけだけ大きなウンチを出すかにかかっている 

(中略) 

興味深いことに、排出するウンチの量と幸福感は比例するのだそうで、ウンチの量が多ければ多いほど自殺率は下がり、ウンチの量が少なければ少ないほど自殺率が増加するのだそうです。(10)(11)

実際、世界で最もウンチの量が多い国の一つであるメキシコでは自殺率が10万人あたり約4人と低い一方で、ウンチが小さい日本人の自殺率は10万人あたり約20人と5倍近く高いことが分かってきました。

(中略) 

ウンチを腸に溜め込むという行為は、不幸を体に溜め込んでいることと何ら変わりはない

(中略) 

ウンチがなかなか出ないというのは、カラダにとっては文字通り「不便」であり、そう考えれば、健康に生きる事ができるかどうかは、いかに大きなウンチを出すかにかかっていると言ってしまっても過言ではないでしょう。

(中略) 

ひと昔前まで日本人のウンチの大きさはアメリカ人の3倍だった 


もともと日本人は玄米と野菜を中心とした食生活を送っていました。玄米や野菜に豊富に含まれている食物繊維は小腸で消化吸収されずに、そのまま大腸に送られ、そこで腸の老廃物、悪玉菌、そして水をたくさん吸い込むことで立派なウンチを形成し、体外に放出する役目を果たします。(13)

現在では日本人は食物繊維が含まれる食品をあまり口にしなくなってしまったため、日本人のウンチは小さくなってしまいましたが、まだ米と野菜が中心だった時代の日本人のウンチは相当大きかったようです。

(以下略、続きは引用元でご覧下さい)

[YouTube]彼女に飲食代を支払ってもらった結果……

竹下氏からの情報提供です。
その手があったか!!
確かに彼女は飲食代を支払っています。天才的発想です(笑)。
彼氏に口を挟ませない勢い、流れるような所作、完璧です。
天然なのか故意なのか・・・。彼氏の表情がまたいい!
6種の私は最初意味が分からず、彼女と店主の間のあらぬ関係を妄想してしまいました。
(地球に優しい方の微生物学者)
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เลี้ยงสาวมื้อแรก น้ำตาแทบไหล่ จะคบต่อดีไหม
配信元)

[TED]最善の自己と最悪の自己の生物学

 脳科学や遺伝学の観点から見ると、一分前の行動は数時間前の、数時間前の行動は数週間前の、数週間前の行動は数年前の、数年前の行動は数十年前の、数十年前の行動はご先祖様の、ご先祖様の行動はさらにご先祖様の・・・体験等に影響を受けているようです。
 ここでも子育ての重要性が浮き彫りにされています。幼児期まで は愛情要求を満たし、青年期では独立要求を満たす(良い環境で良い経験をさせてあげる)ことが大切だと感じます。
 愛情深い子育てをし、それを育む良い社会環境が、良い社会を構築するために必須であることが脳科学の観点からも明らかにされてきています。
 過去の影響は確かにあるけれど、私達は「今」変化することができます。皆で頑張って良い社会を創っていきましょう!
(地球に優しい方の微生物学者)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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最善の自己と最悪の自己の生物学
配信元)

前回と関連する動画です。
エピジェネティクスについては、前回の解説をご覧ください。
簡単に言うと、遺伝子配列の変化を伴わないタンパク質発現の変化です。

【用語説明】
扁桃体・・・情動反応の処理や記憶に関与。恐怖やトラウマなどにも関与。
前頭皮質・・・人を人たらしめている脳の領域。理性的な判断などに関与。

【重要ポイントのピックアップ】
・テストステロンやストレスホルモンが多いと扁桃体が活発化し、前頭皮質の働きは低下する。
・何ヶ月もストレスやトラウマを抱えていると扁桃体は拡大し、ニューロンは通常より興奮状態になり、前頭皮質は萎縮する。
・前頭皮質は25歳ぐらいにようやく成熟する。つまり青年期は、環境や体験が前頭皮質に働きかけて、成熟した脳を形成する時期。
・胎児期〜幼少期は脳の発達への影響が大きい。重要なポイントはこの時期での体験は脳にエピジェネティックな変化をもたらすということ。例えば、「胎児期に母親を通じてたくさんのストレス・ホルモンに晒された場合、エピジェネティクス的変化が起こり、後の成人期に扁桃体が通常より激しくなり、ストレス・ホルモン値も高くなる。」
・「今」の行動を理解するためには、数百万年前まで(遠い過去の意)遡らないといけない。環境の変化、文化の変化、経験など。
・何かがキッカケで脳の神経回路が変化することがある(いくつかの事例紹介)。
「最悪から最善の行動へと私達を変容させる生物学的要因を学ぶ必要がある」

文・地球に優しい方の微生物学者

【第2回】きっと役立つ乳酸菌学 〜メリーベのために〜 乳酸菌の機能性①整腸作用(前半)

 第二弾を書きました。整腸作用について興味があればご覧ください。前半後半の二回に分けて寄稿いたします。
(地球に優しい方の微生物学者)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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きっと役立つ乳酸菌学 〜メリーベのために〜 乳酸菌の機能性①整腸作用(前半)

Bifidobacterium adolescentis
Author: Y-tambe



【乳酸菌の機能性】


 まず乳酸菌の凄さを知ってもらうために、機能性を列挙してみました。

・整腸作用
・免疫賦活作用(免疫機能の活性化)
・病原菌やウィルスの感染予防作用
・ダイエット効果
・抗酸化作用
・抗炎症作用
・抗がん作用
・抗アレルギー作用(花粉症、アレルギー性皮膚炎など)
・血中コレステロールの低減作用
・腸管バリア機能の改善効果
・皮膚機能改善効果(乾燥性皮膚炎の改善や美肌効果)
・歯周病等の予防効果
・放射線防護効果
・デトックス効果

 物凄く多いことに驚かれると思います。実際、専門家である私も「本当かな?」と思うぐらい乳酸菌は様々な機能性を有しており、大変「みりょこてき」な菌です。ここに挙げたのは代表的なものであり、まだ、この他にも色々と報告されています。但し、人も個人個人で能力が違うように菌も株(人で言うと個人に相当)ごとに能力が違います。ですので、上記の機能性は全ての乳酸菌が有しているわけではありませんので、その点はご留意下さい。

 これから乳酸菌の機能性についてピックアップして書いていきたいと思いますが、今回は整腸作用についてです。


pixabay[CC0]



【整腸作用】


 整腸作用とは何を指すのでしょうか?明確な定義があるのかは分かりませんが、この記事では「腸内菌叢のバランスを理想的な状態に整える作用」という意味で使いたいと思います。では、理想的な腸内菌叢のバランスとはどういったものなのでしょうか?

 腸内菌叢は善玉菌、悪玉菌、日和見菌に便宜的に分けることができます。人に良い働きをする菌を善玉菌、悪影響を与える菌を悪玉菌、どっち付かずの善にも悪にもなるのが日和見菌です。日和見菌は少し分かりにくいかもしれませんが、「ドラ○もん」に例えると、「の○太」を主人公補正で一応善玉菌とし、「ジャイ○ン」を悪玉菌としたとき、「の○太とだけ遊んでいる時はわりと仲良くしているのに、ジャイ○ンが来た途端、ジャイ○ンと共にの○太をイジメ始めるス○夫」みたいな存在です。別の例えをすると、アメリカ様抜きだとまともに行動できるはずなのに、アメリカ様にビビって弱い者いじめを始める日本みたいな菌です(ちょっと違うか。笑)。乳酸菌やビフィズス菌が代表的な善玉菌ですが、理想的な腸内菌叢のバランスとは善玉菌が悪玉菌より少し多い状態です。その大きな指標となるのは「快便」か否かです。

【うんこをチェックしよう!】


皆さん、毎日のお通じはいかがでしょうか?

「うんこ=汚い」というイメージから「私便秘なんだよねぇ」と平気で言う女性がいます(「私はうんこなんかしない」と暗に訴えたい?)。私は「あぁ、この子は、腸内腐敗が進んでいて毒素をいっぱい取り込んでるんだな。おならも臭くて、肌も汚いのかな。」と思ってしまいます(冗談です。でもそういう予測はできます。)。

健康において、快便であることは皆さんが考えている以上に重要です。便秘の女性はしっかり対策をして「私、快便なんだよね」と自慢する女性であってください(そんな人がいたら私はちょっと引きますが、その分ちょっと好きになります。笑)。男は健康のために、否、臭いおならを周囲に撒き散らさないように頑張って快便を目指しましょう(笑)。

まずは、下記の項目をチェックしてみて下さい。

《チェック項目》
・便秘/下痢気味だ
・ヨーグルトや漬物などの発酵食品は嫌いだ
・野菜嫌いだ
・肉食系男子/女子だ(肉ばかり食べている)
・おならが兵器として使えるぐらい臭い
・口臭、体臭がきつい
・肌荒れがあり、よく吹き出物ができる
・アレルギー体質

 これらに多く当てはまるほど、腸内腐敗が進んでいる可能性が高いと言えます。つまり、悪玉菌が増えて、善玉菌が減っている状態です。臭いおならの元は悪玉菌が出した腐敗物質ですから、おならが臭い人も要注意です。野菜や前回リストに示したような乳酸菌を多く含む発酵食品を摂ることをお勧めします。また、肉食は劇的に腸内腐敗をもたらしますので程々にするのが無難です。

イラストAC



 うんこの状態を評価する上で、「ブリストルスケール」というものもありますので、自分のうんこが正常かどうかの指標にしてみて下さい。次回は、整腸作用の後半として、何故快便が重要なのかを書きたいと思います。

【第1回】きっと役立つ乳酸菌学  〜メリーベのために〜

 皆さん、こんにちは!「地球に優しい方の微生物学者」という者です。長年、勝手にシャンティフーラさんのファンをやらせていただいております。この度は光栄にも編集長にお声がけいただき、筆を執らせていただきました。諸事情あってペンネームですが、微生物、特に乳酸菌の研究者をやっております。その専門性を活かして、乳酸菌とその機能性について皆さんの役に立つような情報を数回に分けて掲載していきたいと思っています。(体癖に捻れが入っているため、所々笑いを取りに行ってスベっておりますので、その点はご了承下さい。笑)。
 「乳酸菌=微生物」ではなく、「乳酸菌=食べ物」と理解されている全国のメリべの方々は、きっと乳酸菌のことも大好きなはずです!私はメリべ民の味方ですので、「メリーベのために」できるだけ専門用語は避け、意味を補足しながら平易な文章を心掛けて書こうと思っています。堅苦しさを避け、所々、口語的な文章で書かせていただきます(誰か「メリーベのために」というテーマ曲を作って下さい。笑)。
 これから頑張って執筆していきたいと思いますが、十分時間が取れませんので、超不定期掲載となることを予めご了承ください。興味があればご覧いただき、健康ライフにお役立ていただければ幸いです。
(地球に優しい方の微生物学者)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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きっと役立つ乳酸菌学 〜メリーベのために〜

Bifidobacterium adolescentis
Author: Y-tambe


【はじめに】


 最近、乳酸菌やプロバイオティクスという言葉をよく耳にするようになりましたが、皆さんはこれらがどういう菌なのか分かりますか?

 乳酸菌は「何となくカラダに良い」というイメージだけの人も多いのではないでしょうか?まずは乳酸菌とはどういう菌なのかを簡単に知っていただきたいと思います。


【乳酸菌って何?】


 乳酸菌ってどんな菌なのでしょう?

 「広義の乳酸菌」は、「最終代謝産物として乳酸を沢山作る菌」です。そう、乳酸を沢山作るから乳酸菌なのです。非常に単純なネーミングですね。この定義でいくと、ビフィズス菌も乳酸菌の仲間となります。ですが、様々な違いがあるため、「狭義の乳酸菌」には、ビフィズス菌は含まれません。乳酸菌とビフィズス菌の特徴の違いは下記のとおりです。

《乳酸菌の特徴》 
・ブドウ糖から「乳酸のみを作る菌」と、「乳酸+アルコール+炭酸ガスを作る菌」がいる
・通性嫌気性菌(酸素があっても生きられる)
・球状、または桿状(棒状)の形をとる
・主に小腸、大腸、様々な発酵食品中に存在

《ビフィズス菌の特徴》 
・乳酸より酢酸を多くつくる(乳酸:酢酸=2:3)
・偏性嫌気性菌(酸素があると生きられない)
・(短)桿状、Y字状、V字状などの形をとる
・主に大腸に生育(大腸はほぼ無酸素状態)

 このような違いがあるため、厳密には乳酸菌とビフィズス菌は区別されています。乳酸菌には、研究者の私も「本当かな?」と思えるぐらい沢山の機能性がありますが、実は、虫歯菌で有名なミュータンス菌も乳酸菌ですし、人食いバクテリアと呼ばれる恐ろしい菌も乳酸菌です。一般的に言う「乳酸菌」にはこれらの菌は含まれませんので、ここで登場する「乳酸菌」は安全性の高い、身体に良い方の乳酸菌とお考え下さい。


【プロバイオティクスって何?】


 プロバイオティクスとは、簡単に言うと「適切な量(十分な量)を摂取すると身体に良い働きをしてくれる生きた微生物」です。乳酸菌やビフィズス菌が代表的なプロバイオティクスと言えます。「生きた微生物」でないとプロバイオティクスとは呼びませんので、殺菌した乳酸菌や胃酸や胆汁酸で死ぬ乳酸菌はプロバイオティクスではありません。いわゆる「生きたまま腸に届く有用菌」がプロバイオティクスです。


pixabay[CC0]


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