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ぴょんぴょんの「〈グルジア〉の夢」 ~「外国人エージェント法」を可決したことで、カラー革命の危険にさらされる〈グルジア〉

 これまで3回にわたって、〈モルドバ共和国〉と、その中に位置する未承認独立国家〈沿ドニエストル共和国〉について、お話してきました。
 このテーマを書くきっかけになったのは、読者の方から紹介いただいた、ニキータ氏の動画です。この中で、〈モルドバ〉が「第2のウクライナ」にされるかもしれないと指摘されていますが、「第2のウクライナ」にされそうだった〈グルジア〉についても触れています。
 〈グルジア〉とは、2014年にロシア語読みの〈グルジア〉から国名変更された〈ジョージア〉のことです。本文では〈グルジア〉で統一しています。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「〈グルジア〉の夢」 ~「外国人エージェント法」を可決したことで、カラー革命の危険にさらされる〈グルジア〉

グルジア料理とグルジアの位置と


さあて、今日は何の話をしよっかなー?

食欲の秋だから、おいしいものの話をしようよ。

よっしゃ、わかった! ほれ!


おいしそ〜! これ、〈グルジア〉料理? 〈グルジア〉ってどこ?

(しめしめ、食いついたな)黒海と〈ロシア〉〈アゼルバイジャン〉〈アルメニア〉〈トルコ〉に面した国だ。首都はトビリシ。

Author:外務省[CC BY]

へえ? ロシアの盲腸みたいな国だね。

それを言うなら、盲腸じゃなくて「虫垂」。

そんなんどうでもいいから、〈グルジア〉料理が見たいよ。

わかったわかった・・じゃ、日本語ペラペラの〈グルジア〉美女の動画でも見てろ。この中に、〈グルジア〉のグルメも出てくるから。


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ままぴよ日記 123 「赤ちゃんは自分で自分を育てている」

 私の両親が孫のために買ってくれた七段飾りのお雛様が箱に入れられたままでしたので、市に寄付することにしました。ちょうど、9月9日は重陽の節句。菊の節句とも言いますが、不老長寿を願う節句だそうです。この地方ではお雛様の虫干しも兼ねて、雛飾りをする風習があります。
 わが家のお雛様が市の玄関口で、黄色の毛氈の上に飾られて嬉しそうにおすまし顔をしています。感動して母に写真を見せました。おしゃべりをしなくなった母が「まあ、きれい!」と言ってくれたのでほっとしました。
 もうすぐ102歳になる母の不老長寿は願いませんが、目の前に生きていてくれる日々を感謝で満たしてあげたいと思いました。
(かんなまま)
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五感を磨きながら主体的に自分を作ろうとしている赤ちゃん


長年、ベビーマッサージと乳幼児のメディア接触についてのアドバイザーをしている関係で、赤ちゃんの五感について改めて学びなおしてみたくなりました。


AIを研究している科学者が、その目的を聞かれたときに「人間を知りたかった」と答えていました。それを解明するには生物学分野、遺伝子工学や物理化学分野へと研究が進んでもなお限界があるようです。

なるほど、人は今やっと赤ちゃんはどのようにして体を作り、自分の感覚をつかんで体を動かし、思考したり、言葉を獲得したり、人とコミュニケーションをとれるように成長していくのか?を総合的に研究し始めたのでしょう。

しかし、その研究も目に見える形で実験して証明するという肉体レベルの研究で、東洋医学セミナーで学ぶような次元には到達できそうもありません。魂を抜かれた状態で人間の研究をしても本質には近づけないと思うのですが、それでも赤ちゃんはどんな存在なのか?子育てとは何か?の入り口には立ち始めた気がします。

もっと残念なのは、今の子育てが目に見える数字に支配されていることです。体重、哺乳の量や時間、尿や便の回数、離乳食を始める時期やお座りする時期を月齢を目安にしています。

これらは赤ちゃんが決めるものです。赤ちゃん自身が五感を磨きながら主体的に自分を作ろうとしているのを無視して、混乱させて、やる気を摘み、あきらめさせる育児です。お母さんも赤ちゃんと繋がっている直感的育児ができなくなってしまいました。このままでは人類滅亡・・・とさえ思うほどです。

本屋さんの育児コーナーには「頭のいい子を育てる」「有名大学に合格させる」「天才を育てる」「赤ちゃんの時から始める教育実践法」などの本がずらりと並んでいます。

このような価値観で育てられてきた親がボタンをかけ違えたまま一生懸命我が子を育てようとしているのです。


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ぴょんぴょんの「〈トランスニストリア〉と呼ばないで(3)」 ~〈モルドバ〉と〈沿ドニエストル〉の不穏な未来

 〈モルドバ〉ってなに? からの、〈モルドバ共和国〉のかんたんな歴史を説明してきました。なぜ、〈モルドバ〉内の未承認独立国家〈沿ドニエストル共和国〉が、〈トランスニストリア〉と呼ばれるのを嫌うのか、わかる気がしてきましたよね。
 今回は、〈ソ連〉の崩壊によって誕生した〈モルドバ共和国〉と、そこから分離独立した〈沿ドニエストル共和国〉、そして現在、〈ウクライナ〉の敗北を見据えた欧米が、〈モルドバ〉と〈沿ドニエストル〉を、次の戦場として準備しているところまでお話します。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「〈トランスニストリア〉と呼ばないで(3)」 ~〈モルドバ〉と〈沿ドニエストル〉の不穏な未来

おさらい


じゃあ、ここまでのおさらいだ。〈トランスニストリア〉という名前は、だれがつけたんだった?

〈ルーマニア〉。

正解! じゃ、なぜ、ドニエストル川東岸にある〈沿ドニエストル共和国〉は、〈トランスニストリア〉と呼ばれたくないのか?

〈トランスニストリア〉で、ナチスによる虐殺とかがあったから。

そうだ。〈トランスニストリア〉は〈ルーマニア〉領だったが、「〈ナチス・ドイツ〉以外のホロコースト加害国の中で、〈ルーマニア〉は第1位の犠牲者数を記録したと言われている。」(ASIA TIMAES

〈ソ連〉の支配になってからも、大変だったよね。

ああ、〈ソ連〉によって〈ルーマニア〉人が迫害されたほか、その他の民族も、ホロドモールで多くが餓死させられた。

そんな悲しい過去があったなら、〈トランスニストリア〉と呼ばれたくないね。


〈ソ連〉からの独立運動


さて、その後の〈モルダヴィアSSR〉はどうなったのか? 弾圧や飢餓によって苦しめられた民衆は、〈ソ連〉からの独立を強く求めるようになる。しだいに、地下組織、秘密結社、政党が増えていったが、それらに対する〈ソ連〉の弾圧も厳しかった。それでも、独立への動きは止められず、1989年には、「〈ソ連〉から分離して〈ルーマニア〉と一緒になる」ための、「〈モルドバ〉人民戦線」が立ち上げられた。

1989年と言えば、映像配信の「アメリカ政権の変遷」シリーズによると、〈アメリカ〉大統領がレーガンからパパ・ブッシュに代わったころだね。

ロナルド・レーガン
Wikimedia_Commons[Public Domain]

ジョージ・H・W・ブッシュ
Wikimedia_Commons[Public Domain]

ああ、〈ソ連〉崩壊のための「カラー革命」が仕込まれた時期だ。きっと、〈ソ連〉崩壊を目論むパパ・ブッシュたちは、民衆は民主主義で煽り、反対組織にはカネや武器を与えていたんだろう。

でも、〈ソ連〉を倒したのは正解だったと思うよ。あのまま〈ソ連〉が生きてたら、もっと多くの犠牲者が出たからね。ただ、今でも同じシナリオを使いまわして、自分たちの思うままにならない国家を転覆させるのは止めてほしいね。

ところで、〈ソ連〉からの独立運動が高まるにつれて、〈モルダヴィアSSR〉の多数派、〈ルーマニア〉人は〈ルーマニア〉との再統合を望んだ。一方、ドニエストル川東岸の〈ロシア〉〈ウクライナ〉系住民は、〈ルーマニア〉と心中したくない。佐藤優氏によれば、彼らはこう思ったらしい。「チャウシェスクの〈ルーマニア〉? うんと貧乏、あんなとこと一緒になりたくない。我々は〈ソ連〉に残留する。」(YouTube 16:19〜)

そうか、その頃の〈ルーマニア〉は、チャウシェスクの独裁だったんだ。

〈モルダヴィアSSR〉内の独立は、まず、テュルク人が多く住む南部から始まった。彼らは〈ガガウズ共和国〉として独立宣言(1990年8月19日)。つづいて、ドニエストル川東岸も、〈沿ドニエストル・モルダビア・ソビエト社会主義共和国〉として独立宣言(1990年9月2日)。これが今の〈沿ドニエストル共和国〉で、国旗も憲法も、現在に至るまで〈モルダヴィアSSR〉のまんまだ。

〈モルダヴィアSSR〉の国旗(Wiki
Wikimedia_Commons[Public Domain]

〈沿ドニエストル共和国〉の国旗(Wiki
Wikimedia_Commons[Public Domain]

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ぴょんぴょんの「〈トランスニストリア〉と呼ばないで(2)」 ~〈トランスニストリア〉の名づけの親は〈ルーマニア〉

 前回は、〈オスマン帝国〉によって、〈モルダヴィア公国〉の中の、今の〈モルドバ共和国〉の地域が〈ロシア〉に割譲され、〈ロシア〉がその地を〈ベッサラビア〉と命名したこと。一方、〈ベッサラビア〉を〈ロシア〉に取られた〈ルーマニア公国〉は、周囲のルーマニア語圏を吸収して〈ルーマニア王国〉になったことを話しました。
 今回は、第二次世界大戦で、ナチス政権になった〈ルーマニア〉が、〈ドイツ〉とともに〈ソ連〉に侵攻し、取ったドニエストル川東岸地域を〈トランスニストリア〉と名づけたところから、ふたたび〈ソ連〉に占領され〈モルダヴィアSSR〉に引き戻されるところまで話します。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「〈トランスニストリア〉と呼ばないで(2)」 ~〈トランスニストリア〉の名づけの親は〈ルーマニア〉

〈ソ連〉のテーマパークみたいな「沿ドニエストル共和国」


はあ〜、今日も歴史の話かあ。

しょっぱなから、ため息つくなよ。

だって、あの辺り、一生行くことないし、まったく興味ないし。ってゆうか、あんなとこに行く物好きいるの?

知らねえな? あそこ、めっちゃおもしれえんだぜ。これを見ろ。


ウソ! まるで、〈ソ連〉のテーマパークみたい。

「沿ドニエストル共和国」に行った動画もいっぱいあるが、その中でもオススメはこいつだ。



ほんとだ、まるで〈ソ連〉のまんまだ。

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ぴょんぴょんの「〈トランスニストリア〉と呼ばないで(1)」 ~〈モルダヴィア公国〉から〈ルーマニア〉までの歴史

 読者の方から紹介された、「〈モルドバ〉情勢についての動画」を、まのじ編集長が「モルドバ案件、といえば、ぴょんぴょん!」とのコメント付きで送信してくれました。
 それを読んで、「あれっ?〈モルドバ〉ってなんだっけ?」すっかり忘れてましたが、以前、ここで、〈モルドバ〉について書いていたんです。半年前だぞ〜、だいじょぶかあ〜??
 さて、動画を見て、〈モルドバ〉についておさらいしていたら、前回〈トランスニストリア〉と表記した一帯が、「〈トランスニストリア〉と呼ばないでくれ」と言っていることを知りました。
 なんでだ? と、調べているうちに、1回じゃ終わらなくなっていました。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「〈トランスニストリア〉と呼ばないで(1)」 ~〈モルダヴィア公国〉から〈ルーマニア〉までの歴史

〈トランスニストリア〉とは呼ばない


おい! 10月20日に、〈モルドバ〉で大統領選挙があるそうだ。

・・・?

知っての通り、2020年12月に誕生した〈モルドバ〉のサンドゥ大統領は、EUに飼いならされた傀儡で、サンドゥが再選されれば、〈モルドバ〉は第二のウクライナになるかもしれんのだ。

サンドゥ大統領
Author:president.gov.ua[CC BY]

あのお・・。

なんだ?

・・〈モルドバ〉ってなんだっけ?

はあ?! 半年前に、ここで話したじゃねえか。

もしかして、国の名前?

ボケるのはまだ早いぞっ。

もしかして、川の両岸で国が分かれてる?

それそれ! ドニエストル川な。

ドニエストル川
Author:Tanya.K.[CC BY]

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