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ぴょんぴょんの「カストロさん」 ~無慈悲な独裁者? それとも救世主?
現地の人が語るカストロという人物
「ぼくは、キューバに来る前、キューバ人にとって、キューバ革命をおこし、真の独立を勝ち取ったカストロやチェ・ゲバラは、英雄的な存在だと思ってたんですけど、今回、いろんなキューバ人と話してみて、その意見とは違う意見が多かった。(中略)... ぼくの、今回話したキューバ人の中に、カストロを好む者は誰一人としていなかった、というのが現実です。カストロがキューバ革命を起こしたのも、ぜーんぶ彼自身のため、彼に関係のある人のためのもの。カストロの方向性、意見に反する多くのキューバ人は、彼によって逮捕されたり、殺されたり。政権を取ってから、自分たち政府上層部だけが、裕福な生活をできるシステムを作ったと。カストロは、プライベート・アイランドを所有し、豪遊してたっていう話も聞きました。そういった理由で、チェ・ゲバラとも、方向性の違いから喧嘩別れしたっていうのも、現地の人は話していました。」
(YouTube 5:17〜)
ストイックで自分に厳しいカストロ
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これまで何度も危機をくぐり抜け、そのたびに貧困に耐えてきたキューバにも、1%の富裕層が存在することに驚きました。
キューバをいかにして理想的な国家にするか、という希望に燃えていたカストロ。一方、なんとしてもキューバの繁栄を阻止したいアメリカとの戦いの中で、キューバはいつも財政難でした。キューバの言論統制、反体派に対する迫害には批判もありますが、理想を追い求めたカストロは、やっぱり英雄だと思います。