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進化段階が4.0、3.0、2.0、1.0の4つの段階での「内丹術の階梯」

竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説の55回目です。前回は、進化段階が3.0~4.0に至るルートで、「内丹術の階梯」を説明しました。
 1月10日の記事で、中国道教の「八仙」の中から、「白日昇天」したとされる仙人を何名か調べました。
 この時のコメントで、“現在、崑崙山(こんろんさん)に住み、全ての神仙、女仙、仙人を統べるのは何仙姑(カセンコ)です”と記したのですが、この後、何仙姑は、クモタカクソビユルミコトのクーデターに関与していたために、処刑されました。現在、崑崙山で、全ての神仙、女仙、仙人を統べているのが誰なのかは、私にも分かりません。
 話を戻すと、何仙姑はホツマの女神だったので別格であり、他の張道陵(ちょうどうりょう)、鍾離権(しょうりけん)、呂洞賓(りょどうひん)といった高名な仙人を先の記事では調べたのですが、彼らは皆、“進化段階が3.0~4.0に至るルートで「内丹術の階梯」を登った”と思われるのです。
 従って、通常ではこのレベルで、「内丹術の階梯」を説明するのが自然だと思います。しかし、「内丹術の階梯」は、より低い進化段階に対しても適応できます。今回は、進化段階が4.0だけではなく、進化段階が1.0までの4つの段階での、「内丹術の階梯」を示しました。
 進化段階が1.0に至るルートでは、「出神」で入る世界は3.0次元の上層(1~3層)で、この段階の場合、「陽神」とはエーテルダブル(ライトボディ)のことだという事が分かると思います。
 現在の仙道のレベルは著しく低いので、様々な仙道書に記述されている段階は、良くて2.0段階に至るルートだと見て良いでしょう。日本の場合には、進化段階が1.0に満たないレベルで論じられていることがあります。このような場合には、仙道の修行者が「出神」を体験したと思っていても、それは「陽神」ではなく、単に肉体(狭義)で表層・中層・深層のいずれかの意識の界層を体験しているに過ぎないのです。はっきりと自覚した夢を意識的に体験しているレベルです。これは「出神」ではありません。
 こうした細かい違いをはっきりと理解するには、仙道とは別の能力が必要です。ブッディ(理智)と繋がる必要があるのですが、「内丹術の階梯(4.0)」の図を見れば分かるように、還虚合道で進化段階が4.0に至っても、まだブッディ(理智)の存在界層には届かないことが分かるでしょう。
(竹下雅敏)
訂正)【内丹術の階梯(1.0)】の図の一部に誤りがあったため、図およびPDFを差し替えました。(2021/10/17)
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内丹術の階梯(4.0)PDF出力
注)
各界層を、さらに細かく7層に分けた場合は、虚空粉砕(1層)、天花乱墜(1層)、
陽光三現(6層)、陽光二現(6層)、陽光一現(6層)となる。

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「呼吸法」によって、奇経八脈の各経脈を刺激し活性化する方法 〜 ここで示されている呼吸法を用いると、非常に簡単に仙道の「小周天」を会得できる!

竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説の50回目です。今回は「呼吸法」によって、奇経八脈の各経脈を刺激し活性化する方法をお伝えします。これと48回目で説明した「中枢神経系と奇経八脈」の対応関係から、たとえば、大脳は任脈(体外)ですから、“男女共に、鼻で1吸って、6止めて、鼻で4吐く呼吸法で大脳は活性化”すること、“男女共に、鼻で1吐いて、鼻で4吸って、6止める呼吸法で大脳は沈静化”することが分かるでしょう。
 仙道の「小周天」を実践している人は、ここで示されている呼吸法を用いると、非常に簡単に小周天を会得できることが分かると思います。小周天は、男女ともに、任脈(体表)を下行、督脈(脊髄)を上行させます。
 ちなみに、女性は男性に比べてより自然なので、上記とは逆の遠心性の小周天、すなわち、任脈(体表)を上行、督脈(脊髄)を下行させるのがやりやすく、健康のためにはこちらの方が良いのです。しかし、遠心性の小周天では、仙道の行にはなりません。
(竹下雅敏)
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奇経八脈の走行PDF出力
奇経八脈 男性 女性
左半身(陽) 右半身(陰) 左半身(陰) 右半身(陽)
任脈(体外) 上行(10) 下行(20) 下行(10) 上行(20)
督脈(脊髄) 下行(9) 上行(19) 上行(9) 下行(19)
任脈(体表) 上行(8) 下行(18) 下行(8) 上行(18)
衝脈 下行(7) 上行(17) 上行(7) 下行(17)
帯脈 右回り(6) 左回り(16) 右回り(6) 左回り(16)
督脈(神経叢) 上行(5) 下行(15) 下行(5) 上行(15)
陽蹻脈 下行(4) 上行(14) 上行(4) 下行(14)
陰蹻脈 上行(3) 下向(13) 下行(3) 上行(13)
陽維脈 下行(2) 上行(12) 上行(2) 下行(12)
陰維脈 上行(1) 下行(11) 下行(1) 上行(11)


奇経八脈の呼吸法、男性PDF出力
奇経八脈 左半身(陽) 右半身(陰)
走行 吸 止 吐 止 走行 吐 止 吸 止
任脈(体外) 上行(10) 鼻 止 鼻 -
1:6:4  
下行(20) 鼻 - 鼻 止
1:  4:6
督脈(脊髄) 下行(9) 口 止 口 -
1:5:4  
上行(19) 口 - 口 止
1:  4:5
任脈(体表) 上行(8) 口 止 鼻 -
1:4:4  
下行(18) 鼻 - 口 止
1:  4:4
衝脈 下行(7) 鼻 止 口 -
1:4:4  
上行(17) 口 - 鼻 止
1:  4:4
帯脈 右回り(6) 鼻 止 鼻 -
1:4:4  
左回り(16) 鼻 - 鼻 止
1:  4:4
督脈(神経叢) 上行(5) 鼻 止 鼻 -
1:4:2  
下行(15) 鼻 - 鼻 止
1:  2:4
陽蹻脈 下行(4) 口 - 口 -
2:  7  
上行(14) 口 - 口 -
2:  7  
陰蹻脈 上行(3) 口 - 鼻 -
1:  3  
下向(13) 鼻 - 口 -
1:  3  
陽維脈 下行(2) 鼻 - 口 -
2:  5  
上行(12) 口 - 鼻 -
2:  5  
陰維脈 上行(1) 鼻 - 鼻 -
1:  2  
下行(11) 鼻 - 鼻 -
1:  2  


奇経八脈の呼吸法、女性PDF出力
奇経八脈 左半身(陰) 右半身(陽)
走行 吐 止 吸 止 走行 吸 止 吐 止
任脈(体外) 下行(10) 鼻 - 鼻 止
1:  4:6
上行(20) 鼻 止 鼻 -
1:6:4  
督脈(脊髄) 上行(9) 口 - 口 止
1:  4:5
下行(19) 口 止 口 -
1:5:4  
任脈(体表) 下行(8) 鼻 - 口 止
1:  4:4
上行(18) 口 止 鼻 -
1:4:4  
衝脈 上行(7) 口 - 鼻 止
1:  4:4
下行(17) 鼻 止 口 -
1:4:4  
帯脈 左回り(6) 鼻 - 鼻 止
1:  4:4
右回り(16) 鼻 止 鼻 -
1:4:4  
督脈(神経叢) 下行(5) 鼻 - 鼻 止
1:  2:4
上行(15) 鼻 止 鼻 -
1:4:2  
陽蹻脈 上行(4) 口 - 口 -
2:  7  
下行(14) 口 - 口 -
2:  7  
陰蹻脈 下向(3) 鼻 - 口 -
1:  3  
上行(13) 口 - 鼻 -
1:  3  
陽維脈 上行(2) 口 - 鼻 -
2:  5  
下行(12) 鼻 - 口 -
2:  5  
陰維脈 下行(1) 鼻 - 鼻 -
1:  2  
上行(11) 鼻 - 鼻 -
1:  2  

中枢神経が活性化する奇経八脈の気の流れと、沈静化する流れ 〜 任脈(体表)を下行、督脈(脊髄)を上行する「気」の流れは中枢神経が鎮静化、逆方向の「気」の流れは中枢神経が活性化

竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説の49回目です。前回は、奇経八脈と中枢神経系の対応を解説しました。この中で、“経脈の中の「気」の流れを、適切な方向に流すと対応部位の中枢神経が活性化し、逆方向に流すと対応部位の中枢神経が沈静化します”と説明したのですが、今回は中枢神経が活性化する奇経八脈の気の流れと、沈静化する流れの解説です。
 「奇経八脈」の陰維脈、陽維脈、陰蹻脈、陽蹻脈、衝脈は、図のように左半身と右半身に分かれており、左右で「気」の流れは逆になっています。
 男性の場合は、左半身の奇経八脈が活性化すると対応する中枢神経が活性化し、右半身の奇経八脈が活性化すると、対応する中枢神経が沈静化します。
 女性は、男性とは鏡に映した関係であり、右半身の奇経八脈が活性化すると対応する中枢神経が活性化し、左半身の奇経八脈が活性化すると、対応する中枢神経が沈静化します。
 帯脈、任脈、督脈は1本ですが、右回りと左回り、上行と下行の2方向があります。男女ともに仙道の「小周天」の方向、すなわち任脈(体表)を下行、督脈(脊髄)を上行する「気」の流れは中枢神経が鎮静化し、逆方向の「気」の流れは中枢神経が活性化します。
 奇経八脈の各経脈を刺激し活性化することは比較的容易なので、次回はその事について解説します。
(竹下雅敏)
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奇経八脈の走行PDF出力
奇経八脈 男性 女性
左半身 右半身 左半身 右半身
任脈(体外) 上行(10) 下行(20) 下行(10) 上行(20)
督脈(脊髄) 下行(9) 上行(19) 上行(9) 下行(19)
任脈(体表) 上行(8) 下行(18) 下行(8) 上行(18)
衝脈 下行(7) 上行(17) 上行(7) 下行(17)
帯脈 右回り(6) 左回り(16) 右回り(6) 左回り(16)
督脈(神経叢) 上行(5) 下行(15) 下行(5) 上行(15)
陽蹻脈 下行(4) 上行(14) 上行(4) 下行(14)
陰蹻脈 上行(3) 下向(13) 下行(3) 上行(13)
陽維脈 下行(2) 上行(12) 上行(2) 下行(12)
陰維脈 上行(1) 下行(11) 下行(1) 上行(11)

注)
・男性の場合
左半身の奇経は中枢神経を活性化、右半身の奇経は中枢神経を鎮静化する。
・女性の場合
右半身の奇経は中枢神経を活性化、左半身の奇経は中枢神経を鎮静化する。


奇経八脈PDF出力

督脈

任脈

衝脈

帯脈

陽蹻脈

陰蹻脈

陽維脈

陰維脈
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共に二つのルートがある任脈(体外と体表)と督脈(神経叢と脊髄)〜 10の経脈になる「奇経八脈」と中枢神経系の関係

竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説の48回目です。前回は「奇経八脈」を取り上げたのですが、奇経八脈は陰維脈、陽維脈、陰蹻脈、陽蹻脈、衝脈、帯脈、任脈、督脈の8つからなります。
 任脈は身体の前面の正中線を流れる経脈で、督脈は背面の正中線を流れる経脈だと考えられているのですが、正確ではありません。任脈、督脈は共に二つのルートがあるのです。
 シャンティ・フーラの「チャクラと波動測定」の記事をご覧ください。「チャクラは4つの身体に対応した4系統」があり、体外の7つチャクラを結ぶルートと、体表7つチャクラを結ぶルートがあります。この二つは共に「任脈」なのです。さらに、神経叢の7つチャクラを結ぶルートと、脊髄の7つチャクラを結ぶルートがあります。この二つは共に「督脈」なのです。
 ここでは、これらを区別するために「任脈(体外)」「任脈(体表)」、「督脈(神経叢)」「督脈(脊髄)」と記すことにします。これらの4つのルートが本当に存在することは、例えば「房中術」を会得している人なら、誰でも知っています。時事ブログでは「房中術」の解説はしませんので、映像配信で学んでください。
 任脈、督脈が共に2つのルートを持つとすると、「奇経八脈」は10の経脈になります。これらの10のルートと中枢神経系の関係は、「神経系と経脈」の表の通りです。経脈の中の「気」の流れを、適切な方向に流すと対応部位の中枢神経が活性化し、逆方向に流すと対応部位の中枢神経が沈静化します。
 前回触れたように、仙道の「小周天」で行う気の流れは、表で分かるように「間脳」と「小脳」の働きを鎮静化します。「小周天」を繰り返し行うと、任脈(体表)の流れは、任脈(体外)にまで広がるものと思われます。そうすると、「大脳」の働きも沈静化することが分かります。
 心を静め、内に向かわせる方法としては、「小周天」は、かなり科学的な行法だと感じます。
(竹下雅敏)
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神経系と経脈PDF出力
神経系 名称 働き 支配経脈
中枢神経系 大脳 皮質 前頭葉は物事の判断や計画、頭頂葉は運動と皮膚感覚、側頭葉は見たり聞いたりしたものの認識、後頭葉は視覚の処理に関わる。 任脈(体外)
辺縁系 古皮質・旧皮質の総称。脳梁・海馬などが属し、本能や情動の中枢である。
基底核 運動調節・認知機能・感情・動機づけや学習などさまざまな機能を担う。
小脳 平衡感覚、筋肉の協調運動の中枢。 督脈(脊髄)
間脳 視床 嗅覚以外の感覚神経の中継点。 任脈(体表)
視床下部 自律神経系の中枢。体温調節などの恒常性の維持に関係する。
脳幹 中脳 姿勢保持や眼球運動、瞳孔調節、眼瞼反射の中枢。動眼、滑車神経(脳神経)の出発点。 衝脈
内耳神経などの脳神経の出発点。 帯脈
延髄 呼吸運動や心臓の拍動調節の中枢。唾液分泌、くしゃみなどの反射の中枢でもある。迷走神経などの脳神経の出発点。 督脈(神経叢)
脊髄 頚髄(8対) 呼吸に使う筋肉、四肢または全筋肉に対応する末梢神経につながる。 陽蹻脈
胸髄(12対) 頭頚部、上肢、上胸背部、内臓、尿管、生殖器の動きに関わる。胴体、脚に対応する末梢神経につながる。 陰蹻脈
腰髄(5対) 直腸、膀胱、子宮、卵巣、精巣、外性器、下肢の働きに関わる。 陽維脈
仙髄(5対) 肛門周囲、下肢後ろ側の働きに関わる。 陰維脈
尾髄(1対) 尾骨付近の狭い範囲の皮膚知覚を司る。

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「動く瞑想」となる経筋体操のポイント 〜 各体操の間にタダアーサナを挟む。呼吸の際に舌先を下の前歯の付け根に当てる。腸骨が吸気で閉じて、呼気で開くのをしっかりと感じる。


竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説の42回目です。40回目の「経筋体操・前編」と41回目の「経筋体操・後編」のポイントを説明します。
 経筋体操は、各体操の間にタダアーサナを挟んで行います。タダアーサナを行う場合と経筋体操では、呼吸の際の舌の位置が異なります。タダアーサナの場合は、舌先を上の前歯の付け根に当て鼻で呼吸をするか、口から息を吐き鼻から息を吸うようにします。こうすることで、上半身の伸筋の力を抜き、丹田の周りの筋肉に力が入るようにするのです。
 しかし、経筋体操は、舌の力を抜いて、舌先を下の前歯の付け根に当てた自然な状態で行います。これは、体外のスワディシュターナ・チャクラの放出と吸収が自然に行われるようにするためです。
 記事では、意識を副交感神経優位の状態に誘導する3つの方法を記しています。どれか1つを行えば、他の2つも自然に出来ているはずです。タダアーサナを副交感神経優位の状態で行うのは比較的容易ですが、経筋体操を同じように副交感神経優位の状態で行うのは、少々練習が必要です。
 経筋体操がうまく行われていると、途中で数が数えられなくなったり、呼吸を間違えたりします。これは、半分寝たような状態で行われているから起こることです。経筋体操を繰り返し行うことで、間違えずに出来るようになります。
 経筋体操の順序は、少々入れ替わっても大丈夫なのですが、腰の回転(19と20)と頭の回転(21と22)は、このままの順序で行ってください。特に、頭の回転は、効果が高いだけに、ゆっくりと無理をせずに行って下さい。大きく回そうとしたり、力を入れて早く行うと、めまいがすることがあります。このような場合は、“腸骨(上前腸骨棘)が吸気で閉じて、呼気で開く”のをしっかりと感じるようにして行って下さい。経筋体操を毎日行って、首の筋肉がほぐれてくると、めまいはなくなってきます。
 経筋体操は、意識を副交感神経優位の状態に誘導して行うことで、簡単な体操とは言えないものになっています。これは、「動く瞑想」だと考えてもらって結構です。経筋体操を会得すると、ヨガや太極拳なども同じような意識状態で行えば良いことに気付くと思います。
(竹下雅敏)
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タダアーサナと経筋体操の説明PDF出力


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