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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(18)逆境に遭った時

かんなままさんの執筆記事第18弾です。 

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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逆境に遭った時
逆境に遭って苦労するから、より深い人間になるのです。そういうところをくぐり抜けた人には、慈悲深さ、優しさがあります。
そして、本当に強くなるのです。
逆境を建設的に乗り越えていくことが非常に大切です。その時こそ自分が本当の意味で精神的に成長するチャンスなのです。
目標を自分自身の成長においた人は、これを乗り越えられるのです

出典:「ぴ・よ・こ・と2」竹下雅敏(著)


9歳のTちゃんに起こったあまりにも悲しい事件

 

pixabay[CC0]


Tちゃんがいつもイライラして弟にあたるので、独立要求9話」のところで書いたように文鳥を3羽飼うことにしました。

9歳のTちゃんは、もともと動物好き。まだ羽も生えていない雛鳥のお世話を任されました。粟をお湯に混ぜた餌を3時間おきに1匹ずつ手に抱いてスポイドで与え、鳥籠をきれいにして、水浴びをさせたり・・・、それは、それは、大事に育てていました。
白と黒と小さい白の3羽なので、名前は「しろ」「くろ」「こはく」にしました。

3羽はすっかりなついて、時々鳥籠から出して一緒に遊んでいました。
一番下の弟までもが可愛がり、自分がしてもらっているように歌ってあげたり、話しかけたりしていました。犬のルナも近寄って不思議そうに見るのですが、いたずらはしません。

そんな中、悲しい事件が起きました。
いつものように鳥籠の外に出して遊んでいた時、2歳の弟が小鳥の目の前で転びました。一瞬のできごとで何があったのかわからなかったのですが、Tちゃんが「ぎゃー!!」と叫びました。その声にびっくりして駆けつけた時、「こはく」が血を出して倒れ、足をバタバタさせていました。

2歳の孫の膝で「こはく」を踏んでしまったのです。頭がつぶれ、もう助からないのがわかりました。Tちゃんは半狂乱。2歳の孫は何が起こったのかわからず呆然と立ちつくしています。私は瞬間的に「こはく」を抱きかかえ、手に包み、一心に祈りました。愛のマントラとガヤトリーマントラをひたすら唱え、神様に連れて行ってくださいと頼みました。「こはく」は私の手の中で亡くなりました。


事件後のTちゃんと2歳の弟


Tちゃんは「こはく」を見ることもできず、ママが仕事している病院に走っていきました。血の付いた絨毯を洗ってくれていた、じいじは、それを察して、ママと診察を代わってあげました。ママはTちゃんを抱きしめて思いっきり泣かせました。「もう小鳥は飼えない。ほかの人にあげて。又死ぬかもしれない」と泣きじゃくりました。

私は、悲痛なTちゃんの言葉を聞きながら、このまま怖がって心の傷にしてはいけないと思いました。そして、「こはく」をきれいにして、愛のマントラを印刷した紙で包み、花を添えて直接お顔が見えないようにしました。孫には見せられない姿だったのです。

でもTちゃんは手が震えて抱けません。

私はTちゃんの背中に聞こえるように「こはく」はTちゃんにずっとお世話してもらったり、優しくしてもらって幸せだったよ。
「こはく」もTちゃんが好きだから、きっと、Tちゃんに抱っこされてさよならを言ってほしいと思うよ。残された小鳥たちもTちゃんが大好きだし、お世話してくれるのを待ってるよ。『こはく』の分までかわいがってあげようね」とつぶやきました。

そして、いつもはケンカばかりしているのに、転んで「こはく」をつぶしてしまった弟に対して一度も責めなかったTちゃんに「立派だね。ほんとに偉かった」と褒めました。誰も悪くない事、弟もショックを受けていることも伝えました。

現に、2歳の弟は、事の成り行きに何かを察して、ママにも甘えず、部屋の隅でじっとしています。その佇まいに胸が締め付けられました。しっかり抱きよせて「大丈夫、大丈夫」と背中を撫でました。そして、この子のためにも愛のマントラを唱えました。

少し落ち着いて他の小鳥をお世話し始めたTちゃんに「どこにお墓を作る?Tちゃんのお家?それとも、ばあばのお庭?」と聞いたら「ばあばのお庭の、私の木の下」とはっきり言いました。実はTちゃんが生まれた時に植えた木があるのです。「匂い椿」
という小さな白い椿で、香しい木です。

墓標に名前を書いて、木の下に穴を掘って丁寧に埋葬しました。
命は一瞬にして亡くなること。もう、戻らない事。悲しかった事。反省する事。・・・小鳥を飼わなければ味わわないで済んだことでしょうが、飼う喜びと同じくらい悲しい経験をしました。Tちゃんにとって初めての試練だったかもしれません。

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夫婦仲は両親の夫婦仲に影響を受けていることが判明:夫婦円満の黄金ルール 〜夫婦円満の秘訣は性にあり〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 仲の良い両親の元で育った子供たちの場合、夫婦仲が良くなる可能性が高いという結果が出たようです。引用元では、両親の夫婦仲の良さを4つのグループに分けてアンケートを取り、彼らの子供たちが結婚後どうなったのかを調べています。非常に興味深い結果が出ており、是非、引用元で記事をご覧ください。
 それにしても、“両親がラブラブだと自身の夫婦仲もラブラブという人が9割に迫る勢い”というのは驚きです。やはり、世界を良くする最短ルートは、夫婦関係の改善にあると言えるでしょう。
 記事では、引用した“夫婦円満の黄金ルールその1〜3”以外にも貴重なアドバイスがいくつかありました。その中で特に興味深かったのは、両親の夫婦仲は最悪だったけれど、自身の結婚生活は幸せだと答えた人たちの夫婦円満の秘訣で、“言いたい事はきちんと伝える。相手の全てを受け入れる”というアドバイスです。これは本当に大事な夫婦円満の秘訣だと思います。夫婦だけではなく、親子関係も同じでしょう。
 黄金ルールその2は、女性に対しての適切なアドバイスになっています。男は頭が単純なので、女性がよく使う婉曲的な言い回しは全く不可なのです。例えば、“喉、乾いてない?”と妻に聞かれて、“妻はお茶を飲みたがってるんだな”という思いに到る男性はまずいません。その点、うちの妻は男性はそういう生き物だとわかっているようで、息子には婉曲話法を避け、直接、“母の日は花束よ!”と自分に花を贈るよう強要していました。そのため、息子は毎年忘れることなく母の日には花束を贈るのですが、妻は“なんていい子なの!”と喜んでいます。
 息子には帝王学として、体癖別の女性へのアプローチの仕方を伝授しています。中でも左右体癖(3種4種)に対するアプローチには感動していました。
 現実にはそうしたことよりも、ずっと単純明快な事実があります。夫婦関係が上手く行っていないカップルに共通しているのは、ほぼ間違いなく性交渉が上手く行っていないということです。どちらか、あるいは両方が大きな不満を持っているのです。この部分を抜きにして、様々な夫婦円満の秘訣を論じてもほぼ無意味だと言えます。
 時事ブログで何度もルドルフ・フォン・アーバン博士の「愛のヨガ」(野草社)を勧めるのは、そのためです。
 黄金ルールその3の“夫が望むことをやる”という極めてシンプルなルールは、本質的に何を意味しているのかを理解出来る女性が、どれくらい居るでしょう。とても簡単で、“夫が求めてきた時に拒まない”という、ただそれだけのことなのです。女性はこのことがわからず、また夫はなぜ自分が拒まれるのかがわからないことから、この世の悲劇のほぼすべてが生まれるのです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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離婚は遺伝する!? 「両親の夫婦仲が子どもに与える影響」調査で判明
引用元)
“子は親の背中を見て育つ”といいますが、両親の夫婦仲は子どもにどれほど影響を与えるものなのでしょうか?

(中略)

ラブラブな両親のもとで育った人たちが、結婚後どうなったのかというと……?


 
(中略)

なんと両親がラブラブだと自身の夫婦仲もラブラブという人が9割に迫る勢い! 母集団がそれほど大きくないとはいえ驚異的な数字です。

(中略)

夫婦円満の黄金ルールその1:本音で話し合う

(中略)

夫婦円満の黄金ルールその2:不満をぶつけるのではなく気持ちを伝える

(中略)… 「あなたのここがおかしい!」と一方的に責めるではなく、本当は夫にどうしてほしいのか自分の内面と向き合いましょう。そして、「自分はあなたに●●されると悲しいので、できればこうしてほしい」と自分の気持ちと要望を伝えること。

夫婦円満の黄金ルールその3:相手の意見も尊重する

自分の意見を聞いてほしいなら、相手の意見も同じように尊重するという姿勢を忘れないようにしましょう。夫が嫌がることはやめる。逆に、夫が望むことをやる。きわめてシンプルなルールです。(中略)… 夫婦でしっかり話し合って落としどころを見極めたいところです。
(以下略)

[第22回] 地球の鼓動・野草便り 野生のハーブ


野生のハーブ

日本の野生の植物にも、いい香りのするものが、いろいろあります。
ミントなどもシソ科なのですが、野生ではヤマハッカ、ナギナタコウジュ、などのシソ科の植物がいい香を持っています。クスノキ科のクロモジ、ヤブニッケイ、ダンコウバイなどもクスノキとともに個性的ないい香です。キクの花や葉も良い香ですが、キク科のフジバカマの葉は半乾燥させると、甘い良い香がします。

ナギナタコウジュ


平安時代には、香袋や先髪のリンスのように使っていたようです。昔からの化粧品の白粉(おしろい)の香です。フジバカマはほとんど見かけなくなりましたので、近似種のヒヨドリバナで代用しています。

ヒヨドリバナ


バラ科の桜も、葉を桜餅にしたり、花を桜茶にしたり、枝は燻製に使ったりと広く利用されています。
沈丁花やクチナシ、キンモクセイ、ギンモクセイなどは受粉のための虫を甘い香で呼び寄せるのだそうです。(なので虫除けには不向きですが・・・)

根っこが良い香のセキショウ・ショウブもハーブのように精油を含んでいます。
もっと身近なヨモギや松、ヒノキ、スギも良い香です。草刈り後を通りかかると甘い香がするのは、たいていヨモギの香です。松ヤニが手にくっつくと取れなくて困るのですが、精油を含んでいてとてもいい香がします。松ヤニは薬として珍重されますので嫌がらず、手についたら舐めると取れるし薬にも・・・。

香食材のサンショウは特に香が強く、シソ、セリ、ミツバ、ショウガ、ニンニク、ミョウガ、ネギ、ニラ、柑橘類、リンゴ、桃など香のある健康食材もたくさんあります。
これらの香は、たいていは薬効があり、良い香そのものも、心身に作用するようです。また、植物が虫の食害から守る為の香が、虫除けに利用されます。


蒸留すると簡単にいい香のするハーブウォーターがつくれます。圧力釡を使って蒸留装置を作ってみました。

中に蒸し器やザルに入れた香り植物と水を入れて、やや弱火で蒸します。蒸気を逃さず冷やすとハーブウォーターがたまります。わずかに分離した油が表面に浮かべば、ハーブオイルですが、オイルだけを取り出すのは大変ですのでハーブウォーターの方が手軽です。

圧力鍋で簡単蒸留装置(クロモジとオオバクロモジ)


クロモジとオオバクロモジ


汗ばむ夏を、野生の植物の持ついい香をいただいて、ミストスプレーで少しでも爽やかに過ごせると良いですね。
野山でいい香に出会うのも、楽しみの一つです。

yasou
先日山の近くの畑に行くとカヤが伸びていました。刈って帰って納豆を作ることにしました。カヤもイネ科で稲わらと同じように使えます。ただし、葉っぱの縁は手を切りやすいので気をつけて扱います。(揃える時は手袋をした方が無難)

納豆菌は枯草菌といわれる草を枯らす菌ですので、いろいろな植物についています。藁やカヤがいいのは細く空気層があることです。同じイネ科の笹で作ったことがあるのですが、あまり上手く出来ませんでした。ミントやシダの生葉で美味しくつくっているのをインターネットで見つけました。
カヤを束ねて片方の端を紐で結び、柔らかく煮た大豆を入れて全体を包んで、もう片方も結びます。

カヤ納豆の苞


こうして苞(つと)で煮大豆を包み、さらに布などに包み乾燥に気をつけながら、40度くらいの温度で1~2日くらい置きます。夏は車の中に置くと良くできます。コタツや湯たんぽでも良くできます。表面がうっすらと白くなったら出来上がり。もう1日冷蔵庫でねかせると熟成して美味しくなるようです。

また、苞を作らず、容器の中に葉を敷いて豆を熱いうちに入れ、上からも葉を被せて、息ができるように布を挟んで蓋をしても良くできます。天然の納豆菌の美味しい納豆ができます。
yasou
自然賛歌

ミヤマアカネ

ゴボウの花にトラマルハナバチ



サワグルミの実

アサガラ



アキノエノコログサ

オモダカ(ヘラオモダカ)



オニユリ

ネジバナ

ミヤコアオイ(絶滅危惧種)
生きている化石ギフチョウの食草



ミヤコアオイの花
早春、地面にこんな花をつける。
ナメクジなどが花粉を運ぶらしい





■ 参考文献
イー薬草・ドット・コム
「大地の薬箱 食べる薬草事典」 村上光太郎/著 農文協
「カラダ改善研究所 自然のチカラいただきます」中村臣市郎/監修 西日本新聞社



ライター

ニャンニャン母さんプロフィール

ニャンニャン母さん

プロフィール:1955年魚座生まれ、広島の県北 中山間地域在住、
体癖はおそらく2ー3種

20代の頃「複合汚染」有吉佐和子/著 を読んで、食の環境悪化を考えた時、野草を食べることを思いつき、食料としての野草研究を始める。
全くの素人ながら、健康住宅の設計事務所に入社し、健康住宅を学ぶ。
残された人生と限られた時間について気付かされ、仕事を辞め、自給自足を目指す。
平成22年頃、古民家を借り、Iターン。野草教室を開催。
「古民家カフェ・むす日」「山のくらしえん・わはは」「クリエイティブ・アロマ」等にて野草教室。

現在、野草好きになった87歳の母と、無関心な33歳の長男と猫3匹と暮らしています。

かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(17)子育ての秘訣

かんなままさんの執筆記事第17弾です。 

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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子育ての秘訣
両親がどのような夫婦であるかは、子どもの将来の結婚生活、幸せを決定するくらいに大事なことです。両親は子どもの手本でないといけません

出典:「ぴ・よ・こ・と2」竹下雅敏(著)



大家族の中で


父は7年前に亡くなりましたが、私の両親はとても仲のいい夫婦でした。
私が生まれた時から大家族で、両親と私たち兄弟4人、祖母と父の弟夫婦とその子ども2人、その上、小さな病院を開業していたので住み込みの看護師さんが4人、入院患者さんが8人の大所帯でした。だから母は病院の手伝い、家族や入院患者さんの食事の世話で、とても忙しくしていました。その上、本家でしたので、お正月とお盆は親戚中が集まって40人くらいのお客さんが来ていました。今のように外食するところもなく、母が1人で食事の世話をしていました。いつも親戚の誰かが泊まっていたり、なぜか家出してきて居候する人もいました。とにかく人の多い家でした。

だから母に構ってもらった記憶はありません。でも、いつも近くにいて忙しく働いていた母の姿をずっと見ていました。当時は日曜休診もありませんでしたし、夜になると保険請求の仕事もあります。夜遅くまで仕事しているのに少し時間ができると子ども達にセーターを編んでくれていました。私のセーターの番になると嬉しくて毎日どこまで進んだのかを確かめながら出来上がるのを楽しみにしていたものです。

pixabay[CC0]



そんなある日、2歳の私はトイレに行きたくなったのですが、母はお客様の世話で母が忙しくしているので、1人でトイレに行き、昔の便所に落ちそうになって必死にしがみついているのを兄が見つけて、間一髪で助けられたこともありました。母は構ってあげられなかった事をとても悔やんだそうです。

私が小学生になった時、「私のお母さんは朝から晩まで毎日忙しく働いて構ってくれません。でも、私はお母さんが大好きです」という作文を書き、それが廊下に貼りだされました。母は参観の時にそれを見つけ、事もあろうに、思わずその作文を胸にしまって持って帰ったそうです。一晩その作文を抱いて寝て、翌日先生に謝り、返しに行ったそうです。構ってあげられない申し訳なさと、それでも好きだという言葉を胸に抱いて、どんな気持ちで夜を過ごしたのでしょう。この事を私が知っていることを母は知りません。


優しい内緒


もう一つ、母は今でも私に内緒にしていることがあります。実は兄2人は先妻の子どもで、母は兄たちが2歳と3歳の時に嫁いできたのです。とにかく祖母が厳しい人で兄たちのお母さんは務まらなくて追い出されたとか。そして母も嫁ぐなり2人の子どもがいて家業も忙しく、相当苦労したようです。でも、母自身もお母さんを亡くし、義母に育てられたので兄たちの気持ちがわかったのでしょう。私が大人になるまで気がつかなかったほど、兄たちにも分け隔てなく優しくしていました。兄が大学に行くとき、泣いて見送りもできない母です。結局、今でも母と兄たちはそのことを私に内緒にしています。私は知らないふりをしていますが、その当時の母の苦労や兄の寂しさを思うと胸が詰まります。

pixabay[CC0]



そして祖母も厳しいけど私にとっては優しい祖母でした。いつもおんぶしてくれていた事や、一緒に寝て毎日昔話をしてくれたことを思い出します。祖母もまた、若くして夫を亡くし、7人の子どものうち3人を亡くしながら、苦労して父たちを育てあげた気丈な人だったのです。でも、晩年は母を頼り、母の胸に抱かれて旅立ちました。

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[第21回] 地球の鼓動・野草便り 薬事法って何?植物観察と収穫


薬事法って何?植物観察と収穫

ハーブの専門家の友人がフランスの南プロバンスに行ってきて、ハーブや薬草を研究利用する民族植物学者の方がいて、素晴らしかったと話してくれました。行く前は肩こりがあったのが、すっかりなくなったと、もともと綺麗な彼女が一段と可愛くリラックスした感じでした。そんなフランスのお土産話を聞きながら、その日は草刈りされる前にと、いつもの植物観察をしました。

道路脇のキカラスウリが草刈り作業で刈られないように、道路の奥に寄せたり、植物名をメモして付けたり、なんとかキカラスウリを助けたいと、二人でヒヤヒヤドキドキの現実に苦笑させられる場面もありました。

キカラスウリの雄花の種?


県道の草刈り(暑い中の作業は大変そうです!)をする真面目な仕事士のおじさん達は、とても丁寧に草を刈られます。昨年は今までたくさん実をつけていたマツブサ(マツの香りの美味しい実)のツルが根元から伐られてしまいました。お仕事士さんは丁寧に奥にあったツルの根元を見逃さずに・・・。もっといい加減なお仕事だと、植物と虫と鳥と動物と私たちは嬉しいんだけどなぁ~。

ホタルブクロの花に蜂


今年も初めて見る珍しい植物や、枯れかけていたホタルブクロに花がまだ咲いていて、蜂が毎日来ていたのも、実が付いていたサルナシも・・・。希少なヨロイグサも・・・ヨロイグサはかろうじて奥に2本残っていました。残されたヨロイグサの花に次の日クロアゲハが蜜を吸いに来ていました。

初めて見る名前のわからない植物


わたしは畑の草も花が咲いているものは出来るだけ虫さん達に残します。たまには花をいただいて食べるのですが、咲き終わったり、沢山あるのを少しだけいただきます。

ところで、初めて聞く民族植物学者。憧れる響きの名前だなぁと思ったのですが、ちょっと調べてみると、アマゾンの奥地などの原住民が昔から病気に使っている薬草を調べて、製薬会社が薬を開発するための仕事だったりもするようです。

日本の薬事法も製薬会社のためにあるようです。昨年、地元の自治会で野草茶を作りたいからと、野草教室をしたことがあります。直接野草茶作りには関わらなかったのですが、素敵なパッケージの野草茶を作って、いざ発売というときに、薬事法に引っかかる植物が入っていたから、販売許可が下りなかったということでした。
そこで、薬事法なるものを見てみると、薬効の高い植物はほとんど抑えられているのです。庶民は気軽に販売できないのがわかりました。

yasou
さて、植物観察をしながらも、手ぶらでは帰りません。山の道路脇のマタタビが実をたくさんつけていました。

マタタビの実


中には虫瘤になったものもあり、もらって帰り焼酎に漬け込みました。昨年は塩漬けにして、漬物のようにいただきました。冷え性やリューマチなど血行を良くして滋養強壮にもなり、虫瘤は特に薬効が高いと珍重されます。

マタタビの実焼酎漬け前


草刈りの後の道路脇には、刈り取られたサルナシの実らしきものが何個か落ちていました。キューイフルーツの原種で、よく似た味です。まだ小さく未熟で、食べられそうにはありませんでしたが、サルナシもマタタビと同属で、根を各種ガン治療などに使われているようです。

また、杏仁子といわれるウワミズザクラの実が熟れてきています。熊や猿、鳥たちの好物なので、黒く熟したのを1粒だけ味見させてもらいました。不老長寿の薬だとか?

ウワミズザクラの実


クサギ(臭木)もありました。木の先の柔らかい葉を生で天ぷらにしたり、天日に干しておいて、戻して煮物などにします。

クサギ


干したものを煎じてリューマチや高血圧などに飲んでも効果があるとされています。クサギの匂いは熱で消えるので、春先の新芽を山菜として湯がいて下処理したものを乾燥させて各地で食べられていて、産直市で売られていたりもします。食べるときは水で戻して調理します。臭木は文字通り臭い木なのですが、臭いといっても個性的な匂いという感じです。殺菌作用がたいへん強く、腫れ物や痔などの洗浄に煮出したものを使うとか。殺菌作用が非常に強いということは、入浴剤や掃除など、もっといろいろ利用できそうですね。

yasou
以前ご紹介したことがある歯槽膿漏になった知り合いが、歯医者さんで抜歯をと言われたのが、一旦は治っていたのですが、また疼き始めたと電話がありました。次の日急いで、我が家のドクダミ、ヨモギ、オレガノを1年前に漬け込んだ焼酎と歯磨き用のハコベ塩を自分では作れないといわれるので、作って持って行きました。

薬用酒


ハコベは今の時期は家の周りの畑には見あたりません(山に近い畑にはまだ種をつけた状態でありました)。お茶用に乾燥させてあったのを、少し焙煎してすりつぶし、ドクダミ、ヨモギ、オレガノ、ミントの生葉をすりつぶして天然塩と一緒に混ぜました。

ハコベ塩


以前差し上げていた焼酎が少し残っていたので、それで痛みは消えていたのですが、毎日のケアが必要ですね。完治されるといいのですが。

yasou
自然賛歌

赤い石はピロール菌の働き?
夏はとても冷たく冬は暖かい水。

湧き水の中
生物浄化で美味しい水(東南アジアやヨーロッパの飲料水は昔ながらの生物浄化法?!!カルキ無添加で金魚が死なない)


キツリフネソウ
希少ですが有毒です



サワオトギリ
傷薬や、うつ病など精神面や神経性に効果があるという。紫外線を吸収し光化学反応を促進。これを与えたネズミは光に当たると死ぬとか。

トノサマガエル



稲に花が咲き始めました
早いのはコシヒカリ




タイヌビエ

タイヌビエ
出てくるまで稲と全く見分けがつかなかったヒエ~



羽化したばかりのナミアゲハ
まだ黄色くない



オレガノの花にベニシジミ




■ 参考文献
イー薬草・ドット・コム
「大地の薬箱 食べる薬草事典」 村上光太郎/著 農文協
「カラダ改善研究所 自然のチカラいただきます」中村臣市郎/監修 西日本新聞社



ライター

ニャンニャン母さんプロフィール

ニャンニャン母さん

プロフィール:1955年魚座生まれ、広島の県北 中山間地域在住、
体癖はおそらく2ー3種

20代の頃「複合汚染」有吉佐和子/著 を読んで、食の環境悪化を考えた時、野草を食べることを思いつき、食料としての野草研究を始める。
全くの素人ながら、健康住宅の設計事務所に入社し、健康住宅を学ぶ。
残された人生と限られた時間について気付かされ、仕事を辞め、自給自足を目指す。
平成22年頃、古民家を借り、Iターン。野草教室を開催。
「古民家カフェ・むす日」「山のくらしえん・わはは」「クリエイティブ・アロマ」等にて野草教室。

現在、野草好きになった87歳の母と、無関心な33歳の長男と猫3匹と暮らしています。

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