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共謀罪にスパイ奨励条文(治安維持法で多用された思想弾圧の切り札)が盛り込まれていた

 共謀罪法案に「実行に着手する前に自首した者は、その刑を軽減し、又は免除する」という治安維持法とソックリの"スパイ奨励条文"があることが判明しました。治安維持法の第6条には「罪ヲ犯シタル者自首シタルトキハ其ノ刑ヲ減軽又ハ免除ス」とする条文があり、戦前、スパイを潜入・密告させ思想弾圧の切り札として多用されたようです。
 先日取り上げたそもそも総研の動画で、元東京地検公安部検事だった落合弁護士が公安警察は「事件を作って」市民運動に対抗しているという趣旨の発言をしていましたが、この「スパイ奨励条文」があることで、下の記事では"標的とする組織に潜入して、そこで共謀罪の対象となることを唆したり、煽ったりしてその話し合いを証拠にした場合、これは共謀罪の前提となりえ、もしその流れで誰かが銀行から預金を引き下ろしたりしたことをもって「着手」とすれば組織が根こそぎ一網打尽になる可能性が起きえる"と指摘しています。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)





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共謀罪(テロ等準備罪)とスパイ奨励 &司法取引
転載元)
<村上良太(むらかみりょうた):ジャーナリスト> 

ネットで赤旗を読んで知ったのだが、今、準備されている共謀罪(テロ等準備罪)にスパイ奨励条文が盛り込まれたという。戦前の治安維持法で多用された思想弾圧の切り札だというのだ。これは看過できないと思えるので、以下に少し引用したい。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-03-19/2017031915_01_1.html

 「明らかになった共謀罪法案では「実行に着手する前に自首した者は、その刑を軽減し、又は免除する」という自首減免規定があります。戦前の弾圧法規である治安維持法も第6条に「罪ヲ犯シタル者自首シタルトキハ其ノ刑ヲ減軽又ハ免除ス」としていました。この規定を利用して、多くのスパイが日本共産党に潜入し、スパイの密告と手引きで多くの活動家が逮捕されました。」(赤旗 3月19日)

  もし警察当局とつながった人物が標的とする組織に潜入して、そこで共謀罪の対象となることを唆したり、煽ったりしてその話し合いを証拠にした場合、これは共謀罪の前提となりえ、もしその流れで誰かが銀行から預金を引き下ろしたりしたことをもって「着手」とすれば組織が根こそぎ一網打尽になる可能性が起きえる。そして、当該人物は「自首」したり、捜査に協力して全部自白したりすることで罪が免除される、ということになる。取りしまりたい側からすればこれくらい便利な条文はないだろう。もちろん取り締まられる対象になりえるのは共産党に限らないことは言うまでもない。何しろ対象犯罪は277もあるのだ。

  偶然だが、筆者の大学時代の刑法ゼミの教官・中山研一教授が治安維持法の研究者だったため(著書に岩波新書「現代社会と治安法 」)、筆者は2月11日付で本紙に同様の危惧を感じて一文を書いた。

  「この共謀罪を考えた場合、アメリカで頻繁に行われている司法取引が日本でも導入されるケースを想像してみたい。もしある組織に警察当局と通じた人物Aさんが潜入したとする。もしAさんが組織の中で共謀的な話を振ってみんなで話し合う場を作ったとして、その場合に組織の誰かの行為が「予備行為」とされて共謀罪(テロ等準備罪)が適用されたとしよう。この場合、Aさんも無論、共謀罪で逮捕されるはずだが、Aさんが事の起こりからすべてを自白する、ということで司法取引をしてAさんは罪が問われない、というような事例は起こりえないと言えるだろうか。つまり、ある組織を当局が一網打尽にしたい場合にこのような作戦を取る可能性はないか、ということである。この場合、共謀というものも居酒屋の冗談半分のような話ですら、重大な陰謀とされる可能性はないのだろうか。いずれにしてももしこのようなことがあったとすればAさんは実際に話し合われたこと以上のことまで自白するかもしれない。

  もちろん、日本の警察や司法がこのような手を使うとは考えたくない。これは単なる想像に過ぎない。とはいえ、法案を考える時、私たち市民はそれが孕む最悪の可能性、というものも想定するべきなのである。」

  これを書いた段階ではそういう嫌な予感があったのだが、まさか条文に盛り込まれることになるとは夢思ってもいなかった。恐ろしい事態だ。そして、この共謀罪を突破口にしてある人物を捜査の対象にすれば標的とする組織の個人に対する様々な情報収集が可能となりえるだろう。実際に逮捕されなかったとしても捜査関係者がテロ対策という名目で正当性をもって様々な組織に潜入する可能性がある。これは憲法改正以前に、相当大きく社会を変えることになるだろう。

[ちきゅう座:澤藤統一郎弁護士]「アベ友疑惑学園疑惑」の構造ーだれもが疑う「口利き疑惑」。「忖度」程度じゃ収まらぬ。

 澤藤統一郎弁護士の記事です。アベ友疑惑学園疑惑の重要ポイントがとても分かりやすくまとまっています。テレビを見ると御用ジャーナリストが政権側に立ち、国民の目を必死で眩まそうとしていますが、こうした記事を読むことで、焦点がよく定まります。
 "続きはここから"以降は、安倍夫妻をルーマニアのチャウシェスク大統領夫妻に重ね合わせる人たちのツイートです。一番下の@AbeShinzo宛に送られた動画は強烈です。チャウシェスク大統領夫妻が裁判にかけられ、「国家財産横領ほか」の罪状で公開処刑(銃殺)される実際の映像が流れます。個人的には公開処刑までは望みませんが、誰もが法の下に平等であるべきだと思います。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「アベ友疑惑学園疑惑」の構造ーだれもが疑う「口利き疑惑」。「忖度」程度じゃ収まらぬ。
転載元)
<澤藤統一郎(さわふじとういちろう):弁護士>

アベ友学園疑惑とは、アベの口利きによって、国有財産がただ同然で払い下げられたとの嫌疑である。

だれが名付けた「アッキード」。だれが言ったか「疑惑の3日」。だれの言葉か「疑惑のキーマン」。だれもが疑う「口利き疑惑」。「忖度」程度じゃ収まらない、のだ。

アベ友学園疑惑は、次々と小出しの事実が露わにされて目が離せない。明後日(3月23日)に衆参両院で籠池の証人質疑があって新段階を迎える。手負いの籠池が失うものは既にないとして真相をぶちまけるのか、あるいはブラフの切り札を温存しようと寸止めするのか。それは読めない。

情報が拡散し全体像が曖昧になりつつある「アベ友学園疑惑」だが、疑惑の追及は焦点を定めなければならない。いま、分かりつつあることから、何をもって疑惑の核心とし、何を標的に「疑惑解明」をなさんとしているのか、その視座と視点を明確にしなければならない。

アベ友学園疑惑の核心とは、現職首相の口利きによって、国有財産がただ同然で払い下げられ、国民が損害をこうむったことにある。もちろん、今は「疑惑」のレベルであるが、このことを「疑惑」ではなく、証明された事実として暴き出すこと、それが事件に関心をもつ者の共通の課題として確認しなければならない。このような課題を明確にすることなしに、迷宮の奥にある真実にたどり着くことはできない。

☆アベ友学園疑惑の構造は、右翼である現職首相の極右教育への礼賛ないし共鳴が底流にある。右翼首相と極右学校経営者との二つの合い寄る魂を、財務官僚と地方教育行政が支えた。校地取得の面では理財局と近畿財務局、そして私立小学校設立認可の面では大阪府知事と大阪府教育庁である。この4者の連携・協働の構造を骨格として確認しなければならない。

☆以上のアベ友学園疑惑の構造において、最重要の関係はをなすものは、右翼首相と極右学校経営者との二つの魂の遭遇であり親密な接近である。新設予定小学校の校名が「安倍晋三記念小学校」とされ、現職首相の名が寄付の勧誘に用いられた。
これほどの、現職首相とアベ友学園経営者の親密な関係の接点で、首相の妻が重要な役割を演じている。これが、「アッキード」という所以。学園の教育を褒めそやし、複数回の講演をし、新設予定小学校の名誉校長を引き受け、経営者の妻とのメール交換もしている。さらに、新たな100万円寄付疑惑である。寄付を受けたとする者が、「安倍晋三からです」との金の出所の口上まで詳細に語っている。これに寄付をしたと名指しされている者が、自らは口を閉ざして反論していないというのが現状。「民間人」は宣誓の上証言させ、首相の妻という「準公人」を糺そうとしない、この不公正。ここにも遠慮や忖度が見て取れる。

この100万円寄付疑惑は、事実が明らかとなれば、アベ側の右翼教育への共鳴・礼賛の証左として重要な意味をもつ。間接的には、口利き疑惑、少なくも忖度疑惑の有力間接事実となる。「100万カネを出すほどに思い入れが深かったのだから、理財局に口利きくらいはしたことを否定し得ない」との新たな疑惑推認の根拠になるということ。

☆「疑惑の3日」とは、2015年9月3日から5日までの3日。戦争法反対のデモの高揚期でのこと。9月3日午後に、首相は迫田英典理財局長と会っている。財務省の岡本薫明官房長も同席が確認されている。理財局長は国有地の管理や処分を管轄する最高責任のポスト。本件国有地の払い下げはこれ以後異例の進捗を見ているではないか。

その翌日9月4日午前午前中に、近畿財務局9階の会議室で近畿財務局幹部が「瑞穂の國記念小學院」の建設会社の関係者と、双方2人づつの計4人で会合を開いている。そして、4日午後には「テレビ出演」のために、首相が大阪入りしている。

そして、翌日の9月5日にアベの妻がアベ友学園で講演し、新設予定小学校の名誉校長に就任。
就任の挨拶は、「こちらの教育方針は大変主人もすばらしいという風に思っていて、(籠池)先生からは、安倍晋三記念小学校という名前にしたいと…」まで述べている。100万円寄付疑惑は、その日のことだ。

☆国有地払い下げが異例ずくめだったことは疑いがない。まずは、異例の国有地についての借地契約がなされ、それに基づいて異例の認可適当との答申があり、さらに異例の超低価格での国有地払い下げがあって、しかも分割払いという至れり尽くせりである。その上、すべての交渉資料が破棄済みだというのだ。今のところ、アベの口利きがあったであろうと考えるのが、最も合理的な推認。その口利きの機会として考えられるのが、9月3日のアベ・迫田面談である。アベの選挙区出身で事件後異例の出世を遂げているというこの迫田英典(現国税局長官)が「疑惑のキーマン」にほかならない。

だから、言いたい。だれが名付けた「アッキード」。だれが言ったか「疑惑の3日」。だれの言葉か「疑惑のキーマン」。だれもが疑う「口利き疑惑」。「忖度」程度じゃ収まらぬ。

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パーキンソン病の元警部男性が初めて大麻を服用した結果が劇的Before/After過ぎる

 日本全体で10万人以上いると推定されるパーキンソン病患者には是非見ていただきたい動画です。パーキンソン病とは、神経伝達物質が減少することにより、手足がふるえたり、筋肉が硬くなるなどの症状が見られる難病です。
 元警部でパーキンソン病を患っているラリー氏が、初めて大麻を服用する様子が収めらています。私もパーキンソン病を患っていた家族がいたので、その劇的な変化に驚きを禁じ得ません。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)

 元警部のラリー氏がパーキンソン病患者特有の動き方で部屋の中に入ってきます。大麻を服用後、すぐにその効果が現れ始め、体の震えが止まり、体や表情が緩んで、4分後にはすっかりリラックスしてソファーでくつろいでいる様子が収められています。

 ラリー氏も「So quickly.(とても早い)」と驚いています。またその声の変化にもご注目ください。服用前と違って、普通に話すことができています。ラリー氏も嬉しそうな表情で「アーーー」と発声練習をしています。1分30秒のところでは、手のアップが映されていますが、完全に震えが止まっていることが確認できます。

 この動画により大麻がパーキンソン病患者に劇的な改善をもたらすことが証明されましたが、日本ではもちろん医療用であったとしても大麻を服用することが出来ません。アメリカでは一部の州で大麻が合法化されていますが、ラリー氏が住む州では合法化されておらず、これだけ効果があることが証明されたにもかかわらず、大麻を手に入れることが出来ないことに不満を述べています。

 製薬会社やその他企業に利権化させないためにも、家庭で普通に大麻を栽培することが許され、さまざまな病気を自分で治癒できる社会が望ましいと思います。

文・編集長

慰安婦問題・南京事件…稲田防衛大臣の歪んだ歴史観を正す! / シビリアンコントロール機能不全 〜横路孝弘議員の稲田防衛大臣を諭すような国会質疑が素晴らしい【後編】〜

竹下氏からの情報提供です。
 昨日の続きです。
 慰安婦問題や南京事件に関して軽率な発言が目立つ稲田防衛大臣に対して、確たる証拠を示し、歪んだ歴史観を正すよう促しています。稲田大臣は終始通り一遍の返答をするのみです。
 戦前の軍部をシビリアンコントロール(文民統制)出来なかった反省を踏まえ、現憲法では「内閣総理大臣、その他の国務大臣は文民でなければならない」となっています。しかし、自民党の憲法草案では、退役した軍人が閣僚に就くことができます。つまり、過去の過ちを全然反省できていないばかりか、安倍政権は戦前回帰を目指しているのはこれまでの情報からも明らかだと思います。横路議員は、南スーダン派遣施設部隊の日報隠蔽問題や対北朝鮮の日米間の緊密な連携に触れ、稲田防衛大臣が、防衛省や自衛隊をもはやシビリアンコントロール(文民統制)が出来ていない状況を示唆しています。
 最後の締めくくりのところでは、北朝鮮に対する米軍の武力行使に自衛隊が協力するなんていうことには絶対ならないようにと念押ししています。
 東日本大震災と放射能漏れを見通した米陸軍遠隔透視部隊のエド・デイムス少佐の情報の中には、北朝鮮による核ミサイル攻撃がありました。"その一つは、米潜水艦を撃沈するために開発した核搭載の機雷"のようです。さらに、遠隔透視した際に描いたスケッチでは神奈川県座間市の米軍座間基地が攻撃目標に入っていたようです。もし何も回避しようとしなければ、こうした事態が実際に起こりうる状況だと思います。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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稲田「教育勅語・南京虐殺」3/16横路孝弘(民進)の質疑:衆院・安全保障委員会
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25:20 

横路議員過去のご発言ではですね、南京事件と従軍慰安婦の問題を扱った発言がございます。だいぶ世の中にも間違ってこの談話などを受け止めている方がいるようなので、ちょっとご説明しますとですね、従軍慰安婦の問題というのは、かなり日本軍でもあちこち広がりましたから、それに伴って増えているんですね。

「陸軍省の課長会議の資料」という昭和17年、1942年の9月3日の資料を見ますと、中国の北支に100箇所、中支に140箇所、南支に40箇所、南方に100箇所、南海に10箇所、樺太に10箇所、合計400箇所あると言われている。

問題はその強制したのかどうかということなんですが、オランダ女性慰安婦強制事件に関するバタビア臨時軍法会議の判決と、オランダ政府の報告書というのが出ています。これは正式な報告書です。

オランダはですね、第二次大戦後、オランダやジャワのバタビアをはじめ、12箇所の臨時軍法会議を開設して、日本人及び日本人に使用された外国人の戦犯犯罪を裁いたんですね。件数448件。人員で1038人。そのうち236名が死刑判決を受けています。うち10人は減刑になっています。このうち強姦の起訴人員が10人、売春の強制が30人いるんですよ。

オランダ政府の報告書は、約65人のオランダ女性が強制的に売春を強いられたと結論付けています。判決を見ますとですね、軍隊の責任者はオランダ人の入っている収容所に行ってですね、女性を引っ張り出して、そして軍の慰安婦の所に連れて行って、強制的にさせているんですよ。それの責任者も死刑になっていますよ、これは。

だから、従軍慰安婦の問題についてですね、強制されたことはないとかね、河野談話が間違っているということはないんです。河野談話は何も韓国のことだけを言っているわけじゃなくて、全体のことを言っている談話ですからね。それもですね、是非これから調べて、軽率な発言をしないで下さい。

27:40

それから南京事件。南京事件はね、参考になるのは、石井猪太郎という当時の外務省のですね、今で言えばアジア局長のような立場に立った人の『外交官の一生』という中央公論文庫がございます。それから彼の日記が国会図書館にございます。それをちょっと紹介しますよ。

 「南京は暮れの13日に陥落した。わが国の後を追って南京に復帰した福井領事館からの電信報告、続いて上海総領事からの書面報告がわれわれを慨嘆させた。南京入城の日本軍の中国人に対する掠奪、強姦、放火、虐殺の情報である。憲兵はいても少数で、取締りの用をなさない。制止を試みたがために、福井領事の身辺が危いとさえ報ぜられた。」 
 という話があって、1983年の1月6日の日記に、
 「上海から来信、南京におけるわが軍の暴状を詳報し来る。掠奪、強姦、目もあてられぬ惨状とある。嗚呼これが皇軍か。日本国民民心の頽廃であろう。大きな社会問題だ。
 南京、上海からの報告の中で、最も目立った暴虐の首魁の一人は、元弁護士の某応召中尉であった。部下を使って宿営所に女を拉し来っては暴行を加え、悪鬼のごとくふるまった。何か言えばすぐ銃剣をがちゃつかせるので、危険で近よれないらしかった。 
 私は三省事務局長会議でたびたび陸軍側に警告し、広田大臣からも陸軍大臣に軍紀の粛正を要望した。軍中央部は無論現地軍を戒めたに相違なかったが、あまりに大量の暴行なので手のつけようもなかったのであろう、暴行者が、処分されたという話を耳にしなかった。
 当時南京在留の外国人達の組織した国際安全委員会なるものから日本側に提出された報告書には、昭和一三年一月末、数日間の出来事として、七十余件の暴虐行為が詳細に記録されていた。最も多いのは強姦、六十余歳の老婆が犯され、臨月の女も容赦されなかったという記述は、ほとんど読むに耐えないものであった。
 その頃、参謀本部第二部長本間少将が、軍紀粛正のため現地に派遣されたと伝えられ、それが巧を奏したのか、暴虐事件はやがて下火になっていった。
 これが聖戦と呼ばれ、皇軍と呼ばれるものの姿であった。私はその当時からこの事件を南京アトロシティーズと呼びならわしていた。暴虐という漢字よりも適切な語感が出るからである。
 日本の新聞は、記事差し止めのために、この同胞の鬼畜の行為に沈黙を守ったが、悪事は直ちに千里を走って海外に大センセーションを引き起こし、あらゆる非難が日本軍に向けられた。わが民族史上、千古の汚点、知らぬは日本国民ばかり、大衆はいわゆる赫々たる戦果を礼賛するのみであった。」

 というのが、これは担当した当時の外務省のアジア局長の日記なんですよ。だから大臣も何か南京事件に関わる一場面について、裁判に関わられたというようなことがあったようでございますが、全体として、まあその人数が何人かというようなことはいろいろ議論があるにしてもですね、やっぱり大虐殺が行われたというのは事実なんですよ。そこを否定してしまったらですね、やっぱりそれはあれですよ。一人の国会議員としてもですね、やっぱり大事なことなんで、南京事件と従軍慰安婦、過去随分発言されていますから、こういう資料に基づいて、提起をして、そのことはまた改めてですね、もしあれでしたらこの本を読んでみていただきたいというように思いますが、感想どうですか?

31:39 

稲田防衛大臣:先の大戦についての認識は、平成27年8月14日に閣議決定された内閣総理大臣談話で述べられている通りでございます。防衛大臣として、今、先生がお述べになった個別の事象についての独自の評価を述べる立場にはありません。なお、私も弁護士時代から客観的事実が何かということを元に、訴訟もしてきたということでございます。

横路議員:訴訟もやっておられるというのを知ってたからです。知ったから、聞いたから南京事件のことをお尋ねしたんです。それで、防衛大臣として戦後の自衛隊というのはやっぱり、戦前の軍隊の反省に基づいて、それを教訓として今日までやってきているわけですよ。戦前の日本軍の一番の間違いというのはどこにあったと思います?或いは日本社会の。

稲田防衛大臣:先ほど述べました総理談話を出すにあたっての有識者会議などでもお述べられておりましたけれども、旧憲法下においては、統帥権独立として軍の作戦などに関する事項について、内閣や議会の統制の及び得ない範囲が広く認められておりました。また、同じく旧憲法下において、一時期を除き軍部大臣現役武官制として、陸海軍大臣は現役軍人でなければならなかったため、事実上、軍の意向に添わなければ、軍がその大臣を引き上げたりなどして内閣が成立せず、軍の先制がなければ国策を立てたり、これを遂行することができなかったことなどから、軍が不当に国政に影響を与えていた。すなわち、政治が、統制が利かなかったというところに非常に問題があるという風に思います。

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「教育勅語」理解の決定版!横路孝弘議員の稲田防衛大臣を諭すような国会質疑が素晴らしい 【前編】

竹下氏からの情報提供です。
 この国会質疑は必見だと思います。今話題の教育勅語の本質が理解でき、歴史を振り返ると共に浮かび上がってくるのは、安倍政権が取り戻そうとしている方向性が、15回もの出兵と4回の戦争を起こした戦前の70年であると、自ずと理解できます。安倍政権が排除されなければならない大きな理由がそこにあると思います。その手段として、森友学園を巡る嘘が暴かれ、政権ごと崩壊すれば良いと思います。
 横路孝弘議員の質疑は、問題教師を諭すような校長先生のようで、稲田大臣を救うために改心を促しているようにさえ見えます。これで何かしら変化が起こらなければ、自滅していくしかないと思います。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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稲田「教育勅語・南京虐殺」3/16横路孝弘(民進)の質疑:衆院・安全保障委員会
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横路議員今日は稲田大臣にですね、あなたの歴史観とか、或いは教育観とか、そういうことを主に質問をしますので、自分の言葉でお答えを、考えを率直に言っていただければというように思います。

1つは籠池前理事長が、テレビで発言するのを見たんですが、稲田大臣とはですね、志を同じくする同志であるという発言をされておられました。今ではなく、多分昔のことなんだろうと思いますが、同じくした志というのは、そういうことだったんでしょうか。

稲田防衛大臣:森友…籠池氏がどういう趣旨でそのような発言をされたのか、わかりませんのでお答えする立場にはありません。

横路議員:前にですね、籠池さんが経営している幼稚園のことを、教育勅語を暗唱、子供がみんな暗唱しているんだというんで、「行ってみたら?」と勧めたことがありますでしょう?しかもご主人は、籠池さん所の顧問弁護士もやっていたと。同じ大阪だと。だから例えば日本会議なら日本会議という場での、同志としての連帯感みたいなものを向こうは持っていたんじゃないんですか?

稲田防衛大臣:私の今、記憶に基づいて御答弁いたしますが、あの、籠池…、あの…、その…幼稚園に行ってみたらと勧めたという記憶がなく、また、私自身は行ったことはありません。そして、日本会議、私も日本会議で講演をしたり、また、そういった活動の場に行ったことがございますので、それを見てとか、また私が弁護士時代に行っていた訴訟などをご覧になってそのように感じられたのかもわからないという風に思います。

横路議員それでは教育勅語についてお尋ねしますが、その前にお渡しした「出兵及び言論統制やテロに関する歴史」という年表がありますよね。これをちょっと見て下さい。この年表はですね、最初の出兵が台湾出兵です。1874年から太平洋戦争が終わるまで、だいたいこの間、71年間なんですね。この71年間に15回の出兵。それから日清、日露、日中、太平洋戦争という4回の戦争が行われています。教育勅語は1890年ですよね。それからずーっと、日本の歴史というのは、これは出兵した記録と、それから表現の自由をいかに取り締まってきたかというようなこと、或いは起きたテロとか、クーデターとかいうようなことをまとめて私が作った年表でございます。これを見るとだいたい、明治、大正、昭和前期の71年間の歴史がはっきりします。

それでですね、大臣は教育勅語をどういう国家を目指す精神を日本として取り戻すべきだという発言、評価をされておりますが、問題は教育勅語は戦前の日本軍による戦争や侵略行為の中で、どんな役割を果たしてきたかというのが大事なんですね。大臣はこの昭和の日本が軍事化を進め、軍事国家となっていった中で、教育勅語がどんな役割を果たしたかというようにお考えでしょうか?

稲田防衛大臣本件は、防衛大臣の所管ではなく、お答えする立場にはありません。ただ私が今まで森友学園に関して、国会の中で教育勅語について随時質問され、お答えしてきたのは、「父母ニ孝ニ(親に孝養を尽くしましょう)、兄弟ニ友ニ(兄弟・姉妹は仲良くしましょう)、夫婦相和シ(夫婦は互いに分を守り仲睦まじくしましょう)、朋友相信シ(友だちはお互いに信じ合いましょう)」など、今日でも通用する普遍的な内容を含んでいるということを答弁してきた所でございます。教育勅語は戦前のように、教育の唯一の根本理念として復活させるべきとは考えておりません。

05:11 

横路議員:あのー、自分の管轄じゃないから答弁できないというのはおかしいんで。今の自衛隊というのは、戦前の日本軍の様々やった過ちや失敗を教訓として今日あるわけでしょ?今日あるわけですよね。だから、もちろん戦前の歴史、どうなるかということはですね、自衛隊のやっぱり責任者としては、その認識は非常に大事だと思いますよ。

教育勅語というのは治安維持法の基に、国民教育の思想的な基礎として神聖化されていったんです。教育勅語の写しはですね、御真影(天皇の写真)とともに奉安殿に保管されて、生徒には全部暗唱することが強く求められたんですね。

特に1938年に国家総動員法が制定されますと、その体制を正当化するために利用される形で軍国主義の教典として利用されてきたんですよ。

だからこの、今お話しになった12の徳目の始めの話は、これは当たり前の話であってですね、いつの時代でもどこでもこうであるべきだという話だと思いますよ。そこに、だから特徴があるわけじゃなくて、この12番「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ(国に危機が迫ったなら国のため力を尽くし、それにより永遠の皇国を支えましょう)」ここがやっぱり一番のポイントですね。そこでわざわざ御真影とともに奉安殿に保管して、生徒が暗唱すると。こういう事になったわけですよ。そう思いませんか?この事をどう受け止められます?そういう扱いをされたという事について。

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