アメリカ主導有志連合の「ダーイッシュ後」の計画:クルド人国家の創設と米軍基地の建設

竹下雅敏氏からの情報です。
 シリアとイラクで何が起こっているのかですが、“ダーイッシュ(ISIS)の壊滅は時間の問題”です。アメリカ主導の有志連合は戦略を立て直さなければならず、「ダーイッシュ後」の準備を始めています。
 彼らの計画は、シリア北部の三角地帯をもぎとり、イラクに住むクルド人たちをイラクから分離独立させて、新たにクルド人の国家を作るという計画です。そこに米軍の基地を置くというわけです。そのために彼らは、今でも、シリア北部ラッカで民間人を標的にした攻撃を行っています。
 どうやら、イラク北部を支配しているクルディスタン地域の各政党は、9月25日に分離独立の是非を問う住民投票を行うようですが、イラク政府はこれを認めないのはもちろん、周りの国も認める気配はありません。記事によると、イラクの分裂を支持しているのは、イスラエルとサウジアラビアのみとのこと。
 マティス米国防長官はクルド人国家を作り、そこに米軍基地を置く計画を推進しているようですが、これは明らかに違法行為です。現在のトランプ政権を動かしている人物のほとんどは既に魂はありません。ただ、ハザールマフィアとの戦いという観点から、少々大目に見られているところがあります。しかし、このような違法行為は、霊的な観点から許されるはずが無いので、さらに悪い結果を招かないためにも、このような違法行為に手を染めるべきではありません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)



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シリア・ラッカで、アメリカ主導の有志連合軍により、今週だけで民間人70人が死亡
転載元)
シリア北部ラッカで、アメリカ主導の有志連合軍の空爆により、今週だけで民間人70人が死亡しました。
イスナー通信によりますと、有志連合軍の戦闘機は、今週だけで250回にわたりラッカを爆撃しています。
イラクとシリアにおける有志連合軍の空爆を監視する団体エアウォーズは最近、2014年以来これまでに有志連合軍の攻撃で、イラクとシリアでおよそ3000人が死亡したことを明らかにしました。

アメリカは近年、テロリストとの戦いを口実に近年、イラクとシリアで民間人を標的にした攻撃を行っています。

アメリカ主導の有志連合軍は、オバマ前政権時代にイラクとシリアでのテロリストとの戦いを目的に結成されましたが、正式な報告によれば、アメリカとこれに同盟する西側・アラブ諸国は、ISISを初めとするテロ組織を結成した上、彼らに対する兵器や資金面での主な支援国とされています。

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露軍によって手先のダーイッシュが崩壊寸前に追い込まれた米国は地上軍を侵攻させ、占領を続ける
引用元)
シリアにおけるアル・カイダ系武装集団やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)の壊滅は時間の問題だと見られている。アメリカ政府も「ダーイッシュ後」の準備を進めている。ユーフラテス川の北へアメリカ軍が侵攻、イスラエルの影響下にあるクルド勢力と連携して「数十年」の間、占領すると伝えられている。いわば「満州国」の樹立だ。
(以下略)


 
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イスラエルが、イラクの分裂を支持
転載元)
シオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相が、イラクの分裂を支持しました。

シオニスト政権の英字新聞・エルサレムポストのインターネットサイトによりますと、ネタニヤフ首相は、アメリカ議会の33人の共和党議員の会合で、イラクの国内でクルド人による独立国家の建設に対する支持を表明しました。

イラクのクルド人が住むクルディスタン地域の各政党は、今年6月7日の会合において、9月25日に、イラクからのクルディスタン地域のイラクからの分離の是非を問う住民投票を行うことに同意しました。

こうした中、この問題は、イラクの各グループや地域諸国の反発を引き起こしています。

世界の多くの国は、イラクのクルディスタンでの投票実施を拒否した中、シオニスト政権とサウジアラビアのみがこれを支持しました。

イラクの連邦政府も、この投票を同国の憲法に反するものだとして、それによるマイナスの結果について警告を発しています。

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イラク政府が米国離れする一方、米はモスル近くに大規模な軍事基地を建設して占領の永続化狙う
引用元)
(前略)

モスルをイラク政府軍が奪還したが、その近く、ニネベ地方にアメリカ軍は大規模な軍事基地を建設していると伝えられている。現在建設中の基地のほか、さらに4基地をこの地方に作る予定だという。占領の永続化。イラクの自立を許さないための仕組み作りだと言えるだろう。

イラク北部を支配しているKRG(クルディスタン地域政府)はイラクからの分離独立を目指しているが、そうした動きに合わせ、サウジアラビアもヨルダンやアラブ首長国連邦と一緒に独立を支援、その代償としてクルディスタンに自分たちの軍事基地を作らせるように求めていた。

(以下略)

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米軍の戦闘機が、ISISの占領地に離着陸
転載元)
イラク情報筋が、同国でテロ組織ISISに占領された地域に、アメリカ軍の戦闘機が離着陸していることを明らかにしました。

タスニーム通信によりますとイラクのシーア派を中心とした民兵組織「ハシャド・シャアビ」の関係者であるアブマフディ・アルムハンディス氏は、同国の首都バグダッドで記者会見し、「入手した映像や資料からは、アメリカの戦闘機が2014年から、イラク北部モスルの西にある町タルアファル近郊に離着陸していることが分かっている」と語りました。

これ以前にも、情報筋は、武器を輸送するアメリカの軍用機10機がタルアファル近郊に着陸したことを明らかにしました。
アルムハンディス氏はまた、「イラクの義勇軍は、タルアファルの町を完全に包囲し、この町の解放作戦を開始する指令を待っている」と述べています。

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何のために米国はシリア北部で軍事基地を建設? 専門家の見解
転載元)
トルコ公式通信社のアナドル通信社が、シリア領にある米軍基地の位置データを公開。同通信社によると、基地は全てシリア北部にある。専門家らは、シリアにある基地はトルコにあるインジルリク空軍基地の代わりに地域での米国のプレゼンスの軍事的本拠地となるに違いないと見る。 

スプートニク日本

シリア議会のナビリ・ターマ議員はスプートニクに対して、こうして米国はシリアにおけるロシアのプレゼンスと釣り合いを取るための重りを作り、クルド人の独立国家樹立を助けようとしているとの見解を示した。
「これは、シリア主権に対する攻撃だ。米国はシリアの地で攻撃的な政策を行い続けている。」

(中略)

シリア軍の戦略専門家であるムハメド・イサ准将は、「シリアにおける米国の存在は全く違法で、根拠が一切ない」と指摘した。米国はダーイシュ(イスラム国、IS)や、いわゆるシリア反体制派というテロ組織の行動を管理しているとイサ准将は述べる。

(以下略)

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