アーカイブ: 子育て

ままぴよ日記 63 「家の中は危険がいっぱい!」

 子どもの病気は、ほとんどが感染症です。最近は新型コロナウイルス感染予防のために手洗い、マスク、3密を避ける生活を徹底しているせいか、全くと言っていいほど患者さんが来なくなりました。11月の終わりに県下のインフルエンザの発症が0というのも初めてのことです。

 これは喜ばしい事ですが、小児科の経営という意味では大打撃です。幸い我が家は借金がなく、家賃も払う必要がないので、どうにか回っている状態です。このままいくと倒産するところも増えるのではないでしょうか。

 一方で、世の中は少子化が進み、子育て環境の変化に伴って子どもの姿が大きく変わってきました。ある意味、大人社会の経済中心の生活が子どもの成長に影響を与えています。特にコロナ禍で、家の中に籠っている子ども達。周囲から苦情が来るので、静かにしているように強いられて、その代わりにメディアを与えられています。

 都会に住む、知り合いの3歳の女の子が、いきなり奇声を発するようになりました。暴力をふるったり、癇癪を起して手に負えません。困り果てた親は精神科を受診して薬を貰うようになったとか。これは決して病気ではなく、子どもが子どもらしくいる事を制限されたストレスの症状です。このような子がどのくらいいるのでしょう。

 そんな子ども達の事がとても気になります。子どもの健やかな成長を支援するのが小児科です。今後、子どもが大人社会の犠牲者にならないためにも、小児科医の役割が大きく変わる必要があるのではないかと感じています。経営面ではますます赤字になりますが・・・。

 今回はコロナ禍で家に籠りがちなママのために、子どもの家庭内事故について書きたいと思います。特に、新米ママ達は子どもがいる暮らしさえ想像できないまま赤ちゃんのお世話をしています。
(かんなまま)
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1人にしてはいけない


「この子は抱っこしないと寝ません。だから1人で寝る練習をしています」と、2ヶ月の赤ちゃんを持ったママが言いました。「どうやって1人で寝せているの?」と聞くと「夜の8時になったら隣の部屋を暗くして1人で寝せます。泣いても行きません。諦めて寝てくれるように訓練しています」というのです。


このママだけなのかと思っていたら、他のママ達の口からも「ネントレしています。泣く赤ちゃんと根競べです」などなど。どうもネットで流行っているらしいのです。でも、そのママが「昨日、泣き声が変だから行ってみたら赤ちゃんの顔に毛布が被さって苦しそうにしていたのでびっくりしました。怖かったです」と報告してくれました。

いいタイミングだったので、赤ちゃんを1人にしてはいけない事と、事故は家庭内で起こる事をお話ししました。本当は赤ちゃんの健やかな成長を願っているママ。「知らなかった。聞いてよかった」と言ってくれました。

そんなママは目に見える湿疹にはとても敏感で、高い薬をネットで調べて取り寄せているようです。何とまあ、アンバランスな子育てですが、自分で一生懸命に考えて判断しているのでしょう。こんなママが大勢います。新米ママを1人にしてはいけないと痛感しています。


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ままぴよ日記 62 「少子化対策は若者支援」

 昨年生まれた子どもは過去最少の8万5千人。今年はコロナの影響なのか更に減り7万台になる予想です。その上、コロナ禍で就職難。学生ローンが重くのしかかり、夢破れて非正規雇用で働く若い世代。

 40年前、麻雀やパチンコばかりしていても大学を卒業すれば必ず就職できていた時代とは比較にならないくらい悲惨な状況です。仕事をしたい!結婚して家庭を作りたい!子どもを作りたい!と思うのは贅沢なのでしょうか?子どもや若者の無力感はそのまま日本の未来の姿です。胸が詰まります。

 今回は珍しく政治問題に切り込みます。だって、黙っていられなくなりました。
(かんなまま)
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今の子育て支援だけでは解決しない問題


さわやかな晴天が続き、私達の子育て広場は大勢の親子でにぎわっています。「家に居たら息が詰まるから」と、広場に訪れるママも多いのです。密にならないように気を付けながらお外遊びに誘います。ママ達も安心してママ友やスタッフと色々な話をしてくれます。実は、そんなママ達の本音トークの中に笑えない現状が見え隠れしています。


その中には今の子育て支援だけでは解決しない問題がたくさんあります。経済的に困っている世帯が増えました。「夫が失業した」という話をよく耳にします。そして、コロナの影響で夫の給料が下がったので、早く働いてくれと頼まれて産休返上で働きに出るママもいます。

10代20代のシングルマザーや、不妊症でやっと授かった高齢出産のママも増えました。40代で初産のママも珍しくありません。仕事人間だったママは子育てモードになるのが難しいようです。子育ても管理、評価、更に向上を目指します。発達障害の疑いがあり見守りが必要な親子も増えました。

これは子どもがいる人の現状です。その他に、就職できないで引きこもりになった人、仕事が安定しなくて結婚したくてもできない人、子どもが欲しくてもできない人が増えてきていることを考えたら、若者のSOSは一個人の問題ではなく、日本の将来を左右する社会問題なのです。

本来なら家庭生活も仕事も一番脂がのっている世代なのですが・・・この苦しさは何なのでしょう。


現政権のいう少子化対策、その驚きの財源


残念ながら、政策を決める政治家は若者や子育ての生活感をわかっていません。一方、ママ達の関心ごとは日常の「赤ちゃんのうんちが出ない」「今日も子どもを怒ってしまった」「お給料日まであと5日をどうしよう?」というものです。そういう私も、子育て中はテレビの国会中継を見る余裕もなく目の前のことで精いっぱいでした。政治の世界とは次元の違うところで生活しているので、誰に投票したらいいのかさえ分かりません。


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ままぴよ日記 61 「いじめ・不登校」

 孫が今年1年生になりました。優しい先生で「学校が楽しい!」と言っていたのに、その先生が心の病気になって休職してしまいました。
 その代わりに担任外の再任用のベテランの先生が教える事になりました。
 100点を取らないと居残りをさせる先生です。孫は居残りさせられるのが怖くてドキドキしながら行くようになりました。宿題も何度も見直します。
 とうとう「学校に行きたくない!」と泣き出してしまいました。
 理由を聞くと「先生が怖い話をした」というのです。何と酒鬼薔薇事件の話をして子どもを脅しているようなのです。校門に子どもの頭が置いてあったとか、連れ出して殺された子がいるとか・・・!!
 びっくりして他の保護者に聞いたら、そこの子も怖がっているとの事。
 何という事でしょう!!「すぐに校長先生に話しなさい」と言ったのですが、親はなぜか弱い立場で、「クレーマーと思われたくないので話しにくい」というのです。
 この先生は教師の仕事を何と思っているのか?この先生だけが病んでいるのか?
 次から次にそんな先生の話を聞いてがっかりしている時に2019年度のいじめや不登校の調査結果が出ました。
 いやはや・・・これは子どもの問題行動ではなく、大人社会の問題です。
(かんなまま)
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年々増えているいじめや不登校


全国の学校が把握した2019年度のいじめ・不登校の件数が発表されました。
いじめの件数は初めて60万人を超え、不登校の子どもはおよそ18万人になってどちらも過去最高を記録しました。特に小学生のいじめの増加率はこの5年で4倍に増えたそうです。

出典:NHK NEWS WEB、以下同


いじめの状況は「冷やかし、からかい悪口」が一番多く、「軽くぶつかられる」が続き、「パソコン、スマホで誹謗中傷や嫌なことをされる」がこの5年で2倍以上増加しているそうです。

そして、不登校は中学生が1.5倍に対して小学生で2.1倍。



不登校の主な要因として、最も多かったのは小中学校ともに「無気力・不安」で40%程度でしたが、続いて多かったのは小学校では「親子の関わり方」で17%、中学校では「いじめを除く友人関係をめぐる問題」が17%となっています。40%の子どもが無気力?不安?日本の子どもが子どもでいられなくなっている証拠です。

このほか、小中学校と高校の暴力行為の発生件数は7万8787件で、統計を取り始めてから最も多くなりました。この5年で、中学校は減少している一方、小学校は4倍近くに増えています。



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ままぴよ日記 60 「好きこそ物の上手なれ」

 仕事柄ママに会うことが多いのですが「今の自分ではダメ」と思っている人の何と多い事か!
 家事ができないで落ち込んでいるママに「そんなに素敵なのに!」と正直に言うと「いえ、私は何もできないです。周りに負担をかけてばかりで・・・あれもこれもしなければと思うと体が動かなくなるのです」と。
 子どもができたばかりで同時進行で家事や育児を切り盛りできないのは当たり前。でも、そんな自分を責めているから「妻として、お母さんとしてしなければいけないと思っている重荷を1つずつ降ろしていこうね」と言いました。「意味が分かりません」ともっと不安そうな顔。
 「じゃあ、はっきり言うよ。家事が嫌いで苦手なママだっています。あなたはどちらかというと?」と聞いたら「嫌いです」と即答。
 「なあんだ、それが自分だよ。それを認めてあげて。それが悪いことだと思っているから辛くなるのよ。むしろ、そんなママは得意な人の何倍も頑張っているのよ。嫌いな事でも子どものために頑張ろうと思うこと自体が凄いよ」と言いました。

 そう、時として苦手な事でも克服しなければいけない時が来ます。それを自分でやりたいと思った時に頑張る力が湧いてくるものです。
 今はその力を出す前に自信を無くしている人が多いのです。それは苦手な事や嫌なことを散々やらされた結果かもしれません。

 逆に、好きな事ばかりしている子どもに「遊んでばかり!」と、やめさせてしまう事もしかり。今回はそんな好きな事ばかりしている孫のお話です。
(かんなまま)
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野球の大好きな「素振りのK君」


お嫁ちゃんの実家が野球場の近くにあり、よく連れて行ってもらってる孫のK君。会うたびに野球の話ばかりするようになりました。テレビでプロ野球の試合を見る時も立ち上がってバッター席にいるような気分です。そして自分がその選手になりきって素振りをします。それが上手なのです。選手の特徴をよく捉えています。漢字も選手の名前を通して覚えました。地名も選手の出身地で覚えました。宿題も野球を見たいから早く終わらせます。


今年、小学4年生ですが、息子夫婦が共働きなので放課後は学童に行っています。同じ年のいとこの子が野球チームに入っているのがうらやましくてたまりません。でも、小学生のスポーツクラブは親が本気になって関わらないと入れない仕組みになっています。週に3回練習があるので市民グラウンドまで車で送り迎えをします。土日はほとんど試合です。時々遠征もあります。その時の車の運転やお世話も親の役割なのです。

実は息子も私も少年野球でのいい思い出がありません。息子が子どもの頃、地区の行事として少年野球チームに入らなければいけませんでした。私は赤ちゃんが生まれたばかりで付いて行くことができませんでした。引っ込み思案の息子は行きたくないのに我慢して行っていたのです。

私も辛くて、あまり上手にならない息子に「勝ち負けは気にしないでいいからね。頑張っていっているだけで凄いよ」など励ましていました。ところが肝心の試合の日になると息子はいつもベンチです。別の野球クラブに入っている強打者軍団が試合の時だけ参加するので息子はいつも補欠で出番がなかったのです。それでも応援するために行かされていました。


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1歳未満の赤ちゃんを抱えた「ワンオペ育児」のママが病気になった時、どうする? 〜 ツイッターでの回答が悲惨 / かんなまま様の緊急寄稿あります

読者の方からの情報です。
赤ちゃんや幼児に対しての補助、全くされていない部分が垣間見れます。
  
これが
自助共助公助

現実
(DFR)
 雨滴堂さんという方が一つの問いをツイッター上で投げかけられました。「わずかの時間も目が離せない1歳未満の赤ちゃんを抱えたお母さんが、急に高熱と嘔吐に見舞われて、2〜3時間だけでも赤ちゃんを預けたい場合どうすれば良いか」というもの。近所に親族も知り合いもなく、症状があるためシッター派遣は断られた状況です。このような突発的な事態は特殊なことではなく、いくらでも起こりうると思われますが、たった一人で子育てせざるを得ない「ワンオペ」ママ達はどうされているのか。次々と寄せられた回答は想像を超えていました。最も期待される行政の「支援センター」など担当部署は基本的に事前の予約が必要なこと、また赤ちゃんの安全を重視するためでしょうか「1歳未満お断り」が壁となっていることも多いそうです。本当にたくさんの回答が、なす術もなく病気のお母さんがのたうちまわって忍耐のみで乗り切っておられるようでした。必要な行政支援があまりにも不足しているのが実態です。興味深いことに高級ホテルのベビーシッターサービスは高額ながら機能しているようです。また最後に回答された元児童相談所の職員さんは、自治体によって違いはあるけれども基本的に児相は即対応できると教えておられました。さらに自治体によっては電話一本で駆けつけるSOSサービスがあるらしい。これです、これ。ホテルができて行政ができないはずがない。できないとすればお金の問題ですね。支援する保健師など専門職員さんへの手厚い待遇があって24時間いつも待機しておられれば、助けを求めるママ達も安心です。五輪などドブに捨てるような巨額のお金を、どうかママ達を助けるために回して下さい。それ、私たちの納めたお金です。

※なんと、かんなまま様が日本の状況をレポートして下さいました!
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
【問い】


【回答編】

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