シャンティ・フーラのブログ

[スタッフ日誌] 第302回 パータの庭便り40

皆様、こんにちは。
猛暑、大雨、ケムトレイル…。いろいろと体調を崩す要因が多い日々ですが、いかがお過ごしでしょうか?

コロナ陽性者数が爆上がりで、またまたワクチン接種を勧められる大変な世の中のようです。田舎に引き籠っていると実際の感染状況などがよくわかりません。暑さに負けないように、皆様が平安であるようにと田舎の地から願うばかりです。

【コオニヤンマ】

ガレージの愛車の前に落ちて羽をバタつかせ飛び上がれずにいるトンボを見つけました。とても若々しくて、羽化したてに見えました。指を差し出すとスッと私に手に乗りました。私の手が気に入った様子で数分佇んでくれたので、夫にカメラを持って来てもらって写真撮影。そして、元気に飛び立って行きました。昆虫とも心を通じ合わせることができたような素敵なひと時でした。

【クレマチス】

耐寒性がよくわからず、冬の間は家の中で保護しておりました。5月に屋外に出したら咲いた花。しかし、現在あまりいい生育状態でありません。この秋には、鉢から出して地植えにしようと思っています。

【ジャガイモ】

4月中旬に、いつも宅配で取り寄せる農家さんのジャガイモ3種類を種イモとして畑に植えてみました。そして、7月に掘り出したジャガイモですが、なんと、植えた倍くらいしか採れませんでした!夫にスコップで結構深い穴を掘ってもらって埋めた種イモたち。無肥料のせいかあまり大きく育たず、掘っても1個しかジャガイモが出てこない場合もあり、うまく行ったとはいえませんね。 しかし、敷地を見渡せば、あちこちで自然に生えてるジャガイモがあるのです。掘り返すとそれなりに採れるではありませんか! 全部収穫せずに少し種イモとして残しておけば、無限に収穫できるのなら楽しいのですが…。

ところで、地面に転がしておいてもジャガイモが出来るとのことで、こちらの動画の2分28秒をご覧ください。ついでにお伝えすると、この「エミューと暮らすOLさん」の動画は驚愕です! なかなかに気概があり、自然、命の大切さを伝えてくださってると思います。
この方について、詳しく知りたい方は、こちらの長い記事をお読みください。
エミュー、なかなかに凄い鳥です。鳥も人間もそう変わりないなと思う私は、人間をエミューとして眺めれば、人のことが理解できるような気もしています。

【今日の情報】

食料危機に備えようという大きな目標を掲げ、ほとんど知識のないまま畑づくりに挑んだ私。雑草が農作物の背丈を超えると光合成が阻害されるので、農作物の周りの雑草を刈り取っては根元に積むという作業の日々。雨が降ればぐっと伸びる雑草たち。すぐに人が入れなくなるほどの草丈になるので、通路確保だけで一生懸命です。書いている本日に、小豆の畑の畔を草刈り機で刈った様子です。

さて、私に出会った頃の夫は、無農薬の自然農法で自給自足がしたいと口にしていました。なので私たちが福富町に移住してすぐに、農家さんに畑を借りて麦を蒔き、田んぼを借りて黒米を直播して育てたりしました。そして、「いや~、体力的に無理!」と、早々に諦めたという過去があります。ログハウスに住み始めてからも、隣家ガラモン家の土地の開墾、畑づくりも手伝ったことがありません。私も都会育ちでして、素手で土を触るのも苦手、汗をかくのも大嫌いです。

ガラモン家の土地は合計750坪。ガラモンさんは草一本生やさない主義。根から抜いた草はすべて燃やし土地はいつまでも砂漠状態で、スギナが生えては抜くを繰り返し、そのやせ地に肥料を投入して農作物を育てておりました。私たちとは育て方の意見が異なるので、遠い目でその様子を眺めていました。

しかし、かれこれ20年以上の月日が経ち、さすがのガラモンさんが高齢となり、草取りから引退してしまったのした。数年前にホの口病院に入院して後、体力が回復しなかったガラモンさんが、自分はもうできないから私たちに土地を任すと言ったのでした。
その頃のお話は、“ガラモン入院顛末記”がありますので、お暇があれば、ご覧ください。

☆ガラモン入院顛末記3☆

ガラモンの怪獣パワーは実に大きかった。ガラモンが通り過ぎた跡には、ありとあらゆる雑草が根こそぎに引き抜かれ、草1本、虫1匹いない砂漠と化すのだ。近くに住む農民たちにとって、この土地は神秘の谷だ。誰もが、「ここは何故か雑草が生えないのだ」と思い込んでいる。…

2016年5月(上)と2022年8月(下)の写真を比較してみましょう。

6年でこの変化!

しばらくはお手伝いの方に耕運機で耕していただいたり、エンジン式草刈り機で草を刈っていただいていたのですが、不耕起にして3年目くらいが経ったところです。生える草の種類が変わり、スギナからイネ科植物、カラスノエンドウなどが生えるようになりました。刈った草をそのまま土地に伏せていると、それら雑草が分解されてミミズや虫が増え、歩けば土がフワッと沈むようになり、無農薬、不耕起、無肥料の自然農法を始められる土壌がやっと出来たかなというところです。

自然農法の方のYouTubeを見て、この春に畑に種を蒔いた「からし菜、水菜、ルッコラ、人参、サラダ菜」は全滅で、一時絶望的な気分になりましたが、どうも、うちにたくさん居るスズメたちに新芽を食べられたのではないかと思います。今育っているのは、黒大豆、千石大豆、小豆、サツマイモ、里芋、キュウリ、トマト、カボチャ、ゴーヤ、ヘチマなど、苗から育てて畑に移植して育てる野菜がほとんどです。畑でトマトやカボチャ、アサガオが絡み合ってとても大きくなっていて、何がなんやら、どうすればいいんだ?の様相です。まずは自分で体験して失敗した後に他の方の育て方を学んだ方が頭に入りやすいかと思っての手探り状態です。

私のやっていることがお役に立つかどうかわかりませんが、草の中でも作物が育つことだけでも、 “畑便り”としてお伝え出来たらいいなと思っています。
お付き合いいただけますと幸いです。

検閲マーク-小

パータ こと 泰子

1件のコメント

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  1. 動画のエミューさん、かわゆいですね。
    エミューさんと過ごす時間は、
    私がお風呂入ってるとき
    ふわっと、鳥さんや虫さんたちの声が
    聞こえてきて、自然とひとつになった感じがするときと、似ているのかなとも思います。
    安らぎの時間ですよね。

    私は畑というほど大げさではなく
    キッチンガーデンというか、
    ほぼ花壇を楽しんでいます。

    パータ様がされている敷地は広いので、
    いづれいろんな野菜が採れそうで、たのしみですね。

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