Vol.9からの続きです。
土地の決済・引き渡しが終わった2015年5月、ログの設計と並行して土地の造成準備、検討を進めていきました。
造成の前に木々の伐採が必要でした。家を建てたい範囲にロープを張って場所を明確にすることにしました。
建築や造成に詳しいご近所の方が、助言と共に一緒にロープを張ってくださいました。
高低差があり、木々や小枝がいっぱいの山の中での作業はなかなか困難でした。
長いスケールを借りて設計中の家の大きさと車の進入路を測り、4、5箇所木にロープをくくりつけ、範囲を割り出しました。
このとき、そこに住んでいるであろう動物、虫、妖精たちに心の中で呼びかけて、木々の伐採、他の木々への移動お願いのようなことを伝えました。
その後、中西さんの通信文を読んで、長くから土地に育っていた木自身に、切らせてもらうことを丁寧にお願い、お詫びするべきだったと反省しています。
ご近所の方が安く木の伐採をしてくれる方を探してみると言ってくださり、地元の方にお願いできました。
おそらく100坪前後の範囲の木を伐採したのではないかと思います。
大きな長い木もあったため、7人で5日ほどかかったということでした。
木の伐採は、葉がついていない冬に行うのがよいそうですが、私たちが依頼をしたのは5月で青葉が茂っていました。
枝葉だけでも相当な量になっていましたが、近所の方の土地に捨てさせてもらいました。
チェーンソーで切った木は、1mくらいの長さにしてくださり(長い木は重いので私たちが持ち上げられない!)、建築の邪魔にならないところに置いてもらいました。
木の伐採後に行ってみると、これまでとはまったく違う光景になっていて驚きました。
山の勾配がよく分かり、眺望が広がり、「ここに家を建てるのか」と少しだけイメージできました。
山の形状が分かりやすくなった、この状態で造成の話しを進めていきました。
今、伐採した木は土地の中で横たわっています。
多くの木は、薪ストーブの燃料にする予定です。
大きな木は乾燥させて、その後 なにかに使えないかと考えています。
檜は、玄関の框に
栗の木は、スプーンや食器に
杉の木は、外の机やベンチの脚などに。
豊富に自然の恵みがある田舎暮らしです!
梅雨になる前に地面から離しておかないと木が腐ってしまうと聞きました。単管パイプの棚を作り、そこへ近日中に職人さんに手伝ってもらい、できる限りの木を移動したいと考えています。
◆ お願い ◆
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