シャンティ・フーラのブログ

アーカイブ: セルフビルド

最終話 夫婦で挑戦!ログハウス、建てました

Vol.72からの続きです。

これまで長期間の連載をお読みくださって、ありがとうございました。

パソコンの前での仕事ばかりで、体力のなかった私たち夫婦の挑戦でしたが、おかげさまで家が建てられました!

数年前、建築予定もないのに『ログハウスマガジン』を買い、ログハウス建築中の方の話を興味津々に聞いたころを思い出すと、今、ログハウスで暮らしていることが不思議な感覚です。

ログハウスは、予想以上に快適でした!
夏はログ材がひんやり涼しく、冬は暖房の熱が逃げにくく暖かい。

今でも、室内にはふわーっと杉の香りが広がることがあります。

木をふんだんに使っても、自分たちで施工すれば、ずいぶん安く建てられます。
建てる時間も経験も、貴重で素晴らしいものでした。

シャンティ・フーラでは、仕事の時間を大幅に減らし、家づくりをさせてもらいました。
スタッフにも、会社の環境にも感謝しています。

このありがたい経験を、少しでも社会に返したく、シャンティ・フーラサイトでブログを書かせてもらいました。

建築中、夫に作業の目的や意味など聞いていましたが、ブログを書くためには調べ直しが必要でした。また苦手な執筆にも時間がかかりました。
まとめるまでに大変な時間がかかってしまい、申し訳なく思っています。

これまでお読みくださった方に、またログハウスに興味がある方やセルフビルド検討中の方に、わずかでも役立つ情報があったなら幸いです。

そして、建築される場合は、安全と健康にどうぞお気をつけて。
快適で、満足できる素晴らしい家ができますように!

◆ お願い ◆

ログハウスの見学・訪問・家探しなどは、なにとぞご遠慮ください。
ログハウスの場所は非公開としています。見つけた方や場所をご存知の方の情報開示はお控えいただきますようお願い申し上げます。

ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

Vol.72 夫婦で挑戦!ログハウス、建てました
~あとがき(3)自分たちで施工してよかった点~

Vol.71からの続きです。

次に、自分たちで施工してよかった点です!

<3位> 自分たちのペースでできる

未完成で入居した後は、家具・家電が邪魔して、作業効率がガクンと落ちました。

ただ、実際に生活をしているので、使いやすさを考えながら、最適な状態に仕上げられるのがとてもよかったです!

引越前日!

引越前日

また、できる範囲まで造っておいて、その後 お金が用意できてから材料や設備品を買い足して、追加の作業をすることもできました。
これはセルフビルドだからやりやすいところだと思います。

現在は、外構の一部を整備しています。
まだ手がつけられていないウッドデッキも家の周りに製作予定。
室内の壁や窓枠も仕上げないといけません……。

まだまだやることがたくさんあります。

でも、未完成だからおもしろい!!
10年くらいかけて、じっくり家を育んでいくつもりです。

<2位> 自分たちでメンテナンスできる

材料も施工方法もすべてわかっているので、すぐに自分たちでメンテナンスできる!
これが本当に助かります!

ある休みの日、ゆったりした気持ちでパソコンの前に座ったら、いきなりポツンと水滴が落ちてきました。こともあろうに、仕事用の高価なパソコンの上で雨漏り!
あぁ、すぐに気付けてよかった!!

このあと、すぐに対処して事なきを得ました。(詳細は、前回のブログにあります)

なにかあっても問題点を推測しやすく、すぐに直せるのは、自分たちで施工しているから! 今後も自分たちで家のメンテナンスをしていけると思います。

<1位> 納得する家ができる!

建設中、毎日クタクタで体はしんどかったけれど、思い返すと「楽しかった」「やってよかった」と思えます!

自分たちなりの最善を尽くせたと思えるし、すべて自分たちの責任でなので、不平不満も出てきません。
失敗したところもありますが、それも含めて、納得できる家ができました。

そして、こだわって造ることもできました。

たとえば、ログハウスは隙間が多いというので、室内にたくさん虫が入ってくるかと思っていましたが、以前のマンション暮らしと変わりありませんでした。
これは、ログの隙間をしっかりと埋めたのがよかったようです。

業者さんには細かすぎてお願いできなようなことも、自分たちがやれば、とことんこだわれます。

また、ほぼすべての材料を自分たちで発注・調達したので、コストは抑えられたと思います。

大変だったけど、やってよかった!!
ただ、もう1度 最初から家を造る気力は、……ありません!

[番外編] ありがとう職人さん。

はじめてトンカチを持つふたりが建てるにしては、やや大きすぎたログハウス。

たくさんの経験とすごい力をお持ちの職人さんに応援をお願いできたおかげで、ログ材到着後、約1ヶ月で屋根の下地までできました。
そのため、ログ材は曲がることなく、雨にもあまり当たらず、きれいな状態で積むことができました。

おかげで、ログ材の到着後 10ヶ月で引越しできました。
工期が延びると、家賃や建築場所への移動交通費、仕事ができない期間が長くなるなど、お金の面にも影響します。

完全なセルフビルドではなくなりましたが、職人さんに応援をお願いできたことが、この建設の成功につながったと言えそうです。

ログキットをメーカーに注文すると、工務店やログビルダーを紹介してもらいやすいと思います。セルフビルド、ハーフビルドをされる際に「ヘルプ!」と言える人がいたら、心強いと思います。

[番外編] ログキットもよかったと思う!

設計してログ材を材木店へ注文したことにより、設計料や中間マージンがかかっていないので、国産材の割には安く購入できました。

この方法は、メリットがたくさんあり、我が家には最適だったと思います。

ただ、ログハウスメーカーが出しているログキットは、窓や屋根材、玄関扉、諸々の木材などがセットになっていて、その割には安いように感じます。総合的に、材料費はあまり変わらなかったかもしれません。

1から材料を考える時間がとれない忙しい人。
そして、気に入る間取りがある方にも、ログキットはいいように思います。

それから、見た目。
我が家のログ(杉)は、そのままの色だと和風な感じでした。
輸入のログキットでよく見かけるフィンランドのパイン材のログハウスは、節や木の感じがとてもかわいらしいなーと少し憧れます!

ログキットのメリットもたくさんあるように感じています。
これからログを建てる方に、最適なログ材が見つかりますように!

次回が最終話です。

◆ お願い ◆

ログハウスの見学・訪問・家探しなどは、なにとぞご遠慮ください。
ログハウスの場所は非公開としています。見つけた方や場所をご存知の方の情報開示はお控えいただきますようお願い申し上げます。

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Vol.71 夫婦で挑戦!ログハウス、建てました
~あとがき(2)失敗した点~

Vol.70からの続きです。

今日はログハウス造りの中で、失敗した点&お金がかかった点をあげてみます!

<3位> タイルは、できるだけ良いものに。

記事の中でも書きましたが、我が家ではキッチンやお風呂、屋外の玄関周りに、激安だった テラコッタ”風”タイルを使いました。

見た目はなかなかよかったのですが、汚れを落とそうとゴシゴシこすると、色が落ちてしまいます! 表面がザラザラしていて、掃除機をかけてもなかなかゴミが取れません。

掃除の際、板の間の数倍のエネルギーが必要です。

狭い場所なら、少々単価が高くてもトータルで何万円も変わることはなかったはず…。
品質のいいタイルにすればよかった!!

これから家を建てる方には、タイルは見た目や価格だけで決めないで、と伝えたいっ! きちんとサンプルを取り寄せて、施工しやすさ、掃除のしやすさを確認されるのがオススメです。

<2位> 高低差の大きい山林の土地

不動産屋さんに言われたように、土地にはそこそこのお金がかかりました。

特に、見積もりを見て驚いたのは、造成時の土の処分料!
その後、土を処分しないですむ方法が見つかり、この費用は抑えられましたのでずいぶん助かりました。

高低差のある土地はなにかとお金がかかることを、工事が始まってから実感しました。

住み始めて3年。つい最近、土地の一部を造成しました。
斜面が多い家の周囲をフラットにして、家の安全度を高めるため。それから家の周囲に車が入れるようにするため
です。

依頼したのは、ログ建築を手伝ってくださった職人さん(本業は土木!)。
一部の造成だけでも、そこそこの車が買えるほどの費用がかかりました。

まだまだ造成や外構工事が必要ですが、残りの作業は少しずつ自分たちでやっていこうと思っています。

なお、造成してくださった職人さんは、常に水の流れを意識されていました。
敷地内に完全にフラットなところはほとんどなく、わずかに角度がついて、U字溝に水が集まるように計算されています。
水はけの悪い土地ですが、大雨が降った後でも敷地内に水たまりができないのは、プロの仕事のおかげです。

造成にお金はかかりましたが、この土地の良い面もありました!
高低差があるおかげで、道路から家の中が見えないことや、敷地内でも立つ場所によって眺めが違って楽しめます。

一角は、木々に囲まれた良い空間です。
風が通り抜け、鳥たちが飛び交います。たぬきや鹿が歩いている姿も見かけます。
そこに座っているだけで、心が満たされるような感覚になります。

高低差があるから、この土地はおもしろく、この土地でよかった!と思えるのですが、考えていた以上にお金がかかったという意味で、失敗の第2位としました。

<1位> 屋根勾配

以前の記事に、雨漏り後、補修して問題なくなったと書いたのですが、なんとその後も雨漏りしました!

薪ストーブの煙突部分の補修をしたことによって、別の箇所から水が漏れてきたのです。 どうやら根本の原因が直っていなかったのです。

まだ完全に直ったかは分かりませんが、一番の原因は、屋根勾配にあると思われます。

うちは、3寸勾配という傾斜のゆるい屋根勾配です。
強風&豪雨のときに、屋根材の隙間から入った雨水が瓦桟(かわらさんぎ)にどんどんたまり、勾配がゆるい分、たまった雨水が流れにくく停滞し、その付近のルーフィングの隙間から雨漏りしたようなのです。

そこで、瓦桟の一部に穴を開け、水が入ってもすぐに流れるようにしました。
また、ルーリングの小さな隙間もコーキング材で埋めました。

まだ様子見ですが、その後は、雨漏りしていません。

設計の初期段階では、4寸勾配で考えていたのですが、3寸勾配に変えたのです。

ログ材の見積もりを取ったあと、予算オーバーだったので、家の中央のログ材の本数を減らしました。

ログ材を減らしたのに、そのままの屋根勾配だと、窓から軒が大きく見え、眺望の妨げになります。室内も暗くなりがちです。そのため、屋根勾配をゆるやかな3寸勾配に変えたのでした。

もう少し屋根勾配があれば、雨のときの水の流れがよかったし、雨漏りも起こらなかったのではないかと思います。また、3寸勾配で使える瓦もほとんどありません。

以上のことから、屋根勾配がもう少しあればよかった、というのが、失敗の第1位です。

1度家づくりを経験した今なら、軒の角度を変えるなどして、屋根の勾配をつける方法を考えられるのにねー、と話しています。

次回は「自分たちで建ててよかったBest3」です。

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Vol.70 夫婦で挑戦!ログハウス、建てました ~あとがき(1)~

Vol.69からの続きです。

前回までで、家造りの情報は書き終わりました!
長期間での連載となりました。ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

これから数回にわけて、あとがきとして書いていく予定です。
ラストまであと少しの間、お付き合いください!

建築に関して、参考にしたもの

自分たちで設計、施工すると、経験のある人やログメーカーに相談することができません。とにかく、いろいろと調べまくりました!

夫の主な情報源は、ネット! 在来工法の情報も大いに役立っていました。
D.I.Yが盛んな海外の動画サイトもチェックしていたそうです。

私は内装のことを考える機会が多かったですが、知識に乏しく、次章で紹介する本を頼りにしていました。

そして、小さな家の管理人さんが書いてくださった、竹下氏が設計に携わった家の情報は大変参考になりました!

野地板が無垢材必須だったわけ、床材は3cm以上の厚みを推奨されていること、天井の空気層の効果、断熱性の面からログの厚み9cm以上など……、
今は、実によくわかります!

住み心地を快適にし、少しでも長持ちする家にするための重要ポイントが満載です!
少々コストアップしても、取り入れる価値があります!

◆ 映像配信での解説も参考に!

映像配信「家族の絆 〜夫婦(104):住宅ローンの罠〜」では、竹下氏が250万円で建てたセルフビルドの話が出てきます。

ここで、住宅ローンの怖さを知りました。
家を建てるときに知っておくといい情報がふんだんに出てきます!

参考になった書籍

▶︎ 350万円で自分の家をつくる(畠山サトル著・エクスナレッジ)

地盤調査や測量、基礎工事などもふくめ、ほぼ100%セルフビルドされた方の書籍。
この本で、家造りの全体像を把握できました。(ログハウスではありません)

手書きの絵があるのも読みやすさにつながっていて、著者の精密さも伺えます。

▶︎ サクッとわかる木構造(建築知識 (編集)・エクスナレッジ)

設計するときに夫が参考にしたという本。

専門的すぎて、私は読んでいません……。

▶︎ LOG HOUSE MAGAZINE(地球丸)

成功/失敗談、予算などについて、ログハウスマガジンが参考になりました。

ただ、残念ながら出版社が倒産したとのこと。今後、別の出版社で継続されるといいのですが……。

バックナンバーはまだ買えるようです。

(ログハウスマガジンをプレゼント企画でお客様にお譲りしましたが、当選者の息子さんが喜んでくださったとの報告を聞いて、大変嬉しかったです!)

▶︎ フレンチ・シックなインテリアの家に暮らしたい (主婦の友社)
▶︎ シンプル・シックなインテリアの家に暮らしたい (主婦の友社)

内装を考える時に、何度も何度も見直した本。

設計図が書かれているページがあったり、設備類や材料の購入先・メーカー名が書かれていて、真似しやすいようになっています。

▶︎ 理想の間取りを手に入れた ナチュラルスタイルの家 (主婦と生活社)
▶︎ 30代夫婦が予算内で建てた ナチュラル&シンプルな家 (主婦と生活社)

この本も、内装を考えるときに参考になりました。
写真が豊富で、オシャレな住居がたくさん紹介されています。

次回は、「自分たちで建ててよかったBest3&失敗したBest3」です。

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Vol.69 夫婦で挑戦!ログハウス、建ててみます
~登記(2)~

Vol.68からの続きです。

未完成の家だけど、固定資産税 家屋調査!

登記を行うと、各市町村の固定資産税課に通知され、家屋評価担当による家屋調査が行われます。

調査日を決める電話連絡の際、「住んでいるけど室内外がひどく未完成である」と伝えました。しかし、ひとまず調査したいとのこと。

調査では、いろいろな箇所の寸法を測ったり、設備類を確認されました。お風呂の作り方、屋根材などについては、資材や作り方などの質問を受けました。

そして最後に「思っていた以上に、未完成だった」と室内を撮影され「役所に戻って、対 応を考えます」とお帰りになりました。

その後、来年の固定資産税のために評価が必要な時期になったとあまり変わっていない状況でしたが、もう1度 調査に来られました。

お渡ししている平面図よりも、現段階での状態で評価をされました。
そして、いずれ建物が完成しても(増築などをしない限りは)連絡は不要とのこと。

未完成状態だと評価が低くなりそうに感じられるかもしれませんが…
実際は、実家を新築したときの固定資産税と比較すると、延床面積が小さい割には高めだったように思います。
(ログハウスは「丸太組構法建物の評価基準表」を用いての評価で、全般的に高く算出される傾向がある」という情報もありました。)

翌年から、きちんと固定資産税の徴収がはじまりました!

登記と贈与には、気をつける!

念のため、建築前に夫婦で家を建てる場合の税金について調べました。

そこで驚いたのは、マイホームの購入では、夫婦であっても資金援助がなされると、贈与税がかかるということ!
夫婦なのに、ふたりの収入を一緒に考えちゃいけないなんて、びっくり!
(わかりやすい解説がこちらにありました!)

気をつけたポイント!

▶︎ Point1:建築資金の出所を、明確に説明できるように

我が家は共働きで、ふたりの収入で土地を買い、家を建てる計画でした。
税務署から確認があった場合に預金通帳で収入の証明ができるよう、各自の通帳でこれまでの収入を確認し、それぞれの建築資金を明確にしておきました。

そして、造成費、基礎工事、ログ材、屋根材など、建築費用の請求書や振り込む際の名義に気をつけ、支払総額が夫と私のそれぞれの建築資金額内であるように注意しました。

▶︎ Point2:建築資金の出所と、登記上の持分に矛盾がないように

所有権登記をするときには、夫と私のそれぞれの建築資金の割合通りに登記を行いました。

なお、法務局で建物表題登記をする際、ログ材の請求書・領収書が、建物登記者の名義と一致していることを確認されました。

登記の持分の仕方によって、夫婦間で贈与税がかかるなんてことにならないよう、これから家を建てられる方などは国税庁のHP(共働きの夫婦が住宅を買ったとき)をご覧ください。

※ただし、婚姻期間が20年以上の夫婦間においては、最高で2,000万円まで控除できるようです。

登記をしたのは3年前。
改めて調べながらまとめましたが、情報が古かったり、勘違いが含まれている可能性があります。実際に登記をされる際は、法務局や国税庁のサイトでお調べください。

◆ お願い ◆

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ログハウスの場所は非公開としています。見つけた方や場所をご存知の方の情報開示はお控えいただきますようお願い申し上げます。

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