Vol.31からの続きです。
ストーンチップの搬入
ネットで購入したストーンチップを、トラックから降ろすのも懸念事項の1つでした。
届いたときに職人さんがおられたので、ユニックも使って荷下ろしや材の移動などを協力してもらえました。
ストーンチップを屋根へ上げるために、ログ積みのときに使おうと考えていたウィンチ(職人さんのおかげで、ログ積み時は未使用)を使うことにしました。
半日かけて準備し、いざ使ってみると……!屋根の上でストーンチップを受け取るのが危なっかしくて、1回で使用中止に!!
しかし、その日の午後、私が外出先から戻ると、すべてのストーンチップが屋根の上に上がっているではありませんか!すごいー!
「ちょっと空き時間ができたから」と夫の友人が来てくれたそうです。
「今、屋根材をあげてるんだ」と話すと、体力があるその友人が屋根の上へピョンピョンと上がり、手伝ってくれたそうです。おかげで2時間ほどで終わったとか。人力ってすごいです。
建築中、女性では手伝えない箇所がいくつかあったのですが、協力してくれる人たちのおかげで助けられました。
屋根を葺く
ストーンチップは、瓦桟に向かってビスで留めていきます。
両サイドだけはサイズ調整が必要で、金物用のハサミでカットしながら留めていました。
小さめの家といえども平屋の屋根は大きくて、時間がかかる作業でした。 なお、薪ストーブの煙突を出す付近だけは、開けておきました。
私は何度か屋根の上へ登りましたが、脚立から屋根へ移る瞬間が怖かったです。靴はすべりにくいものに履き替えるようにしていました。
ただ、勾配がゆるい屋根のため、屋根の上での作業はやりやすかったです。
屋根の上は、秋でも暑かったです。
天井裏の通気
天井裏の空気を流すための通気材を棟の部分(屋根の一番上)につけました。
軒から空気が入るようにして、夏の熱気が天井裏にたまらないようにするためです。
ログハウスということもあると思うのですが、昨夏は想像以上に快適に過ごせました。
設計変更
設計時、北向きの部屋の採光と通風が気になって、2〜3箇所に天窓をつけることを考えていました。
ただ夫が設計を勉強している時、先生から「設計をしていると天窓がつけたくなるけれど、どんなに対処をしても雨漏りする!つけるべからず!」と何度も聞いていたそうです。メリットとデメリットがある天窓さん。
結論がでないまま、家を造りながら考えることにしました。
屋根工事の終盤、屋根に穴を開け、薪ストーブ用の煙突を取り付けました。
しかーし、慎重に対策をしていたにもかかわらず、どしゃぶりの雨が降ったときには煙突部分から雨漏りしました。(その後、対処を重ねて、現在は大丈夫!)
この経験から、天窓はつけないことに決定しました。
北向きの部屋は昼間でも照明がいると思っていましたが、住んでみると周囲に高い建物がないので、予想以上に明るかったです。
驚いたことに、軒が長い南側の窓辺より北側の窓辺の方が明るい時間もあります!
現場で確認をしながら設計変更ができるのはよかったです!
(建築確認申請を出している場合、計画変更の申請が必要な場合があります)
◆ お願い ◆
ログハウスの見学・訪問・家探しなどは、なにとぞご遠慮ください。
ログハウスの場所は非公開としています。見つけた方や場所をご存知の方の情報開示はお控えいただきますようお願い申し上げます。
ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。