Vol.71からの続きです。
次に、自分たちで施工してよかった点です!
<3位> 自分たちのペースでできる
未完成で入居した後は、家具・家電が邪魔して、作業効率がガクンと落ちました。
ただ、実際に生活をしているので、使いやすさを考えながら、最適な状態に仕上げられるのがとてもよかったです!
また、できる範囲まで造っておいて、その後 お金が用意できてから材料や設備品を買い足して、追加の作業をすることもできました。
これはセルフビルドだからやりやすいところだと思います。
現在は、外構の一部を整備しています。
まだ手がつけられていないウッドデッキも家の周りに製作予定。
室内の壁や窓枠も仕上げないといけません……。
まだまだやることがたくさんあります。
でも、未完成だからおもしろい!!
10年くらいかけて、じっくり家を育んでいくつもりです。
<2位> 自分たちでメンテナンスできる
材料も施工方法もすべてわかっているので、すぐに自分たちでメンテナンスできる!
これが本当に助かります!
ある休みの日、ゆったりした気持ちでパソコンの前に座ったら、いきなりポツンと水滴が落ちてきました。こともあろうに、仕事用の高価なパソコンの上で雨漏り!
あぁ、すぐに気付けてよかった!!
このあと、すぐに対処して事なきを得ました。(詳細は、前回のブログにあります)
なにかあっても問題点を推測しやすく、すぐに直せるのは、自分たちで施工しているから! 今後も自分たちで家のメンテナンスをしていけると思います。
<1位> 納得する家ができる!
建設中、毎日クタクタで体はしんどかったけれど、思い返すと「楽しかった」「やってよかった」と思えます!
自分たちなりの最善を尽くせたと思えるし、すべて自分たちの責任でなので、不平不満も出てきません。
失敗したところもありますが、それも含めて、納得できる家ができました。
そして、こだわって造ることもできました。
たとえば、ログハウスは隙間が多いというので、室内にたくさん虫が入ってくるかと思っていましたが、以前のマンション暮らしと変わりありませんでした。
これは、ログの隙間をしっかりと埋めたのがよかったようです。
業者さんには細かすぎてお願いできなようなことも、自分たちがやれば、とことんこだわれます。
また、ほぼすべての材料を自分たちで発注・調達したので、コストは抑えられたと思います。
大変だったけど、やってよかった!!
ただ、もう1度 最初から家を造る気力は、……ありません!
[番外編] ありがとう職人さん。
はじめてトンカチを持つふたりが建てるにしては、やや大きすぎたログハウス。
たくさんの経験とすごい力をお持ちの職人さんに応援をお願いできたおかげで、ログ材到着後、約1ヶ月で屋根の下地までできました。
そのため、ログ材は曲がることなく、雨にもあまり当たらず、きれいな状態で積むことができました。
おかげで、ログ材の到着後 10ヶ月で引越しできました。
工期が延びると、家賃や建築場所への移動交通費、仕事ができない期間が長くなるなど、お金の面にも影響します。
完全なセルフビルドではなくなりましたが、職人さんに応援をお願いできたことが、この建設の成功につながったと言えそうです。
ログキットをメーカーに注文すると、工務店やログビルダーを紹介してもらいやすいと思います。セルフビルド、ハーフビルドをされる際に「ヘルプ!」と言える人がいたら、心強いと思います。
[番外編] ログキットもよかったと思う!
設計してログ材を材木店へ注文したことにより、設計料や中間マージンがかかっていないので、国産材の割には安く購入できました。
この方法は、メリットがたくさんあり、我が家には最適だったと思います。
ただ、ログハウスメーカーが出しているログキットは、窓や屋根材、玄関扉、諸々の木材などがセットになっていて、その割には安いように感じます。総合的に、材料費はあまり変わらなかったかもしれません。
1から材料を考える時間がとれない忙しい人。
そして、気に入る間取りがある方にも、ログキットはいいように思います。
それから、見た目。
我が家のログ(杉)は、そのままの色だと和風な感じでした。
輸入のログキットでよく見かけるフィンランドのパイン材のログハウスは、節や木の感じがとてもかわいらしいなーと少し憧れます!
ログキットのメリットもたくさんあるように感じています。
これからログを建てる方に、最適なログ材が見つかりますように!
次回が最終話です。
◆ お願い ◆
ログハウスの見学・訪問・家探しなどは、なにとぞご遠慮ください。
ログハウスの場所は非公開としています。見つけた方や場所をご存知の方の情報開示はお控えいただきますようお願い申し上げます。
ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。