Vol.54からの続きです。
3.室内の電気工事
天井を作って照明用の差し込み口を作ったり、複数の間仕切り壁にスイッチやコンセントをつけたり、電気工事はたくさんあるのですが、間仕切り壁を作るたびに何度も電気屋さんへ依頼するわけにはいかないので、電気工事は施工前から悩みの種でした。
しばらくの間、室内の電気工事が決まらない状態でしたが、手伝いにきてくれた夫の友人(電気のプロ!)が、室内の電気工事の一部を協力してくれました。
また、夫も電気工事士の資格を取り、多くの電気工事を自分で行いました。これはコストダウンにつながりました。
コンセントやスイッチの位置は、設計時に考えていました。
夫とともに何度も行動を想像し、動線の予測をしました。そのおかげで、失敗はほとんどありませんでした。
ログ材にコンセントやスイッチをつける場合、電気配線図を確認して、電気線の位置にドリルで穴を開けると、ログの中に電気線用の通し穴が出てきます。ここに電気線が通ります。
(木材加工会社でログ材をプレカットしてもらう時に、通し穴は開けてもらっていました。)
1本の電気線だと楽々 通りますが、数本の電気線、LANケーブル、テレビ線が通る箇所は、通りにくくて大変でした。
また、コンセントやスイッチをつけるために、ログ材を鑿(のみ)を使って四角にくり抜くのは時間がかかりました。
我が家は間仕切り壁が多くあったので、できる限り 電気線はこの壁の中を通すように考えていました。 ログは構造材も兼ねているので、なるべく通し穴を開けたくなかったことと、施工が大変なためです。
間仕切り壁へのコンセントやスイッチの取り付けは、電気線を通し、ボックスを取り付け、板を張り、電気工事を行います。
間仕切り壁であれば、建築中にコンセントを増減したり、スイッチの位置を変えることもできます!
パソコンをつなぐ予定の場所では、アース端子付きコンセントにしました。
アースが余分な電気を逃がしてくれ、パソコンからの電場の値がゼロに近くなるそうです。
また、LANケーブルも出しておきました。
分電盤の横に室内LAN用のルーターを設置する予定で考え、電気線と同じように、天井の内側や床下にLANケーブルを準備していました。
引越し前に照明や各部屋のコンセントをつける時間がとれなかったので、引越し後もしばらくは工事用の照明と延長コードで生活しました。
1部屋ずつ照明がついていき、コンセントが各部屋にでき、どんどん生活が便利になっていき、電気のありがたみを感じました。
なお、電気線や必要な部品は、ほとんどをネットで購入しました。
◆ お願い ◆
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