Vol.52からの続きです。
1.間仕切り壁
ログハウスの部屋と部屋を区切る壁は、
ログ材の壁と、造作した間仕切り壁の2種類があります。
我が家の場合は、大きめの部屋はログ材で囲まれていますが、洗面所とトイレ、納戸、私の仕事部屋などの1〜3畳以内の個室は、間仕切り壁で区切っています。
2.間仕切り壁の造作
造作壁を作るために、最初に柱と間柱で骨組みを作ります。
ログハウスはセトリング(ログ材の乾燥による収縮などによって、ログ壁が徐々に下がってくる現象)があるので、壁や天井に柱を固定できません。
そのため、この柱は床の土台に固定します。
もう1つ、セトリング対策の一工夫!
ログ壁に固定したい柱には、切り込みをいれます。
その切り込みにコーチボルトを入れてとめます。
これでセトリングによってログ壁が下がってきても、柱がその影響を受けずスライドできるようになります。
柱が垂直に立っているかは、下げ振りという糸に重しをつけて垂直確認をする道具を使います。 しばらく下げ振りをつかっていましたが、途中から 糸の固定が不要で、水平・垂直が一度にわかる水平器を購入して確認しました。
骨組みができたら、板張りです!板は、杉材です。
この板は、薄くて軽く、施工も楽!
指定の長さにカットしたら、それをどんどん張っていくだけです!
1日でかなりの量が張れるので、変化が見えやすくて楽しい作業でした。
一面に板が張れたら、反対側に羊毛の断熱材を入れます。
そして、断熱材を隠すように杉板を張ったら、間仕切り壁の完成です!
とはいえ、我が家はまだまだ未完成部分が多く、間仕切り壁が仕上がっていない箇所がいくつかあります。
リビングの大きな間仕切り壁は、杉板を貼るのではなく珪藻土を塗ることを考えていたり、壁の中にステンドグラスかガラスブロックを入れて明かりとりをすることなど、住んでいるといろいろなアイデアがでてきて、今もなお(!) 未完成の状態も楽しんでいます。
◆ お願い ◆
ログハウスの見学・訪問・家探しなどは、なにとぞご遠慮ください。
ログハウスの場所は非公開としています。見つけた方や場所をご存知の方の情報開示はお控えいただきますようお願い申し上げます。
ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。